今回はHUAWEI WATCH GT 3を入手したのでレビューしていきます。
今年夏にはHarmonyOSをベースとしたフラッグシップモデル HUAWEI WATCH 3シリーズを展開しましたが圧倒的なスペック向上を果たしながらも、その代償としてバッテリー持ちが悪く、これまでのGTシリーズようにバッテリー持ちの良い新製品が待ち望まれていました。
そして今回満を持して発売されたHUAWEI WATCH GT 3シリーズは、HarmonyOSをベースとし明確にパワーアップもしながらもこれまでのGTシリーズ同様にロングバッテリーを実現した、まさに2021年 最後にやってきた大本命スマートウォッチといった感じで気になっている方も多いのでは無いでしょうか?
今回は実際にしばらく使ってみた感想、及び、フラッグシップモデルであるWATCH3とGT 3はどのような差別化がされているのか
といった部分にもフォーカスしご紹介していこうと思います!!
HarmonyOSを採用しているのにWATCH3シリーズの3倍以上のバッテリー持ちは本当なのか?!
今回のレビューではその謎を明らかにしていきたいと思います!
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アウトライン
今回購入したのは46mmのレザーバンドモデルになります。その他、46mmのオールブラックのスポーツモデルと若干小ぶりな42mmの2色展開も含めて
合計4つのモデルが存在します。残念ながらグローバルモデルでは発売されたメタルストラップのエリートバージョンは日本では未発売となりました。
定価は¥34,980と前作のGT2 PROの価格から据え置きです。今回はHUAWEI公式ストアでキャンペーン・クーポンが配布されておりそれを利用することで何と¥22,000円で購入する事ができました。これはかなりラッキー。
実際にはキャンペーン終了後も値引きクーポンが継続していたり、Amazonなどでは値引きが行われており大体30,000円ぐらいで入手可能だと思います。
フラッグシップモデルだったHUAWEI WATCH3シリーズが日本ではかなり高価な価格設定がされていたので今回のGTシリーズは手頃な価格に感じるのではないでしょうか?
で、いつものHUAWEI WATCH開封の儀式ですが、今回もやはり高級感があり初見からワクワクとさせてくれますね。
実際に量販店でブラックモデルも見てきましたが、個人的にはレザーベルトモデルを激推します。
HUAWEI WATCH GT 3デザインチェック 大型リューズクラウン どストレートにクラシック系
デザインをじっくり見ていきましょう。大まかなデザインは前作GT2シリーズを踏襲していますが、特徴としては回転操作に対応した大型のリューズクラウンが配されている事です。全体的に時計好きな方が好みそうなクラシックテイストで、ポリッシュを多様し高級感のある見た目が個人的にはどストレートなデザインです。
本体ケースはステンレスを使用していますが、サイドのみヘアラインで表面は全体的にポリッシュ仕上げでツヤがあります。もう少し落ち着いた仕上げのほうが万人受けは良かったかもと思います。
2.5Dガラスなどでベゼルを目立たなくさせる事が多い最近のスマートウォッチですが、やはりクラシック系のデザインにするならばベゼルはちゃんとデザインとして残してほしい派です。
なので、GT 3のようにこれぐらいガッツリベゼルがあっても、デザインとしてしっかり昇華されているならば全然ウェルカムです。
厚みは11mmと前作GT2 Proなどと比較してだいぶ薄く平べった感じがします。側面の穴はスピーカーです。
バックケースはツヤの強いプラスチックケースです。中心部のセンサー部分のみ3Dガラスで保護されており肌当たりは優しいですね。
充電はワイヤレスです。充電器はWATCH3同様に一体型のチャージャーになりました。個人的には台座とケーブルがセパレートになるGT2 Proのチャージャーが好きだったんで残念ポイントです。
ブラウンカラーのみ本皮のレザーバンドです。ポリッシュの聞いたクラシック系ケースとデザイン相性は抜群ですね。
ベルトはGenuine Leather(ジェニュイン・レザー)でそこまで高いものでは無いと思います。普通に2000円ぐらいで売られているものと変わらないです。質感的にはWATCH 3Proのものとほぼ同じですね。
←GT 3 | WATCH 3PRO→
正直、ベルトにはもう少しこだわってほしかったですね。GT2 Proのネビュラグレーに付属していたレザーストラップは厚手で質感が良かったですが
今回のレザーベルトは薄目です。もう少し厚手のベルトで所有感を満たしてほしかったです。
GT2PROのフルオロエラストマーバンドや、メタルストラップなどをスワップしてみましたが、さすがクラシック系なんでメタルストラップもすこぶる似合いますね。ベルトは変えてしまうのも良いかも。
本体重量は本体のみで42.6gと、ステンケースを採用はしていますが、かなり軽量です。実際に着用してみるとこんな感じ。腕周り16cmです。何度も言いますがストレートにカッコいいです。スーツとかと合わせても全然違和感の無いデザインだと思います。平べったいのがドーンとある感じですが、軽いのと、バックケースの材質からつけ心地は優しいですね。結構インパクトはあるサイズ感なんで手首周りが細い人だとちょっと目立つかもしれません。
質感について 前作GT2 ProやWatch3と比較してどうか?
たぶん多くの方が気になるポイントであろう、前作GT2 PROと比較して質感はどうか?という点を正直にお伝えします。
前作GT2 Proや、私が所有しているWatch3 Proではケースにチタン、バックケースにセラミック、ガラスはサファイアガラスといった一級品を採用していますが
今回のGT 3と比較するとどうでしょうか?
昨年のモデルながら高級感はやはり高いGT2 PRO
正直な事を言うと、それらと比べるとやはり質感では負けてしまいますね。ケースはステンレスが使われていますが、厚みが無くポリッシュ仕上げがメッキ的に見えてしまう事も。また、バックケースもセラミックと比較すると大分軽く質感では劣ります。ガラスもやはりサファイアグラスで無いので耐摩耗性が低いのが気になる所です。
現在手元にGT2 PROが無いので、しっかり比較は出来ませんが全体的にGT 3のほうが軽く質量が無い感じです。
質感を出すのであればそれ相応に質量は持たせたほうが高級感は出たんじゃないかな?と思います。今回のGT 3シリーズはGT2 PROシリーズでは無く、GT2無印シリーズの後継機といった感じですかね。
未だにマスターピースとも言えるGT2 PRO…。流石に去年のモデルだからGT2 PROが良いとは言えないですがやはり比べれれてしまいますね。
圧倒的な高級感のWATCH3 PROと比較すると、質感は大きな差がありますね。さすがにWATCH3 PROは所有感にステ振りをMAXにしたようなスマートウォッチなんで超えられない壁があります…。
ただし、GT2 PROやWATCH3 PROはまじで大きくて重たいので結構人を選びます。この重さ厚さが無理って人も多いと思いますので
万人が使いやすいのはGT 3かなと。
前作GT2 PROのような高級感を求めているとちょっと拍子抜けするかも!
明るくなった高精細 有機ELディスプレイ
ディスプレイはもちろんながら有機ELです。1.43インチの大型ディスプレイはコントラストもはっきりしており文句の付け所はありません。
また、外での視認性が良いと感じます。最大輝度は高く、屋外朝日の下でもこれだけ視認性が確保できます。
この写真は実際に外で見た場合の、目で見た時の印象にすごく近いんですが、かなり輝度が高いのがわかりますね。
HUAWEI WATCH GT 3 高品質なオリジナルウォッチフェイス ただしアニメーションフェイスは非収録?
ウォッチフェイスについて見ていきましょう。後述しますがLiteOSをベースとしているので、WATCH3シリーズのようなアニメーション効果がバリバリ効いたような、リッチなウォッチフェイスでは無いですね。
あくまでもこれまでのGTシリーズと同等のものです。しかしオリジナルのウォッチフェイスは流石HUAWEIの一流のデザインワークで作られており、デフォルトのウォッチフェイスの品質がとても高く、クラシックな本体とマッチしたフェイスが収録されています。
いくつか気になったものをピックアップします。
前作GT2 PROシリーズで好評だったBlackTieと、星の配置がわかるNightWishが収録されているのもポイントが高いです。このウォッチフェイス最高。
もちろんAODも対応していますし、フェイス毎のデザインにも対応しています。
その他ストアでは無料・有料合わせて無数にあります。有料のフェイス購入はAndroidのみの限定ですが、ウォッチフェイスストアがオープン化をしているHUAWEIだからこそのコンテンツ量ですね。他メーカーのスマートウォッチでここまでストアが活発なスマートウォッチは無いかと。
HUAWEI WATCH GT 3はHarmonyOS採用 実際の動作感は?
今回のHUAWEI WATCH GT 3でもう一つ気になったのはHarmonyOSを採用しているという点です。先に発売されたWATCH3シリーズではHarmonyOSをベースとする事でアニメーション効果や高いグラフィック効果などもあってとてもリッチなUIでした。それらを実現するため、HUAWEI WATCH3シリーズは2GBという潤沢なメモリと処理性能を持っていました。
一方、今回のWATCH GT 3は同じHarmonyOSを搭載しながらも、搭載メモリは32MBと大幅にスペックダウン。
本当にHarmonyOSが動いているのか?と懐疑的でした。これだけスペックに差がありながらもHarmonyOSを搭載する理由をご紹介したいと思います。
実際はLiteOSを引き継いでいる
まず、HUAWEI WATCH GT 3はWATCH3シリーズと"まったく同じHarmonyOS"では動いていません。おそらくベースとなっているのはこれまで通り省電力がウリのLiteOSをベースとしています。これは後述しますが、こういった構成が柔軟に取れるのもHarmonyOSの利点ではあります。
GT 3もGT2からすると格段に操作性は向上してるけどやっぱ簡易的ではある。同じHarmonyOSなれど、これだけ異なる。 pic.twitter.com/BNDmFMdrvu
— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) December 7, 2021
実際に動作感を見てみればわかりますが、WATCH3シリーズが細かい部分まで滑らかなアニメーション効果が効いているのに対してWATCH GT 3は全体的にアニメーションフレームが省略された簡素的な動作に収まっています。
記事用
HUAWEI WATCH GT 3とWATCH3のUIの差
パッと見同じだが、遷移時のアニメーション効果はWATCH3の方が滑らか。GT 3はやっぱLiteOベース pic.twitter.com/VvczCvHgG5— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) December 7, 2021
一番わかりやすいのが、ウォッチフェイスの切り替え時の挙動です。WATCH3が針が滑らかにアニメーションするのに対して、GT 3はそれがありません。
動作感は確実に進化している
というわけでHarmonyOSと銘打ってはいますが、そのベースはこれまでのLiteOSを改良したものが採用されています。これまでのGT2シリーズよりも
圧倒的に動作感は高速でレスポンスよくなっているんですが、WATCH3のようなリッチなUIのHarmonyOSとはまったくの別モノです。
どちらかと言うと、この挙動はWATCH3に搭載されている超省電力モードと同等の挙動ですね。
とはいえこれだけ軽快な動作は、その他メーカーの独自OS系と比べてもトップクラスの動作だと思う。ZeppOSが本当にいいライバル。 pic.twitter.com/Q7YOb8s9cw
— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) December 7, 2021
そういうととてもスペックが低く聞こえるかもしれませんが、これまでのもっさり動作だったGT2シリーズと比較し動作感はまったくの別物です。確実に進化をしたUIです。
HarmonyOSについてもう少し詳しく
もう少し深く解説したいと思います。ここに関しては別に知らなくても良いような内容だとは思うので目次から飛ばしてもらっても構いません…w
ちょっと知っておくとよりHUAWEI WATCH GT 3シリーズの理解が深まるかな?と思う内容です。
自分の私見も混じっている内容ですが、HarmonyOSはとても特殊なOSで実際にはパソコンで言う所の"BIOS"のような存在なのではと考えています。
というのも、高スペックのWATCH3ですが、動いているプロセスなどを解析すると普通にAndroidのプロセスが動いており、実際にはWearOSに近いものになっています。
HarmonyOSは、ユーザーが実際に操作するレイヤーを様々なOSが使えるという作りになっていると考えます。これに関してはHarmonyOSのロンチ資料でも触れられているので正しいかと思います。図解すると、以下のような構成です。HarmonyOSというベースがあって、実際に私たちが触れるUIはAndroidやLiteOSといった感じです。
というわけで、実際にはLiteOSがほとんどベースではありますが"広い意味でHarmonyOSで動いている"という事だと思います。
非常に高価なWATCH3シリーズと比較的安価なGT 3シリーズが似て非なるモノというものが伝われば幸いです。
HUAWEI WATCH GT 3 安定のヘルスケア機能
ヘルスケア機能は心拍数・睡眠・ストレス・SpO2と基本4点セットはしっかり対応しています。これに関してはその他メーカーと大差は無いんですが
HUAWEI WATCHのヘルスケア機能は基本的に自動測定をベースとしており、何より省電力設計なので個人的に一番手軽で使いやすいヘルスケア機能だと思っています。
バッテリー消費を気にして、機能のON/OFFを自分で調整する必要無く、その編は意識せずとも全ての項目を自動で取得してくれる手軽さがHUAWEIのヘルスケアウォッチの魅力かなと。
皮膚温度以外の機能が基本的に有効。この状態でも公称値14日のバッテリー持ちを実現する省電力設計です。
もちろん個別にOFFにする事も出来ますし、心拍数の取得感覚やアラートの調整も可能です。
Heathy Livingで生活の質を向上させよう!
今回新たに「Healty Living」という生活バランスの改善を図れる機能が追加になりました。基本的にその日のトータルアクティビティと大きく差は無いんですが
一つ一つの項目を意識する事で、日常生活のクオリティを少し上げる事出来るような気がしますw
項目としては以下の項目があります。基本的にスマートウォッチを常時着用する事を前提とした機能ですね。
- 起床時間
- 水を飲む
- 毎日の笑顔w
- 呼吸
- 歩数
- 睡眠
例えば起床と入眠に関してはそれぞれ検知してチェックしてくれます。
ウォーターリマインダーはアプリから手動で追加する必要がありますね。ココは時計側で追加が出来ないのが残念な所。呼吸はアプリからでも開始する事が出来ますね。
面白いのが「笑顔」です。その日の笑顔の写真を撮影し、笑顔になりましょうw
つまりは辛くても笑えという事ですね!(社畜)
というわけで、毎日の笑顔の写真を撮るというなかなか恥ずかしい機能です満面の笑みを浮かべて写真を撮り幸福感を感じましょう!!
ちなみに、写真自体は保存されません。これは残念…。毎日自分が老いていく姿を記録出来れば面白かったのに!スクショをTwitterなどで共有する事は可能ですよ?
まぁ自分の顔写真を保存するってなんかまぁセンシティブなんで…。これはまぁ…ノータッチで。
HUAWEI TruSleepで睡眠を管理
HUAWEIの睡眠管理TruSleepは睡眠に関して濃いデータを提供してくれます。睡眠時間が4時間と極端に短いですが途中で時計が邪魔で起きてしまいそこから外したからですw さすがに46mmの時計をつけっぱで寝るのはちょっと抵抗ありますね…。
睡眠ログの充実度はいつものHUAWEI TruSleepといった感じで200種類以上の改善とアドバイスをしてくれます。
ただ、最近だとAmazfitの睡眠ログで呼吸困難グラフが表示出来たり、OppoWatchFreeではいびきの解析が出来たりと+アルファの付加価値で差別化してるメーカーが多いですが、HUAWEIに関してはそういった独自のモノが無く若干寂しいです。データとしては様々なものを取得しているはずなんでHUAWEI TruSleepもアップデートをし、付加価値を付与してほしいですね。
HUAWEI WATCH GT 3のワークアウト機能
ワークアウトは合計100種類以上から選択可能です。また、HUAWEIのスマートウォッチは毎回特定のアクティビティにフォーカスをしますが、今回はランニングにフォーカスしているようですね。
AIランニングプラン
とてもおもしろいのがAIランニングプランという機能。チャットボット型の質問項目にいくつか答える事で、自分にあったランニングのプランを作成してくれるという機能です。
※アプリが最新版で無いと表示されないのでアップデートをしましょう。
チャット形式の質問にいくつか答えるだけで自分だけのランニングプランを作成可能
- 自分の情報(身長体重など)
- 先月のランニング距離実績合計
- ランニングスピード
- トレーニングスケジュール
- 運動する曜日
これらに答える事であなただけのランニングプランを自動で作成してくれます。プラン作成後はスマートウォッチに同期する事でプランを共有する事が出来ます。
最近はなかなか運動をする機会が減ってしまったんですが、「運動を継続」するにはこういったプランや計画があったほうが、怠け心が薄れていいと思います。
ウォーキングで実際に使ってみた GPSの精度はどう?
HUAWEI WATCH GT 3はデュアルバンド・5つの測位衛星に対応しているという事でワークアウト時の測位をウリとしています。実際に検証してみました。
過去にも同じルートでHUAWEI WATCH 3 PRO・Amazfit GTR3・Xiaomi Watch Color2と今年発売されたフラッグシップスマートウォッチで検証してきました。それらと比べて見ましょう。
まず、同じHUAWEIのWATCH3シリーズと比較です。並べてみると何とGT 3の方がルートはしっかり取れています。上位機種のWATCH 3シリーズより精度が高いのはちょっと驚きです。
Amazfit GTR3とXiaomi Watch Color2との比較です。Amazfitに関してはGPS精度はあまりよろしくないという評価をしていましたが、GT 3と比較するとこれだけ差があります。一方、Xiaomi Watch Color2に関しては精度が良く、GT 3と同等のレベルまであるように思います。
本体が金属という事でGPS精度は高く無いのではないか?と懸念をしていましたが、そんな事はまったく無いですね。過去イチの精度かもしれません。
ちなみに過去作にも搭載されていたルートバック機能ももちろん利用できます。
ウォーキングルート機能 アプリ側も強化
ウォーキングやランニングのルートを記録するアプリ側の機能も地味にパワーアップしていますね。歩いたルート上に写真やメモを追記することが出来るようになりました。気になったお店の写真や風景の写真をメモとして動画に残せます。
Huawei ヘルスケアアプリ
ルートのエクスポートに写真とかコメントを付与出来るようになってる。ただし動画エクスポートしか出来ない。これ編集データもアプリに残れば旅の記録アプリとしてすごく優秀なんだけどなぁ…。 pic.twitter.com/LnoBAREWAg— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) December 7, 2021
旅ログ的な使い方が出来て良いとおもったんですが、今の所動画で出力意外の保存が出来ないようです。あとから編集という事が出来ないようでこれは残念。
是非とも旅ログアプリとしてルートの編集データの保存に対応してほしい所です。
HUAWEI WATCH GT 3はSMSの返信が可能
HUAWEI WATCH GT 3はSMSへの返信に対応しています。また返信文章はヘルスケアアプリより36文字で自由に編集可能です。予め設定しておけばスムーズに返信する事が出来ます。
ただ、基本的にSMSでやりとりする事ってあまり無いと思うんで、主要なメッセンジャーアプリにも対応してほしい所です。
HUAWEI WATCH GT 3はBluetoothでの通話・発信が可能
Bluetooth通話ももちろん可能です。予めアプリ側で「よく使う連絡先」を登録する事で時計から発信も可能です。ダイヤルパッドでの発信は対応していないですね。
通話を受信する事ももちろん可能です。時計に搭載されたスピーカー・マイクで通話する事も出来ます。
もう一つ便利なのが、電話に出れない旨を4種類のメッセージでSMS返信する事も可能です。ただしこのメッセージ内容は編集出来ず4種類固定です。
HUAWEI WATCH GT 3は単体での音楽再生に対応
最大2GBのストレージを搭載しているので単体で音楽再生も可能です。曲の追加はヘルスケアアプリより簡単に追加出来ます。
ワイヤレスイヤホンを接続して音楽を効く事も出来ます。イヤホン・スピーカーは再生画面から切り替え可能です。
その他細かい機能
その他細かい機能もざっと見ていきましょう
高度/気圧計/コンパス
気圧計は急激な気圧低下を検知し、アラートを出す機能もあります。
高度系およびコンパス機能もあるので、山でのアクティビティ時に役立つのではないでしょうか?
天気・月齢・潮汐
天気アプリに関しては1日の1時間毎の天気予報と、今週の予報も参照する事が出来ます。
また日の入り・月の入りや、月齢と潮汐といった情報も見る事が出来ます。釣りをする人とかは良いかもですね。
HUAWEI WATCH GT 3は追加アプリに対応!しかし…
HUAWEI WATCH GT 3は引き続き独自アプリの追加に対応しています。今期はその他メーカーも独自アプリ対応を行ってきましたね。ここをどれだけ盛り上げられるかで、エコシステムとして確率出来るかが勝負どころではあるんですが、残念ながら先行しているHUAWEIもアプリストアはかなり寂しいです。
また、GT 3(LiteOS)とWATCH3(HarmonyOS)とでは並んでいるアプリに違いがあります。やはりGT 3は簡易的なOSなんでアプリもそれ相応なレベルのものばかりです。
電卓以外はほとんど使いみちの無いようなアプリがほとんどですが、その中でもGoogleMAPのナビゲーションを時計に転送出来るアプリが追加されてますね!これはかなり有益なアプリです!一応HUAWEI独自のPeatalMAPのナビゲーションを行うアプリはありますが、やはりマップはGoogleMAPの利便性には敵わないですね。
こういったアプリがもっと増えてくれるとHUAWEIのアプリエコシステムも構築出来ていくんだけどなーって感じです。
バッテリー持ちについて
最後にバッテリー持ちについてです。多くの方が気になるポイントかと思います。公証では色々前提はありますが約14日ということで
新しいHarmonyOSを採用しながらそのバッテリー持ちは果たして実現出来るでしょうか。
まず、初期設定の状態で1日使用した場合、1日あたり7%程消費をしました。順当に消費していくならば公証14日は持ってくれそうです。
バッテリーに関しては現在計測中で、随時更新します。とりあえず5日間を目処に行っています。
一点補足として、レビュー作成時は、輝度最大・長時間点灯とかなりヘビーに使用します。明らかに普段遣いを超える使い方をしているのでこの期間の消費は参考になるかというと、私自身懐疑的です。これらの数値を見て「バッテリー持ちが悪い!」と誤認をしてもらいたくないですね。
バッテリー消費 | 備考 | |
月 | 100%→93%(-7%) | 初期設定のまま通常使用 |
火 | 93%→82%(-11%) | 撮影1日目 輝度最大・撮影等を含め常時表示機能を1時間程使用 睡眠ログを取得 かなりハードに使用 |
水 | 82%→65% (-17%) | 撮影2日目 かなりハードに使用 ワークアウトで15分程GPSウォーキング |
木 | 65%→58%(-7%) | 初期設定のまま通常使用 |
金 | 58%→50%(-8%) | 初期設定のまま通常使用 |
最終日にまとめようと思いますが、現時点での体感的な減り方としては、省電力なスマートウォッチだという事。
懸念されていたHarmonyOS化によるバッテリー持ちの改悪も無く、これまでのGTシリーズのようにバッテリー持ちを意識せずに使える優秀な設計です。
まとめ 今年の大本命スマートウォッチ 個人的にはベストバイだと思う
最後にざっと良い点と悪い点をまとめます。
良い点
- 高級感あるストレートにかっこいいデザイン
- 新しいHarmonyOSでサクサク動作
- 期待通りのバッテリー持ち
- ランニング関係の強化
- 手頃な価格
まず、ポリッシュステンを多様したクラシックなデザインはストレートにかっこよく、誰が見てもカッコいいと感じるデザインです。
LiteOSをベースにしたHarmonyOSは動作感が軽く、これまでのGTシリーズのようなもっさり感は解消しています。
また、軽量なOSなのでバッテリー持ちもこれまでのロングバッテリーを維持しています。
同時にGT 3ランナーというモデルも発売された事からフィットネスでは特にランニング関係の強化が行われておりAIランニングプランなどは他社には無いユニークな機能です。
それら諸々を含めて今年発売されたスマートウォッチの中でももっともバランスの良く納得の行く価格で発売されていること。クーポンやキャンペーンも多くそれを利用すると思った以上に安く購入出来る所も良いですね。価格が落ち着く頃には鉄板スマートウォッチというポジションに収まっているのでは無いでしょうか?
悪い点
- 大きな新機能の無さ
- GT2 PROの質感に負けている
- エリートをなぜ発売しない
一方悪い点ですが、HarmonyOSという最新OSを搭載したとは言え基本はLiteOSであり大きな進化を感じづらかった事。
細かく見ていけば一つ一つは確実に進化をしているんですが、一般的に「おぉ!」と唸るような新機能が無くGT 3シリーズの良さが伝わりにくいと感じます。
また、前作のGT2 PROの質感を超えられていない所。これが本当に大きいです。
GT2 PROという自社の傑作機が、一番の比較対象になってしまっておりGT 3シリーズの良い点が薄れて見えてしまうのは残念なポイントです。なおのことエリートストラップも発売すべきだったと思います。何故かHUAWEIは日本で最上位モデルを除きますがこれはファンからすると本当に残念です。
悪い点ももちろんありますがそれらを含めても、今年新発売されたスマートウォッチの中では一番のプロダクトなんじゃないかな?と。
GTシリーズの高い期待を裏切らない秀逸なスマートウォッチだと私は感じました。
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