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スマホ・タブレット

Xiaomi 14 Pro レビュー ついにantutu 200万 可変絞り搭載のLeicaカメラ 最強ハイエンド

今回はXiaomiの最新フラッグシップモデル Xiaomi 14 Proをレビューします。

Xiaomi 14 Pro レビュー

ここ最近、Androidの最先端フラッグシップはXiaomiからスタートしています。今回初めてQualcomm SnapDragon 8 Gen 3を搭載し、全世代よりも圧倒的なパワーアップをしています。

Qualcomm SnapDragon 8 Gen 3を搭載

また、これまでのMIUIから、Xiaomiの最新のプラットフォームOS HyperOSをベースにした初めのスマートフォンです。

その他、カメラやゲーム性能など、全てにおいて最強と言える進化をしています。たった1年の間でここまで進化したら正直追うのが大変で、これまでのハイエンド一体何だったんだ?!と思うぐらいに進化の激しい世代です。

今回はXiaomi 14 Proをしばらく使った感想をお伝えしたいと思います。

Xiaomi 14 Pro 公式サイトはこちら

Xiaomi 14 Pro スペックアウトライン

Xiaomi 14 Pro スペックアウトライン

まずは、Xiaomi 14 Proのスペックアウトラインです。なんと言っても、SnapDragon 8 Gen 3を初搭載していることが大きなトピックスです。

正直SnapDragon 8 Gen 2の時点で、過剰とも言えるスペックだったのに対して、8 Gen 3ではそこから三割近いスペックアップを果たしているのが驚異的です。分かりやすくantutuで言うと200万点の大台に入りました。もう意味がわかりませんね‥。スペックだけでなく、AI処理も強化しており、その分野で覇権を握るGoogle Tensorにも真っ向から殴り込むSoCです。

カメラ

また、もちろんカメラも進化しており「ライトハンター900」を搭載し、Leica最高峰のズミルックレンズを採用、またPro版では可変絞りも搭載しています。可変絞り自体はXiaomi 13 Ultraでも搭載されていましたが、可変値は固定値でした。今回のXiaomi 14 Proでは1024段階の可変値に対応しており、より高度な撮影が出来るようになりました。メインカメラだけでなく、前作Xiaomi 13 Proで好評だったフローティング望遠レンズを採用し、テレマクロ撮影による高いボケ感を簡単に出す事も出来るなど、カメラ周りは非常に豪華な構成です。

これまでのXiaomiハイエンドカメラの集大成とも言える性能です。

現時点で最高峰のものを使った紛れもないフラッグシップハイエンド

その他、ディスプレイ、バッテリー、スピーカーと全てにおいて現時点で最高峰のものを使った紛れもないフラッグシップハイエンドがXiaomi 14 Proです。
こんなモンスター級のスペックを持つスマートフォンが10万円という事も驚きです。

iPhone 15 Pro Maxは19万円、Pixel 8 Pro は16万円と躊躇する価格になってきている中で、もっとも性能が高いであろうXiaomi 14 Proが一番安いのは、さすがXiaomiです。

SOCSnapdragon 8 Gen 3
メモリ/ストレージ12GB / 256GB (LPDDR5X + UFS 4.0)
ディスプレイ

TCL C8 有機ELパネル

6.73インチ (3200 x 1440) 120Hz (LPTO)

ピーク輝度 3000nit

バッテリー4880mAh 120W独自充電 / 50W 独自無線充電
カメラ

Leica ズミルックレンズ

メイン 50MP light hunter 900 (可変絞り F1.42~F4.0)

フローティング望遠 50MP (光学3倍)

超広角 50MP / F2.2 / FOV115

その他

IP68防水防塵

Dolby Atmos ステレオスピーカー

Xiaomi Hyper OS

Xiaomi 14 Pro 本体チェック

Xiaomi 14 Pro 本体チェック

本体を見ていきましょう。Xiaomiのハイエンドらしい素晴らしいクオリティです。

Xiaomi 14 Pro 本体チェック

まず、目に入るのはカメラユニット。かなり巨大で三分の一がカメラと言ってもいいのではないでしょうか。カメラは三眼構成で、メインは可変絞り機構を備えているなど非常に高度で複雑な機構が収められています。

カメラユニット

カメラユニットはよく見ると微妙にフレーク処理がされています。キラキラとしていて宇宙空間のようです。もちろん鬼のようなバンプなんですが、ユニット全体をメタルパーツが囲っており、メタルパーツにも細かなデザインパターンが入っています。カメラユニットだけでうっとりと眺めてられるぐらいカッコいいです。

フロスト処理されたサラサラとした質感

背面の処理はこれまでのブラックカラーと違い、フロスト処理されたサラサラとした質感です。テッカテカのブラックカラーも良いですが、こちらの方が高級感がありますね。

サイドはフラットな側面

サイドはフラットな側面になっています。サイドはアルミニウムで、ブラックカラーでポリッシュされています。これまで、Xiaomi機は何故か上位グレードがカーブデザインになっていたんですが、やっぱフラットな方がかっこいいですよね。

iPhoneと並べて

んで、ここで思ったのがやはりiPhoneを意識はしてるんだろうなーと思います。実際、限定カラーでチタンモデルを出しています。完全に意識していますね。

ディスプレイは6.73インチ

ディスプレイは6.73インチで、クアッドカーブディスプレイを採用しています。フラットとカーブのちょうど中間ぐらいの印象です。サイドがフラットで角ばっているんですが、ディスプレイは緩やかで凝った作りをしていますね。

Xiaomi 14 Pro

全体的に高級感はすばらしく、ブラックカラーでは背面がフロスト処理なのもあってかなりシックで大人なデザインです。他のカラーはいつも通りのテカテカなので好みが分かれる所ですね。正直、ホワイトカラー、新色のグリーンともに実機は非常にカッコいいので悩ましいです。

実際に手にもって見ると、非常に大型でXL級の端末に間違いはないんですが、縦の長さはそこそこに抑えられています。Pixel 8 Proと並べると一回り小さいのがわかります。ただ、普通にめちゃくちゃ重たく223gほどあるんで取り回しが良いはずがありません。

地味なシリコンケース

付属のケースは地味なシリコンケースです。これはカラーにもよるかもしれませんが、なぜクリアケースにしてくれなかったんでしょうか…。せっかくのデザインが見れないです。

ディスプレイは最大3000nit 堅牢なガラス採用

ディスプレイは最大3000nit

ディスプレイは6.73インチ、横1440px 縦3200pxの2Kディスプレイです。TCL最新のC8パネルを採用し、1hz〜120hzのLPTO技術による低描画駆動にしています。また、驚くべきはピーク輝度で最大で3000nitを誇ります。これまで最大でも2600nitがありましたが、それをかるく超えるスペックです。

ディスプレイは最大3000nit

ディスプレイスペックはまさに最高峰で、トップクラスの性能と言っても良いでしょう。

Xiaomi ドラゴンクリスタルガラス

また、ディスプレイにはXiaomi ドラゴンクリスタルガラスと銘打ったガラスが使われています。厨二病みたいな響きですが、非常に堅牢で、耐摩耗性も優れたガラスのようです。

実際に、海外の検証動画では14 Proのディスプレイ面を使って気に釘を打つという馬鹿げた実験を行っていましたが、ディスプレイは割れるどころかキズもほぼ入らない状態で打てたようです。

流石にそんな事をするつもりはありませんが、ディスプレイの破損はスマホにとっては致命的なので堅牢な事は非常に喜ばしいです。

ちなみに、過去にXiaomi mi11 Ultraの背面レンズを割った事があるので背面にもこの素材使ってくれたら最高なのになぁ‥とか思ったり。

Antutuはついに200万点の大台に Snapdragon 8 Gen 3の実力

Antutuはついに200万点の大台

今回一番のポイントは最新のSnapDragon 8 Gen 3を初搭載している点でしょう。いつのまにか、スナドラの最新フラッグシップのお披露目はXiaomiハイエンドからという恒例になっているようです。

SnapDragon 8 Gen 2の時点ですでに過剰とも言えるレベルにあり、まだまだフラッグシップとして一線をはれるスペックなんですが、そのからおおよそ三割ほどの性能向上を果たしました。

気になるantutu性能はついに200万点の大台に入りました。1年半ぐらい前にに100万点ヤベー!と騒いでいたのに、 進化が早すぎます。正直、現時点においては無駄なんじゃないかと思うぐらいの高いスコアをしています。

8Gen2世代と比べるとグラフィック周りが超強化入ってるようですね。

Pixel 8 Proと比較

ちなみに、炎上しそうですが天下のGoogle様のフラッグシップ Pixel 8 Proとの性能を並べると目頭が熱くなります。倍の性能って‥。

どちらも2023年後半に発売されたハイエンドです。何なら、Pixel 8 Proのほうが2〜3万高いです。それなのにこの結果です。あんまりdisると怒られそうなんですが、流石にこの差は大きいなと思います。

GoogleのPixelはAI関連の優位性があるため、数値で測れないのはもちろん私も使っているので分かってますが、ただ、今回のSnapDragon 8 Gen 3もAI関連に力を入れたSoCになっています。

Pixel 8 Pro

Pixelの代名詞だったマジック消しゴム機能も、今回のXiaomi 14 Proに搭載されていますし、何なら処理と精度は上まであります。いよいよ優位性が揺らいできたぞPixel!という感じでしょうか?

K60 Ultra Antutu 170万惜しいDimensity 9200+(Redmi K60)

ちなみにもう一つのSoCとしてはDimensityがあります。こちらも現在はDimesity9200+が最上位ですが、近々9300シリーズも登場すると言われています。9200+は、ラボスペックで170万点というスコアで冷却などを徹底的に管理する事で実現可能なスコアでした。

Redmi K60 Ultraのレビューはこちら

SnapDragon 8 Gen 3ではほぼ何もせず普通にantutuを回すだけでラクラクと達成しているため、素のスペックに大分差がありそうです。

Dimensity9300にこのスコアをトータルで越えられるのか?は懐疑的です。

話が脱線しまくりましたが、つまりは現時点で誇張無しで最強のスペックをしているという事ですね。

新しいHyperOSはどう?

HyperOS

今回、大きな転換期でこれまでandroidのカスタムUIとして使われていたMIUIから、独自のHyperOSに移行をしました。これまで以上に、IoT機器との連携性を強化し、また、Xiaomiが取り組んでいる自動車分野なども見越した新しいプラットフォームといえるでしょう。規制を食らったHUAWEIのHarmonyOSのような動きですね。それはそれでちょっと不安にもなりますが、とにかくXiaomiの新しいステップの第一歩となります。

HyperOS

肥大化していたMIUIから、最適化を突き詰めより軽量なファイルサイズを実現し、さまざまなデバイスで動作するベースOSとしています。基本的な思想はまさにHarmonyOSと似ていると思います。

では、実際にHyperOSになって大きな違いはあるでしょうか?

実際にさわって 見て思うのは、全くと言っていいほどにこれまでのMIUIと何ら代わりありません…。

HyperOS

どの辺がHyperOSなんだろうか…?と思います。いつものみなれたMIUIとまったく同じです。まぁこれはHarmonyOSでも同じ事が言えるんですが、基本的にはAndoridをベースにはしているので我々が操作をするレイヤーに大きな変更点は無いという事でしょう。どちらかというと、ハードの垣根をなくしたり、IOT機器や自動車といったスマホ以外とも親和性が高いというソフトウェア内部的なお話だと思います。

いきなり新OSになったからと言って、使い勝手や見た目がガラっと変わられても困りますからね…。まぁでもユーザーとしてはHyperOSになったという事をより視覚的に体験したかったかもしれませんね。

というわけで、結論としてはHyperOSになったからと言って、何も変わらないというのが本当の所です。

AI機能が強化 マジック消しゴム機能も

マジック消しゴム

今回のSnapDragon 8 Gen 3ではAI関連も強化されたとうたいます。

Xiaomi 14 Proではその性能を使い、Google Pixelシリーズではおなじみのマジック消しゴムツールが使えます。

オブジェクト消去自体は色んなスマホで搭載されてはいますが、その精度や速度に違いが出ますね。

試しにXiaomi 14 Proで使用すると、かなり精度が高くオブジェクトを認識してくれます。しかも早くて、後処理も自然です。

精度に関しては、Google Pixel 8 などと同等かな?と思いますが、圧倒的に速さが違います。ここで素の処理性能の違いが出てきますね。

これはXiaomi独自のイメージエンジンなどの力も大きいとは思いますが、Googleもウカウカしていられない状況になってきているなと感じました。

ゲーミング性能

ゲーミング性能

圧倒的なAntutuスコア 200万点を叩き出したスマホがゲームに弱いわけがありません。現時点でandroidの中では最高峰のゲーミング環境といえるでしょう。いくつかのゲームで見ていきます。

原神

ゲーミングベンチとも言える原神ですが、もう原神側のフレームレートリミットが邪魔になってきましたね。おそらくiPhone同様に120FPS設定を解禁しても良い頃合いだと思います。

ゲーミング性能

検証値では平均レート59FPSをマークしたと公式でうたいますが、正直、そんなの当たり前だろ!という感じです。そもそもSnapdragon 8 Gen 2世代でも同じぐらいのレートは出すでしょう。ゲーム側の上限で今回のantutu200万スペックを活かせないのは残念な事です。

実際に最高設定+60FPSでプレイした所、大方公称値どおりのレートが出ていると思います。まぁ、贅沢ながら驚きは無いですね…。どちらかというと8Gen3をフルに使ったプレイがandroid環境で出来るように早くなって欲しいという強い要望という感じですかね。

CoD

COD

CoDモバイルに関しては珍しく120fp設定に対応しているようです。画質は低設定固定になりますが、スライダーでどこまでFPSレートを制限するかも設定できます。

120FPS

実際にプレイした所、残念ながら90FPSを超える事はありませんでした。明らかに動作感は余裕があるので、何かしら設定が間違っているかもしれませんね。

バッテリー性能

バッテリー性能

バッテリーは4880mAhで120Wの独自有線と、50Wの独自無線充電に対応します。公称値では1.3日のバッテリー持ちをうたいます。

正直、バッテリー持ちに関しては、SoCの製造元がTSMCになった8+Gen1世代からあまり心配するポイントでは無くなっていると思います。

実際に使い方次第ですが、公称値以上の使用も可能で、今回のレビューでは概ね1.5日は持ってくれます。

Antutuが200万点になったというのが目立つポイントですが、より高効率になっているというのもSnapDragon 8 Gen 3で注目すべき点でしょう。

スピーカー性能

スピーカー

スピーカーはドルビーアトモスに対応したステレオスピーカーです。そういえば、ハーマンカードンとのコラボをやらなくなってかなり経ちますね。以前はハイエンドでは絶対入っていましたが…。

実際に、スピーカー性能の高いiPhone 15 Pro Maxと聴き比べてみると、iPhoneのほうが低音の迫力とクリアー差があるかな?という感じでした。Xiaomi 14 Proも普通にいい音ではありますが、驚きと感動は無いですかね。

比較しているのがiPhone15 Pro Maxという超高音質スマホなんで、ちょっと差を感じてしまいました。

カメラ性能

カメラ

Xiaomi 14 Proのカメラ性能を見てきましょう。カメラは前述した通り3眼構成になっています。メインはレンズにLeicaのズミルックレンズを採用し、また、センサーはLightHunter900を採用しています。ここ最近、ハイエンドカメラスマホはIMX989を搭載することがトレンドで、Xiaomi 12 Ultraから、13Ultraまでそれは続いていました。ここに来て、大きな変化があったようですね。このLightHunter900は、今回のズミルックレンズに適したセンサーという事でIMX989以上に、光をより取り込み、そしてIMX989と比較してダイナミックレンジが大幅に強化されたとうたいます。

メインカメラはさらに、1024段階の可変絞りに対応し、F1.42からF4.0の間で調整が可能です。

可変絞り

前作Xiaomi 13 Ultraでも可変絞りに対応していましたが、あちらは2段階のみだったのに対して、Xiaomi 14 Proではより表現の幅が広がっています。

フローティング望遠

また、望遠には3.2倍の光学ズームを搭載し、前作Xiaomi 13 Proで好評だった、ボケ感を簡単に量産出来るフローティング望遠になっています。

すべてのカメラがハイクオリティなまさにカメラハイエンドスマホにふさわしい構成といえるでしょう。実際の作例で見ていきます。

メイン50MP ライトハンター 900 / F1.42~F4.0可変絞り / OIS
フローティング望遠 50MP / F2.0 / OIS
超広角 50MP / F2.2 / FOV115

 

機械的な絞りで光芒も出せる

光芒

機械的な羽が付いているのでスマホカメラながら工房を出す事が出来ます。光芒とは実際に見たほうが早いですが、光源から光の線が伸びていると思います。これが光芒です。キラキラとした幻想的な絵になります。

絞り

原理としては、Xiaomi 14 Proで搭載されている絞り機能で実現可能で、絞りを行った際に、絞り羽が重なる部分の隙間に光源が入り込む事でこのような結果が生まれます。今回のXiaomi 14 Proの絞り機構を持っているからこそ出来る特殊な撮影方法です。

光芒

実際に行うには、カメラアプリで絞りを大きくしていけば再現可能です。

光芒を出す撮影はめちゃくちゃ楽しいんですよね。手軽にキラキラとした見栄えの良い写真が摂れるので、何でもかんでもキラキラさせてやりたくなります。

光芒は強い光源があれば出せるので、夜景に限らず、日中や室内でも幻想的な写真を量産出来ます。

光芒

一方、この光芒はハード的な部分だけで発生させているかが個人的には疑問です。F値を切り替える瞬間に何かしらソフトウェア的な補正が結構入ってるんじゃないかな?と思いました。

正直、ちゃんとしたカメラの知識は持っていないので、断言はできませんが、あまりにもキレイに簡単に出てしまうのでそう勘ぐってしまいます。

まぁどうであれ、圧倒的に映えるので、細かい事はどうでも良いです!

テレマクロで素敵なボケ感

テレマクロ

もう一つのレンズは光学3倍のフローティング望遠です。一応、最大でデジタル70倍のズームになりますが、このカメラは望遠というより、ポートレート用のカメラと言って良いかもしれません。

テレマクロで玉ボケ

このレンズで被写体により、背景を遠くに写すとめちゃくいゃ印象的にボケまくってくれます。いわゆる玉ボケと言われる状態を作る事が出来ます。素敵な写真を量産しまくれるレンズです。

前作、Xiaomi 13 Proでも搭載されていた構成で、正直メインカメラのIMX989なんかより、こっちのレンズのほうが使っていて魅力的だとも感じるほど。

そんなレンズを再び採用しているのが今回のXiaomi 14 Proです。

日中撮影

日中の撮影です。Leicaビブラントで撮影しています。彩度はそこそこ強めに補正される傾向があります。特に赤、黄、緑といった原色よりの色はかなりブーストされる印象です。

くっきりとしておりコントラストは強めに出る傾向があります。

「ズーム性能」

ズームに関しては光学3倍、デジタル70倍です。正直、ズームに特化したスマホでは無いのでそこそこですね。三倍はどちらかと言うとポートレート向けでしょう。

ただ、10倍は思ったよりもキレイに取れています。

夜景

夜景

光芒モードばかり楽しんでいますが、普通の夜景性能もとても優秀です。

超広角については流石に力不足感を感じます。ダイナミックレンジが狭すぎて暗いところはほとんど潰れてしまっていますし、光源の抑えはほとんど出来ていません。超広角については致し方無いでしょうか。

メインレンズはひじょうに優秀で、バランスが良く取れています。ノイズにも強いようです。

望遠

望遠はややノイズ傾向がありますが、夜景の三倍とは思えないぐらい優秀です。

カメラまとめ

Xiaomi 14 Proのカメラ性能をまとめると、使っていて本当に楽しいカメラだと感じました。

ベースとなるカメラ性能の基礎スペックがまず最強なんですが、そこにさらにユニークな機能がプラスされています。

夜景では絞り値を上げて、キラキラとした写真を撮りたくなりますし、望遠を使ったボケボケな印象的な写真も、どんどん撮りたくなります。

とにかく簡単に特殊な撮影が出来るのがスマホカメラの到達点といえるのでは?と個人的には思います。

光芒のあたりはソフトウェアの力が強いようにも思いますが、個人的には面白いしキレイだしイイジャンと思います。

BLUについて

BLU不可

最後にちょっときな臭い話になりますが、今後XiaomiのBLUについてちょっと面倒な事になりそうだというお話です。

中国版Xiaomiを買っている人は、最終的にブートローダーアンロックしてグローバル版を焼くところまでがワンセットだと思います。完全に自己責任になりますが、比較的安くXiaomi端末を買う方法です。

しかし、今現在においてXiaomi 14シリーズはBLUが出来ない状況です。どうやら、今回よりBLUの審査がより厳しくなるようで実質中国国内でしか、BLUを行う事ができなくなるようです。

まだ不確かな情報ではありますが、ROM焼きを考えていたユーザーは情報を待ったほうが良いかもしれませんね。

個人的にはかなり萎えました…。Xiaomi 14 Proの完成度が高かっただけに…

xiaomi 14 Pro まとめ 今年も素晴らしいクオリティ

SnapDragon 8 Gen 3世代の先陣を切ったXiaomi 14シリーズですが、それに見合った素晴らしいクオリティでまとめられていると思います。

Xiaomi 14 Proのポイントをまとめると以下の通り

  • ポイント

    • 圧倒的な性能のSOC
    • 付加価値が満載のカメラ周り
    • 価格の安さ

まず、SOCのスペックの飛躍はもう過剰と言えるレベルでしょう。実際、Antutu200万というスペックを一般的に使っていて差を感じるコンテンツは現時点では少ないと思います。

そんな高いスペックなんて手に余る!という意見もチラホラ見えますが、どちらかと言うと今後出てくるであろう様々なコンテンツがこれまで以上に重くなってくるでしょう。

そんな新しい基準に一足早く入ったということでしょう。

また、カメラは今年触ったスマホの中でももっともユニークさと手軽さ、そして性能が特出していると思います。光芒や、ボケ感といった本格的なカメラで無いと実現出来なかった事を、難しい操作を無くほぼオートで出来てしまうのも魅力的です。

その他、全てにおいてハイエンドたる存在感ながら価格は10万円といういつものXiaomi価格なのが素晴らしいです。

今季ハイエンドはおおよそ15万を超えるものがほとんどだったため、余計に安く感じます。

BLUが不安なのは気になる点ですが、グローバル版も楽しみです。

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ZAKI LABO(ザキラボ)

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本業はWEBデザイナー・エンジニアとしても活動しています。 全体的に手広く・ディープに伝える事をモットーにしています!

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