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ガジェットレビュー

Redmi K40 3万でスナドラ870搭載の化け物コスパスマホ! グロ版ROMを焼いてバンドも完璧に!

Redmi K40

Redmi K40を購入し、グローバルROMを焼いてしばらく使ってみた感想です。一言で言うなら「超コスパお化け」といった感じで
ほぼフラッグシップと同等の性能を持ちながらも3万円台という頭おかしい価格設定です。中国版しか無いので本来は日本語を使えませんが
スキルがあれば、グローバル版のROMを焼いて日本語に完璧に対応したフルバンド対応のハイスペックスマホを格安で手にする事もできます!
一応、グローバル版のPOCO F3ともほとんど同じなので、POCO F3を検討している方にも参考になればと思います。

外観とアウトライン

Redmi K40

まずは外観から。今期のXiaomi端末は全体的にデザインが整った印象で、メインストリームのMi11をデザインベースに各端末アレンジしたデザインがなされています。Redmi K40ではMi11のカメラユニットを若干縦長にしたようなデザインになっていて個人的にはこちらの方が整っていて好きですね。

カメラユニットは

  • 4800万画素のメインカメラ
  • 800万画素の広角カメラ
  • マクロカメラ

という構成です。カメラについては後ほど。


背面は私の選んだホワイトのみ、すりガラス調の加工がされており、サラサラとしていています。6.67インチと大型ディスプレイを搭載していますが
本体重量は196gと比較的軽量になっていて、本体の薄さもあってかなり持ちやすく、取り回しが良い印象を持ちます。
フレームはアルミでサイドには音量と電源ボタン。電源ボタンは指紋認証も兼ねており、認証速度も非常に早いです。

高さ163.7mm
76.4mm
厚み7.8mm
重さ196g

トップとボトムにはドルビーオーディオのステレオスピーカーが配されています。また家電のXiaomiらしくIRブラスターもトップに搭載されています。

スペックとしては、私が購入したのはRAM 6GB/ROM 128GBの一番安いモデルで約3万3千円でした。
デュアルSIMに対応し、5Gにも対応しています。また中国版K40の特徴としてバンドが日本キャリアと適合している事が特徴です。
サブ6の5Gバンド及び、4Gも3キャリア対応とバンドは完璧です。自分はDocomo回線で使用しており、Volte必須のAhamoであっても簡単にVolteが有効化出来るのもポイントが高いです。

※auとソフバンは未検証なのであしからず。ソフバンは大丈夫だと思いますが、auでの使用報告が無かったので…

後述しますが、私はこのRedmi K40にグローバル版のROMを焼いて、フルバンドに対応しながら日本語にもしっかり対応した完璧な状態で使用しています。
本来K40は中国版しかありませんので注意が必要です。

何故か中国版のみ日本のキャリアにフル対応っていう!

Snapdragon870搭載 Antutuは67~70万点台

まず何と言っても3万円という価格でSnapdragon870を搭載しているのがRedmi K40のやばい所です。現行フラッグシップはSnapdragon888になるんですが、全世代の865+をブラッシュアップしたのが870です。
ハイエンド帯には一歩及ばないものの、ほぼすべてのユーザーに過剰とも言える性能で、実際に888搭載機種と比べても体感的な差はほとんど感じないどころか
発熱に関しては870の方が優秀なので、高負荷のゲームをしても熱くなりにくかったりと、非常に優秀なSoCが採用されています。

ちなみにAntutuで言うとGalaxyS21 Ultraが77万点程度なのに対して、Redmi K40では67~70万点まで迫ります。

ディスプレイが最高峰

Redmi K40 ディスプレイ

ディスプレイは6.67インチのFUllHD+となっていて、有機ELを採用しています。

価格的にIPS液晶でも良いぐらいなのに、サムスン製E4 AMOLEDディスプレイを採用し、ディスプレイ評価期間Display MateでA+判定を獲得した
本気のディスプレイが搭載されています。
ピーク輝度は1300ニッツで明るく高精細の最高レベルのディスプレイが使われています。また、ディスプレイのリフレッシュレート120hzで運用する事も可能で、まさか3万円の端末でここまで滑らかな操作感を感じる事が出来るとは思いませんでした。一度ハイリフレッシュレートに目がなれると60hzが逆にきつく感じてしまいますね。タッチサンプリングレートも360Hzで、ハイリフレッシュレートと合わせてゲーミンググレードにも匹敵するパフォーマンスです。

リフレッシュレート120HZ

Redmi K40とS20Ultra比較
S20← →K40

昨年のハイエンドS20Ultraと比較しても見劣り全くしませんね。価格差は未だに3倍ぐらい違いますが、単純にスペックのみで比較すると
全世代フラッグシップを凌駕してしまっているのがRedmi K40の恐ろしい所です。具体的に示せないんですが、屋外でS21UltraとK40を最大輝度で見た場合、K40の方がくっきり明るく見えます。ちょっと腑に落ちませんが…

操作性

実際の操作性も快適という表現以外にありません。120Hzにする事でさらに指に吸い付くかのようですね。ツイッターも超快適でツイ廃にはもってこい!

映像/音楽再生もバッチリ

ビデオ再生も独自のAI技術によるフレーム補完機能や、HDR補正などかなり力が入っています。ちなみにストリーミングの画質に関わるWideVineはL1です。ただし、アマゾンプライムでは制限のため、WideVineL1であってもPOCO ROMではSD画質しか選べませんでしたこれは注意点かも。ネトフリに関してはHD画質での再生が可能でした。またステレオスピーカーも非常にクリアで、廉価帯にあるこもったような音質では無く、中低域もすっきりした印象を持ちます。S21Ultraと聴き比べても綺麗だと感じますね。

MEMC

フレーム補完を行い滑らかにするMEMC機能

 HDR補正
AIで自動HDR補正

カラーキャリブレーション

カラーキャリブレーションもかなり細かく設定ができます。

バッテリーが優秀

バッテリー容量は4,520mAh搭載しています。スナドラ888搭載機では、バッテリー持ちの悪さが出てしまう事も多いですが、870に関しては非常にバッテリー持ちが良いと感じます。実際に888のS21Ultraと同時に運用をしていますが、120Hzで運用しているのにも関わらず、60Hz運用のS21Ultraより1~2割電池もちが良いです。

しかもRedmi K40には悪名高いバッテリードレインSIMことOCNを差して運用しているので、実際はもっと優秀なんじゃないかなと。また、33Wの急速充電にも対応していています。

ゲーミング性能

Redmi K40ゲーミング性能

おそらく今現在ゲーミングを目的としているならスナドラ870搭載機がバランスがもっとも良いと思います。というのも888は発熱問題というものがあります。
自分が使っているGalaxy S21 Ultraはそこまで発熱を感じないんですが、一般的に888はアチアチっていう評価をされています。

では実際にスナドラ870を搭載したこのRedmi K40はどうなのか?実際にCoDモバイルをしばらくやってみたんですが、ビックリするほど発熱が少ないです。
これに関しては予想以上でした。15分ほどチーデスを回してみたんですが、流石に発熱の少ないS21Ultraでもこれぐらいやると結構熱いなーって思うんですが
K40ではほんのりといった具合です。むしろ自分の手の熱さなんじゃ?と思えるくらいです。


原神ベンチも最高設定+60FPS

また、実際のゲーミング性能もピカイチで、まったく不満ありません。最高設定にしてもカクつきやもっさりは感じません。
ゲーミングベンチになってしまっている原神ですが、最高設定60FPS設定でも超快適でした。そして発熱も少ない。ゲーミングスマホとしても非常に優秀だと思います。

唯一の弱点 カメラ周り

ここまで完璧といえる内容だったんですが、一点カメラ性能が若干弱いです。K40のメインカメラはIMX582で最新のカメラフラッグシップと比べるとやはりちょっと画質で差があります。メインで使っているS21Ultraと比較して、粗さや、暗所での撮影で差が出てしまいます。等倍でディスプレイプレビューする分には特に感じませんが、拡大をすると画質が低い事が分かります。

カメラ性能については上位機種であるProやPro+でより高位のカメラが搭載されていて、価格差もそこまで大きくないので、カメラもこだわりたい!という方は上位機種をおすすめします。ただ、撮影が耐えられないレベルか?と言われるとそんな事は無く、こだわりが無ければこの画質で全く問題無いんじゃない?って思います。

pocoF3撮影Redmi K40で撮影(48M)


Galaxy S21Ultraで撮影(108M)

圧縮リサイズしてるからもう差異はわからないけど、オートで撮影した結果。実際等倍でみる分にはあまり差はわからないです。ただし拡大していくと明らかにS21Ultraの方が綺麗です。色味はRedmi K40の方が自然で、S21Ultraはビビットよりに自動補正されていますね。

マクロレンズ

久々に見たマクロレンズ。ぶっちゃけ、望遠は載せないけどカメラ数はアピりたいからマクロレンズっていう風潮ありませんか?

色々遊べるカメラ機能

空模様をAIで変更 Skyscaping機能

AIで空模様を買えてしまうSkyscaping機能が思ったよりも楽しいですね。完全にどんより空模様を晴天に変えたり、星空に変えてしまうのが面白いです。
使い所が難しいと思いきや、制作の現場だと空色を変えるのは結構使う。これまで幾度となくPhotoShopで空模様を調整していたのが一発で自然に変わるのはすごい。


元画像


夕空


雷雲

動画撮影モード

Redmi K40 撮影モード

動画撮影に関しては最大で4Kまで対応しています。ただし4K時は30FPS固定になってしまいます。手ブレ補正はソフトウェアのみで30FPSの場合しか対応しません。

  • 720P 30FPS
  • 1080P 30FPS
  • 1080P 60FPS
  • 4K 30FPS

カメラモードも多数収録されており、Vlogという簡単に雰囲気のあるVlog映像を撮影するモードが楽しいです。プリセットを選択肢、複数カットを連続で取る事で
面白い切り替え効果をもたせてくれます。

 

 

めちゃくちゃ圧縮してますが、こういったおもしろいエフェクトの入った動画をプリセットで撮影ができます。

デュアルカメラ

インカメとアウトカメラを同時に撮影する機能もあり、面白い映像が撮影できます。

あとすごく細かいんですが、動画撮影時に外部マイクに対応していますね。Youtubeに動画投稿などをする人からすると外部マイク対応は非常にありがたい機能ではないでしょうか?

グローバルROMで最強の状態に。

前述した通り、Redmi K40は中国限定のモデルです。グローバル版はPOCO F3とリネームされて展開されていますね。K40には日本語が入っていないので、英語か中国語しか使えません。一方POCO F3はしっかりと日本語化がされています。じゃあわざわざ中国版なんか買わずにグローバルのPOCO F3を買えばいいじゃんって思うんですが

POCO F3ではバンドが削られてしまっていて、ソフトバンク回線でないとしっかり使えなくなっています。
私はDocomo回線なので、POCOを選べないんですね。その場合、このRedmi K40POCO F3のROMを焼く事でバンド対応はフル対応のまま、日本語にしっかり対応した、最高の状態のRedmi K40が出来上がるという事ですね。

こう書くと「最高じゃん!」って思うんですが、このROM焼きが問題で、わざわざ中国からK40を取り寄せた上で無保証自己責任のもと文鎮リスクをおいながらROMを焼くっていうのはなかなかハードルが高いですね。私自身も四苦八苦しながらやったので、申し訳ないですが聞かれても答えられないです。

Redmi K40 ROM焼き躓きポイント

Mi UnrockでBLUする時にドライバが無い

まず、購入したスマホのブートローダーアンロックを行う必要があります。Mi Unrockという謹製プログラムで行いますが初回は168時間程度(1週間)待つ必要があります。

Mi Unrock

この際、ブートローダー画面で接続するんですが、PC側にドライバーが入っていないと上手く認識をしてくれません。このドライバーが最新版では同梱されてないんですね。古いVer(4系統)ではアンロック自体はできないんですが、ドライバーを入れる事は可能です。ちょっと手間ですが、Ver4でドライバーをインストールした後、最新のアンロックツールで認識すると良いかも。それでも認識しない場合はポートを変えたりすると認識したりします。

過去のバージョンのダウンロード


その後も何故かドライバが不安定で、認識しなかったりで躓く事が多かったですね。Ryzenだからなのか、はたまたウィルス対策ソフトのせいか…。
一度ドライバを入れても、再度差し込んだ際にドライバが当たってなかったりしたんですよね。このせいで参考記事や動画とで結果が違ったりしてオヤ?!と思う事が多かったです。


Redmi K40は最高に楽しめるコスパ最強スマホ!でもPOCO F3のが無難かも…

ROM焼きチャレンジで高スペックでフルバンド対応かつ、超激安のスマートフォンが手に入るとあればぜひともチャレンジしてみたくなりますよね。実際にROM焼き成功後は「こんな良いモノをこんなに安く変えた俺ツエーーー(違」謎の悦に浸れますw

ROM焼きの工程自体はものすごく単純なのに対して、自分はドライバー周りで苦しんだのでスンナリ行かない人もいるでしょうね。そのリスク値も込みになってしまいます。下手したらブリックも有りえますし。もしソフトバンク回線であれば、入手性も良いPOCO F3を買うのが良いと思います。

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ZAKI LABO(ザキラボ)

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