今回はXiaomi(シャオミ) Mi Watch グローバル版を手に入れたのでレビューします。日本での公式発売もアナウンスされているMi Watchなんですが、今ん所まだ正式は発売日は決まっておりません。というわけで今回はグローバル版(中身は同じ)になります。
ちなみに、中国大陸版のMi Watch Colorというモデルもレビューしています。コチラは中国版なので日本語が使えないんですが外装の高級感で言うならば、価格破壊といえるレベルのスマートウォッチで、なぜこのMi Watch Colorをグローバル展開してくれないんだ!と思います。
全部入りで13,000円 鉄板チョイスなスマートウォッチ
まず、このMi Watchをざっくり説明すると13,000円なのに昨今の流行りの機能がすべて詰まってるスマートウォッチっていう感じでしょうか?
※さすがにFelicaとかはついていませんが
以下が主な機能表
血中酸素濃度測定 | ○ |
睡眠管理 | ○ |
有機ELディスプレイ | ○ |
ウォッチフェイス | 100 OVER |
ワークアウト種目 | 100 OVER |
GPS | GPS + Globass + Galileo + BDS |
バッテリー | 15日 |
音声アシスト | Alexa対応 |
という感じで、流行りの機能を一通り網羅しています。そして何より注目したいのが音声アシストにAlexaが対応している事。そしてこれらの機能を詰め込んで13,000という超低価格に抑えてきた事がMi Watchのすごいところ。Xiaomi(シャオミ)恐るべし。
価格帯的には、HuaweiのHuawei Watch Fitなどのスマートバンドと呼ばれる価格帯に入り込んでいるスマートウォッチです。安すぎぃーー!
Alexa対応スマートウォッチといえば、先んじてAmazfitが対応を謳っておりましたが、2021年3月現在日本国内では未だに未実装という…
先越されてるじゃんAmazfit…
外観チェック プラスチックだけど安っぽさは感じない
外観/デザインを見ていきたいと思います。ちょっとマニアックな事を言うと、グローバル版Mi Watchは中国本土ではMi Watch Color Sportsという名称で展開されていて、その名前からわかる通りスポーツを全面的に意識した作りです。なので高級感というよりもスポーティーな印象ですね。
ケース経は46mmとなかなか大柄です。厚みは約12mmで結構インパクトあるデザインです。女性の腕だと結構目立つサイズ感かも。
ケース材質はつや消しのプラスチックでマットな手触りです。すべて軽い素材でできているので、思った以上に軽いですね。こういったスポーツ系スマートウォッチを手にとったときに感じる「チープさ」ですが、このMi Watchに関して言えばまったく感じませんでした。それよりもソリッドだなーっていうイメージのほうが強いです。
写真だと、ガラス縁がくっきり浮いてるように見えますがこれはデザインでガラスしたに細いラインが入っています。ガラスは2.5D処理がされていて縁がキラリと光ります。こういった部分のデザインが上手いなー。ブラックカラーはワンポイントでボタンに赤色の差し色が入ります。
裏面は充電接点と各種センサー。なだらかにカーブしててさらっとしたバックケースで細かいところまでしっかり作られています。
ベルトは細かいストライプが入っています。シリコンの質感はMi Band5およびMi Watch Liteと同じかと。あまり良いシリコンでは無いかな。
実際に着用するとこんな感じ。結構インパクトありますよね?個人的に平べったくて丸い時計がすごく好きなのでこれはめっちゃ気に入ってます。
プラケースだからメタルベルトは似合わないかなー…っと思いきやブラックカラーでは結構バッチリですね。メタルベルトにすると高級感も上がってめっちゃ良いです。これはおすすめかも。
ディスプレイ品質と操作感
ディスプレイはこの価格帯でAMOLEDっていう時点で一人勝ちな雰囲気もあります。ていうか、最近の高級なスマートウォッチはほとんどAMOLED搭載になってきててそれに見慣れてると、液晶に戻ると結構差を感じます。ディスプレイの美しさはそりゃもうまったく問題無し。価格が倍以上も違う他社メーカーのスマートウォッチと比較してもまったく見劣りしません。
また動作の方も快適でヌルヌルうごいてくれます。この価格帯ではありえないぐらいUI品質が高いです。こんなの売れて当たり前よ。
ウォッチフェイスも豊富 ストアが充実している
ウォッチフェイスも充実していて、現状でも100オーバーのウォッチフェイスをXiaomi Wearアプリから気に入ったものをダウンロードする事が可能です。ちなみに、ウォッチフェイスは中国版の場合はちょくちょく追加されてて、このグローバル版もほとんど同じものが入ってるので、今後増えていくかな?
ウォッチフェイスの質に関してはMi Watch Colorのときから「中の下ぐらい」と評価してきました。何かイマイチなものも多いですね。このへんはAmazfitのデザインワークには勝ててないかな?
※ちなみに中国版Mi Watch Colorはファンメイドのウォッチフェイスを独自でインストールする方法もあります。公式のフォーラムでコンテストなども行われていて、この機能がグローバル版Mi Watchにも追加されたら最高なのにな…(ウォッチフェイスを作るツールもあるのでコミュニティが盛り上がってる)
GPS精度について
前回レビューしたMi Watch Liteですが、「GPS精度が良い」という事がアイデンティティだと結論づけました7,000円台でGPS内蔵もまぁすごいけど、それに加えて精度も良いっていう。んで、このMi Watchに関してはスペック上Mi Watch Liteより多くの衛生に対応しているのでより高機能だと言えます。
そうなるとMi Watch Liteのアイデンティティがなくなっちゃうんだけど…
※この部分に関してはしっかり検証がいりそうなので、後日リライトします。
Alexa対応について
おぃ、A○zfit…!!!先越されてるぞ!!
というわけでAiアシスタントのAlexaにしっかり日本語で対応しています。AlexaのビルドインってA○azfitが率先してるイメージあったから、先にXiaomiのスマートウォッチがやっちゃうっていうのも…
基本的な天気コマンドなどが受けれる他、サード製のスマート家電の操作も可能です。試しにかんたんなスマートプラグで電源のON/OFFを試して見たところ、動作もクイックで「そうそう本来A○azfitでやりたかったのはコレなんだよ!!!」となってしまいました。
欲を言うなれば、Alexaボイスコマンドまでのショートカットが設定できればなお良かったかなっと。現状、通知領域からしかAlexaを起動する事ができず
機能のアクセスまでに画面点灯→下スワイプ→Alexaという段階を踏まないと行けないのでめんどくさいです。
ボタンにショートカットが割り当てられればよかったんですが、コチラはワークアウト専用になっているのが惜しいところ。
Mi Watch 三兄弟と比較(Mi Band/Mi Watch Lite/Mi Watch)
というわけで北斗三兄弟が如く、Mi Watch三兄弟が揃いました。
(グローバル展開からハブられているMi Watch Colorはジャギ様?メタルだし)
それぞれ超低価格での市場で出されているんですが、特にこだわりがなければMi Watch1択だと思います。Mi Watchは他の2つの機能をすべて網羅しているので。
ていうか、昨今のスマートウォッチ市場を見てみても、Mi Watchのコスパはやばいんですよね。久々に「これ買っときゃ幸せになれるよ」とおすすめできるプロダクトだと思います。
一点注意点として、Mi Fitアプリと連携ができない事を知らずに買ってしまう人が多いみたいですね。まぁ同じXiaomiなんだからできるだろ!って思うんですがそうじゃないんですよねぇ…Mi Bandでの蓄積データがある人はそのデータを移行する方法が無いので諦めるしかないみたいです。
色々理由はあると思うけど、家電などをトータルで展開するXiaomiならばプラットフォームは絶対統一したほうが良いと思うんですよね。すでにMi Band6の情報もちらほら出ているようなので、この辺が改善されればなぁ…(でもHuamiだから無理だろな…)
あと、Mi Watch自体の日本発売日はいつですかXiaomiさん…Mi Watch Liteはサクッと出たんでこのMi Watchもサクッと出したほうがいいような…
追記 4月27日日本でも正式発売されるようです!以下はアマゾンのリンクです。