今回はalldocube iPlay 50 mini Proを提供頂いたのでレビューしていきます。
提供:Alldocube
群雄割拠の中華タブレット界隈で今トレンドなのは、低価格8インチタブレットでしょう。動画や漫画といった用途と手頃なサイズ感の8インチタブレットですが、何故があまり選択肢が無い状況が続いていました。
alldocubeでは iPlay 50 miniという低価格な8インチタブレットを発売し、まさに求めていたのはコレだ!と言わんばかりに売れたようですね。8インチ需要の高さに他メーカーも気づいたのか、こぞって低価格8インチが発表されています。
そんな中でAlldocubeがさらに差別化のため発売したアッパーバージョンが今回のiPlay 50 mini proです。ニッチなサイズに、モアスペックをプラスし、より使いやすく高性能に、そして価格はお手頃とこちらも人気のタブレットになりそうです。
Alldocube iPlay 50 mini Pro(Amazon 予約受付中)
メモ
Amazon発売時間:9月20日0時 クーポンコード:50MINIPRO
割引後:17,599円(27%OFF) クーポンコード使用期限:9月20日0時~9月26日23時
Alldocube iPlay50 mini Pro (Aliexpress)
公式サイト https://www.alldocube.com/en/products/iplay50minipro/
AlldocubeJapan公式にて日本発売も近々開始されるようです!
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— Alldocube (@alldocube) September 9, 2023
https://youtu.be/hcx8F9CzgcYiPlay 50 mini Pro スペックアウトライン
iPlay50 mini Proの最大の特徴は、サイズはそのままにSoCをHelio G99へアップグレードした点です。
Helio G99は今季の格安androidタブレット界隈においては救世主とも言えるSoCで、長らくUNISOCが溢れかえっていたところに、低価格と程よいスペックを両立するSOCとして注目されています。ざっとantutuで40万を出すため、ゲーム以外の動画視聴やWebブラウジングはストレス無くこなすスペックです。
画面は引き続き8インチとなっており、解像度がFHDなのも特徴です。他のメーカーの8インチではHD止まりな事も多い中でこれはかなりポイントが高いです。
その他メモリーが4GBから8GBへ、ストレージは64GBから256GBと大幅強化がされています。また地味にバッテリーが5000mAhに強化されています。
これらスペックアップが行われて、AliExpressではクーポン利用で19800円と二万円を切っています。
無印版との価格差はまぁまぁありますが、スペックから見るとかなりお得なアップグレードになっていると思います。
iPlay50 Pro | iPlay50 無印 | |
SoC | Helio G99 | Unisoc T606 |
RAM | 8GB | 4GB |
ROM | 256GB UFS 2.2 | 64GB UFS2.1 |
ディスプレイ | 8.4 インチ FHD | 8.4 インチ FHD |
バッテリー | 5000mAh | 4000mAh |
通信 | 4G デュアルSIM FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66 GPS / BT5.2 | 4G デュアルSIM FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB GPS / BT5.0 |
価格(参考Aliexpress) | 130ドル 19,212円 | 89ドル 13,152円 |
iPlay50 mini Pro 本体チェック
本体はほぼ無印版と同じで、特徴は8インチというサイズ感でしょう。片手でつかめるサイズ感は絶妙といえるでしょう。昨今ハイエンドメーカーがこぞって出しているフォルダブルスマホも、広げた際のサイズ感は7インチから8インチ前後となっており、大きすぎず、広く使える絶妙なサイズなのでしょう。
サイズは無印版とまったく一緒ですが、Pro版は数グラム重く306gとなっています。サラサラとしたプラスチックが使われています。
側面はフラットになっています。厚みは7.5mm。電源と音量ボタンが並び、反対側にはSIMトレー、USB-Cが並びます。おなじみ、イヤホンジャックは角に設置されています。
全体的にシンプルで、コンパクトなサイズ感が魅力です。
今回、純正ケースも頂いています。Aliexpressではレザーケースと表記していますが、どうみても普通にシリコンですね。前作と違いフリップ側がレザー?風になっているだけです。
マグネットケースでは無いので連動しての点灯などは出来ませんが、個別入手は難しそうなので、バンドルで買ったほうがお得だと思います。
FHD+ 8.4インチディスプレイ
ディスプレイは8.4インチのFHD+となっています。8インチでFHDなのでかなり解像度は高いです。動画視聴や、漫画などメディア利用での需要が高い8インチで、他メーカーでは8インチでHDサイズも珍しくなりので解像度が高いのはありがたいです。
ディスプレイに関しても無印版と同じものだとは思いますが、SOCが違う事でカラーキャリブレーションが若干違いますね。彩度設定が、ブーストとビビットが選べるためより発色が良く見えます。無印版では若干薄く見えたのに対してこれも良いポイントです。
ディスプレイにははじめからハーフグレアのフィルムが貼られています。
画面の輝度も十分で、視野角も悪くありません。ここ数年で格安タブレットでもここまでディスプレイが進化しているのは驚きです。
UIと動作感
OSはAndroid13をベースしており、ほぼ素のAndroidと言っていいでしょう。
動作感に関してはメディアテック機らしく、キビキビとした印象です。SoCによる違いは結構大きく、UNISOC系列の端末はわりとふわふわとした操作感で癖が強いんですが、Mediatek系列だと滑らかさよりも動作スピードを優先している感じがします。どちらが好みかは分かれますが体感的な速さはMediatekの方が上だと思います
また、メモリの上限が上がっているのも地味にポイントでアプリを複数立ち上げている場合の安定感が違いますね。メモリーエクステンションの8GBも含めると合計で16GBになります。
無印版がUIデザインに若干のカスタマイズが入っていたり、アイコンパックが適応できたりしましたが、Pro版ではその辺はオミットされており、かなりシンプルなAndoridUIとなっています。
ブラウジング程度であればさくさくとこなすスペックをしており、これでいいんだよ感が強いですね。
一点気になったのは、持ち上げての起動、タップ起動、顔認証といった普段使いにおいての使い勝手に直結する部分が対応していない点です。この辺がもう少しちゃんとしていればもっと使いやすくなったのにと思います。
Antutuは40万点
SoCのHellio G99は、多くのコスパ機で積極的に採用されるSoCで、実際にAntutuは40万点に近いスコアを出す優秀なSOCです。無印版のUnisoc T606が大体24万~30万点前後でさすがにきつく感じる昨今、ちょうど世代交代といった感じでしょうか。
ただ、実際に使っていて大きく差があるか?というとそこまで差が無いようにも思います。
最終的な用途して、動画を見る、漫画を見る、サイトを見るという用途であれば25万点も40万点も大きく差は無いと言えるでしょう。なので無印版を先にかったユーザー的にも、そこまで気にするレベルでも無いなと個人的には思います。どちらかというと前述した、メモリの差や、SoCの特性といった部分でPro版のほうが余裕がある動作感をしているかな?という印象です。
おそらく、今後中華タブ界隈ではHelio G99があふれるように採用されるでしょう。その中で差別化として8インチ / Antutu40万というのが特徴になってくるでしょう。
原神はガクガクで厳しい
無印版のT606で原神は完全に無理でしたが、G99はどうでしょうか?
結論としては、かなり厳しいといえるでしょう。設定はもちろん最低設定+30FPSにしていましたが、普通に非戦闘時にガクガクとしていました。戦闘に入るととてもまともには動かないです。Helio G99のスペックなら、最低設定であれば動くかな?と思っていたんですが甘い考えでした。はっきり行って満足できるレベルではありませんが、他のゲームであればもう少しまともに動きそうです。Helio G99といってもGPU性能はそこまで高い方では無いため、過度な期待はしないほうが良いと思います。
WideVineが何故かL3
iPlay50 mini Pro最大の注意点と謎ポイントなのはWideVineがL3に下がってしまっている点です。無印版では高解像度を活かせるL1だったのに、なぜPro版がL3になってしまっているんでしょうか…。
せっかく動画コンテンツを楽しめるサイズ感なのに、ストリーミング画質が下がってしまうのは残念としか言いようがありません。無印版では大々的にL1をアピールしていたので、Pro版も勿論そうだろうと思っていると失敗するので注意したいポイントです。
無印版も、WideVine L1ながら、ネットフリックスアプリは非対応だったりと結構チグハグな対応だったのは否めませんね。
WideVineがL1だったら低価格8インチの覇権にもなれたのになぁと残念でなりません。
バッテリー持ちは悪いかも
バッテリーは5000mAhと無印版の4000mAhから1000mAh近く大きくなっています。とはいえ、8インチサイズでその容量だと若干心もとないです。実際に使った感想としては思ったよりもバッテリー消費が早いです。この辺はMediatekのSOCらしい消費の仕方をしています。
Pro版と無印版どっちを買うべき?
実際にiPlay 50 mini Proを使ってみて、当初は「Pro版出ちゃったら無印版の立場無いじゃん!」とか思ったんですが、思ったよりも普段遣いとしての差は大きくは無いと感じました。もちろん、サクサク感と安定感はPro版が勝っているんですが、無印版の価格の安さとは良く差別化ができていると思います。
先に無印版買った人にはかわいそうだなーと当初は思っていた、しかし、価格なりの差別化があり、それでいて無印版のコスパの良さも再確認できました。
一方、これから買うという人的には、やはりHelio G99と諸々スペックアップが入ったPro版をちょっと高くても選ぶかな?と思います。惜しいのはやはりWideVineの件で、これがProi版 L3となった事で若干ちぐはぐ感が出てしまったなぁという印象です。
おそらく今後 中華タブレット界隈では8インチサイズがかなり活発になると思います。iPlay50 mini Proがその筆頭で、スペックとコスパの基準となるようなタブレットだと思います。
参考:Helio G99 を搭載した他のタブレットはこちらから
Alldocube iPlay 50 mini Pro(Amazon 予約受付中)
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