Amazfit T-Rex Proを提供頂いたのでレビューしたいと思います。今回、日本での発売がめちゃくちゃ早いですね。公式の発表とほぼ同時に発売となっています。
このT-Rex Proをざっくり説明すると、内部のセンサーを最新Verへアップデートし、耐水性能などをより強化したアップグレード版になっています。
また、UIも最新のものが使われいるという事です。
提供:株式会社アースリボーン
動画レビュー
外観チェック
デザインに関しては無印版と同じなんですが、大きく違うところがあります。ベルトが改良されていますね。
前作の不満点としては、フニャフニャなベルトが、安っぽさを感じるのと、材質的にホコリや汚れがすごく目立つっていうのがあったんですが
今回のベルトは若干硬くツルッとした素材に変わっていて、真ん中の部分も切り返しが入る事でよりしっかりしたベルトに変わっていますね。
ただし本当に本当にわずかな変更です。前作のベルトにめちゃくちゃ不満があったんで、すぐ気付けたって感じですかね。
全体的な重さは1gぐらいしか変わらないんですが、ベルトが若干硬めになった事で全体的な質感も上がっているように思います。
これはめちゃくちゃいい改良点だなとおもいます。
やはりT-Rexのデザインはかっこいいですね。自分はG-SHOCKも好きなんですが、まさにそういったミリタリーやアウトドア的なデザインのスマートウォッチって選択肢が少ないのでこのT-Rexは貴重な存在かもしれませんね。
機能
大きなアップデートとしてはAmazfitのバイオトラッカー2に対応し、血中酸素濃度測定に対応した事より多彩な使い方が出来るようになった事ですね。
スポーツモードも100種類以上から選択可能で、SpO2と組み合わせる事でより多彩なアクティビティトラッキングが可能になりました。
また、もともとGPS精度が良いのがウリだった無印T-Rexですが今回はクアッドGPS構成になった事でより精度の高いGPS測位が可能になったようです。
こちらに関しては後ほど検証したいと思います。
前作では12種のMILSPECをクリアしていましたが、今回はさらに3つの基準もクリアした事で15種のMILSPECに準拠したようです。大きなアップデートとしては、耐水性能が5ATMから10ATMになった事で10気圧、最大100mの防水性能も獲得しているそうです。
まさにPROという名前の通り、タフネススマートウォッチとしてしっかりと進化していますね。
- BioTracker2によりSpO2測定に対応
- 100種類以上のスポーツアクティビティ
- クアッドGPSで精度がさらによくなった
- 耐水性能が10ATMにアップ
機能とUIについて
機能の方を見ていきたいと思います。UIの方もT-Rexシリーズに合わせてアップデートされています。
まず、わかりやすくメニューの滑らかさが向上していますね。描画フレームレートが上がっているように感じます。また地味ですがメニュー自体がループするように改良されていますね。
アイコンもより統一感がでるようにリデザインされていて見やすいです。また、選択されている項目がわかりやすいようにライン上のフォーカスも追加されています。すごく細かい部分ではありますが丁寧なUIアップデートが行われていますね。
SpO2 血中酸素濃度測定対応
血中酸素濃度測定に対応したことで、アクティビティトラッキングの幅が広がりました。T-Rex Proにおいてはトレッキング等の用途と親和性が高いので、酸素濃度の重要性もおおきいです。
T-Rex Pro独自機能 コンパス/高度気圧計
T-REXの独自機能としてはコンパスと気圧高度計に対応している点ですね。山登りやキャンプなどのアウトドア用途で助かる機能ではないですかね?
高所(山等)では血中酸素濃度の値と合わせて使用することで、その利用価値が広がるかと。
オミットされた機能
その他機能については、初代、および、Amazfit第2世代シリーズとかぶる部分があるんですが第二世代シリーズと比較すると、スピーカーと音声アシストに対応していないのが大きな差異ですかね。Alexaに関しては未だGTR2/GTS2ともに実装されてないんですけどね…(汗)
クアッドGPS構成でGPS精度は良い
前作ではGPSとGlonussという構成でしたが、今回は新たにガリレオとBDSというそれぞれ欧州と中国の持つ衛生での測位も可能となったようです。
珍しいのはGPSの構成を設定から変更する事が出来る点ですね。この辺に関してはあまり深く語れないのですが、それぞれの大陸や国によってGPS構成を変える事でより高度なトラッキングが可能という事ですかね?であれば日本だとミチビキという事なんでしょうが、ミチビキには未対応との事です。
まず、T-REXシリーズはその他のAmazfitシリーズと比べてGPS精度が優秀な事が特徴です。というわけで、片方にGTR2クラシックをつけ同じルートをウォーキングしGPS精度を見てみました。
実際にT-REXでのデータがコチラ。最初の方、測位時点で若干の精度落ちが見られますが、測位後は非常に正確にトラッキングしてくれていますね。大通りの真ん中を歩いてしまってるところもありますが、かなり正確なルーティングじゃないかなと思います。
一方でGTR2を見てみると、まず測位にすごく時間がかかってしまい最初の方がうまく取れていませんね。その後も、建物の上空を差していたりとやはりGTRシリーズはGPS精度が低い事がわかりますね。
左がGTR2、右がT-Rex Proです。こうやって比べると、かなり差がわかると思います。やはりGPS精度を求めるならばT-Rexシリーズが良いという結果になりました。
ウォッチフェイス
個人的に気になるのがウォッチフェイスの豊富さですね。特にT-REXは外装が非常にマッチョなので、これに合うデザインが提供されいるかは重要な要素ですね。
ウォッチフェイスは現時点で30種類程度と、GTRシリーズと比べると若干数が少ないですが、全体的に非常に丁寧に作り込まれたデザインが多く個人的には満足度が高いデザインが提供されています。
全体的にやはりG-SHOCKなどのタフネスウォッチ的なデザインが多いですね。一応、Huamiのデベロッパーサイトでウォッチフェイス作成ツールが公開されてるので、今後野良のウォッチフェイスにも期待が持てます。また、AODはウォッチフェイスに沿ったものが表示されるのも良いですね。
ディスプレイ解像度は360pxとGTR2シリーズと比べると低めですが発色の良いAMOLEDのおかげで表示はすごく綺麗だと思います。
その他スペック的なところと気になる点
耐水性能アップは本当?
その他のスペック的なところを軽く見ていきたいんですが、まず、耐水性能が10ATMに上がった点についてですが、前作とケースやサイズを変更せずに耐水性を向上させたという点はすごい進化ではあるんですが、実際のところはどうなのか?というの疑問です。というのも、G-SHOCKなどはその辺結構シビアで、ケース構造を買えずに耐水性を向上出来るのかが、個人的にナチュラルに疑問ですね。実際に確かめるには100m沈んでこないと分かりませんがw
バッテリー持ちは?
普段使いはもう少しソフトに使うけどそれでも18日は厳しいかも?(体感10日持つかって感じ)
また、バッテリー持ちに関して、スペック上、初代は20日でした。今回のバイオトラッカー第二世代のシリーズは全体的に持ちが悪くなっており
今回のT-REX PROも18日と若干短くなっています。GTRシリーズでも公称値よりも若干短かったので、このT-REX PROもそれに沿って18日よりも短いんじゃないかなーと思います。この辺は使いながら見ていきたいと思います。
ベルト変えてみる。
最後に、今回のT-REXに合わせて社外製のメタルベルトを注文していました。T-REXは取り付けラグが特殊な形状なので一般的なものは取り付けられないのですが最近では普通にAmazonでT-REX用の社外メタルベルトが売られています。これはありがたいです。実際に取り付けてみたいと思います。
どうですか?!厳つくないですか?!めっちゃかっこいいんですけど!!すみません、テンションあがっちゃって。厳ついものが大好きなんです自分。
よりヘビーデューティーな印象にアップデートされた気がします。よりタフネスな印象ですね!これはかっこいい!
ちなみにこのパーツは普通のストレートタイプも付けれるようになるのでこういったキャンバスのものを取り付ける事も可能です。これはこれでミリタリー感が出ていいですね。
まとめ
Amazfit T-Rex Proの方を見てきました。全体的にしっかりとアップデートが施されていてタフネススマートウォッチとしてしっかりとT-REXというブランドを確立しているように感じます。ベルトの仕様変更など細かいところもしっかりと改良されていて、すごく良いアップグレードだなと思います。
また今回日本での価格も思ったよりも安く、手に入れやすい価格だなと個人的には感じました。厳つくタフネスなプロダクトが好きな方はぜひともT-Rex Proを手にとってみてほしいですね。
以下は提供頂いた株式会社アースリボーン様の販売リンクです。