今回はDoogee T30 Proをレビューします。
今季はHelio G99を搭載した格安タブレットが増えてきました。程よいミドルスペックで、これまでの中華タブレットと比較し大分高性能になりました。
Doogee T30 Proはその中でも、ディスプレイやスピーカー等の品質が高くG99搭載の中華安タブレットの中では、これを買っておけば間違いないでしょう。
Doogee T30 Pro スペックアウトライン
スペックを見ていきましょう。一番の特徴はSOCにHelio G99を搭載している点でしょう。Unisocで溢れていた中華タブレット界隈に現れた期待のSOCで、程よいスペックと価格を両立します。
ディスプレイは11インチの2.5Kディスプレイを搭載します。ディスプレイが同クラスと比べて大分しっかりとしたものが使われているのが特徴です。WideVineもL1に対応しています。
もう一つポイントはクアッドスピーカーで、格安タブレットながらワンランク上の音質を備えており、音質はかなり良いです。その他、8Gとメモリーエクステンションを備え最大15GBのメモリに拡張できます。
その他、独自のキーボードケースとスタイラスにも対応しておりノート端末のようにも使える幅の広さがあります。
定価は39800円となっていますが、基本的にクーポンやアマゾンの割引が何かしら入っており、おおよそ3万前半で買えます。3万円台のタブレットとしては、Amazon Fire Max 11などが競合に当たりますが、基本的なAndroidのため癖が無く使えるのと、同世代のG99搭載タブレットと比較し、ディスプレイやスピーカーといった部分で差別化されています。
同価格帯の他メーカーのタブレットを買うのであれば、Doogee T30 Proを買ったほうが、トータルで満足度が高く感じるのでは?と感じますね。そういった優位点を後ほどご紹介していきます。
SoC | Helio G99 |
メモリ/ストレージ | 8GB / 256GB DDR4 / UFS2.2 / SDカード可 |
ディスプレイ | 11インチ (2560px * 1600px) 2.5K LCD 60Hzリフレッシュレート ピーク輝度350nit |
バッテリー | 8,580mAh 33W急速充電対応 |
カメラ | 16MP メイン / 2MPマクロ / 8MP フロント |
スピーカー | クアッドスピーカー |
その他 | キーボードケース スタイラス 対応 |
OS | Android 13 |
価格:31,840円(クーポン利用時)
ポイント
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Doogee T30 Pro デザインチェック
デザインを見ていきましょう。妙にデザインがカッコいいのがポイントです。カメラユニットや背面の切り返し等、トレンドを良く捉えているなと思います。
特徴的なカメラユニットは、20MPのメインカメラと、2MPのマクロカメラ の二眼構成のようです。実際のカメラ性能はそこまで高く無いんですが、最近流行りの大型センサー風で、マクロもペリスコ風になっています。デザイン的なお遊びとしては個人的には良いです。
背面はアルミニウムとラバー処理されたプラスチックのツートーンです。アルミニウムはサラサラとしてとり、Doogeeのロゴと、ハイレゾマークが入ります。
ラバー処理部分はなんとも言えない独特の質感があります。縦に持った時によいグリップになります。ただ、この塗装感はちょっと経年変化に弱そうな感じも受けます。
とはいえ、全体的にデザインと質感は中華タブレットとしてはかなり上位に食い込むと思います。
側面はフラット形状になっています。本体を横にして左腕上に電源ボタンと音量が並びます。厚みは7.6mmで太くも無く、厚くも無くという感じでしょうか。
サイドに回ると、スピーカーが左右2つずつ合計4つのオクタスピーカーです。また、絶滅危惧種なイヤホンジャックもついています。
ディスプレイはフルラミネーションの液晶が使われています。ベゼルはまぁまぁありますがわりと頑張ってるでしょう。
重さは543gと結構重量級です。ここ最近の11インチタブレットでは500gを切るものが多かったのでずっしりと感じますね。全体的に同クラスの中華タブレットと比較して、高級感あるデザインと質感になっているなと思います。
また、最初からフリップケースが付いています。シリコン製の簡易的なものですが、四隅にクッションコーナーがついたものになっており、わざわざこれのためにケースを買わなくても良いのは好印象です。
こういったケースは安くても1000円ぐらいはするのと、中華安タブレットだと入手性が悪いので、最初から付いているのは親切です。
高彩度のディスプレイ
ディスプレイは11インチ 横2560px 縦1600px の2.5K IPSパネルを採用しています。Doogee T30 Proのポイントとしてはディスプレイの高精細さもポイントです。液晶パネルのため輝度に関してはマイルドな350nitという事で室内利用であれば十分な輝度だと思います。
彩度がかなり強めになっており鮮やかなディスプレイです。安いタブレットだと発色が悪く輝度も暗いため薄暗いディスプレイになりがちですが、そういった安タブレットとは違うワンランク上のディスプレイざ使われています。
他のタブレットと比較して、価格がやや高いのですが、その分のクオリティがディスプレイにも現れています。ディスプレイは始めからフィルムが貼り付けてあるのも好印象です。
WideVine L1対応
中華安タブレットの評価が分かれるのが、高画質ストリーミングに対応するためのWideVineセキュリティレベルです。ここを対応するかしないかで選ぶ人も多いです。
Doogee T30 ProではしっかりとL1に対応しており、各種サブスクで高画質ストリーミングに対応しています。私の方ではネットフリックス、Amazonプライムビデオにて高画質ストリーミングを確認しました。
L1に対応していても、サービス側で端末が非対応というパターンも最近は良く見られます。そのせいで軽く炎上しちゃったメーカーもありましたが、少なくとも一番人気のあるアマプラ、ネトフリに関しては大丈夫そうです。
高音質のハイレゾ対応クアッドスピーカー
Doogee T30 Proでは高音質のハイレゾ対応クアッドスピーカーを搭載しています。これが普通に高音質でなんちゃってクアッドスピーカーでは無いのがポイントです。中華安タブレットではとりあえずクアッドスピーカーにして、実際の音質はゴミというパターンも多いのですが、中華安タブレットの中ではかなり高音質な部類で、正直一番驚いたのはスピーカーでしょう。
比較したのはドルビーアトモス対応のスピーカーを搭載したタブレットで、これと比較しても劣らない音質をしています。音のボリューム、解像度感、迫力とすべて高い基準にあると思います。
Antutu性能 おおよそ38万点前後
SoCはHelio G99を搭載しています。これまで中華安タブレット界隈に鎮座していたUNISOC系のSOCもは違い、Mediatekの高コスパSOCです。
スペックとしてはAntutu v10でおおよそ40万点、v10はやや高く出る傾向があり、v9基準で言えば38万点前後のスペックでしょう。38万点前後あれば、ブラウジングや動画視聴といった用途で不足無く使え、ある程度のサクサク感も感じられるでしょう。今から中華安タブレットを買うなら絶対にUNISOCよりもG99を積んだタブレットを選びたいです。
UI周りと動作感
UI周りは基本的には素のAndloidをベースとしています。大きくカスタマイズは出来ませんが、通知バーをおろした時に、コントロールセンターと通知が両方降りてくる等、カスタマイズはされています。
操作感に関してはHelioらしくキビキビとした動作感です。実際にブラウジングで動作感を見るとやはりこのぐらいのスペックは最低限欲しいなと感じますね。
メモリーエクステンション機能ではストレージから7GB分をメモリーとして割り当てる事が出来ます。合計15GBの容量になります。8GBあれば大体は事足りると思うので、使い道は限られそうです。
顔認証に対応しており、認証速度も中々早いため使いやすいです。
基本となっているホームアプリは完全に簡易的なものでほぼカスタマイズは出来ないです。めちゃくちゃシンプルですが、さすがにドロワー内検索も出来ないので独自のランチャーアプリなどので代用したいところです。
ゲーミング性能 原神はどうか?
ゲーミング性能を一応見ていきましょう。見ていくのはおなじみの原神です。
もう原神をやりたいユーザーであれば、原神はとても重いゲームというのがわかっているでしょうが、要求されるスペックはミドルハイ以上です。今回のHelio G99ではとてもじゃありませんが、快適にプレイ出来るとは言えません。これはDoogee以外のタブレットにも言える事で、同世代、同価格帯のG99タブレットでも同じです。
とはいえまったく動かないか?というわけでも無く、設定を最低限まで下げたうえで30fpsなどフレームレートを下げればまだ出来なくは無いかな?と思います。原神に関して言えばこういった結果になりますが、原神が特段重いのもあり、他のゲームであればある程度満足に動くのもあるかな?という感じです。
バッテリー性能 33W充電対応
バッテリーは33Wの急速充電に対応しています。安タブレットとしてはかなり高速で、容量の大きいタブレットにおいては魅力的です。
安タブレットにおいては18W PDな事が多かったり、最近だとfire max11が9Wの充電器だったりと、以外と削られる事が多い充電環境ですが、33Wであれば、十分に急速充電といえるカテゴリだと思います。
まとめ 現状G99搭載タブレットではベストかも
Doogee T30 Proをまとめると、現状のG99搭載タブレットの中では、もっとも品質と機能性、そして価格のバランスが良いと思います。
定価は3.9万ですが、ほぼその値段では売っておらず基本的にクーポンなりがついて3.2万円という価格が適正値でしょう。3万を切るか切らないかが一定のラインと言えますが、Doogee T30 Proについては、高音質なクアッドスピーカーと彩度が強く高精細な2.5Kディスプレイを搭載しています。
今年、Helio G99を搭載した安タブレットが各メーカーから溢れ返るでしょうが、ディスプレイとスピーカーに力を入れるか入れないかで、安物なのか?コスパ商品なのか?が分かれるでしょう。
Doogee T30 Proでは明確にコスパ商品と言って良く、中途半端に三万を切る安タブレットを買うぐらいであれば絶対にDoogee T30 Proを購入した方が良いでしょう。
ポイント
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