祝 Xiaomi Watch S1 日本発売!
まさかのXiaomi Watch S1が日本でも発売される事になりました!絶対出ないと思っていたのに驚きました!本レビューは中国版をレビューしているのですが、基本的なデザインや構成はほぼ同じで、違いとしてはAIアシストがアレクサに差し替わっている事ぐらいかと思います。
Xiaomi Watch S1は質感と高級感にステ振りをMAXにしたスマートウォッチなので、お値段はちょっと張ってしまいましたが、ステン+サファイアガラスという構成としてはコスパは高いです。同時にスポーツモデルのActiveも発表されましたが、個人的には高級感のあるS1を激推します。
高級感がウリのXiaomi Watch S1ですが、質感など細かくご紹介していこうと思います。
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Xiaomi Watch S1 のポイント
ざっとXiaomi Watch S1の特徴をまとめました。基本的に内部のOSや仕様は先んじて発売されたXiaomi Watch Color2と同様ですが、最大の特徴ははやり高級感の高さでしょう。
- 耐摩耗性が高く透明度の高いサファイアガラス採用
- サージカルステン採用のミドルケース
- ワイヤレス充電器
- 最大12日間のバッテリー寿命
- Bluetooth ™通話をサポート
- サードパーティAPP
Xiaomi Watch S1 高級志向のクラシックデザイン
まずは一番の特徴である本体デザインを見ていきましょう。
高級感のあるボックスに鎮座しており、実際に手に取った瞬間に「確かな質感」が伝わります。その他のXiaomiスマートウォッチとは一線を画するハイエンドスマートウォッチだというのがこの時点でわかります。ズシリと伝わる重さは期待値が爆上がりするはずです。
本体のステンフレームの処理が本当に美しくクロームの強い輝きがいかにも高級感を演出しています。実際にその見た目に負けない確かな質感も持っています。
よく見ると流線型で有機的で複雑なライン取りがされており、それぞれが細かく研磨が入っています。遠目では気づきませんが
ツーボタンのサイド面です。この面のみヘアラインで仕上げられています。またボタンもポリッシュ・ブラスト・スピンとそれぞれ加工が変えられており小さなパーツながらとても手の混んだ意匠が施されています。
ベルトラグ部分は一体型になっており特徴のあるケースデザインです。純正のベルトも24mm→22mmとエンドが段落ちした独自のベルトですね。全体的にラインが美しくなるようになっています。
今回私が購入したのはブラウンのカーフレザーストラップモデルです。公式には高品質カーフレザーと謳っていますが、正直な事言うとそこまで。ベルト専門のブランド品とかと比べると、よくあるレベルのカーフストラップかな?と私は感じます。私ベルトの材質は辛口目です。柔らかくしなやかではありますが、高級感を全面に出すのであればもう少し厚いほうが良かったんじゃないかな?と思います。
ちなみに、現時点では販売されていませんが、フルオロエラスマーのシリコンバンドタイプもあるみたいです。フルオロエラスマーバンドはそもそも重みがあるんで、たぶん全体的な質感の高さはそちらのモデルのほうが良いんじゃないかな?と感じます。レザーモデルが必ずしも質感が高いという事は無いですね。
最大の特徴であるサファイアガラスのディスプレイです。1.43インチのAMOLEDディスプレイは縦横466pxと解像度はXiaomi Watch Color2と代わりありませんが、全体的な質感の高さはサファイアガラスによる所が大きそうです。やはり普通の有機ガラスと違って透明感のある輝きや、独特の質感がありますね。
無線充電にアップデート
バックケースは従来どおりのプラスティック素材です。ここもステンやセラミックを採用すれば最高だったのになー!と思います。まぁ逆に重たくなりすぎる気もしますが。Xiaomi Watch S1の特徴としてはワイヤレス充電器に対応したことです。なので背面にはLEDセンサー意外に、充電接点はありません。
充電器はケーブルと台座がセパレートタイプのものです。複数スマートウォッチを所有していると充電ケーブルの管理が本当に煩わしいんですよね。このタイプであれば台座に指すだけでよいのでケーブルがゴチャつかないんでスマートウォッチはすべてこのセパレートタイプの充電器にしてほしいです。
ちなみに専用充電器で無くとも無線充電器であれば充電可能です。
本体のデザイン性と質感の高さは大満足
実際に着用するとこんな感じ。腕周り16cmです。正直かなり満足度が高いです。いい買い物をしたな!と惚れ惚れしますね。んで、これは良く言われているんですがHUAWEI WATCH GT2 PROに似ていますね。これは写真などで見るとそう思うかも。ラグ部分の一体デザインだったり、ベゼルのインデックスデザインだったりとかなり似ています。
ただ、ステンケースの研磨加工が本当に細かく、仕上げもクロームなんで実物を目で見る印象は思ったよりも違いがあると感じます。
今期、同様にクラシックテイストのスマートウォッチとしてHUAWEI WATCH GT3、Amazfit GTR3 ProとXiaomi Watch S1を並べて見ました。正直この中でもっとも質感が高いのはXiaomi Watch S1です。
Xiaomi Watch S1の高級感の高さは期待を裏切らないですね!
Xiaomi Watch S1はウォッチフェイスも力が入っている
高級感のある本体に合わせてXiaomi Watch S1では独自のウォッチフェイスが多数新規追加されていました。いずれもが本体デザインに合わせたクラシックテイストのウォッチフェイスでした。
似たデザインも多いですが、本体のデザインに合わせたウォッチフェイスをここまで新規追加しているあたりXiaomi Watch S1に対してのこだわりの強さを感じます。いくつか個人的に気に入ったものをご紹介します。
モーションフェイスの追加は少ない…
記事用
静止画ウォッチフェイスは多数追加されてるのにモーションフェイスはこれだけ。謎のやつ。 pic.twitter.com/XbtoLva5nq— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) January 6, 2022
一点残念なのはモーションフェイスの新規追加が一つのみで、しかも意味不明なデザインでした。せっかく60fpsの描画レートを謳っているならば、モーションフェイスの拡充ももう少し手を入れてほしかったですね。
クラシックテイストのフェイスが多数追加されているのは大歓迎だけど、モーションフェイスももう少し力を入れてほしい!
Xiaomi Watch S1の屋外で視認性
屋外での視認性についてです。Amazfit GTR3シリーズが1000nitという高輝度のディスプレイを採用するなど、今期は各メーカーが屋外の視認性を重視し輝度の高いディスプレイを採用するのも珍しくないですね。Xiaomi Watch S1はというとちょっと残念な結果になりました。
日の当たる日中で見るとこんな感じですね。これはディスプレイの輝度というよりも、サファイアガラスの反射が強いから起こるように感じます。
少し射線をずらせばこれぐらいの輝度は確保しています。ディスプレイとしては昨今基準の輝度の高いものを採用していますが、サファイアガラスの反射で見づらいっていう感じですかね?
Xiaomi Watch S1のUI周り 内部仕様はほぼColor2と同様
記事用
Xiaomi Watch S1とColor2の動作感。
まっっっっったく一緒! pic.twitter.com/p9qd6bHeju— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) January 6, 2022
Xiaomi Watch S1は基本的にXiaomi Watch Color2のデザイン違いなので、内部のUIや動作感にまったく違いはありません。ハード的な差も無いと言っていいでしょう。ちなみにXiaomi Watch S1は今の所中国版しかありませんのでUI言語含めて中国語しか存在しません。
カードウィジェットUIも同様です。私のColor2は日本語してしまっていますが、ここまで同じであればXiaomi Watch S1も多言語化できたりするのでは?と思ったり。ロシア人エンジニアさん頑張って!!
Xiaomi Watch S1は日本語通知に対応
Xiaomi Watch S1は日本語通知にしっかり対応しています。中国版といえど、通知さえしっかり読めればスマートウォッチとしてはある程度使えますね。絵文字も基本的なものは対応しておりLINEなども見やすいと思います。一点細かいですが通知アイコンにLINEなど独自のものは表示されないですね。これは結構気にする方が多いかも。
Xiaomi Watch S1のヘルスケア機能について
心拍数・SpO2・睡眠・ストレスは自動測定に対応 エネルギー機能は今回も無し
心拍数・SpO2・睡眠・ストレスの4点自動測定に関しては、昨今のスマートウォッチではほぼ基本機能と言ってもいいので特出する部分は無いと思います。
一点SpO2の測定使用に関してはバッテリー持ちも考慮し、各社さまざまな対応をしていますが、Xiaomi Watch S1に関しては終日か睡眠時のみかのどちらかを設定できます。基本的に睡眠時の需要が大きいと思います。
一方で、自分の残りの体力を擬似的にHP表示してくれるエネルギー機能については、今回もオミットされています。私個人的には不必要な機能なので良いんですが、頂いたコメントなどを見ているとエネルギー機能は需要が高いみたいですね。
エネルギー機能は追加アプリで対応してくれないですかね…
ワークアウトは117種類より
ぶっちゃけてもうワークアウトの種類ってスマートウォッチをレビューする際に必要ですか??と感じています。例えばスケートボードなどの種目って別に特殊なカウントを出してくれるわけでもなく、アプリ上で種目として記録するだけなんですよね…。なので最近ワークアウト数の数はあまりプッシュする事でも無いのかなと思っています。個人的にはウォーキング・サイクリング・ジョギングの3つがあれば良いかなって感じですね。
Xiaomi Watch S1のGPS精度 メタル材質は影響あるか?
Xiaomi Watch S1の採用する高感度GPSチップではGPS・北斗・GLONASS・GALILEO・みちびきの5つの主要な衛星測位システムの同時測位をサポートしています。Xiaomi Watch Color2ではGPS精度は非常に良いという結果になりましたが、本体材質がメタルを採用しているXiaomi Watch S1ではどうでしょうか?一般的に金属筐体である場合はGPS即位が弱まるとも言われていますが、実際はどうでしょうか?前回と同じルートをウォーキングで使用してみました。
Xiaomi Watch S1のほうがプロットは綺麗に出ていますね。まぁこの辺は天候などにも左右される部分で誤差レベルかなと思います。それよりも、メタル材質でありながら、精度が良いと判断したXiaomi Watch Color2と同等かそれ以上の精度を持っています。
今回のルートは高い建物が多いゴチャついた道なので、サイクリングなどの開けた道であれば高い精度でプロットしてくれるのではないでしょうか。
メタル材質だけどGPS精度は非常に高い!
Xiaomi Watch S1はBluetooth通話が可能
Xiaomi Watch S1はBluetoothレシーバーとして電話に出る事が出来ます。予めアプリ側の通話設定と、スマホのBluetoothで通話を許可している必要があります。
スマートフォンと取らずとも時計側で通話をする事が可能です。
一点私ずっと勘違いしていましたが、Bluetooth通話にBluetoothイヤホンを使う事は無理なんですね。Xiaomi Watch Color2ではそれをバグとして紹介してしまっていました。通話は本体スピーカーのみですね訂正いたします。
時計からの発信とアドレスとダイヤルパッド機能は無し
昨今の通話対応スマートウォッチのほとんどが、時計からの発信に対応しているのと、アドレス機能を持っているのに対してXiaomi Watch S1ではどちらも非対応です。この仕様はXiaomi Watch S1の独特な部分なので注意したい点です。時計からの発信が目的な人は非対応なので注意しましょう。
特定の番号にSOS発信が可能
時計からの発信は非対応ですが、予めアプリ側にて緊急連絡先を1件だけ登録する事が可能で、本体の下ボタンを素早く3回連続でプッシュすると発信する事ができます。なんで緊急と言わず良く使用する番号として使う事もできなくは無いですね。基本的には災害などに備えて設定しておくべきものだと思います。
余談ですが、最近、人知れず倒れているご老人を発見し介抱した経験があります。人通りの少ない道で見つけたため、もし気が付かなかったら…と思うとゾッとするのと、これがもし自分だったらば…と思うとこういった緊急SOS機能もちゃんと設定しておくべきだなと感じます。
Xiaomi Watch S1は音楽ストレージ非対応
その他メーカーが当たり前に対応しているので混同しますが、Xiaomi Watchシリーズは今の所、本体への音楽ストレージ機能に対応していません。なので、時計単体での音楽再生には非対応です。この辺はややこしいですね。後述しますが独自のアプリ機能において、補完されているようですが中国国内向けサービスになるので日本国内ではあまり意味が無いです。
引き続き(日本国内では)意味の無いアプリストア
今期スマートウォッチメーカーがこぞって対応した追加のアプリストアに関してですが、基本的にまだまだベンダーが揃ってはいませんね。ただXiaomiに関しては中国国内の大手サービスのアプリを上手く取り入れているように思います。Baidu地図や、高徳地図といった、日本言う所のGoogleMapやYahooMapに当たるものだったり、チャイナトラベルやネットイースミュージックなど、目玉となるアプリが増えてきています。この辺はさすが高度なIT化に対応している中国ならではのスピード感ですね。
もちろん、これらは日本国内ではなんの意味も無いアプリですので引き続きアプリストアはあまり意味がありません。まともに使えるのは電卓ぐらいでしょうか…。
一点地味にハマったのが数字パズル。どこでやるのかは不明ですが。
アプリストア機能は基本的にどのメーカーも日本国内ではまだまだ始まってもいない感じですね。
その他日本国内で意味の無い機能
その他いくつか日本国内では意味を持たない機能があります。
まずは音声アシストのXiaoAIです。本来はXiaomiのIoT機器操作などに対応していますがもちろん中国語なんで使えませんね。ここはグローバル版が出る場合にアレクサに差し替わっているいるであろう機能です。
交通カードも中国国内限定です。日本で言う所のPASMO・SUICAあたりですかね。もし中華系スマートウォッチで日本の交通インフラに対応したらば…なんて夢想をしますが、永久に実現しない未来でしょうね…。
バッテリー持ちについて
バッテリ-持ちについては通常12日、省エネ使用で24日と公称しています。基本的にXiaomi Watch Color2と中身はほとんど変わりませんね。
12日使用の条件としては「SpO2の常時測定」と「ストレスモニタリング」がOFFな点が大きく、これらをONにして使用した場合はおおよそ1日あたり15%ほどは消費していきます。基本的に12日間をもたせる条件自体が結構きつめに設定されており、私の使用方法などでは多くても10日ぐらいかな?という感じです。
この辺は使用者の設定による所で、ウォーキングなどのアクティビティを長時間行う人だったりはもう少し多く消費します。
以下は参考までにXiaomi公式の使用条件です。読むと結構きつめなのがわかると思います。
*通常の使用モード12日間のテスト条件:デフォルトの工場出荷時設定を使用し、終日の心拍数モニタリングをオンにします。デフォルトは10分/時間です。1日に100件のメッセージプッシュを受信して表示する; 1日に2つのアラームを表示する; 1日に200回時計の画面を確認する;毎日4つの着信通知を受信して表示する;毎週30分のBluetooth通話;毎週30分のイヤホンを接続した音楽;毎週30分間続く2つの屋外エクササイズ(GNSSオン); NFCカードを1日10回スワイプします。
*省エネモード24日間のテスト条件:デフォルトの工場設定を使用し、終日の心拍数モニタリング、圧力モニタリングをオフにし、24時間ノンストップ歩数カウントをオンにし、毎日100のメッセージプッシュを受信して表示し、2つのアラーム1日1回、時計を1日20回チェックし、データをモバイルAPPと1日1回同期します。アウトドアスポーツはありません。
まとめ 高級感は本物。
最後にまとめると、サージステンとサファイアガラスによる高級感は本物です。中国版は約21,000円という超コスパ価格です。一方グローバル版に関しては自分の予想よりも結構高かったなという印象。その価格に見合うだけのクオリティではありますが…。
誰が見てもかっこいいと思えるXiaomi Watch S1はMi Watchを遥かに超える大爆発スマッシュヒットスマートウォッチになるのは確実だと思います。
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