今回はBlackview Tab60を提供頂いたのでレビューしていきます。
提供:Blackview
需要があったのになぜか選択肢が少なかった8インチタブレット。今季はなぜか中華タブレットで8インチサイズが大人気で、各メーカーこぞって発売しています。
BlackViewからも超低価格なTab60を発売しました。驚く価格はクーポン利用で13,900円と、おそらく現時点で8インチ最安といえるでしょう。
早くも低価格のチキンレースに入った中華8インチ界隈ですが、Tab60の使い心地は実際どうでしょうか?
ポイント
セール価格:12,065円(約36% OFF)
クーポン割引:4,000円 OFF
割引クーポンコード(15% OFF):「12GBTAB60」
セール期間:2023年9月15日 ~ 2023年9月17日
Blackview Tab60 スペックアウトライン
スペックを見ていきましょう。SOCはUNISOC T606を搭載します。スペック的にはローエンド帯ですね。ゲームをしないのであれば動画鑑賞、ブラウジングなど一通りはこなすスペックです。
また、8.64インチ HDという特殊なディスプレイサイズがユニークです。1340px ✕ 800px のHD解像度となっており珍しい構成です。
メモリは6GBで、仮想分も合わせると12GBまで拡張出来ます。ストレージは128GB でSDカードに対応します。
また、このサイズでは重要なWideVineもL1をサポートし、高画質ストリーミングを楽しめます。スピーカーもこのサイズでステレオ対応なのはポイントが高いです。
全体的にメディア用途で、削るとこは削りながらも、随所は抑えており、クーポン利用で1.3万から買える超低価格 8インチとなっています。
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 6GB(+仮想6GB) |
(ROM | 128GB EMMC |
ディスプレイ | 8.64 インチ HD 1340px x 800px |
バッテリー | 6000mAh |
通信 | 4G デュアルSIM FDD: B1/3/7/8/20/ GPS / BT5.0 |
価格 | 13,900円(クーポン利用) |
本体チェック
本体を見ていきましょう。まず、8インチと言いながらも実際には8.64インチと9インチに近いサイズになっています。若干縦長になっておりニッチなサイズ感です。
背面は全体的にプラスチックが使われていますが、サラサラとした処理がされています。高級感は無いものの、あまり重くなっても意味がないのでこれで良いと思います。
肝心の重量は338gと、8インチカテゴリとしてはやや重め。画面とバッテリー容量が大きいのが影響していますね。
サイドはフラットで、左右にスピーカーが均等に配置されています。イヤホンジャックがついているのもポイントです。
もった印象としては8インチ帯としては大きめな印象です。やはり9インチに近いからか、頭一つ分ほど大きいですね。かなり微妙な差ではあるんですが、コンパクトタブではこの差が大事です。
片手で持てるサイズ感で、少しでも画面が大きい方が良い!という需要にもってこいでしょう。
8.68インチ ディスプレイ
Blackview Tab60の最大の特徴は、ディスプレイが8.68インチとかなり特殊なサイズな事でしょう。
8インチサイズのタブレットが今年は人気ですが、その中でもやや縦長で変則的なサイズを採用しています。また、解像度が1340✕800pxで一般的なHD解像度よりも若干大きいです。
多くの方が気になるであろう部分はその解像度で、FHDで無いのが珍しく感じると思います。
解像度が低い事で画質が気になるでしょうが、実際に目で見ると、8インチサイズなのでHD画質でも全然イケます。初見で知らなければ分からないレベルだと思います。ただ、文字の表示がちょっとボケる感じはしますね。輝度もこの価格帯のタブレットとしてはしっかりしており発色もまずまずです。
下手にFHDにしてコストとバッテリーもちが悪くなるよりも、8インチという実寸に沿った解像度を選択する事でバランスとコスパを優先していると思います。
スピーカー品質良し
スピーカーはそれぞれ左右にバランス良く配置されたステレオスピーカーです。
スピーカーがこの価格帯で見ると大分良いものが使われていてますね。音量も十分で、迫力ある音を楽しめます。また、左右均一なのでバランスも悪くありません。
細かく聞くと、低音が弱かったり、中音域が潰れている感じもしなくは無いですが、1万ちょっとのタブレットかつ、8インチではかなり力が入っていると思います。
Unisoc T606 Antutuは21万点ほど
SOCはUNISOC T606を採用しています。おなじみの低価格タブレットに採用されるSOCですね。何度も紹介してきましたが、実際にAntutuでは21万点前後のスペックになります。昨今の基準で言うなら完全にローエンド帯でしょう。
言わずもがなゲームプレイにはまったく向かないので検証はしませんが、動画視聴や、ブラウジング、電子書籍利用といった用途には十分なスペックで、最近流行っているHeilo G99とはantutuこそ差はありますが、正直使っていて大きく差は感じないと思います。
ここで解像度がHDな事が有利に働き、無理なく安定感のある動作をしてくれます。
UIはDukeOS3.0 思ったよりも丁寧なUI周り
UIはBlackViewの独自UI DukeOS3.0を採用しています。低価格メーカーだとほぼ素のAndroidな事が多いですが、BlackViewでは比較的カスタマイズされたシンプルなUIです。
ホームアプリではグリッド数を選べたり、 アイコンの自動調整、テーマ機能などなど、低価格メーカーとは思えないほどしっかりとカスタマイズされています。Blackviewがその他の中華メーカーと差別化しているのはこういったUI周りのカスタマイズ性でしょう。
顔認証にも対応しています。精度とスピードに関してはかんり低スペックな印象です。普通にロック解除したほうが早いような気もしますね。また、顔の登録もなかなか癖があり、背景にものがあると上手く登録が出来ません。顔認証はおまけ程度に考えておきましょう。
WideVine L1対応
格安タブレットで評価が分かれるのはWideVine L1に対応しているかどうかでしょう。メディア用途がほとんどであろう8インチサイズであればより重要です。
他メーカーで、これが非対応な事で評価が下がったりとやはり多くの人が気になるポイントです。BlackView Tab60ではしっかりとWideVine L1に対応しています。解像度が特殊ですが、HD画質の基準はクリアしているためこれを活かす事が出来ます。
ただし、L1対応でもアプリ側が非対応の場合も珍しくありません。実際にアマプラではL1で最高画質が選択出来ましたが、NetflixではなぜかL3判定になってしまいました。
これに関しては公式でも記載がありAmazon Prime Video、TVer、Disney+、Huluは対応し、ネトフリは720Pのようです。この辺のちぐはぐ感は結構中華タブあるあるなので注意したいポイントです。
バッテリー持ちについて
バッテリーはこのサイズとしては大容量の6000mAhを搭載しています。解像度がHDなのもあってか、比較的持ちは悪くありません。
ただ、充電速度が結構遅いですね。PD急速充電に対応していないのでかなり遅いです。容量も大きいので結構時間がかかるので注意したいポイントです。
Blackview Tab60まとめ
他メーカーからも8インチがこぞって出ている中で、BlackView Tab60が優れている部分をピックアップすると
ポイント
- 8.64インチというニッチなサイズ
- パワフルなステレオスピーカー
- DokeOS3による使い勝手
- WideVine L1
あたりがポイントになるでしょう。ディスプレイは縦長で、8インチよりも9インチに近いサイズ感というのがユニークで、まさにニッチ需要なディスプレイだと思います。
また、8インチタブレットでは完全におまけ扱いなスピーカーもしっかりしているのも良い点です。そもそもメディア用途としているなら、スピーカーこそしっかりすべきポイントで、動画垂流しならばコレは重要です。
合わせて、WideVine L1な事もポイントで、他社メーカーではここが非対応な事で一気に評価が変わったりします。ギリギリディスプレイもHD画質なためこれが活きてきます。
最後に格安中華メーカーの中では、比較的独自UIに力を入れているBlackViewですがじょじょにクオリティが上がってきており使いやすくなっています。
もろもろ合わせてクーポン利用で1.5万円を切る超低価格タブレットでありながら、使い心地は価格以上と言えるでしょう。
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