今期もっとも悩ましいであろう、HUAWEI WATCH GT3とAmazfit GTR3 Proの比較をしたいと思います。
どちらもスマートウォッチとしては抜群のブランド力を持っており、高い注目度を持っていますが、機能性や価格も近い事もありユーザーとしてはどちらを買えばいいか悩んでる方も多いのではないでしょうか?
今回は以下5つの項目にしぼり、それぞれを比較していきたいと思います。
- 1.デザイン・質感
- 2.新OSの動作感 HarmonyOS VS ZeppOS
- 3.ヘルスケア機能
- 4.バッテリー持ち
- 5.価格
どちらも本サイトでは詳細レビューを行っておりますので詳細に関してはそちらも合わせてご覧いただければと思います。
1.デザイン・質感について
双方ともにデザインのアイコンとなっているのは回転操作に対応したリューズクラウン。
まず、パッと見で高級感や質感が高く見えるのはやはりステンレスケースを使用したHUAWEI WATCH GT3でしょう。
デザイン的な情報量が多く、時計ファンが好みそうなどストレートなデザインをしていますね。
初見で手に取ったときの満足感もやはりGT3のほうが上でしょう。払った価格に納得出来るクオリティだと思います。
ただし、前作GT2 PROのような高級感を求めていると肩透かしを受けます。前作はチタン・セラミック・サファイアガラスと
コスト度外視のマテリアルが使われていました、今回はステンレス・プラバック・通常のガラスと材質は劣ります。
Amazfit GTR3はアルミをベースとしており非常に軽量です。GT3とは違いシンプル・スマートなデザインアプローチだと感じます。
様々なファッションに溶け込むようなデザインをしています。実際にHELIOT EMILというファッションブランドとコラボレーションを行うなど
より、イメージ戦略を強化しているようです。多くの年代に広く愛されるのはAmazfit GTR3だと思います。
一方、支払った価格に対しての満足感が満たされるか?と言われればちょっと疑問で、初見では「あーこんなもんかぁー」という印象を受けました。
軽量である事を技術的な凄さや着用感の良さと肯定するか、高級感が足りないとするかで評価が変わりますね。
後述する「価格」にも繋がりますが、払った価格に対しての満足感が HUAWEI WATCH GT3のほうが上です。
2.新OS HarmonyOS VS ZeppOS および機能性
記事用
HUAWEI WATCH GT3 と Amazfit GTR3 PROの動作感。はっきり言って機能性とか動作感とかはほとんど互角。迷うべきはデザインと価格。 pic.twitter.com/m69kyCKsHG— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) December 9, 2021
双方ともに今回は新OSをベースとし、機能性を劇的に向上させてきました。
HUAWEI WATCH GT3はHarmonyOSを、Amazfit GTR3はZeppOSを採用しています。
まず、どちらのOSでも操作性はスルスルで、滑らかな操作性を持っています。正直、動作感は優劣が付けづらく互角といって良いです。
基本的なファンクションもほぼ同等で機能性に関しても優劣は付けづらいです。
もし動作感が購入の基準となっているのであれば、双方ともに軽快な動作で、差はほとんど無いと言ってもいいでしょう。
重箱のスミを突くようなこと言う慣れば、若干ZeppOSを搭載したAmazfit GTR3がタッチ感度が高すぎる感じもしますが誤差の範疇かと。
実際に機能性に関して、ざっと大まかに確認しましょう。Amazfitが音声アシストに対応しているのを除き大きな差は無いですね。ヘルスケア機能に若干Amazfitが独自性に富んでいますが、普段使いにおいては特に気にするレベルでは無いかと。双方ともに独自アプリストア対応が大きいですが、まだまだ発展途上なエコシステムです。
HUAWEI WATCH GT3 | Amazfit GTR3 Pro | |
音楽ストレージ対応 | ○ | ○ |
Bluetooth通話 | ○ | ○ |
ヘルスケア | 心拍数・SpO2・ストレス・睡眠 自動測定 | 心拍数・SpO2・ストレス・睡眠 自動測定 呼吸困難グラフ・ワンタップ測定 |
ワークアウト | 100種類 | 150種類 |
独自アプリストア | ○ 微妙なアプリのみ | ○ 謹製アプリのみ |
音声アシスト | ☓ | ○ Alexa |
3.ヘルスケア機能
ヘルスケア機能についても心拍数・睡眠・ストレス・SpO2の自動測定に双方対応しています。こちらに関しても同等と言いたい所ですが
睡眠ログに関しては今回はAmazfit GTR3 Proに軍配が上がると思います。
Amazfit シリーズ 呼吸困難グラフ
これはGTR3シリーズに限った機能ではありませんが、Amazfitでは睡眠時の呼吸の質を測定する機能があります。
この機能を使う事で、睡眠時に無呼吸だった時間帯と回数をカウントしグラフ化してくれます。睡眠と血中酸素濃度のデータをうまく活用しており明確な付加価値になっています。
HUAWEI TruSleep
HUAWEIの提供するTruSleepは睡眠における200以上のアドバイスをデータとして提供をしてくれますが
昨今その他のメーカーも様々な独自性を出してきているので、HUAWEIの睡眠ログは少しデータ的に弱いと感じます。
4.バッテリー持ち
HUAWEI WATCH GT3は14日間、Amazfit GTR3 Proでは12日間のバッテリー持ちを公証しています。
スペック的にはHUAWEI WATCH GT3のほうが長いという事になりますが、実使用に置いてはあまり大差が無いようにも感じます。
ただし、HUAWEI WATCH GT3が何の調整もせず、ヘルスケア関連の機能がデフォルトでONの状態で使えるのに対してAmazfit GTR3は前述したヘルスケア機能のON/OFFの取捨選択を行う必要があります。
Amazfit GTR3でHUAWEI WATCH GT3と同等のバッテリー持ちを実現するには、SpO2やストレステスト・心拍数の取得期間等をそれぞれ調整する必要があります。
5.価格
HUAWEI WATCH GT3レザー版が 定価¥34,980なのに対して
Amazfit GTR3 Proは 定価¥39,800と約5,000円ほど価格が高いです。
そして、HUAWEI WATCH GT3に関しては、定価で売られている事はほぼ無く、公式サイトではクーポン、量販店やAmazonでは31,000円前後で取り扱われています。一方で、Amazfitでは基本的に値引きは行われていません。
デザインと質感に繋がりますが、それらの価格に見合った満足感が得られるのはHUAWEI WATCH GT3だと思います。
海外通販に目を向ければAmazfit GTR3シリーズは26,000円という価格で売られています。この価格であれば…という感じですが、海外通販という敷居の高さはありますね。
まとめ
それぞれの項目でまとめてみました。
HUAWEI WATCH GT3 | Amazfit GTR3 Pro | |
1.デザイン質感 | ● ※あくまで個人意見 | - |
2.新OSの動作感・機能性 | 互角 | 互角 |
3.ヘルスケア機能 | - | ● 呼吸困難グラフ・ワンタップ測定 |
4.バッテリー持ち | ● 無調整で14日感 | - 機能の取捨選択が必要 |
5.価格 | ● | - |
今回のこの2つのスマートウォッチで悩んでいる人がいれば私はHUAWEI WATCH GT3をオススメします。機能の充実さ・質感・価格のトータルバランスが優れており、クラシックで高級感のある見た目は、多くの人が満足感を得られると思います。私自身がクラシック系のわかりやすいデザインが好みという点も大きく影響していますね。
とはいえAmazfit GTR3 Proが劣ったプロダクトか?といえばそんな事はありません。GT3には無いミニマルな雰囲気は広い世代に溶け込みます。
モダンでスマートな印象のスマートウォッチは意外と選択肢が少ないです。性能はお墨付きなのでデザインで気に入ったのなら迷わず行っていいでしょう。
やはり一番の判断基準は価格かな?と私は感じます。まとめると「払った対価においての満足感の高さ」がHUAWEI WATCH GT3のほうが優れていると私は結論づけました。
購入に関しては以下よりどうぞ!