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ガジェットレビュー

Amazfit GTR 3 Pro実機レビュー 新OSで動作感が超進化 追加アプリ対応 次世代スマートウォッチ来た!

Amazfit GTR 3 Pro

今回はAmazfit GTR 3 Proを入手したのでレビューしたいと思います。今期からAmazfitではZeppOSという独自のウェアラブル用のOSを開発し
それを初搭載したのが今回のGTR 3シリーズになります。設計を見直し圧倒的な軽量化を実現し、また追加アプリにも対応し今後、独自のエコシステムとしても期待が出来ます。内部チップも最新の世代が搭載されており動作性能も劇的に向上しています。

ZAKI LABO(ザキラボ)では年間で30本近くスマートウォッチをレビューしています。様々なメーカーのスマートウォッチを実際に仕様・検証を行い精度の高いレビューをお届けします。機能性やコスパといった部分も大事ですが、ZAKI LABO(ザキラボ)では質感・所有感といった時計としても楽しみも合わせてご紹介していきます!

aliexpressで起きているバグ報告品について追記しました!日本で買うか、アリエクで買うかを悩んでいる方に参考になれば幸いです。

 

Amazfit GTR 3 Pro ポイント

  • 1000nitの高輝度ディスプレイ 屋外の視認性向上
  • 徹底的な軽量化 ZeppOSに対応
  • リューズクラウンでの回転操作
  • 追加アプリストア対応
  • SpO2自動測定 強化されたヘルスケア

以下は100点を満点とした、各項目においてのレビュー評価点です。機能性とデザイン性は高得点ですが一点質感と価格がネガティブなポイントかもしれません。

デザイン性90点
質感・クオリティ70点
機能面95点
価格面50点
トータル評価80点

購入は以下のリンクからどうぞ!

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Amazfit GTR 3 Pro(Banggood) 価格○

Amazfit GTR 3 Pro デザインチェック 大型リューズクラウンが特徴 シックでスマートな印象に

Amazfit GTR 3 Pro

まずはデザインを見ていきたいと思います。まず前作からのデザイン面と機能面で一番大きな変更点は、回転操作にも対応した大型のリューズクラウンを搭載した事です。その影響もあってか、今回のGTR 3シリーズはクラシックよりのデザインになっています。

とても上品な雰囲気を漂わせており、大人なスマートウォッチという印象を持ちました。

Amazfit GTR 3 Pro

今回私が購入したのはProモデルで、無印版との違いはディスプレイサイズが大きくなっている事と、ベルト材質に差があります。

Amazfit GTR 3 Proケースデザイン

本体カラーはインフィニットブラックとなっていますが、どちらかというとガンメタリックに近いカラーになっています。本体材質はアルミを使用しサイズは大きいですが非常に軽量です。ケースの仕上げも美しく、リューズクラウンのデザインパターンもあいまってシックな印象を持ちます。

GTR2とGTR 3比較
左GTR 3 Pro : 右GTR2 Classic
ちなみにGTR 3には保護フィルム貼ってます。

本体サイズは前作GTR2シリーズと大きく変わりませんが、Pro版のみ前作の1.39インチから1.45インチと僅かにディスプレイサイズが上がっています。
数字的にはわずかですが、実際に手にとって見ると数字以上のサイズアップに感じますね。

バックケース
充電器は互換性なし
充電器は前作と互換性無し…

バックケースはこれまで同様にプラスチック製。マイクやスピーカーなどが確認できます。一点気になったのは充電機が前作シリーズとは別のモノになった事ですね。充電接点の幅が大きくなっており、旧作の充電器と互換性がありません。

フルオロエラストマーバンド

PRO版のブラックのみ、バンドがシリコンでは無く、フルオロエラストマー製のフッ素コートバンドになっています。一般的なシリコンゴムと違い、フッ素ラバーバンドはベルト自体がしっかりしており、重量と質感、つけ心地などが格段に違います。時計自体の質感に直結する部分なんでベルトは非常に大事だと個人的には思っています。

スマートウォッチを買う際にベルト材質に"フルオロエラスマー"や"フッ素ゴム"といった紹介がある場合、マテリアルに拘っているモデルと判断できますね。

シリコンバンドと比較
シリコンとエラストマーバンドの比較。
こう見ると良くわからんね…。でも質感は全然違います。

今回のベルトも非常に質感良く、つけ心地も良いです。着脱のしやすさもいいですね。表面にはダイヤ型のエンボスが入っており、デザイン製もいいです。
一点、フッ素コートバンドは洗剤やアルコールなどと相性はあまりよくありません。表面コートがなくなると普通のゴムと対して変わらないので注意しましょう。

GTR2とGTR 3比較

前作GTR2クラシックと比較してみましょう。サイズ感はほぼほぼ同じですね。重量や質感はやはりステンレスのほうが良いとは思いますが
今回のGTR 3 PROに関してはアルミカラーやリューズ、ベルト材質などトータルでデザイン製と質感が良いと感じます。

GTR2とGTR 3比較
アルミながら質感は負けていないGTR 3 Pro

GTR2とGTR 3比較

ディスプレイサイズの大きさは並べて見るとよくわかりますね。GTR 3 Proのほうが堺がより細くなっており表示領域がより大きいです。

Amazfit GTR 3 Proはディスプレイがより明るく 外での視認性向上

GTR2とGTR 3比較

これまでのAmazfitシリーズのスマートウォッチにおいて、有機ELモデルは外での視認性が悪いというデメリットがありました。「あとワントーン明るければ…!」と思う事も多かったですが、今回のGTR 3シリーズは最大1000nitまで輝度が上がるようです。前作のGTR2の数値が非公開なので数値的に根拠が示せないですが、実際の目で見た感想としては、屋外でもしっかり視認出来るようになっています。

1000nitの輝度で外でも見やすい

1000nitの輝度で外でも見やすい
朝日の直射日光化。カメラのバランスが崩れるくらい眩しいけど
時計側の視認性はしっかり確保できている。

実際に朝日が指す日光下での表示してみました。撮影したカメラの補正も入っちゃってますが、これだけサンサンと輝く太陽の下でもはっきり視認が出来ます。前作GTR2では屋外での表示に弱かったのでかなり明るくなっています。ディスプレイに関しては発色も良く、文句のつけようが無いと感じます。

Amazfit GTR 3 Pro 超豊富なウォッチフェイス 現時点で150種類以上!

前作GTR2シリーズは、発売当初のウォッチフェイスのデザインパターンが少なかったんですが、今回のGTR 3シリーズは前作向けのウォッチフェイスも収録し、新作ウォッチフェイスも多数収録しています。その数、現時点で150種類以上とかなり力が入っています。

また、今回ZeppOSにアップデートした恩恵か、アニメーション要素もウォッチフェイスで取り扱う事が出来るようになりました。高い描画レートと相まって非常になめらかでリッチです。

 

アニメーションウォッチフェイスは合計で15種類収録されています。可愛らしかったり、ポップなものが多いですね。もうちょっと時計らしいデザインのものが欲しかったかも。

追加ウォッチフェイス

今回、静的なウォッチフェイスも非常に力が入っています。特に写実的なデザインのウォッチフェイスが多く収録されており、本体のクラシックな見た目に合う魅力的なウォッチフェイスが盛りだくさんです。いくつか私が気に入ったデザインを見ていきましょう。

全体的に高級時計をオマージュしたようなデザインだったりが多いですね。ウォッチフェイス一つ一つのクオリティが非常に高く、さすがAmazfitはこういった所に手を抜きませんね。

AODウォッチフェイス

AODもウォッチフェイスごとに用意されています。

独自のウォッチフェイス作成ツールの公開も予告されています。Amazfitはファンコミュニティによる独自ウォッチフェイス文化も活発なので、これは期待したいです。

Amazfit GTR 3 Proは最新のZeppOS

ZeppOS

今回のGTR 3シリーズの一番の変更点は、ZeppOSという同社が独自開発した最新のOSをベースに動作している事です。
設計や最適化により、容量をぐんと下げた事で軽量で電力消費効率にすぐれたOSになっているとの事です。

まず、メニューの動作感が、前作とは比べ物にならないほどスルスルと動くようになっています。フレームレートも向上しているのがわかります。
もともとAmazfitのスマートウォッチは操作感は良いのですが、それに輪を掛けたように軽快な動作です。この動作感の良さは、高級機であるHUAWEI WATCH3と比較しても劣らないレベルだと感じます。リューズクラウンでの回転操作も非常に高速でスムーズに動作します。

アイコンテーマ1

UI部分に関しては、装飾よりも動作感を優先しているようで、全体的にシンプルな印象です。Amazfitの高いデザインセンスでおしゃれなUIにまとまっています。

なぜか、メニューアイコンのテーマを3種類から選ぶテーマ機能もあります。謎のこだわりが個人的には刺さりました。

ZeppOS設定画面はシンプル
コアの設定部分はなんとモノクロ

アプリや機能といったフロント側は色鮮やかなアイコンで装飾されていますが、システムに関わる部分の設定項目に関しては白黒をベースとした超ドシンプルなUIになっています。この辺はZeppOSの軽量化につながっている部分でしょうね。

今回のZeppOSはこれまでのOSのおよそ10分の1の容量 なんと50MB程度だそうです。50MBなんて超高画質の写真ぐらい容量しか無いわけですが
実際に触れてみると、後述するMiniAppFrameworkによってそれぞれがコンテナ化されているのかな?という感じです。

OSとアプリが別れている事で、OSの軽量さと保守性を高めているのでしょうね。

次世代のエコシステムを狙うZeppOSのポテンシャルを感じます。

Amazfit GTR 3ProはついにSpO2の自動測定に対応!

SpO2の自動測定に対応

Amazfit自慢センサー BioTracker PPG 3.0を搭載し、今回からついにSpO2の自動測定に対応しました。最近のスマートウォッチだと、心拍数・ストレス・睡眠・SpO2の自動測定はもうワンセットみたいな感じですね。それぞれは個別にON/OFFが出来ます。測定頻度などを上げればもちろん電力消費は大きくなるのでここは自分の使い方によって調整をしましょう。

ワンタップ測定が便利

ワンタップ測定

今回追加された機能に「ワンタップ測定」があります。心拍・ストレス・SpO2・呼吸速度をまとめて計測する機能です。
時計を装着し、約40秒ほど安静に静止した状態で測定をします。リザルトにそれぞれの結果をまとめて表示してくれます。これは面白い機能かも。

ワークアウトモードは150種類から

ワークアウト

ワークアウトモードは150種類から開始する事が出来るようですね。正直、個人的にはウォーキング、ランニング、サイクリングさえ足りるかな。
サイクリングなど計8種目は自動検出も可能です。

睡眠ログについて 呼吸困難グラフが追加。仮眠も対応。

睡眠ログについては、改良されたセンサーによりこれまでより深いデータを見る事出来るようになりました。

入眠グラフ

入眠グラフ

まずは入眠のグラフですが、表示自体はこれまで通りですが、精度が向上しているように感じます。体感的な感想になってしまいますが
就寝時のウトウトや、夜中に起きてしまった時間などがすごく正確に取れていますね。またアプリ側のグラフ化も見やすく分かりやすいです。

呼吸困難グラフ(無呼吸症候群)

呼吸困難の疑い(無呼吸グラフ)

一番パワーアップしたと思うのが「睡眠時の呼吸の質」という項目。以前だったら割とざっくり「良い」というような情報しかわからなかったと思うのですが、
今回から「呼吸困難の疑い」というグラフが出るようになりました。

いわゆる無呼吸期間というやつですね。この項目が、時間と回数を表示出来るようになりました。これはかなり良い新機能です。
その他メーカーのスマートウォッチでも、就寝時のSpO2グラフを出すといった簡易的な測定はありましたが、Amazfitのように明確にデータとして出しているのは
初めてかもしれません。

睡眠ログで一歩リードしたAmazfit

これまで睡眠ログといえばHUAWEIの提供する「TruSleep」が睡眠に関するディープなアドバイスを提供する事で有名でしたが、Amazfitの呼吸困難グラフのように+アルファの付加価値を提供するメーカーが増えてきました。多数のメーカーのスマートウォッチを評価してきましたが、現状で一番睡眠ログ機能が優れているのはAmazfitだと私は評価します。

呼吸困難グラフ機能については他社メーカースマートウォッチとは明確に差別化の出来るアドバンテージポイントと評価します。

仮眠も対応

仮眠

仮眠については試せていませんが、項目として存在しますね。項目説明欄を読む限り20分以上の仮眠をログとして取得してくれるそうです

「午後10時から午前8時の間に開始または終了する睡眠期間はいずれも夜間の睡眠として記録されます。」
という事なので、仮眠として記録される時間帯が存在するのは注意がいりますね。

入眠時間のその他ユーザーとの統計データ

他のユーザーとの比較

入眠時刻と、深い眠りの時間の長さを、その他のユーザーの統計データから比較する事が出来ます。

「俺寝てねぇーわーーーー(チラッ)」がアプリ上でいつでも出来るという事ですね!!(違

ログはスマートウォッチ側で即座に確認可能

睡眠ログをスマートウォッチで確認可能
睡眠ログをスマートウォッチで確認可能

細かい改良点としては、その日の睡眠ログがスマートウォッチ側でもアウトライン確認ができるようになった事ですね。
これまではスマートフォン側で確認する必要がありましたが、睡眠時間グラフと、睡眠の深さのグラフを確認出来るようになりました。

今回Amazfitが提供する睡眠ログのデータは非常に情報として濃度が高いですね。他社メーカーと比較しても得られるデータの有益さが高いと感じます。

Amazfit GTR 3 ProのGPS精度について

GPS精度について

Amazfit GTRシリーズといえば、GPS精度の悪さが課題でしたが、今回のGTR 3シリーズではどうでしょうか。測定するのは前回と同じ、高い建物が多く、GPS測位がなかなか難しいルートです。前回もこのルートでGTR2で計測をしましたが、正直精度はお世辞にもいいとは言えませんでした。

参考としてこれまで同じルートで計測してきた結果の一覧です。わりとざっくりですが、この機種よりは良いみたいな判断ができればと思います。

大変良いMiWatch / MiWatchLite / Color 2 / Honor Watch GS PRO
良いAmazfit T-Rex /  Huawei Watch3
普通 Amazfit GTS2 / Huawei Watch GT2 PRO
微妙 Amazfit GTR1 / GTR2 
バグ OnePlus Watch / Realme Watch2

ざっと覚えてる範囲でこんな感じです。

実際にウォーキングでGPSを計測した結果(GTR 3とXiaomi Watch Color2と比較)

今回も同じルートで計測してみました。高い建物が多いのでGPS精度の差が出やすい道ですね。結果的には初代GTR1~GTR2よりは良くなりましたが、T-Rex Proと比較すると若干劣るなという印象。またGPSの測位が結構時間がかかるのも気になりました。

現時点で大変良いとしているXiaomi Watch Color2の結果です。こうやって見るとあんま代わり無いように見えますが、2本の細道がそれぞれ別の道としてルートされるかで判断しています。というわけでさっきの表に当てはめるとこんな感じですかね。

大変良いMiWatch / MiWatchLite / Color 2 / Honor Watch GS PRO
良いAmazfit T-Rex /  Huawei Watch3
普通 Amazfit GTS2 / Huawei Watch GT2 PRO / Amazfit GTR 3 Pro【NEW】
微妙 Amazfit GTR1 / GTR2 
バグ OnePlus Watch / Realme Watch2

ワークアウト
ワークアウト後、スマートウォッチ側でも簡易サマリーが見れる

前作より劇的に改善!とまでは行きませんが、普段遣い的にはなんら問題ないレベルにはなりましたね。ちなみに念の為2回同じルートを回りましたが結果としては同じ。GPS測位の速度も同程度でした。

Amazfit GTR 3 Proは通話機能・ミュージック機能に対応

GTR2に引き続きスピーカーが搭載されているので通話と音楽再生が可能です。

通話機能

通話機能

通話機能は予めアプリでスマートフォンと設定をしていると、スマートウォッチ側で電話をかける事が出来ます。
予め連絡先を登録しておけば、リストから電話をかける事も出来ますし、ダイヤルパッドでかける事も出来ます。

ハイフンが入ると連絡先からかけられないバグ?

連絡先を登録しておけば…と紹介しましたが、検証中なぜかかけられないパターンに遭遇しました。調べてみるとどうやら
"ハイフン"が入っていると動作しないようです。

スマートフォンによると思いますが、連絡先アプリでは080…と続いた場合、自動でハイフンを付与してくれる場合があります。私のGalaxyがまさにソレ。この仕様の場合だとハイフン抜きで登録することが出来ず、Amazfit GTR 3 Proでは連絡先機能が完全に使えないですね。

ハイフンが入らない番号には掛けられるので、バグというかZeppOSの想定外の動作っぽいですね。普通に有り得そうなもんですが…。

一応この件はアプリ側のフィードバック機能にて報告をしておきました。

ミュージック機能

ミュージック

本体に最大ストレージ2.3GB を持っているので、約400曲程度、スマートウォッチ側に転送する事も可能です。転送はアプリから行います。
BTイヤホンとの接続も出来るので、完全にスマートフォンが無い状態でも、ワークアウトと音楽が完結しますね。

追加アプリ MiniAppFramework

今回のGTR 3シリーズでは、サードパーティーのアプリを時計にインストールする事も可能です。現時点ではAmazfitが用意したほぼ謹製のアプリしか配信されていませんが今後は、オープンにしていき、ZeppOSエコシステムを展開していくと思われます。いくつかアプリを見ていきましょう。

アプリはJavascriptをベースとしているようなので、あまり手の混んだアプリは作れないと思われます。
現時点で公開されているのは11種類と決して数は多くありません。また、そのいずれもが、前作であったらば組み込みしきでインストールされていたであろうモノですね。ストレージ容量確認アプリや計算機などはそれにあたるかも。

HOMEコネクトアプリ

目玉っぽいアプリとしてはHOME CONNECTというIoT家電向けのコントロールアプリですかね。
世界的に有名なメーカーの製品と連携が出来るっぽいんですが、ちょっと日本では敷居が高いものが多いですね。

ボッシュ・シーメンス・ガゲナウと 正直日本のどこのご家庭にもあるようなメーカーでは無くちょっとお高い海外ブランドっていう感じです。
ちょっと日本向けには使いにくいかも。

カロリーアプリ
カロリーアプリ

カロリーアプリは、今日消費したカロリーが、ハンバーガーなどの料理でどれぐらいの量に相当するかを確認出来るアプリです。
「あすけん」のように細かい事が出来るわけではありませんが、目安としてはおもしろそう。

色覚チェックアプリ 色覚チェックアプリ
色覚チェックアプリ

色覚をテスト出来るアプリです。なんの数字が隠れているでしょう?的なやつですね。タップすると正解をみる事が出来ます。

BMI測定アプリ
BMI測定アプリ

体重と身長年齢からBMIを出してくれるアプリです。肥満です。

ウォーターリマインダー ウォーターリマインダー
水分リマインダー

一日の水分摂取量を記録するアプリです。1日に摂取する水分量とリマインダー時間を設定する事ができます。


ざっとこんな感じですね。やっぱり簡易的なモノばかりです。一応、今後の予定としてはGoPROの操作なども出来るようになるとか。
スマートウォッチ向けアプリストアは、HUAWEIのHarmonyスマートウォッチや、XiaomiのColor2シリーズなどが対応していますがイマイチどのメーカーも流行っていませんね。この辺はMiniAppFrameworkをどれだけ普及できるかにかかっていますね。

その他気になった機能

To-Doリスト

Todoリスト Todoリスト

地味に便利なのがこの機能ですよね。アプリ側で用事を登録しておけば、その時間になったらアラームで知らせてくれます。
買い物だったり用事をメモ代わりに使ってもよいですし、これは本当によく使いますね。

音声メモ

録音アプリ

最近スマートウォッチで録音出来るモノありますか?って質問をもらって「自分が使ってきた中では無いっすねー」って答えっちゃったんですが
このGTR 3は録音可能ですね。録音時間の限界はおそらくストレージ容量による所だと思いますが、ある程度の時間(数分程度)ならば問題無く録音出来ますね。

録音後は、アプリからスマートフォン側に転送も可能です。

ポモドーロタイマー

ポモドーロタイマー

もとはHuamiが担当するMiBandシリーズで搭載されると噂されたポモドーロタイマーですが、GTR 3では搭載されていますね。
どういう機能かというと、集中して作業する時間と、休憩時間を反復してくれるタイマーですね。データ入力とかそういうった職種の人だと馴染みのある機能じゃないですかね?集中→短休憩→集中のサイクルを繰り返す事で作業効率が上げられるという理論?を元にしたタイマーです。

アレクサ Alexa

アレクサ

GTR2発表時から、大分遅れてAlexaは対応しましたが、今回GTR 3はしっかりと日本語Alexaに対応した状態でリリースされました!良かったw
ただし、オフラインコントロール(時計固有のコントロール)はまだ日本語未対応との事…。

バッテリー持ちについて

バッテリーについては標準使用で12日、ハードな使用で6日と公証していますが実際はどうでしょうか?

健康モニタリング機能がそれぞれ個別にON/OFFが出来るので、一般的な用途という条件が難しいので参考までに私が数日使った使用条件と消費量を見ていきましょう

1日目 7時~21時(14H)

まずは一日目、心拍数、ストレス、SpO2を諸々ONにして使用しました。
ワークアウトなどは使用しませんでしたが、検証のため色々と操作をする場面が多かったです。
日常的に使う時よりはハードに使っていたと思います。この場合、14H時間で約11%消費しました。

心拍数10分間
自動ストレスON
SpO2 自動測定ON

残量:89%(14H) 約11%消費

1日目就寝時 23時~翌日7時(8H)

同日、ヘルスケア機能は諸々ONにした上で、睡眠ログ機能も追加でONにしました。電力消費が圧倒的に高いであろう呼吸ログも取得した状態で検証しました。

結果としては夜間の8Hで8%ほど消費しました。同じ開発元のMiBand6では、同様の機能を使うとめちゃくちゃ消費していたと記憶しているので、割と省電力で動作はしているようですね。それでもやはり消費量は大きいです。

心拍数10分間
睡眠モニタリングON
呼吸の質ON
自動ストレスON
SpO2 自動測定ON

残量:81%(8H) 約8%消費

2日目 7時~23時(16H)

この日は心拍数とストレステストのみONにし、それ以外の機能はすべてOFFにして使用しました。日常使用ではこの設定で使うと思います。結果としては16Hで9%ほど消費しました。

心拍数10分間
自動ストレスON
それ以外OFF

残量:72%(16H) 約9%消費

3日目 7時~23時(16H)

撮影でガッツリ使用

前日同様の条件ですが、この日はこの記事を書く写真を撮影だったりをガッツリしていました。常時点灯機能をかなり長いあいだ使ったり、通話周りを検証したりとかなりハードに使いましたね。結果としては16Hで15%消費しました。

残量:57%(16H) 約15%消費

かなり使い方に偏りがありますが、基本的には二日目の条件で使うと思います。であれば大体10日ぐらいは持つんじゃないでしょうか?最近スマートウォッチのバッテリーは5日ほど持てば全然余裕って自分の中で思ってるんで、これで十分ですかね。公称値に近いバッテリー持ちだと思います。

Amazfit GTR 3 Pro スペック表

諸々細かいところまでご紹介しましたが、スペック詳細は以下の通りです。

Amazfit 公式サイトより

サイズ:46×46×10.7mm
重量:32g(ストラップなし)
ボディ材質:アルミニウム合金
バンド素材:ブラウンレザー - 革、インフィニット ブラック - フッ素ゴム
バンドの幅:22mm
防水グレード:5ATM
ディスプレイ素材:ULTRA HD AMOLED
タッチスクリーン:強化ガラス、指紋付着防止コーティング
ディスプレイサイズ:1.45インチ
クラスプ:クラシックピンバックル
解像度:480×480
PPI:331ppi
バッテリー容量:450 mAh バッテリー (標準値)
充電方法:マグネット式充電器
充電時間:約2時間
センサー:BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリック センサー (6PD + 2LED)、加速度センサー、ジャイロスコープ センサー、地磁気センサー、環境光センサー、気圧高度計、温度計
接続:Bluetooth 5.0 BLE、WLAN 2.4GHz
ポジショニング:GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS
セット内容:スマートウォッチ (純正ストラップを含む)、磁気式充電器、操作マニュアル
アプリ:Zeppアプリ ※タブレットはZeppアプリ未対応となります
対応デバイス:Android 7.0 以上、iOS 12.0 以上

価格について 日本版の価格は保証という観点か?

これはやっぱり触れないといけないと思いますが、価格が高いですね…。特に日本での価格は如実に上がっており手が出しづらいです。
昨今、半導体需要や材料費高騰が重なり、こういったデジモノは全体的に価格が上がっています。ただし、国によって価格差が結構激しいんですよね。

各国の価格は以下の通り。

中国版約17,000円
グローバル版約26,000円
日本版約40,000円

中国国内(京東.com)の価格圧倒的に安い中国版 999元(約17,000円)
ただし日本言語が無いと思われるので非推奨

まず、中国版のやすさですよね…!安すぎるだろとビックリします。ただ、中国版はUI言語や、紹介したMiniAPPの関係上、中国以外では非常につかいづらいものだと思います。安い!といって中国版に飛びつくのは辞めておきましょう…。


米国Amazonでの価格
米Amazonの価格(約26,000円+送料)

グローバル版の26,000円はまぁわかる範囲ですね。ZeppOSによるソフトウェア面の強化など、それに値する価値はあります。


問題は日本版の40,000円という価格。これはちょっとなぁ…という印象。この価格帯では、WearOSなどの高度なスマートウォッチと同等の価格帯に入ってしまっていますよね。いくら進化したZeppOSとはいえその価格に見合っているかと言われれば疑問です。

保証と輸送費を考えるとグローバル版と差は大きくない?

というわけで、今回GTR 3シリーズを購入しようとしている方はAliexpressなどの海外ECを狙っている人も多いのではないでしょうか?
ちなみに、私は今回米国Amazonで個人輸入の形で購入しました。参考までにそれらにかかった費用をご紹介します。

アイテム小計229.99米ドル
出荷処理20.88米ドル
税引前合計250.87米ドル
輸入手数料デポジット32.28米ドル
総計283.15米ドル

支払い総計: 32,674円

はいというわけで合計でこんぐらいかかっています。今回私は高速配送を利用したので+2000円ぐらい送料が上乗せになっていますね。通常配送でも7日程度で届くとは思うので大体30,000円程度で購入可能です。米Amazonでの買い物って敷居高そうに聞こえるかと思いますが、正直日本のAmazonと何も変わりはありませんね。安く書いたければ、米尼やAliexpressなどになりますが、これらを利用するともちろんながら無保証になってしまいます。やはり初期不良とかは無い事は無いので、心配な人は日本版で購入したほうがいいのかな…と。

10,000円をケチって無保証や配達のモヤモヤを味わうか、ストレス無く2~3日で届き保証もしっかりしている日本版を買うか?という天秤ですね。

Aliexpress購入組から不具合報告が複数上がっている模様

追記:2022年01月27日


言語がバグった状態のものがあるようです。

日本版の価格の高さは保証の観点という結論を出していましたが、Aliexpress購入組の方複数人から不具合報告が上がりました。Twitterのフォロワー様からの提供です。症状としては以下のような不具合があるようです。

  • 初期設定で日本語を選んでいるのにも関わらずメニューが韓国語固定に
  • フィットネスメニューはなぜか中国語
  • 本体アップデートが出来ない

まったく同じ不具合が、別のフォロワー様でも起きているという情報をもらいました。共通するのはAliexpress購入組であるという事ですね。Aliexpressで購入したからバグっているという訳でなく、バグのあるロットが偶然Aliexpressにて取り扱われていた…と考えるべきですが。

アップデートが出来ない件は、フォロワーさんに相談され、Zeppアプリの権限周り、タスクキル周り、バッテリー周りと、考えられる対応は一通り試してもらった結果駄目でした。まさにお手上げ。完全に不具合と言えます。

厄介なのは、Aliexpressでの返品の面倒くささ…。基本英語でのやり取りになるのと、物理的な遠さから時間がかかるようですね。一応、情報を提供してくれたフォロワーさんはAmazfit公式ストアで購入していたため、バグ報告を行う事で交換対応となったようです。

ちなみに、別のAmazfit製品で、日本公式から購入したユーザーがバグ報告を行ったところ、すぐに公式から返答があり2~3日で交換対応となったようです。
やはり保証の手厚さは日本公式にまさるものはありませんね。価格の高さはありますが、Aliexpressで不具合品をひいてしまった時の労力などを考えると、日本公式からの購入を私はおすすめしますね。

高い完成度でブラッシュアップしてきたGTR 3

Amazfit GTRシリーズ歴代 Amazfit GTRシリーズ

今回のGTR 3シリーズは、GTR2シリーズのようなリリース優先では無く、しっかりと調整して発売されましたね。現時点でかなり完成度が高く満足感が大きいです。今回新たに採用されたZeppOSは、アプリなど保守性が高められた設計になっておりアップデートでのさらなるブラッシュアップも期待できそうです。今後はZepp OSをベースとしたT-REXシリーズも期待できそうですね。

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