ガジェット界隈のネタ探しをしてて時折やってくる「間」っていうのがあります。話題のプロダクトを扱った以降のロス感といいますか…そういう時はうっかり怪しい中華モノに手を出してしまい、だいたいがネタにもできず後悔だけしてしまうんですよね。が、今回購入したものはそんな怪しい中華モノの中でも、結構アタリだったのでご紹介します。
Aliexpressでランキング一位だったKOSPET ROCK
中華モノといえばアリエクですが、そのアリエクのスマートウォッチランキングにて1位になっていたのが今回ご紹介するKOSPET ROCKです。
※ランキングの正確性はわかりませんが、今現在は3位でしたw
KOSPETといえば格安スマートウォッチが有名です。特にAndroidWearでカメラを搭載したアホみたいにでかいKOSPET PRIME2とかが有名ですかね？今回購入したKOSPET ROCKも価格も3,720円とバカ安でした。まぁゴミみたいなのでもこの価格なら諦めつくかポチーっていう感じで購入しました。
旧正月前後で注文してしまったので、到着したのは3月に入ってから。
デザインチェック良い意味で裏切られた。
こんな感じで素っ気なく安っぽい箱に入って送られてきたのでまったく期待してませんでしたが…
あれお前かっこよくない？！良い意味で裏切られました。ミリタリー調でG-SHOCK大好きマンとしてはこのデザインセンスは大歓迎です。普通にかっこいいぞ！材質とか完全にプラスチッキーで高級感はまったく無いけど、ミリタリーデザイン的には無骨で良い感じ。
ベゼル部分のマテリアルがちょっと変わってて一見するとメタルのようにも見えます。そこにアクセントでビス止め。いいじゃん。
サイドがちょっと安っぽいのがわかりやすいかも。プラモデルみたいなチープな光沢が出てしまっていて、このケースがマット調の仕上げだったら完璧だったのになぁっていう印象（自分でつや消しスプレー吹いてみようかなw）
ベルトも薄くペラペラのラバーベルト。ただし、個人的にはつけづらいシリコンベルトよりちょっと固めのラバーベルトのほうがつけやすいのでこっちのが良いです。ベルト形状は特殊な形状なので、適合するベルトはたぶん無いんじゃないかな？形状的にピンと来てる人もいると思いますが、G-STEELのベルトはつけられないです。それよりもだいぶ太いので。
G-Steelとはラグ幅がだいぶ違った
いや本当にかっこいいよ君！どんなゴミカススマートウォッチが届くかと思ってたからこれはめちゃくちゃ良い意味で裏切られました！！
あと、スマートウォッチに詳しい人がいると気づいているかもしれないけど、このデザイン既視感がありますよね。そうAmazfit Aresです。あれ去年ぐらいからずーーーっとグローバル版はまだかと待ってたんですが、結局来ませんでしたね！そいつに似てるんです！
っていうかコレ金型同じじゃね？って思い画像検索してみたんですが微妙に違いますね。画面の縦横比がわずかに違うような…あとビスとか、ベゼルの形状も微妙に違うし…んまぁデザインのソース本は完全にAmazfit Aresでしょうね。
思ったよりUIが良い。しっかりとアニメーションする
中華怪しいスマートウォッチでは、操作感が絶望的な事がほとんどですがこのKOSPET ROCKは思ったよりもしっかりしてます。
例えば左右にスワイプする際、闇ウォッチでは切り替わりアニメーション無くパッと画面が切り替わってしまうので反応してるのかがよくわからないんですよね。
あともっと酷いのになると、切り替わりアニメーションをGIFアニメでそれっぽく流すだけで、実際に指にはまったく追従してないとかっていうパターンもあります。そこまですんならもっと頑張れよ！
KOSPET ROCKはこの辺がしっかり作られてて、この辺の闇ウォッチとはクオリティの差を感じますね。大手メーカーほどではありませんがなめらかに動作していると思います。UIも闇ウォッチにあるような、イミフなど派手さがあるモノでなく、シンプルだけどまとまったデザインで好感が持てます。かなり丁寧に作られてるなぁーっていう印象
AppleWatch風UIを再現…？！
Apple Watch風UI
ここでメーカーの変なこだわりが。AppleWatch風のアイコンUIをこの格安スマートウォッチで再現してるんですw
コレがやりたかっただけだろKOSPET！！いや、良い意味で変態だよコレ。
対してスペック高くないだろうに、結構ヌルヌルと動き、AppleWatchのそれを模倣しているのが逆に技術力高いんじゃないか疑惑。
※使いやすいかは別として
タフネス仕様（らしい）
公式サイトのKOSPET ROCKの紹介動画です。
本体でクルミを割ったり、水に沈めて凍らしたり、車で引いてみたりと、G-SHOCKのような耐久試験をおこなっているらしいです。
"防水、防塵、耐衝撃性を備えています！"と公式では謳われているものの、まぁ3,000円ちょっとの時計にそこまでの堅牢性は無いんじゃない？ていう感想。
スペック表みてもIPうんぬんに関しては取得してないみたいですし…うーん。
パァーーーン！！とクルミを時計で割っていくスタイル
防塵テスト
まぁそこそこハードに使ってるけど大丈夫！って事ですかね…。実機触ってる感じだと、クルミパッカーンはアウトになりそうな雰囲気ですが…
機能チェック 血圧測定可能？！
昨今のスマートウォッチのデファクトスタンダートとしては血中酸素濃度測定がありますよね。コロナ禍で注目され、フィットネスやストレスといった項目も測れる事から、多くのメーカーが対応しています。最近はこういった流れに乗ってユニークな機能が載せられるようになりました。GalaxyWatchが次期モデルでは「血糖値測定」に対応するなど。
んで、KOSPET ROCKにもユニークな機能ついてました！血圧測定！！いや、膨らむんか？って思いきや普通にLED照射して図るみたいです。だからおそらくですが精度はあまり良くないと思われます。自分で図った場合上が124で下が75と出ました。まぁおもしろ機能っていう事ですかねw
その他機能リスト
その他の機能はざっと一覧にしてみました。
- 20のスポーツモード
- 血圧モニタ
- 3ATM防水
- 14日のバッテリー/50日間のスタンバイ
- 防塵・衝突防止
- 睡眠モニター
- 心拍数モニター
- カメラシャッター
- 音楽コントロール
まぁそれ以外はわりと最近のスマートウォッチなら普通の機能かな？っと。ていうか3,000円ちょっとのスマートウォッチだったら全然合格だと思います！
カメラコントロールが付いてるのは地味に嬉しいかも。
ウォッチフェイスは60種類
この価格帯の中華スマートウォッチだと、初期プリセットしか選べないっていうのも多いんですが、しっかりアプリからダウンロードする事ができます。その数も60種類とそこそこ量があります。
ほとんどシンプル系が多くて、あまりかっこいい！って思えるのが無いのが残念なところ。せっかくこんなソリッドな見た目なんだから、これに合わせたウォッチフェイスぐらい用意してくれればいいのに…
一番かっこいいのは初期で入ってるこのウォッチフェイスですかね？あとすごく細かいんですが針の動きがスイープっぽくなってるんですよね。安スマートウォッチってアニメーションが出せない事も多いのでこの仕様は以外です。なんで実際には思ったよりも見栄えが良いです。
まとめ 思った以上にクオリティ高くて面白い
思った以上にしっかりと作られていたのと、デザインが無骨で厳ついのでかなり気に入っています。ミリタリー系スマートウォッチって種類が限られますからね！
3000円ちょいの格安中華スマートウォッチとしてはかなりアタリですね。AppleWatch風UIも無駄に力入ってますしw
