今回はCubot ID206をレビューしたいと思います。Cubotといえば、格安スマートフォンのイメージが強いですが、最近はウェアラブルなども色々と出しています。今回提供してもらったID206は格安メーカーながらAmazonアレクサを搭載した本格的なスマートウォッチです。
色々スマートウォッチを見てきましたが、SpO2やストレスチェックなど昨今のスマートウォッチのトレンドはしっかりとおさえながらも5,000円程度で購入可能です。
同梱物・デザインチェック
同梱物はマニュアルと充電ケーブルのみ。充電はマグネットポゴピンです。
デザインはオーソドックスなスクエアタイプのスマートウォッチです。材質は側面はアルミっぽくも見えますがおそらくプラスチックですね。
画面タイプ | TFT-LCD |
画面サイズ | 1.7インチ |
解像度 | 240 * 280 |
ウォッチフェイスが黒くて分かりづらいですが、ベゼルの下顎部分が若干長めです。ガラスは2.5Dになっています。全体的に変に装飾が入っておらず非常にシンプルで個人的には好みなデザインです。中華安モノスマートウォッチによくある独特なチープさは感じず、しっかりした印象を持ちます。
尾錠には「Cubot」のロゴ。背面は各種センサーと充電接点。ベルトの材質はつるつるとした硬めの材質で個人的にはつけやすくて好きです。
リューズボタン。回せそうな意匠になっていますがプッシュ操作のみです。まぁかなりシンプルなスマートウォッチですよね。
着用するとこんな感じ。凄くシンプルなスマートウォッチですよね。
妙に豊富なウォッチフェイス
格安系スマートウォッチとしては異例のウォッチフェイスが140種類以上あります。かなりバリエーション豊富だと思います。もちろんクオリティの高さはまぁまぁという感じではありますが、妙に癖がの強いという事もなく普通にしっかり使えるデザインが多いです。
各種機能
心拍数
心拍測定はアプリからリアルタイム/自動測定を選択可能です。睡眠モニターでレム睡眠を検知するにはリアルタイムに設定する必要があるようですが、バッテリーの消費も激しくおおよそ半分になってしまうようです。
ストレス
ストレスモニターも自動計測です。モニタリングする時間と期間を設定できるなど妙に細かく設定ができます。結構しっかりしてる。
SpO2
さすがにSpO2は自動測定などはなく、手動測定のみですね。
UIも凄くシンプルで、変にブリブリした安物とは違いモダンな印象です。機能的に5,000円という価格を考えるとかなり充実していると思います。
スポーツモードは14種類とまぁオーソドックス。
アレクサ対応
目玉機能としてはAmazon Alexaに対応しているところです。アレクサ搭載ウォッチとしてはAmazfitやXiaomiの一部機種などが音声アシストに対応していますが、格安メーカーでこれをしっかり搭載してくるとは時代は進んでいます。しかも某メーカーのように日本語対応が半端な事もなくしっかり日本語で反応します。
天気予報を聞いてみました。ちょっと返信までにワンテンポかかる印象はありますがまずまずかと。
「日本の総理大臣は誰?」という時事ネタもちゃんと理解してくれます。スイッチボットなどのホーム家電をリンクして音声での操作もできそうですね。
まとめ 5,000円で買える格安スマートウォッチとしてはかなり上出来
5,000円台という価格を考えれば全体的に凄くよくまとまっているスマートウォッチだと思います。基本的な機能はしっかりと揃っておりデザインやUIもモダンでシンプルで普通におすすめできると感じました。一点弱点としては通知周り。もちろんLINEやSMSといった基本的なものは対応しているんですが、GmailやYahooメールといった独自のメールサービスには非対応っぽいです。Yahooメールがメインなんでちょっとこの仕様は残念かも。
また、ここまでしっかり日本向けにローカライズがされているにも関わらず、日本での入手性が悪い事が残念なポイントかも。日本のAmazonで買えれば結構売れると思うんだけどなぁ…Cubotさんそのへんの販売網を日本でもしっかりしてみてはどうですかね?日本だとAmazonで買える事がかなり大きい要素です。
というわけで購入はAliexpressなどの中華ECに頼る必要はありますが、5,000円台としてはよいスマートウォッチなんじゃないかなと感じました。