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ガジェットレビュー

Realme Watch2Pro レビュー 低価格で上手くまとまってるけど微妙なポイントも多い。もう一息。

realmeWatch2Pro

今回は海外で先行販売しているrealme Watch2PROをレビューします。現時点では日本発売のアナウンスはされていない完全に海外使用ではありますが、まぁ日本でも正式に発売はすると思われます。なので、一応現時点では"日本対応はしていない"事を前提としたうえでのレビューになります。

先に結論から言っておくと、低価格で良くまとまってはいますが、微妙なポイントも結構多い粗削りなスマートウォッチです。前半はざっとアウトライン的紹介・後半からちょっと辛口目かもしれません。

realme Watch2PRO 同梱物 謎の「プラ」表記

同梱物

まずは同梱物。おなじみの鮮烈なイエローの縦長パッケージになっています。同梱物は本体とマニュアルとチャージャーのみ。

プラ表記

んで、日本でも発売するのでは?と勘ぐる理由がこちら。「プラ」表記です。これは最近噂されるスマホの展開でも、これ伏線じゃね?!と期待されている要素の一つです。今回購入したのはAliexpressのグローバル版で、日本の「に」の字も出てないんですが識別マークは日本国内では義務ですので、これはかなり確度が高いのでは。

realmeWatch2PROのデザイン プラスチックだが見栄えは良い

箱と本体

まずはデザインから。割とオーソドックスなスクエアタイプのスマートウォッチです。今回購入したのはPROモデルで無印との差はバッテリー容量・ディスプレイサイズ・GPSの有無です。

本体

PROモデルのみ本体がポリッシュカラーになっています。パット見はステンレスにも見えなくも無いですがプラスチックです。塗装でステンレス風になっています。サイドのボタンにはイエローの差し色も入っていて、見た目はなかなかユニークでかっこいいです。

バックケース

背面もプラスチックですが、つやつやとテカリのある材質になっています。

ベルト

特徴的なのはベルトに入ったリアルミーの標語「DARE TO LEAP」
Dare =「臆することなく」 Leap =「飛び越える」という事で「若者と一緒に歩んでいくブランドでありたい。」という想いが込められているそうで。

デザイン

ちなみに最近、中華スマートフォン界隈では標語やロゴをデカデカと縦に入れるのが何か流行ってますwたぶんもともとはHONORが始めたデザインだったと思いますが最近は低価格ブランドがよく真似てやってますね。ベルト自体はツルツルとした感じの材質です。ホコリがつきにくく、付けやすいので個人的にはスコ。また、ラグ幅はスクエアタイプでは珍しい22mm。

ディスプレイ

ディスプレイに関しては後述しますが、realme Watch2の無印とPRO版ではディスプレイサイズが違います。無印が320px ✕ 320pxの正方形なのに対して、PRO版では320px x 385pxと若干ですが縦に大きく縦長になっています。なので良く見ると若干顎が長めになっています。

着用してみて 着用してみて

実際に着用するとこんな感じ。重量は40gと以外と重め。ポリッシュ塗装が上手く、ステンレスに見えますが実際はプラスチックなのであんまり高級感は無いかな?

realmeWatch2PRO 1.75インチ高輝度ディスプレイで見やすい

発色
写真では上手く差が表現できんかった…

価格が超安いのでさすがに有機ELディスプレイではありませんが、コントラストがはっきりしており輝度も高いのでかなり見やすいと思います。

同じIPS液晶の前作realmeWatchSと比較。ともに最大輝度ですがrealmeWatch2Proのほうがコントラストがはっきりしています。

操作感も良好です。公式で30FPSの描画と謳っています。7,000円前後の低価格スマートウォッチとしてはすごく頑張ってる印象。

ディスプレイ輝度は20%~100%で5段階固定です。ショートカットより段階的に変えられるのは便利ですが、そもそも自動調光がありません。ここはコストカットですね。

realmeWatch2PRO 90種類のワークアウトモード搭載

ワークアウト

最近のスマートウォッチのトレンドは、ワークアウトメニューがどれだけ充実しているか?という部分も注目されています。realmeWatch2PROもしっかり90種類のワークアウトに対応しています。本体に保存しておけるのは15種類ですが、アプリより残りの75種類を取捨選択して表示する事ができます。正直、個人的にはランニング・ウォーキング・サイクリングぐらいしか使わないんですが…まぁ豊富なほうが良いよね。

心拍数の常時測定 / SpO2は手動のみ

心拍数

心拍数のみ常時測定が可能です。測定感覚は5分~30分から選択できます。また、高心拍数と低心拍数のアラート機能もあります。

SpO2

SpO2は手動のみ。

心拍数は自動測定ですが、ストレステストなどは搭載されておらず、最近のスマートウォッチとしてはちょっと寂しい印象です。

テキスト思うんですが、SpO2が自動測定や睡眠時に使われない場合のSpO2の存在意義ってなんですかね?コロナ禍で流行った節がありますが正直、単体測定のみであれば要らないじゃないかと個人的には思ってしまいます。

バッテリーについて

初日はテストのため結構ハードに触りました。
ウォッチフェイスはアニメーションフェイス・心拍数5分に一回測定・輝度80%・ワークアウト15分を2回これぐらい使って、100%→87%ぐらいです。結構減りますね。公式には14日のバッテリー持ちと記載があります。

実際に14日もたせるにはもう少し使い方を制限しないといけないと思います。公式の方で、具体的にバッテリー消費例が示されてないのでちょっとファジーですね。14日は持たないような気がします。良くて10日ぐらいですかね?

realmeWatch2PRO ひとまずのまとめ

realmeWatch2Pro

ざっと見た感じは、超低価格ながら、オーソドックスにまとまっているスマートウォッチだと思います。7,000円という価格で見たら十分すぎるぐらい多機能です。GPSも付いてて、ワークアウトメニューも多彩で、ディスプレイも綺麗。このスマートウォッチを他社メーカーと比較するとライバルとなるのは、HuaweiWatchFitやMiWatchLiteあたりがライバルになりますかね?
心拍数と血中酸素濃度などの付加情報が若干弱いですが、7,000円という超低価格帯としてはよくまとまっていると思います。

realmeWatch2PRO イマイチな所

さて、ここから先はrealmeWatch2PROのイマイチな所、及び、Disりに近い部分になってきます。正直、その他メーカーのスマートウォッチと比較してrealmeはイマイチパッとしません。今回も結構ネガティブな部分が多くそして、それらが「realme」というブランドの評価自体を下げていると思います。

GPS精度が悪い A-GPSが無いから?

7,000円という価格でGPSが搭載されている事も結構すごい事ではありますよね。MiWatchLiteも同様にGPSがアイデンティティでした。ただ、精度の良かったMiWatchLiteと比べて、realmeWatch2のGPS精度はあまり高くありません。

私がいつもGPS精度を測る際に使っている道。高い建物が多く、GPS感度が弱いと途端に不安定になる道です。基本的にこの道での精度を私はレビューで使っています。

GPS精度が悪い

んで、今回のrealmeWatch2PROの結果がこちら。モザイク処理で分かりづらいのが申し訳ないですが青の線が実際に歩いたルートです。と、飛ぶね(汗)

往復で700mぐらいしか無い道ですが、歩いている途中で「1km達成」のアラートが鳴ってびっくりしました。マップでみたら思いっきり違う所に飛んで戻ってきてるのでその分無駄にカウントされてますね。高い建物に囲まれたこのテストルートではかなりGPS精度は悪いという結果に。

ちなみに、建物の少ない田舎道であればまぁまぁな精度ですね。ただし、曲がり角などが若干ファジーに。


んで、このGPS精度の良し悪しはなんだろうか?と思い、これまでの機種をちょっと思い返してみたんですが、このルートでGPS精度が悪いと判断した機種は総じてA-GPSに非対応なスマートウォッチでした。逆に、精度が良いと判断したスマートウォッチはすべからくA-GPSに対応していました。

なので、おそらくこの道自体はGPSの測位が最悪なんですが、A-GPSに対応している場合はそちらで補助をするため精度に差が出るのでは?と思っています。
そう考えると、MiWatchLiteは7,000円でA-GPSにも対応しているのでやはり、GPSだけが取り柄なスマートウォッチですねw

realmeWatchLiteはA-GPSに対応していないでの、ここで差が出ました。田舎道であれば問題無いと思いますが、高層ビルが立ち並ぶエリアには弱いかもしれません。

通知 謎の日本語対応 中途半端なおま国(今後消されそう)

多くの方が気になるであろう、通知は日本語に対応しているかどうかですが、現時点で言うなれば「対応しています」でも、すごく中途半端に対応されていて、おそらくですが「日本語通知」にグローバル版が対応している事自体がイレギュラーです。

本来は潰すはずだった日本語対応

私がrealmeのスマートウォッチにネガティブな印象を持っている理由が、日本に正式参入した際に、これまで日本語がしっかり使えたrealmeWatchSを
アプデで日本語フォントを潰してきた所です。
まぁこれは日本公式版を買って欲しいという事なんでしょうが、使えたモノをわざわざ潰してきた所がかなり残念だったなと。

今回のrealmeWatch2を購入したのも、その方針が変わっていないのかを確かめるためです。

日本語通知

まず、写真の通り通知の日本語表示は可能です。中華フォントでも無くしっかりとした見やすいフォントで表示されています。絵文字もモノクロですが表示可能です。あれ?今回日本語はつぶさない?

文字化け?

と思いきや、2通目の通知を受け取るとこうなります。豆腐になるなら分かるんだけど、文章すべてが帯で消されてる状態に。

なんじゃこりゃぁあああ。

豆腐化

音楽再生部分ではしっかり日本語が豆腐化されています。

これらの挙動を見る感じ、おそらく"日本語を潰してある"のが正解なんでしょうが手違いで"通知の日本語を潰しそこねてる"っていう状態なんじゃないかと推測します。なので今後のアップデートで急にしっかり日本語を潰してくる可能性が大です。

品質管理的にいいのかそれで。

グローバル版の日本語は潰す!がrealmeのスタンス

「日本語潰し対応」が今後の方針かどうかを確かめるためだったんですが答えは「潰す」のようですね。
まぁそれ自体は、マーケティングの手前致し方ないとは思います。ただ、一回用意しといて潰すっていう対応がちょっと気になりますねw
であればrealmeは日本での展開をもっと加速して欲しいと思います。待ってる間に時代遅れになってるっていうのが日本ローカライズの悲しい所ですね。

あいかわらずウォッチフェイスが…

さて、最後に一番のDisりなんですが、相変わらずウォッチフェイスが微妙です。本当にデザインディレクターを変えたほうが良いと思うよrealme…
前作のWatchSもそうだったんですが、ウォッチフェイスのデザインが全体的に大味で繊細さにかけたデザインなんです。

デザインというセンス的な部分をDisるっていう、お前は一体何なんだって突っ込まれそうですが
本職はWEBデザイナーをやってて、デザインを見るし、作る人間でもあるのである程度はわかってるつもりです。ウォッチフェイスの自作もたまにやります。

realmeのウェアラブルで使われてるデザインは、世界で展開してるブランドのデザインクオリティでは無いって本当に思うんですよね。

各メーカーのスマートウォッチでは「顔」となる高品質な純正ウォッチフェイスが用意されるんです。全部が全部かっこいいなんて事は無いんですが、顔となるウォッチフェイスはしっかりとデザインがされているんです。

huaweiwatch

たとえばHuaweiのウォッチフェイス。天体をイメージしててめちゃくちゃかっこいいですよね。実際に月齢と連動しますし。それ以外のウォッチフェイスもかなり高水準です。

zepp

AmazfitのGTRシリーズは当初はウォッチフェイスが微妙だったんですが、後々アップデートで高品質なものを追加提供してくれました。また高級ラインのZEPPではかなり手のこんだ高いクオリティのモノを提供してくれています。高すぎてちょっと展開が微妙なZEPPですが、高いだけあってデザイン品質もかなり高いです。

こんな感じで、各メーカー、ウォッチフェイスもしっかり手を抜かず充実しているからこそ、付加価値が生まれています。


realme Watchface1

では一方realmeのデザインを見ていきましょう。まずこんなの。すげー大味なんですよ。まず数字インデックスのドロップシャドウが強すぎるのと
盤面のスピン加工風のデザインも、グラデの色の強弱が強すぎて、まるでデザインの初心者がやったみたいです。あと数字が若干揃ってないように見えませんか?
デザインツールで定規を当てると、やっぱり若干ずれてるんですよね。人間の目は規則性の中の、イレギュラーに違和感を感じやすいのでこのデザインはずれが目立つんです。


realme Watchface2

次はこんなの。何ていうか未来的なテーマ?なのかな?いまいちモチーフがわからないです。もしデザインでこれ提出されてきたら「このデザインの意図は説明出来る?」って真っ先に聞きますね。たぶん頭ん中ぐっちゃぐちゃだと思うからきっと意味わからないプレゼンされますけど。


realme Watchface3

これとか。もう酷いって。新進気鋭のスイスメイドの時計ブランドにありそうなデザインを意識しているのか?にしても気持ち悪すぎるでしょう??これも一体モチーフは何?!宇宙?!頭の中どうなってるの?!これもグラデーションがきつすぎて初心者臭いんです!!


実際に適応するとこんな感じ。何時だよ?!


ハァハァ…!(つっこみ疲れた)

コレ以外にもいっぱいいっぱい変なデザインがあるのでまぁ見てくだされ…。

ウォッチフェイス ウォッチフェイス ウォッチフェイス ウォッチフェイス ウォッチフェイス ウォッチフェイス ウォッチフェイス


一応、いくつかはまだ許せるレベルのデザインはあるにはあります。前作WatchSに関してはそれすら無かったですから。そこは進歩です。
ちなみに、丸形より、四角型の方がデザインは若干マシに見える傾向があるかも…。

アニメーションウォッチフェイス

アニメーションウォッチフェイス
ただのGIFアニメでは…?

今回のrealmeWatch2PROのウリとして、アニメーションウォッチフェイスにも対応してる!との事で3つ収録されています。
ただ見た感じ、滑らかさもも低い普通のGIFアニメのような気がするんですが…。さすがにGIFではなくてAPNGですかね?とにかくそこまでウリにする程でも無いような。あと浜辺のウォッチフェイスは一回上書きしたら、その後ダウンロードする方法が無いです。要注意。

全体的に前作WatchSよりかは使えるデザインがありますが、それでもやっぱりデザイン品質は低いですね。本当に世界展開してるブランドのクオリティなんでしょうか。せっかく機能や筐体クオリティが良くても、ここで台無しになっちゃってると思うんです。しかも、ウォッチフェイスは発売後ほとんど追加されませんし、本当に力が入っていないんですよね。

realmeのコミュニティでもこの事は結構書き込まれるんですが、全然改善しないですね。

まとめ

着用

というわけで後半のDisり部分がメインみたいになってしまいました…個人的にはウォッチフェイスデザインが本当に嫌かな…。愛着もって使えないので。
あと、realmeのスマートウォッチはもうグローバル版で買わないほうが良いという事がわかりましたね。グロ版では日本語は「潰す」というスタンスなのがわかりました。もし日本語に対応してても後のアップデートで潰す可能性も高いので、Aliexpressなどでグロ版購入はやめて、おとなしく日本正式版を待ちましょう。

でもおとなしく日本版を待ってると、来た時点で若干もう古いプロダクトになっちゃってるんですよね。realmeの公式が日本の展開をもう少し早くしてくれたら
そのコスパで多くの人が触れるのになぁと思います。現状では、展開がおそすぎる感じが否めないです。

今回はちょっとDisり要素が強くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。

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ZAKI LABO(ザキラボ)

ZAKI LABO(ザキラボ)ではスマートウォッチ、スマートフォン・タブレットなどの最新ガジェット機器をレビューしています。実際に使用・検証を行い精度の高いレビューをお届けします。

Youtubeでも活動をしています。 現在チャンネル登録者数 16,000人(2023年10月現在) 月間再生数 30万再生を突破

Xiaomi / Huawei / Amazfit などのガジェットブランドに強くレビュー実績多数あります。スマートウォッチは年間20本近くレビューしており、機能性・デザイン・価格などをトータル目線で評価するスペシャリストです。

スマートフォンに関してはメインがGalaxy推しで、本サイトとYoutubeは全てGalaxy端末で撮影を行っています。

Androidタブレットとスタイラスを用いたドローイングなどの特殊なレビューも実績があります。

本業はWEBデザイナー・エンジニアとしても活動しています。 全体的に手広く・ディープに伝える事をモットーにしています!

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