今回はNothing Phone (2a)をレビューします。
高いデザイン性を持ちながらもコスパの良い展開をするNothing、その中でもミドル帯に絞った廉価グレードが今回のNothing Phone (2a)です。必要十分なスペックを搭載しつつ日本向けにFelicaも搭載し55,800円というリーズナブルな価格設定が魅力で注目を集めています。日本市場にはPixel 7aという圧倒的人気を誇るミドルスマートフォンが鎮座していますが、その牙城に独自のデザインセンスとコスパで挑みます。
日本市場でライバルになるのはPixel 7aの他にMotorola Edge 40もありますが、私Zakilaboでは過去に2つのレビューも行っており、今回のNothing Phone (2a)との比較もしていきたいと思います。
多くの先行レビューが行われ、消費者としてはNothing Phone (2a)の高評価ぶりが本当の情報なのか?は気になる点かと思います。今回私は自腹購入にて評価をしていますので良い点・悪い点を余すところ無くお伝えします。
Nothing Phone (2a) スペック紹介
まずはNothing Phone (2a) スペックを見ていきましょう。今回日本で発売にあたってFelica対応が行われた事が何よりも大きなトピックです。Felicaの有無で日本ではやはり扱われ方が変わってきますね。また、スペックの方も程よくまとめられているのが好印象となっているポイントでしょう。
SOCはDimensityのミドルグレード Dimensity 7200 Proを搭載し、Antutuでは70万点前後を出す優秀なSOCです。数値的にはちょうどミドル帯に入りスペック的に1年遅いようにも思いますが多くのライトユーザーにとっては十分すぎるスペックです。細かいベンチ結果などは後ほど見ていきます。
メモリは8GB/12GB ストレージは128GB/256GBを展開します。最近では珍しい8GB/128GBがあるのが特徴で、こちらはより価格が下がります。ただ最近のコンテンツの重さから見ると128GBはかなり心もとなくなっています。できれば256GBを選択したいです。またミドル帯を選択する人が気にするSDカードも非対応です。
ディスプレイは6.7インチの有機ELディスプレイで、ピーク輝度1300ニト、最大120Hzのリフレッシュレート対応とミドル機以上の性能を持ちます。
OSはAndroid14をベースに、Nothingらしいデザインセンスでまとめらた Nothing OS 2.5を搭載します。カメラは50MPのデュアルカメラでメインはOISも搭載しています。
防水等級はやや低めなIP54となっており防水防塵仕様ではないのが注意点ですが、対応バンドも日本のキャリアすべて合致します。
気になるお値段は256GB版は55,800円、128GB版は49800円と非常に求めやすい価格となっています。
ライバルであるPixel 7aやMotorola Edge 40などと並ぶ価格となっていますが、先に発売され値崩れある2つと比べて、定価をこの価格で出しているためもっとも安いとも言えます。
今後MVNOなどの特化販売も期待ができるためかなり人気が出そうなスマホではありますが、その一方でNothing OSという独特なUIを持ったスマホでもあるので悩ましい存在とも言えます。
SOC | MediaTek Dimensity 7200 Pro 最大 2.8 GHz 8 コア 4 nm Gen 2 TSMC プロセス |
メモリ | 8 GB / 12 GB |
ストレージ | 128 GB / 256 GB |
OS | Nothing OS 2.5 Android 14 3 年間の OS アップデート保証 |
ディスプレイ | 6.7インチ 有機EL 1084 x 2412 リフレッシュレート 30~120Hz ピーク輝度 1300ニト |
バッテリー | 5,000 mAh 45W急速充電 |
カメラ | メイン 50MP F1.88 1/1.56 光学手ブレ補正+EIS 超広角 50MP F2.2 1/2.76 FOV 114 インカメラ 32MP |
その他 | Felica 対応 防水 IP54 3キャリ対応 (物理デュアルSIM) |
Nothing Phone (2a) デザインチェック
Nothing Phone (2a)のデザインを見ていきます。コストのほぼすべてが本体とUIにかけられていると言っても過言ではありませんが、2aに関しては発売前は割と賛否のあるデザインと言われていました。というのもやはり目立つ豚の鼻みたいなカメラユニットで最近のカメラユニットデザインからすると逆に奇抜です。それに加えてスケルトンデザインなので、実物はどうなるんだろうと私も購入前は半信半疑でした。しかし、開封後はそのような考えは吹っ飛びました。もちろん、奇抜で人を選ぶデザインなのは変わりませんが、質感が良いので実物はより魅力的に感じました。全体的に高級感があるわけでは無いんですが、珍しい質感をしておりとても新鮮な気持ちにさせてくれますね。
やはり特徴は背面でスケルトン風になっています。もちろん基板風のダミーデザインだと思いますが、ブラックの場合スモーキーに見えるので程よく主張されて実際の見た目は悪くありません。配線風のデザインとビズ止めがデザインとして昇華されています。カメラユニットはシームレスに盛り上がっており良くも悪くも主張が強めです。また、Nothingのアイデンティティであるグリフデザイン用のLEDパーツがカメラ周りに配されています。ここは後ほど詳しく見ていきます。
スケルトンバックはおそらくプラスチックかアクリルだと思いますが、質感も良く一目惚れしました。ハイテク風ではあるんですが、どこかレトロな雰囲気も兼ね備えており愛嬌のあるデザインだなと感じます。
ただし、ホコリと指紋が死ぬほど目立ちます。撫でると静電気を感じるのはアクリル素材だからでしょうか?材質的に仕方が無いですがこの辺はホワイトの方が目立たなくて良かったかもしれません。スクラッチ傷は注意したいところです。
サイドフレームはおそらくプラスチック素材なんですが独特なマット塗装で、細かくザラザラとしておりグリップ感も良く、質感も良いのでかなり気に入りました。ここが普通のつるつるのプラスチックだと一気にチープになるんですが、ここの仕上げは本当に良いです。左側に音量ボタン、右側に電源ボタンが並ぶ独特のスタイルです。電源ボタンだけキーカラーの差し色が入ればもっと良かったのにとか思ったり。
ディスプレイは6.7インチでかなり大きめな端末です。注目したいのはディスプレイとベゼルのアールの取り方。四篇がきれいに揃っています、縁の部分の太さも均一で一体感があります。一応デザイナーの端くれなのでこういった部分にこだわりをすごく感じます。
このアールの取り方はちゃんと計算して出さないと均一に見えないんですが、そういった部分がしっかり考えられています。ここのアールを揃えるためにはディスプレイの部材や基板の配置なども考慮する必要があるでしょうから、簡単そうに見えて実はすごくこだわっているのがわかります。ハイエンド端末でもわざわざここにコストをかけない場合もあるんで、こだわりが汲み取れるポイントでした。あと地味にベゼルが細いので見栄えが良いですね。
解像度は縦2412px 横1084px 最大輝度は1300ニト リフレッシュレートは最大120Hzです。ミドル機ながら120Hzの有機ELパネルを採用し、発色・輝度ともに高品質なものが使われています。モノトーンが多いので黒が引き締まります。屋外での視認性はそこそこといった感じでしょうか。また画面内指紋認証と顔認証ともにしっかり対応しています。指紋の精度も悪くありません。ちなみに初期フィルムは貼ってありました。
本体下部にはUSB-CとSIMトレイ、スピーカーが並びます。本体上部にはマイクのみで、スピーカーはディスプレイ側の受話口も兼ねています。
本体重量は190gとこのサイズ感からすると比較的軽量になっています。基本的にはミドルグレードの端末なので高級感があるわけではありませんが、デザインの素晴らしさと珍しい質感で特殊な所有感が得られます。
正直、当初このデザイン性は自分に合わないだろうと思っていましたが、実物にふれるとその高いデザイン性に魅了されました。結構若い層や普段あまりAndroidには触れなそうなユーザー層にも、思った以上に受け入れられそうなプロダクトだと感じました。
一点どうでもいいですが、エコパッケージ辞めてほしいです。箱も含めてNothingのブランディングでしょうに。基本的にものを大切にしたい人間にとってこの一回開けたら閉じれない箱は忌むべき存在です。
Felica搭載
Nothing Phone (2a)はFelicaを搭載し、おサイフケータイに対応しています。
ちなみに私自身は交通系ICカードの圏内でなく、またそれらカードの決済を一切使ってないため実はこのFelica対応についてはピンと来ていません。割と田舎の方だとそういう人も多いんじゃないかなと思ったり。ライバルのPixel 7a とMotorola edge 40もFelica対応をしっかりしており、日本で売るためにはこれを対応させるのが必須みたいな感じがありますが、メーカー側の負担はかなり大きいでしょうね。とはいえ、Felica対応をせず販売していたらおそらくここまで注目はされていなかったでしょう。ライバル2機種と比べてもこれは必須事項だったという事でしょうか。
ちなみにFelicaの位置はカメラユニット付近となっており、何かすごい所に載ってるなと思います。
UI周りチェック
Nothingブランドの特徴のひとつ、UI周りを見ていきましょう。独自UI Nothing OS 2.5を搭載し、UI含めてNothingのブランディングがされています。特徴としては徹底的に削ぎ落とされたミニマルなデザインで、かなり抽象的なデザインセンスに感じます。
特徴的なドットの欧文フォントが特徴で、ウィジェットのアイコンなどもドットで描かれています。
ウィジェットも凝っており、天気・時計・ショートカットと前述したアイコンやドットで統一されています。最近のカスタムOSとしてはウィジェットの数がかなり豊富なのでこだわりを感じますね。
アイコンも対応しているものはモノトーンに変換されます。非対応のアプリはそのまま初期アイコンで表示されますが、これもNothing公式の「Nothing ICON Pack」というアプリをインストールすれば強制的にモノトーンに変更することもできます。
ベースは素のAndroidなので正直、人を選ぶシンプルさだなとは思います。オシャレだとは思いますが分かりやすいか?と言われれば私はNOだと思います。モノトーンでの判別ってすごく難しくてついアイコンを一覧を眺めてはじっくりと探してしまい、直感的な操作がむずかしく感じます。このシンプルさはまさにPixelシリーズに通ずるものがあります。カラフルで連想させるアイコンに見慣れていると、NothingUIのようなピクトグラムが全面に出たUIは分かりづらく感じるのではないでしょうか?
ただ、使いにくければ普通にアイコンパックを変えられますし、GoogleホームをUIに設定する事もできます。NothingのUIを別に強要されているわけでは無くカスタマイズの幅があります。
前述したウィジェットカスタマイズはロック画面でも可能で以外と設定出来る事が多いです。壁紙をAI生成で自動作成する事も出来ます。2つのテーマを選択することで、自動で印象的な壁紙を生成してくれます。
全体的に細かなアニメーションまでしっかりと作り込まれており、スペックも十分のため動作感はとても滑らかです。デザイン性という観点で言えば、ほかのスマホのUIには無い独創的なセンスでまとめられており、統一感があります。まさに「オシャレ」という言葉しか思いつきません。
Glyphインターフェースで光る!でも本当に必要?
Nothingといえば背面に配されたLEDギミック Glyphインターフェースでしょう。廉価版とは言えしっかりと搭載しています。先に言ってしまうと、おそらく楽しいのは最初の1日目だけでしょう。むしろ光らなければもう少し安く出来たのか?とすら思ってしまいます。無駄に完成度が高いため、この機能に対する価格のウェイトがかなり大きいようにも感じますね。まぁこれがなくなったら別にNothingの意味がなくなるかもしれません。
コンポーザーアプリでは、音や光るパターンを定義する事が出来ます。抽象的なサウンドテーマを選択し、タイミングなどをタップして自作できます。
また、音楽再生に合わせてLEDを点滅させたりする事も出来ます。
LEDの輝度を3段階で設定出来るっぽいんですがどうも光量が変わってるようには思えないです、個人的にもう少しマイルドにLEDが光ってくれればよいのにと思います。
公共の場でコレが光ったら変に注目されそうでちょっと嫌だな…とか思ったり。それを言い出すと完全にNothingで無くていいんですが。
ただ、個人的にスマホはひっくり返して机に置いてる事が多いので、Glyphインターフェースが光るのはすごくわかりやすいです。
ちなみにただ光るだけで無く、外部のアプリと連携し進捗状況をプログレスバー的に表す事も出来るようです。今現在用意されているのは配車のUberで配車までを光で表してくれるようです。その他、見慣れないフードデリバリーサービスや、Googleカレンダーも対応しています。
このGlyphインターフェースが目的が買う人は流石にいないと思うんですがどうでしょうか?完全に無駄な機能ではありますが、何でもかんでも無駄無駄言ってたらそれこそつまらないものしかなくなってしまいますからね。
Antutu性能
SOCはDimensity 7200 Proを搭載します。最近の基準で言うと完全にミドルグレードのSOCです。前述したUI周りの動きを見ればわかりますが、基本的には十分すぎる性能を持っています。
実際にAntutuベンチマークを回すと、スペックなりに3D描画などはカクカクとします。結果としては67万点という結果になりました。公称値は74万点と謳っているのでちょっと低いですね。この数値はおそらくかなり条件を揃えて出しているんじゃないかと思います。最新のハイエンドがおおよそ150万点~200万点ぐらいなので、数値としてもミドルなのがよくわかります。
気になるのはライバルであるPixel 7aとMotorola edge 40ですが、これらと比較してNothing Phone 2aは一番低いスコアを出しています。ただ、体感的な動作感に関してはあまり差があるとは思えません。
おそらくグラフィック周りで差が出ていると思うので、ゲームなどで差が出ると思いますが、そもそもミドル帯なのでどんぐりの背くらべぐらいの差しかないと思います。
ゲームの動作感
ゲーム性能を原神で見ていきます。案の定動作感はあまり良くありません。最高設定60fpsでプレイしましたが、フレームレートは良くて40fps台で、30fpsまで落ちる事がほとんどです。
さすがにこのスペックでは原神のようなヘビーなゲームは難しいでしょう。プレイ感覚としては同じく微妙はPixel 7aとどっこいどっこいでしょう。
みなみに、一応ゲームモードもついており、フレームレートカウンターや集中モードなどのユーティリティがついています。ゲームブースター的な機能は無いようです。
バッテリー消費が早いバグ?
バッテリーについて、コミュニティにも報告がありますが、SIMを刺した状態で運用すると、バッテリー消費が妙に高くなります。微妙なラインですが、コミュニティを見る以前から、ちょっと減りが早いな?と個人的にも感じたので、気のせいでは無かったようです。ただDimesityのこの世代ってちょっと持ちが悪い傾向があるので、アップデートで何とかなるのか?は気になるポイントです。
カメラ性能
カメラ性能を見ていきましょう。メインカメラはISOCELL GN9、超広角はISOCELL JN1という事でミドル機らしい構成にはなっていますが、メインカメラはOISも搭載しています。
まず日中の撮影です。
超広角に関しては色味が妙に潰れる感じがします。空が真ん中だけ凄く濃ゆくなっており、それ以外の色味も暗くベトッとした印象です。
メインレンズでは明るくくっきりとした撮影が出来ます。コントラストがかなり強く暗い部分はグッと深く潰れているとも言えますね。色味が薄く、シャープさも強いです。
ISOCELLの廉価グレードらしい感じだなと思います。
ズームは二倍以降はもうオマケ扱いでしょう。
ポートレートモードの作例です。ピントが合わせづらいのは気になりました。赤い花は何度もピンとを外しました。
若干日が落ちた時間帯の作例です。
総じてカメラ性能はあまり高くなく、必要最低限といった感じでしょうか?ライバル機種と比べてもやはりそこまで大きく差は無いようにも思います。
カメラ性能には関係ありませんが、やけにシャッター音が大きいです。想像の三倍は大きいのでまじでびっくりします。初期VerだとSIMを抜いたら音を消せるようになっていたんですが、アップデートで音が出るのがデフォルトになってしまいました。
「プキョッ!!!」っというけたたましい高音が屋外でも鳴り響きます。計測すると95dbという事で普通に車の排気音なみの音量です。あまりにも恥ずかしいです。
ちなみにこれはかなり話題に上がっており、ついにNothingのCEOが対応を名言しました。どうやらバグのようです…。マジで外で撮影する時恥ずかしいので早く直してください…。
Pixel 7aとMotolora edge 40と比較して
Nothing Phone (2a)とPixel 7a と Motorola edge 40と比較していきましょう。3つともFelicaに対応しかなりコスパが良いと評価を受けており、かなりスペックと価格が近いんですがそれぞれ細かい部分で差があります。
まずSOCについてそれぞれDimensityとGoogle Tensorと違いがあります。先に言ってしまうとSOCと基本的なスペックに関してはほとんど差がありません。Antutuではそれぞれ10万近く差が出ていますが、実際に使ってみて誤差と言い切ってよいと思いました。ミドルハイと言うのはちょっとスペックが足りない気もしますが、それぞれゲームを覗きほとんどの用途は快適に動作します。ちなみにもしゲーム用途であればPixel 7aはまじでおすすめしません。
カメラについて言及していませんが、正直このレベルだと何がどう優れているみたいなのはどんぐりの背くらべなんじゃないかと思います。強いて言えばPixel 7aがAIの処理が強く感じますが、まぁ別にだからといって特段素晴らしいわけではありません。
次にディスプレイですが、サイズに結構差があります。一番大きいのがNothing Phone (2a)で6.7インチ、次にedge 40の6.55インチ、一番小さいのがPixel 7aの6.1インチとなっています。
ココに関しては完全に好みだと思います。私的には画面サイズが大きい方が良く、Pixel 7aのサイズ感は合わなかったです。edge 40は程よいサイズでしかもかなりスリムなので持ちやすかったですね。
Pixel 7aが90Hzなのが少し気になるポイントですが、普段遣いであれば十分許容出来ると思います。
バッテリーはそれぞれ容量と充電速度が違いますが、大きな違いは無線充電の有無。Nothing Phone (2a)のみ無線充電に非対応です。コレはかなりマイナスに感じます。普段使いにおいてはやはり置くだけ充電の利便性には勝てないです。
スケルトンボディでいかにも無線充電に対応してそうな見た目をしていますが注意が必要です。
さらに細かいところで言うと防水等級もNothingが一番低くなっています。
最終的にNothing phone (2a)はPixelとMotorolaと比較して、無線充電の有無と防水等級で劣り、画面サイズがより大きくなっているという事。そして定価としては一番安い事がポイントでしょう。おそらくNothing Phone (2a)もMVNOのMNP特化になるでしょうから実売はより近づくと思います。
最終的にどこに注目するかで変わってくる3つかなと思います。個人的に7aの6.1インチという半端なサイズ感は合わないため、出来るだけ画面が大きいNothing Phone (2a)が使い心地は良かったです。一方で、使いやすいAndroidスマホという点ではMotorola edge 40のほうが良かったとも感じます。
スペック | Nothing Phone (2a) | Pixel 7a | Motorola edge 40 |
SOC | Dimensity 7200 Pro (Antutu 64万) | Google Tensor G2 (Antutu 85万) | Dimensity 8020 (Antutu 75万) |
ディスプレイ | 6.7インチ 120Hz | 6.1インチ 90Hz | 6.55 インチ 144Hz |
バッテリー | 5,000mAh 有線のみ | 4,385mAh ワイヤレス充電対応 | 4,400mAh ワイヤレス充電対応 |
Felica | ◯ | ◯ | ◯ |
防水 | IP54 | IP67 | IP68 |
価格 | 定価:55,800円 | 定価:62,700円(実売54,800円) | 定価:62,000円 (実売 39,900円) |
Nothing Phone (2a)まとめ
Nothing Phone (2a)を良い点・悪い点でまとめると、まずFelica搭載ながら日本国内で5.5万に抑えたのはとても好印象です。
ディスプレイが大きく、Pixel 7aだと小さい人にはささるサイズ感だと思います。また、UI周りのコストのかけ方はやはり特出しておりシンプルにおしゃれです。
スマホに求められる大体の事はそつなくこなすスペックをしており、ライト層からミドルユーザーまで幅広く使いやすいと感じるでしょう。
残念な点としてはライバル機種と比べて無線充電が無い事です。これは人によりけりですが、個人的には使い勝手に直結するので無線充電は欲しいです。
逆を言うと、ミドルクラスで対応してるPixelとMotorolaが貴重なのかもしれません。
アイデンティティであるGliphインターフェースが思った以上に端末の評価に影響しないんですが、たぶん無かったら本当にNothingである意味がなくなってしまうようにも思います。
総じて5.5万円ならば十分すぎる性能と言えるでしょう。ライバル達とはは画面のサイズと、Nothing独自のデザインスタイルにハマるかで選ぶ事になりそうです。
良い点
- Felica対応ながら選びやすい価格
- ディスプレイが大きく見やすい
- UIがおしゃれ
- そつなくこなすミドルスペック
悪い点
- 無線充電が欲しかった
- ライバル機種が強力