今回はHuawei Watch Fit3 / Xiaomi Watch S3 / Redmi Watch 4をそれぞれ比較したいと思います。
動画を公開後、この3つについてよくコメントを書かれたので、実際に手元にある3つを比較しながら、解説していきたいと思います。先に言っておくと、あくまで私個人の目線からのおすすめになるので、自分の価値観とも照らしながら参考にしていただければと思います。
ここのレビューは過去の記事よりご覧ください
HUAWEI Watch fit3 レビュー マジで今年の鉄板スマートウォッチはコレ 忖度無しでクオリティが高い
Xiaomi Watch S3 レビュー1.7万円は流石に安すぎる!ベゼル交換でカスタマイズ 今年の鉄板スマートウォッチ
各種公式サイト
それぞれの大まかな違いと特徴
まず、それぞれの大まかな違いと特徴を解説します。それぞれ共通しているのはアンダー2万円のスマートウォッチで、それぞれ過去にレビューした中でもかなり高評価をしたスマートウォッチになります。確かに自分でレビューしといて、3つとも鉄板・買っときゃ間違い無い!とか伝えたと思うので、見ている人からすると悩ましいですよね。
断って置くと、この3つが全部鉄板スマートウォッチなのは間違い無い事実です。どれもコスパが高く素晴らしいクオリティで正直どれを買っても間違いは無いんですよね。その中でも細かい部分で違いがあり、それぞれ重視する点が違います。
Xiaomi Watch S3は、着せ替えベゼルがとにかくユニークで、別売りのリングを付け替えて楽しむ事が出来ます。
Redmi Watch 4はこの中ではもっとも安く1万円台で買えます。また、もっとも本体が大きく見やすいです。
Huawei Watch Fit3は、全体的にオーソドックスですが細かい所までしっかりと作り込まれた優等生的なスマートウォッチです。
機能面での違い
それぞれ細かい機能面での違いをまとめてみました。
まず、最近パワハラ対策などでやけに需要のあるボイスレコーダー機能ですがXiaomi Watch S3のみ対応しています。ただ、ボイスは本体にのみ保存でPCなどに取り出す事が出来ません。録音出来ても取り出せないのはちょっとな…という感じでしょうか。
それぞれBT通話に対応し、スピーカーも搭載されているので通話することが出来ます。細かい部分でいうと、Xiaomi Watch S3とRedmi Watch 4のほうはダイヤルパッドでもかける事ができますが、Huaweiは事前に連絡先をインポートする必要があります。
AIアシスタントはXiaomi Watch S3とRedmi Watch 4はアレクサが搭載されており、これはいiOSとAndroid問わず使う事が出来ます。一方Huawei Watch Fit 3は独自のHuawei アシスタントが使えるんですが、HUAWEI製スマホでないと設定ができないため実質的に日本では利用不可といっていいです。
メッセージの返信機能はHUAWEI Watch FIt3のみです(Android限定)
ざっと思いつく限りの機能的な差異はこれぐらいですね。
Xiaomi Watch S3 | Huawei Watch Fit 3 | Redmi Watch 4 | |
ボイスレコーダー | 対応◯ | 非対応 | 非対応 |
BT通話 | 対応◯ | 対応◯ | 対応◯ |
AIアシスト | Alexa | 実質非対応 | Alexa |
メッセージ返信(LINEなど) | 不可 | Androidのみ可 | 不可 |
デザイン比較
それぞれのデザインを見ていきましょう。ざっと並べるとRedmi Watch4 が一番大きく、次いでXiaomi Watch S3 、Huawei Watch fit3という並びます。
Xiaomi Watch S3
まず、Xiaomi Watch S3について、現状17900円とリーズナブルながらこの3つの中でもっとも質感が良いです。アルミニウムのミドルケースと、ステンレスのベゼルリング、さらにはベルトはフルオロエラストマーとかなり豪華です。
何よりおもしろいのはベゼルを交換出来る点で、ベゼルを回すと簡単に外すことが出来、公式から発売されているデザインベゼルに変えることでガラッと雰囲気を変えることができます。
ベゼルが特徴のため、ベゼル自体が結構幅があり、画面は1.43インチとそこまで小さいわけじゃないんですが、なんだか小さく見えますね。ただ、厚みも12mmとかなり分厚く、存在感あるサイズになっています。
Redmi Watch 4
次にRedmi Watch4ですが、この中ではもっともサイズが大きく、そのサイズはApple Watch Ultraに匹敵するサイズ感です。デザインもかなり似ているような気がします。
本体はアルミニウムで、縁が磨かれているので見た目が良いのが特徴です。ディスプレイは1.97インチとスマートウォッチとしては最大級です。
ベルトは一般的なシリコンで、本体も軽いので見た目よりは軽量なんですが、やはり大柄すぎるので人を選ぶサイズ感です。
Huawei Watch Fit 3
最後にHUAWEI Watch Fit3はこれまたどう見てもApple Watch です。まぁスクエアのスマートウォッチはどうしても似てくるんですが、リューズの位置とサイズ感も似ているので余計に模倣感が強いです。
ディスプレイは1.82インチで実は結構大きめなんですが、厚みは9.9mmと一番薄く、平べったい印象です。
本体はアルミニウムフレーム、ベルトもフルオロエラストマーで質感はおもすぎず、かるすぎずでとてもバランスが良いです。
デザインに関しては各々好みがあるでしょうが高級感と質感はXiaomi Watch S3、Huawei Watch fit3 、Redmi Watch4の順になるかと思います。
質感はXiaomi Watch S3が1.7万円というのがバグってる感があります。Redmi Watch4はマジでデカいので出来れば量販店などで実物を見たほうが良いですね。個人的に一番バランス取れてるなも思うのはHuawei Watch Fit3です。
動作感とUI周りの比較
それぞれの動作感を見ていきましょう。軽快さを基準にすると
Huawei Watch fit3、Redmi Watch4、Xiaomi Watch S3の並びになります。
意外な事にXiaomi Watch S3よりもRedmi Watch4 のほうが軽快なんですが、これはUIのリッチさによる所です。
Xiaomi Watch S3の重さについて、恐らくウェラブルのHyperOSにおいて最新の世代になっています。なのでUIが割と凝っており、それのせいで重く感じます。Redmi Watch4はあくまで旧世代をベースにしているので超軽快な動作感と言えます。
Xiaomi Watch S3はヌルヌルではありますが、そもそものUI動作がマイルドなので余計に感じます。
逆に言うと、Redmi Watch 4はちょっと動作感がかるすぎて速いなとも感じます。
一番バランスが良いのはHuawei Watch fit3で、UIはよりグラフィカルになりながらも、動作感はヌルヌルとスルスルそのものです。早すぎず遅くない快適としか表現できませんね。
より上位のGT4シリーズよりも軽快さが上なので、現時点でもっとも高い動作感をしているなはHuawei Watch fit3でしょう。
個人的なおすすめはHuawei Watch fit3
この3つの中でどれを買うのを勧めますか?と聞かれたらば、HUAWEI Watch fit3を勧めると私は思います。理由としては、動作感がもっとも良く、UI周りが洗練されているからです。また、トータルでソフトウェア周りが優秀です。
Xiaomi Watch S3とRedmi Watch4に関しては、Xiaomi内部でも新しいプラットフォームに移ったばかりなので洗練さにかけます。
質感もS3には劣りますが、軽量ながらしっかりとしており、多くの人が選びやすいのはHUAWEI Watch Fit3でしょう。
価格はこの中で一番高く21800円ですが、他の2つが安すぎるだけで、これでも十分すぎるコスパです。質感、動作感、機能性、価格 そらぞれをトータルで見たときにHUAWEI Watch Fit3に勝てるスマートウォッチは中々ないでしょう。現時点で2024年最強はHuawei Watch Fit3だと個人的に思っています。
視点を変え、質感重視ならXiaomi Watch S3、とにかく安くコスパの良さを重視するならRedmi Watch4という感じになるかなと思います。