やっと日本でもGalaxy S23シリーズが発表になりましたね。
価格は目が飛び出てまた戻ってくるぐらい驚きの20万というスーパービックリ価格でした。高くなるとは思ってましたがまさかここまでとは‥
とはいえ、現状日本で購入できる唯一のハイエンドアンドロイドとも言えます。
Huaweiは消え、Oppoはハイエンドを出しても売れず、Xiaomiはそれらを見てか中々メインストリームを出しません。SONYも実質ファン層が濃く支えており、選びやすいか?と言われれば私は疑問です。
つまり、日本にはiPhone以外でまともなハイエンドはSAMSUNGぐらいではないでしょうか。
今回から、ひた隠しにしていたSAMSUNGロゴも復活し、日本でのブランディングにも変化が見られます。
今回はGalaxy S23 Ultraを一ヶ月ほど使用した目線から、買いなのか、機種変する価値はあるのか?という部分を話して行きたいとおもいます。
完成度は過去一のGalaxy S23 Ultra
まず、方々でS23シリーズは「完成度が高い!過去一の出来!」と高い評価をされています。一方評価が高ければ高いほど猜疑心が強くなっていくのも人間の性でしょう。
その評価は本当になのか?プロモーションなんじゃないの?
この件に関しては現時点ではプロモーションによるステマは無く、リアルな評価と言っていいでしょう。
日本版が発売される前に海外版S23シリーズをレビューしている人のほとんどは実費でしょう。何故なら日本での広告活動が行われる以前だからです。
つまり、プロモだから高い評価をしているという事は無く、リアルな感想だと言えるでしょう。
また「実費で高い金額を払っているから認めたくなくて高い評価をしているんだろ!」なんていう、行き過ぎた疑いもネット上では見られました。
それぐらい、消費者は疑いの目で見ないといけないぐらいに日本の市場は崩壊しているという事なのかな?と思います。
ポイント
話が脱線しましたが今回のS23シリーズの高い評価は、ステマやプロモーションでは無く、本当の評価であるというのがまず伝えたい言葉です。
それぞれの着眼点が違うにも関わらずそういった評価がされているというのが、S23シリーズが全方位に隙の無いハイエンドスマートフォンだということです。
S23シリーズを買わなくて良い人 現状で満足してる人
まず今回のS23シリーズを買わなくても良いと思う人を私なりに考えてみました。
今回のS23シリーズが評価されているのは、これまでのシリーズの「でもちょっと‥」と思う部分を徹底的に潰し完成度を高めているという事だと私は思います。
つまり、ブラッシュアップがメインで劇的な進化では無いという事です。秘伝の継ぎ足しタレみたいな感じでしょうか。正直なところ、S20、S21、S22と使い続けて来て劇的な進化を感じる場面はほとんどありません。
正確には、カメラのセンサーがどうとか、SoCがどうとか、ハードがどうとかっていう細かい改良があるにせよ、一般的なユーザー目線であればそれらの差は感じ辛いものでしょう。
なので「現状で満足している」という方にS23シリーズのココが凄い!をどう伝えても「ふーん」で終わりそうです。
ポイント
「劇的な進化が無いのなら今のままで良い」というユーザーにこそ、実は一番触って見てほしいところではありますが、それを覆すだけの説得力も無いのも事実でしょう。
買いたくなる理由 3選
先に「買わない理由」を上げたので、お次は「買いたくなる理由」を上げて行きたいと思います。今回のS23シリーズは実際に使ってみないとその良さが分からないという部分がかなり多いと思います。
公式ページなどでは分からない部分にフォーカスします。
望遠と動画に強いカメラ
カメラについては2億画素についてフィーチャーされる事が多いと思います。そしてそれに対して「高画素なんて意味ないよ!」というアンチテーゼもしっかりセットで出されるでしょう。
現状、他メーカーが採用するのは5000万画素を扱う大型センサーIMX989がトレンドです。大型のセンサーを扱うためにド変態なカメラユニットを備えたド変態なスマートフォンです。そして、他メーカーではLeicaやHasselbladなどのブランディングで差別化をしています。
そんな市場の中ではGalaxyもカメラという点において2億という言葉のインパクト以上の要素が無いのもまた事実でしょう。
しかし、S23のカメラについては、メインのカメラの性能よりUltraの望遠や、動画撮影に強い点がプッシュする点でしょう。
10倍光学ズームがとにかく扱いやすく、画質も素晴らしいため屋外でのイベントなどに重宝しそうです。また、30倍ズームはプレビューでは荒いのですが、撮影後は強力なAI補正が入り、実用に耐えうるレベルでの撮影が可能です。
動画ではiPhoneが強いと言われていますが、S23Ultraのスーパー手ブレ補正はそれを超えるような素晴らしい手ブレ補正が効きます。
そして、このスーパー手ブレ補正がUHDサイズでも動作する点がこれまでのシリーズではできなかったことです。センサーサイズや、ブランディングといった中華系スマホには無い、実際の使い心地や、AI補正の素晴らしさ
ポイント
使い勝手の良さがS23シリーズの真骨頂でしょう。
バッテリーもち最高!
バッテリー持ちがこれまでのシリーズから劇的に進化した点は大きなトピックでしょう。
これについては、Galaxyうんぬんというより、採用しているSnapdragon 8 gen 2の恩恵が大きいです。なので、これを採用する他のメーカーも基本的にバッテリー持ちは良いでしょう。
S20シリーズより、バッテリー持ちについてはワーストと言えるレベルでしたが、S23Ultraは前作より体感2〜3割良いと感じますね。実際にグラフで見ても減り方がかなり緩やかで、2日持ちを実現出来るハイエンドGalaxyというだけでどれだけ貴重な存在でしょうか。
というか、Android界隈においてはバッテリー持ちを納得出来るハイエンドは何年ぶりでしょうか?
バッテリーに不満を持つユーザーは今回のS23シリーズはその不満を満たしてくれるでしょう。
OneUI 5.1の圧倒時な機能性
Galaxyが何故Androidの王者たるかは、ハード面では無く、ソフトウェア面の完成度が本体と言っても良いと私は思っています。
ハード的な技術面ではおそらく大分前から中華メーカーに抜かれているという現状ですが、OneUIの考え抜かれた使い心地が極上のUXを提供してくれます。
またこんな事を書くとステマのように思われるかもしれませんが、冒頭で話したように、ハイエンド難民こそGalaxyに触れてほしいです。
具体的には上げると
- Windowsとの連携の強さはiPhoneと対極的にあるとも言えます。Windows10から、標準で連携するソフトウェアも組み込まれていますし、サムスンフロウという公式ツールを使うとより便利に使えます。
- セキュリティ面ではKnox Vaultという独自のセキュリティ機能により専用のセキュア領域を持つことができます。
- 生体認証と連携し、ダブルアカウントのようにも使えます。
- 独自のカスタマイズアプリにより、OneUIの標準設定を超えた独自の設定が可能なGoodlockなど
その他、他のメーカーでは見られない圧倒的なカスタマイズ性が魅力です。
ポイント
目の越えたユーザーこそ、Galaxyに触れてほしいと思います。
価格がヤバイ。
ここまで素晴らしいGalaxy S23シリーズを一気に躊躇させるのが価格でしょう。高い。いや、何度見ても高いです。ただ、Galaxyを一般的に日本で買う人ってほとんどがキャリアの契約だと思います。
月々の分割や、お返しプログラムなどを使って買うのがほとんどだと思います。
レビュワー以外で一括で買う人なんているのか疑問です。
キャリアで購入する人は、おそらく長く使うユーザーでしょう。ハイエンド帯であれば2年を超えて使うでしょう。いまだにS10よりも前を使っているユーザーも多いと思います。
2年以上の使用に耐えるスペックをしているため、長く使うと考えれば価格の見方が変わると思います。
まぁでも20万はやばいですよね。やばいしか言葉が出てこないです‥
動画で詳細レビューもしています!