2021年 上半期では13本のスマートウォッチをレビューしましたが、下半期ではちょっと少なめな8本に収まりました。
とはいえそこそこレビューしたなーという事で、下半期も振り返ってみようと思います。realme、Oppo、Xiaomi、TicWatch、Amazfit、HUAWEIなどなど勢揃いでどのスマートウォッチを買おうか悩んでいる方や、これからデビューしようとしている方にオススメなコンテンツです!
realme Watch2 PRO
まず、いきなりなんですが皆さんrealmeのサブブランド「DIZO」がシレッと日本で正式展開している事気づいていましたか?
何のプレスリリースも無く、Amazonで公式ストアが出来ています。
「DIZO」とブランド名を変えていますが、実際にはrealmeで展開したプロダクトをリネームして展開しており、このrealme Watch2 ProもDIZO WATACH Proとして販売されています。ただし、こちらも何と日本語非対応。正式に日本語に対応しているのはDIZO WATCH2のみです。ややこしいわ。
話はrealme Watch2 Proに戻りますが、こちら正式には日本では展開されなかったため、実際にはUIが英語のみです。ただ、通知は日本語に対応してるんです。
中途半端にバグりながら。なぜか通知2軒目から表示がされないという良くわからないバグを持っておりどちらかというと、消すはずだった日本語を消せてないというバグです。まぁこれに関してはもちろん分かった上で買ってるんでマイナスに評価するのは間違っていますね。ただし、前述したリブランド品のDIZO WATCHも同様の仕様なんで注意しましょう。
一応、UIも簡単な英語なんで普段使いとして使えない事はありません。低価格ながらGPSを搭載していたりと頑張っていますが、GPSの精度は非常に低かったです。
これはrealmeのスマートウォッチ全体に言える事なんですが、ウォッチフェイスの品質が非常に低いです。
筐体やシステムUIは平均以上のクオリティを持っているのに、なぜウォッチフェイスのみあんな奇抜でレベルの低いクオリティなんでしょうか。
逆に言うとそこをクリアすればrealmeのウェアラブルもグッと良くなるはずです。お願いだからデザインをもっと拘ってほしいです。
あと、今現在日本での展開がおそすぎて「Youは何しに日本へ?」という状態になってしまっています。
上半期でもrealmeへの辛口コメントからスタートしましたが、下半期でも安定の辛口コメントスタートでした。
Oppo Watch Free
上半期でベストヒットを飛ばしたHUAWEI Band6シリーズ。これまでのスマートバンドというカテゴリのあり方をガラッと変えた傑作中スマートバンドでしょう。
そんな傑作スマートバンドをまるぱk…リスペクトして発売されたのがこのOppo Watch Freeです。
実際にはBand6というより、HUAWEI WATCH Fitシリーズに似ているんですが、見た目はFit・機能はBand6というような感じですね。
私はこの大きすぎず小さすぎない縦長デザインが本当に大好きなんで、このOppo Watch Freeもデザイン的には非常に好みです。
ポリカーボネートなが一見するとアルミのような仕上げは美しく、レザー調に仕上げたシリコンベルトの質感も良いです。
ウォッチフェイスは40種類と少ないながら、ライブペイントやAIウォッチフェイスといったOppo独自のデザインカスタマイズはとてもユニークです。
かなりいい線行ってるスマートバンドではあるんですが、やっぱりHUAWEI WATCH Fitと並べると、二番煎じ感が否めません。ていうかウォッチフェイスまで似せなくてもと思います。
Oppo Watch Freeの唯一のアイデンティティは睡眠ログ・イビキ解析にあります。睡眠時の血中酸素濃度のリアルタイム測定と、イビキの音を解析する事で
睡眠時の呼吸健康度を可視化してくれるという、とてもユニークなスマートバンドです。
このイビキ解析こそOppo Watch Freeの注目すべき点なんですが、ちょっとイビキ解析がシビアなようです。わかりやすくイビキをかく方には良いのかもしれませんが私のように比較的静かに寝る人間には、この機能自体を検証する術が無く、唯一の利点をレビューで届けられないジレンマに陥りました。
本来なら動画レビューもする所なんですが、唯一のアイデンティティたるイビキ解析がちゃんと伝えれないレビューに意味はあるのか?と自問し、半分撮影してましたが結局お蔵入りに…。まぁすでに有名レビュワーがやり尽くしてたし…
あと数千円だせばGPSの付いたHUAWEI WATCH Fitを買えますし、小さめでよければBand6がより安く買えます。
品質は高いながらもどこか中途半端な印象を否めず、日本で出すのが遅かった事もありイマイチパッとしないスマートバンドでした。
TicWatch Pro3 Ultra
こちらは提供品ではありましたが、初めてのAndroid TicWatchという事でワクワクしながらレビューをしました。
結果的に、非常に気に入っているスマートウォッチです。
これまで基本的に中華系独自OSを採用したスマートウォッチがメインで紹介してきましたが、ハイエンドなAndroid WearOSは「電池持ちが悪い」というイメージのみが自分の中で先行しており手つかずでした。実際に今現在においてもそのバッテリー持ちの差は埋められない状態ではありますが
このTicWatch Pro3 UltraはWearOSとしては驚異的な3日間のバッテリー持ちを実現しています。
2層ディスプレイを採用する事で、普段は消費電力の少ないモノクロ液晶を使い消費電力を抑えたり、本体のバッテリーが残り少なくなった場合に
強制的にモノクロ液晶のみに切り替える事で時計としての機能は確保したりと、バッテリー持ちについてユニークなアプローチが行われています。
デザインも男性向けではありますが、ストレートにカッコいいと思えるスポーツウォッチデザインで、本体の質感もよいのでカジュアルにもフォーマルにも使える幅の広さがあります。ウォッチフェイスもWearOSならではの豊富さで飽きませんね。
機能性はというと、基本的なスペックの高さに加えて、昨今のスマートウォッチに求められるヘルスケア機能も網羅されており
Googleのサービスとも相性が良く、カスタマイズ性も高いので独自OS系のスマートウォッチでは絶対に真似の出来ない豊かさがありますね。
総じて、ガジェットファンとして楽しめるワクワクするカスタマイズ性と、実用的なバッテリー持ちを両立した使っていて愛着が持てるスマートウォッチでした。
WearOS機であれば間違い無くオススメですし、スマートウォッチに高い機能性を求める方にもオススメできるプロダクトです。
Xiaomi Watch Color2
前作Xiaomi Mi Watchは日本でも爆発的なヒットをし、今現在でもコスパ最強スマートウォッチとして売れに売れ続けています。
そんなMi Watchの後継とも言えるのが、こちらのXiaomi Watch Color2です。
正式にはColorシリーズは中国国内限定のプロダクトなんで購入したものは中国版です。なので日本語やおろか英語すら入っていません。
ただし、通知は日本語にしっかり対応しているので、ある程度分かっている人ならばそこそこ使えるのでは無いでしょうか?
やはり本命はこのColor2をベースとするであろうグローバル版ですね。今から待ち遠しいです。
ちなみに、私が所有しているColor2ですが、海外では多言語化カスタムの方法が存在し、私も完全日本語化を行い使っています。
日本語化をするにはロシア人エンジニアにお金を払う必要があったりと敷居は非常に高く、自己責任なんでオススメしませんが気になる方はブログにて方法を掲載しております。というわけで、今現在、一番Mi Watch2に近いモノを所有しているわけであります。
で、実際にXiaomi Watch Color2の特徴としては独自のアプリストアに対応した事が大きな点でしょう。
もちろん、中国版なんで中国語がメインですし、サービスも中国国内のサービスがベースにあるんで、日本で使う事なんか考えらていません。
なので、このアプリストア自体が現時点では特に恩恵も無いですね。中国の音楽ストリーミングであるネットイースミュージックのアプリがありますが
これに匹敵するぐらいの目玉アプリをグローバルでも展開できるかが重要な気がします。その他、機能面に置いてはSpO2の自動測定に対応した事、UI周りが一新しモダンな印象になった事がポイントでしょうか。
着実にMiWatchより進化はしているんですが、その他メーカーのモノと比べてインパクトに欠けるのは正直な印象で
グローバル版がいくらになるかで評価が分かれそうなプロダクトです。
Xiaomi Mi Watch Color 2(Aliexpress)
Xiaomi Watch Color 2 (Banggood)
Amazfit GTS2 mini
実際は昨年には発売されていたスマートウォッチなんですが、ただの廉価版だろうと見過ごしていたスマートウォッチです。
実際には廉価版では無く、コンパクトなデザインに機能をギュッと詰め込みまくって、価格を手頃に抑えた名品とも言えるスマートウォッチでした。
正直、このスマートウォッチはもっと売れていいと思います。MiWatchばかりがコスパ最強!ともてはやされていますがAmazfit GTS2 miniもそれに匹敵するぐらいのパフォーマンスを秘めています。
まずデザイン性が高く、のっぺりとしがちなアルミ筐体のエッジをカットする事で、金属の輝きをプラス。その事で見た目的に無印シリーズより華やかさがプラスされています。また、大柄になりがちなスマートウォッチにおいて、横35mm、縦40mmと非常にコンパクトにまとまっており、腕の細い方や、女性にもオススメできるスマートウォッチです。
miniという名称のためか機能を省かれた廉価版かと思いきや、まったくそんな事は無く、無いのは音楽再生ようのスピーカーと通話機能ぐらいのもので音声アシストやGPSもしっかりと対応しています。
価格も定価は12,000円ですが、基本的にクーポンが配布されているのでギリギリ1万円以下の9,999円で購入可能です。
この価格帯においてはHUAWEI Band6が圧倒的に強い印象ですが、はっきり言って機能性はAmazfit GTS2 miniが優れていますし実際はコスパ最強と言われているMi Watchと並ぶスマートウォッチです。MiWatchがでかすぎる…!という方にはオススメな一本ですね。
あまり一方的にべた褒めするとレビューの質として疑われそうですが、実際あまりネガティブな要素が無いんですよね。
しいてあら捜しをするならば、UI周りの動作感が、1世代古いモノに落ち着いている点ですが、これも省電力性というメリットにつながってる点なんですよね…。
総じて、気軽に買えるスマートウォッチとしては価格以上の体験を与えてくれる素晴らしいスマートウォッチだと思います。
Amazfit GTR3 Pro
同じくAmazfitから今年の目玉でありフラッグシップのGTR3 PROです。今期から、独自開発したZeppOSを採用し、劇的に進化を遂げました。
XiaomiWatchColor同様に目玉となるのは独自のアプリエコシステムに対応した事。そのほか、圧倒的な軽量化による軽快な操作性などがポイントでしょう。
まず、外観的に特徴的なのは大型のリューズクラウンで回転操作にも対応しています。デザインのアイコンとして存在し、前作よりもよりスマートでクラシックな印象を持ちます。ファッションブランド「HELIOT EMIL」とコラボレートをしたりと、ブランドイメージをよりスマートでモダンなベクトルに寄せてきてきましたね。
新採用のZeppOSは、圧倒的な軽量化を行い動作感の軽さは今期発売されたスマートウォッチのなかではピカイチでは無いでしょうか。
また、MiniAppFrameworkという構成をとる事で、追加アプリなどに柔軟に対応できるようになりました。今現在は、Amazfit謹製のアプリしかストアには並んでいませんが今後開発環境も公開していくということです。
これはGTR3シリーズ独自の機能というわけではありませんが、ヘルスケアにて睡眠時の呼吸状態をグラフ化する「呼吸困難グラフ」という機能が使えます。
睡眠ログの拡充は、実はその他メーカーも力を入れている項目です。Amazfitの呼吸困難グラフはとてもわかり易く、データの付加価値としてはとても意味のあるものだと評価します。この辺はやはりヘルスケア企業という側面が強いAmazfitならではです。
デザイン性良し、機能性良し、ヘルスケアも強いと、スマートウォッチとして本格的にトップブランドになったAmazfitですがそのかわり価格もトップクラスになってしまいました。これに関しては日本国内での話ですがグローバル版が26,000円なのに対して日本国内版は40,000円という価格設定が残念なポイントです。
独自OS系のスマートウォッチとしてはかなり強気な価格設定だと思います。
これらはおそらく日本国内での販促費用も加味されており、実際にこのGTR3シリーズにおいてのAmazfitの販促活動はとても強力で日本国内において認知度を一気に高まったのでは?と感じます。なんか視点がマーケティングみたいな話にそれましたが、ブランディングの成功は良いとして、イチ消費者からするとやっぱ高いですね。紛れもない名品ではあるんですが、唯一価格がネックに感じてしまうスマートウォッチでした。
Amazfit GTR3 Pro(Banggood) 価格○
HUAWEI WATCH 3 PRO
今年何が何でも欲しくて買ったHUAWEI WATCH 3 PROです。HarmonyOSを搭載したウェアラブルとしては初で圧倒的なスペックと、選りすぐりのマテリアルでまさにフラッグシップスマートウォッチ。正直、これまで買ってきたスマートウォッチのどれよりも質感が高く、高級感の塊です。まさに腕にある存在感は「誉」以外のなにものでもないですね。
現時点でウェアラブル最高峰とも言えるスペックでUIも非常にリッチで、基本性能も非常に高く、どちらかというとWearOS機やアップルウォッチ等と並ぶハイエンドクラスのスマートウォッチです。
そして、そんな高い性能を持ちながらも、大容量バッテリーとHarmonyOSの最適化によりなんと5日というロングバッテリーを実現していています。
5日というとGTシリーズ等からすると短く感じますが、アップルウォッチと同等のスペックのものが5日動くのは凄い事だと伝わるでしょうか。
ちなみに私が購入したPROモデルは日本では未発売になってしまいました。私はPROモデルしか買う気がなかったのでわざわざイタリアAmazonから購入しました。
そこまで執着する程惚れ込んだんですねぇ…。
アップルウォッチのようなエコシステムを作るべく、HUAWEIの技術が惜しみなく注ぎ込まれた本機ではあるんですが
いかんせん、いきなりそのエコシステムを作り上げる事ができるはずもなく、圧倒的なスペックでありながらそれを活かしきれないHUAWEIエコシステムというとても悲しい状況です。eSIMやHuaweiの独自決済に対応していますが、国内で対応しているサービスも無く現時点では死に機能です。
エコシステムとして独自のアプリストアが設けられていますが、スマホ同様にHMS上に対応アプリは少なく、実用的なアプリもほとんど無いという状態です。
主要メッセンジャーや日本国内向け決済サービスのアプリを展開しない限り、エコシステムが賑わう事も無いんじゃないかなと…。
総じて、超絶スペックが高いのに、それを活かせるサービスが日本で整っていないという、不遇なプロダクトになってしまいました。
ちなみに、普通にAPKのインストールが通ります。なんでChromeブラウザなんかを入れたりできるんです。
その他、LINELiteなんかも入れてみたりしたんですが、やはりGMSが無いためか起動不可。もう少しデベロッパー達が解析をしてくれれば可能性が広がりそうなんですけどねぇ…。
ただ、このスマートウォッチの持つ高級感は本物です。その質感を感じた瞬間に前述したような事は「ささいな事だと」言い切れるぐらいの高級感はあります。そして実際に高いです。人にオススメできるプロダクトではありませんが、間違い無く今年買ったモノの中で一番後悔をしておらず、惚れ込んだスマートウォッチですね。
HUAWEI WATCH GT3
先に発売されたWATCH3の不発。多くの方が望んでいたのはバッテリー持ちが良く、かっこよくて、手頃なGTシリーズでした。
というわけで、2021年最後に発売された本命スマートウォッチだと個人的には感じています。
ライバルであるAmazfit GTR3 Proと完全にポジションがかぶっており、多くの方がこの2つの購入で迷ったのでは無いでしょうか?
ステンケースを採用しクラシックテイスト全開なデザインは初見での満足感が高く、安定のHUAWEI WATCHという印象です。
また、新しくLiteOSをベースにしたHarmonyOSを採用しており、前作までのもっさり動作から劇的に進化しています。
一方、今期スマートウォッチがこぞって対応した独自アプリストアについて
独自アプリ対応では先行をしていたHUAWEIですが、いかんせんサードパーティーの開発がなかなか揃わずこちらも寂しい状態ではあります。
ヘルスケアに置いては、AI機能を使った独自ランニングプラン作成機能や独自の健康基準Heathy Livingなどの新機能に対応
その他機能においてはSMSの返信や通話への不在メッセージ送信など細かいですが丁寧なアップグレードが行われています。
これら高い完成度を持ちながら、定価は¥34,980で、Amazonなどの実売は大体31,800円と割と手軽な事がポイントです。
価格においてAmazfit GTR3 Proに大きなアドバンテージがありますね。出した価格に対しての満足感がHUAWEI WATCH GT3のほうが高いと私は評価します。
で、このWATCH GT3と比較されるもう一つの強力なライバル、それが前作WATCH GT2 PROです。定価はほぼ同じで、実売も型落ちで値段も若干落ちているという状態です。同じメーカー、ましては前作シリーズが最大のライバルとはなんたる皮肉でしょうか。
GT3とGT2 Proが比較されてしまう原因は本体が使用している材質の差です。
WATCH GT3 | WATCH GT2 PRO | |
ディスプレイ | 有機ガラス | サファイアガラス |
ケース | ステンレス | チタン |
バックケース | プラスチック | セラミック |
ベルト | レザー・フルオロエラストマーバンド | レザー(厚手) フルオロエラスマーバンド(質感高し) |
すべてにおいて使用材質はGT2 Proのほうが良いものを使っているんですね。GT2 PROの堅牢さは本物で、約1年近く使用しましたが本体に傷らしい傷はありませんでした。それに比べてGT3は明らかに材質がデグレードしてしまっています。GT3シリーズの勢いが弱いのは、明らかに前作シリーズと比較されているからだと感じます。
よくSNS上でも「これだったらGT2 Proのままでいい!」というワードを見ます。確かに、買い換える程のインパクトがあるか?と言われれば私も懐疑的です。
ただ、内部のUIの動作性に関して言えばGT3とGT2では雲泥の差があります。さすがに今から買うにしてはGT2 PROはちょっとスペック不足感が否めないです。
というわけで新規ユーザー組にはこのHUAWEI WATCH GT3はとてもオススメできるプロダクトではありますが、GT2 PROユーザーからすると1世代待ってみても良いんじゃないかな?という評価です。
2021年下半期 おすすめランキングベスト3
レビュワーとして人におすすめするならばどのスマートウォッチが良いか?というのをベスト3でご紹介します。
コスパや機能性などをトータルで評価し、「多くの人にオススメするならば」という観点でのランキングです。
1位 HUAWEI WATCH GT3
1位はHUAWEI WATCH GT3です。正直、機能性とクオリティはAmazfit GTR3 Proとほぼ同等でヘルスケア機能においては一部Amazfitが優れいている点もあります。
しかし、やはり価格が手頃でありそれも加味して比較すると、出した価格と満足感という観点ではHUAWEI WATCH GT3のほうが上になると感じます。
ステンケースでわかりやすい高級感のあるデザインはストレートにカッコいいです。
前作というライバルがいるのは置いておき、もし今期スマートウォッチを買うならばという観点で言えば一番のプロダクトだと思います。
2位 Amazfit GTR3 Pro
今期ブランドとして一気に日本でも知名度を上げたAmazfitですが、その評判に負けないしっかりとした高いクオリティです。
前作GT2は、突貫リリースだったんでちょっと印象がよく有りませんでした、今期はしっかりと調整をした上で発売をされたのでスマートウォッチとしてはピカイチの機能性と品質です。多くの人にウケの良さそうなデザインもポイントが高く本来ならば機能性・デザインと1位にしたい所ですがやはりネックなのは価格。出来れば海外ECで安く手に入れたい所です。
3位 Amazfit GTS2 mini
世間一般ではMi Watchがコスパ最強!ともてはやされていますが、個人的にはデザイン性の高さも加味するとAmazfit GTS2 miniのほうが万人にオススメできるスマートウォッチだと感じます。発売されたのは一つ前のシーズンのため、目新しい機能こそはありませんが昨今のスマートウォッチに求められるものの全てがきっちり詰め込まれながら、価格は1万円を切ります。初めてスマートウォッチを買おうと思っている人にはぜひとも手に取ってほしいですね。
コスパが高いという点で3位としました。
2021年下半期 超個人的ベスト3
先に「人におすすめするベスト3」を書きましたが、あくまで個人的なベスト3も出しておきたいです。
年間で20本以上を買ってきたスマートウォッチバカwが選ぶ思い入れのあるスマートウォッチということで万人におすすめというより、あくまで個人的な目線で「良かった」というあんまり参考にはならないランキングです。
レビュワーとしてはコスパの高いプロダクトが人気が高いというのはわかりつつも、あくまで個人的な目線では高級感・質感・デザインの高さ、ユニークさといった部分を高く評価してしまいます。要するにロマンがある方が良いんです。"コスパを突き詰めるとつまんなくなる"って個人的には思っているんですがどうでしょうか。
1位 HUAWEI WATCH 3 Pro
もうとにかくコスト度外視でほしかった一品です。当初は京東.comの争奪戦に毎回チャンレンジしてたんですがことごとく惨敗(あとから調べたらもとよりその時は海外発送なかったっぽい)ならばという事で、イタリアアマゾンから輸入しました。スマートウォッチとしては圧倒的に高かったんですが、ユーロ圏のアマゾンで買う場合は、決済時にVAT(付加価値税)がごっそり引かれるという事を知り思ったよりも安く買えました。この経験で仕入れ元にユーロ圏もあるという可能性をしれたのは良かったです。
とはいえ、今年買ったスマートウォッチとしては一番高かったです。スペックも今期一番と言えますが、それを活かすエコシステムがまだ出来上がっていないのが残念な所。でもいいんです。この高級感の前にはそんな言葉は無粋です。
2位 TicWatch Pro3 Ultra
提供品だからという忖度では無く、純粋にAndroid WearOSが楽しかったのと、本体の質感とデザイン性が良かったからです。使ってて楽しいって重要な要素だと思います。普段は独自OS系のスマートウォッチが多いんですが、正直ぶっちゃけてしまうと、どのメーカーもレベルが上がるにつれて独自性が薄れていくわけです。そんな独自OS系スマートウォッチには絶対に真似の出来ないカスタマイズ性がWearOSの魅力だなと改めて感じます。
WearOSでありながら実用で2.5日~3日はバッテリーが持つというのも強いですね。もう少し重く、厚くなっても良いのでバッテリー容量自体を上げれば完璧だったなと感じます。
3位 Xiaomi Watch Color2(の日本語化)
正直な事を言うと、Xiaomi Watch Color2が前作Mi Watchのように爆発的なヒットをするかは懐疑的です。もちろん進化はしていますがZeppOSやHarmonyOSのような動作感の劇的な進化が無く、マイナーアップデートに留まっている事が原因です。Color2がグローバル版にてどのように展開されるかは現時点では読めませんが、出る頃にはあまり驚きが無いんじゃないかなーとか思っています。でも、実際発売されたらやっぱ注目度は高いでしょうし、「コスパ最強!!!」と言いながらレビュー動画作ってそうです。
それはさておき、完全なる中国版を、日本語化出来てしまう方法を知った時の衝撃これはかなり大きかったですね。え?!そんな事出来るの??!!という驚きと発見。そういったニッチな情報こそに価値があると思います。
最後に 2021年トータル23本レビュー!
というわけで私が2021年にレビューしたスマートウォッチのリストです。今回のBEST記事から落ちたスマートウォッチもありますね。トータルで23本となりました…。
上半期 | 下半期 |
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"スマートウォッチを何十本も持ってる事は果たしてスマートなのか?"
という最大の疑問はありますが、ロマンですロマン。来年は進化した独自OS系のラインナップがより充実しそうですね。VIVO Watch2やHUAWEI WACH Dあたりがまずは先方になるでしょうか。HUAWEI WATCH D買ってやろうかと思ったんですが、あれ5万超えるんですよね…ちょろっと血圧測定を試したいだけで5万円を個人輸入するのはちょっと…とのっけから出鼻くじかれてます。
また年末にvivo Watch 2 と Xaiomi Watch S1が発表されました。どちらも購入済みで年明けそうそうにレビューできればなと考えています。
以下上半期Best13の記事も合わせてどうぞ。