今回はHuawei Watch Budsを入手したのでレビューします。
スマートウォッチ界隈では高いクオリティで鉄板製品を連発しているHuaweiですが、そんなHuaweiが放った異色のスマートウォッチが今回のHuawei Watch Budsです。
何と、スマートウォッチでありながら、本体内部にワイヤレスイヤホンを内蔵しています。過去にもこういったイヤホン内蔵スマートウォッチは有象無象のメーカーが出したりしていましたが
何と世界的なテック企業のHuaweiがこんな飛び道具を出してきたことが驚きです。しかもイヤホンの格納場所はディスプレイ下という超絶機構を実現しています。Huaweiだから出来たクオリティでしょう。
ポイント
今回のHuawei Watch Budsは、日本でもクラファンで展開され、早々に目標達成をするほど注目されています。
今回は実際にHuawei Watch Budsを使ってみた感想を忌憚なくお伝えしたいと思います。
Huawei Watch Budsアウトライン
まずはHuawei Watch Budsのアウトラインです。前述したように、スマートウォッチにワイヤレスイヤホンを搭載している事が何よりの特徴でしょう。スマホやスマートウォッチのイメージがあるHuaweiですが、オーディオ関連も非常にクオリティの高いプロダクトを展開し、Huawei Free Buds Proなど、高性能TWSも人気が高いです。Huaweiの展開するHarmonyOSでは、スマートフォンだけでなく、ウェアラブルデバイス、ホーム家電といった幅広い環境で使用され、そして高い拡張性と連携性を持っています。
ポイント
スマートウォッチとワイヤレスイヤホンという異なるプロダクトでありながら、HarmonyOSによる垣根を超えた使い心地が魅力です。
ウェアラブルメーカーとしての技術の粋を集めたのが今回のHuawei Watch Budsと言えます。
Huawei Watch Buds デザインチェック
デザインを見ていきます。まず、箱に鎮座する姿は、ファーウェイのウェアラブル最上位のプロダクトだと言うことがわかりますね。
デザインに関しては、これまでのHuaweiスマートウォッチで特に人気の高いクラシックデザインとなっており何より、ワイヤレスイヤホンを内蔵しているため、かなり存在感のあるサイズとなっています。
このサイズ感は、同じくHuaweiの究極のスマートウォッチことHuawei Watch 3 Proと同等の大きさとなっています。
ケース系は47 mm、厚みは14,99 mmと圧倒的なサイズ感です、おそらくスマートウォッチでも最大級と言えるでしょう。
デザインディテールを見ていくと、クラシックデザインらしく、細部までこだわりがあります。サイドにはボタンが配されており、ピラミッド型に削り出されておりデザインのワンポイントとなっています。無骨ながらもどこか上品な印象を持ちます。ボタンに関しては、回転操作には対応しておらず、プッシュ操作のみで行います。
ケースにはステンレスが使われており高級感がありますね。流れるような流線型で仕上げが美しいです。表面はポリッシュでサイドはヘアラインとなっています。
ディスプレイは1.43インチの有機ELディスプレイとなっています。3Dガラスとなっており、かなりカーブしツルンとした印象です。ディスプレイの下面にはボタンがあり、これがイヤホンへアクセスするボタンです
。
ストラップは日本ではカーキカラーのみ展開するようです。フルグレインレザーが使われており、天然のシボ感が魅力的ですね。ストラップは剣先に行くにつれて薄くなり着脱がしやすいようになっています。レザーストラップについては本体の高級感に合わせてもう少し厚手のものが良かったかなと個人的には感じますね。
ラグ幅は22mmなのでHuawei Easy Fitなどの純正のバンドアクセサリーが使えます。私はGT3のフルオロラバーストラップにスワップしています。黒のラバーとの相性も抜群にカッコいいですね。
メタルのEasy Fit 3とも相性が良いです。
背面はプラスチックに光沢感のあるセラミック風の塗装が施されており高級感があります。ヘルスケアセンサーはおそらくGT3 Proなどと同じセンサーが使われていると思います。センサー部分のガラスはサファイアガラスでしょうか。
重さは本体ユニットのみで66gとスマートウォッチとしてはかなりヘビー級だと思います。手に持てばずっしりとしているのがわかります。こういったクラシックデザインでは軽いと拍子抜けしてしまうので、高級感があると肯定的に思えます。
Huawei Watch 3およびHuawei Watch GT3 Pro と並べると、GT3 Proが薄く見えてしまいますね。GT3 Proもかなり大きめなスマートウォッチなので、いかにサイズが大きいかが伝わるでしょうか。
実際に着用すると、圧倒的な存在感で惚れ惚れとします。ディスプレイの3Dガラスがツルンとしているのも高級感があって見栄えが素晴らしいです。Watch 3 ProとGT3 Proはどちらもチタンケースのため、鈍い色合いでしたが、Watch Budsではポリッシュケースのため、また違った高級感があります。
腕に収まる荘厳さの一方、やはり重さの異物感も半端ないです。まぁでも、こういったのが好きな人はもうたまらないでしょう?私はたまらんです。
イヤホン情報もわかるウォッチフェイス
ウォッチフェイスは、内蔵するイヤホンのバッテリー情報も見れるフェイスなど、Watch Buds独自のものも内蔵されています。高級感ある初期フェイスの他、ユニークなものも多いです。無料のフェイス自体はアプリから無数にダウンロード可能です。
イヤホンはディスプレイ下に搭載
Huawei Watch Budsのアイデンティティ イヤホンをみていきましょう。前述した通りイヤホンはディスプレイ下に格納されています。かなり奇抜なアイデアですよね。過去にもイヤホン搭載のスマートウォッチはいくつかありましたが、ここまで複雑な方法を採用しているのはHuaweiだから出来る芸当でしょう。
ボタンを押す事でパチっと開きます。また、開く際はディスプレイにイヤホンを示すアニメーションも走ります。こういった細かい部分は本当にクオリティが高いです。
ディスプレイが跳ね上がるとイヤホンが登場します。イヤホンが取り出しやすいように、わざわざディスプレイ裏に磁石が仕込まれており、そちら側にイヤホンが張り付いてきます。
イヤホンが入っていた台座もプラスチックではありますが強めのシボ加工が入っており、Huaweiのロゴが誇らしく入っています。」個人的に、TWSイヤホンを使うにあたって、「取り出しやすさ」も大きな評価ポイントです。いかに音質が良かろうと取り出しにくかったら使いにくいというシンプルだけど、物として重要な価値観だと思います。比較的小さなユニットなので、おそらく本体側に埋め込まれた状態だとかなり取り出しづらいでしょう。
ポイント
奇抜ながらもかなり使い勝手が考えられているなと感心します。
イヤホン本体はかなり小さめでインイヤー型です。本体側面は平たくなっており、鉛筆のような造形です。前述したマグネットとの兼ね合いで、側面は平良のほうが良かったのでしょう。また、ユニットが小さめなので、おそらくこのサイズで丸形だとちょっと滑りそうです。なので平らなほうがつかみやすく良いですね。片方で約4gととても軽いです。本体底面についている穴はマイクでしょうか。
本体同様に考えられています。
ノイズキャンセリング搭載
Huawei Watch Budsのイヤホンはなんとノイキャンをこのサイズ感で搭載しているのが注目すべき点でしょう。このサイズ感のユニットで、ノイキャンを実現しているのはHuaweiの技術力の高さと言えるでしょう。また、ノイキャンの他、外音取り込みにも対応しています。
ただし、ノイキャンの性能については、補助的なレベルと言えるでしょう。他メーカーのイヤホンのノイキャンと比較すると大分差は感じます。デジタル耳栓的な用途では無いため
ノイキャンを重視するユーザーは注意したいです。
また、ノイズキャンセリングはマイク側にも搭載されおり、AI機能補正も合わさりノイズを除去したクリアな通話を行えます。
Huawei Watch Budsでは、イヤホンを使いながらそのまま通話も使うことができるため、マイクの機能が向上しているのも注目したいです。
音質はサイズからすればまずまず
気になる音質についてです。小さなボディサイズをしていますが、Huweiの技術が詰め込まれており、解像度感の高い音が魅力的です。クリアでもとの音に忠実な作りだと感じました。
一方、やはりこのサイズ感のため迫力の無さも感じるでしょう。音の厚みや低温に関しては、手持ちのイヤホンと比較しても劣る部分だと正直に感じます。
一方、これまで有象無象で出ていたイヤホン内蔵ウォッチとは違い、Huaweiの技術が詰め込まれているためクオリティは天と地とも差があります。実際、私は一週間においてこのHuawei Watch Budsをメインイヤホンとして使用していましたが、特に不満も無いばかりか、考え込まれた機能性が他のイヤホンには無い独自の優位性だと感じるまでになりました。
HarmonyOSでの使い勝手がWatch Budsの魅力
HarmonyOSをベースとしていることで、ウォッチとイヤホンとの連携がとてもシームレスになっています。他のイヤホンでは見られない便利な機能も魅力でいくつかご紹介します。
イコライザー機能
イコライザー機能ももちろんついています。デフォルト・低温強調・高温強調・音声という4つのプロファイルから選択することが出来ます。これはアプリから設定できる他
なんと、ウォッチ単体でもイコライザーを切り替えることが出来ます。HarmonyOSだからこそできる連携製だと感じるポイントです。
左右どちらに付けても自動認識
イヤホンは左右対象となっており、どちらの耳に付けても自動で左右を認識してくれます。LRが無く、自動認識というのが技術力を感じますね。
耳をタップで操作
参考:https://greenfunding.jp/lab/projects/7000
また、イヤホンの底面をタップして操作するのはもちろん事、振動を検知して操作する事も出来ます。耳の付け根の当たり、もしくは耳の上部分をトントンッ!とタップする事で操作が出来ます。
この小さいボディにセンサーを搭載していると思うと凄いですね。本体側面をタップするとサイズが小さいため、やや耳に当たる感じが不快に感じるかもひれませんね。そういった使い心地の悪さを回避するための機能だと感じました。
耳のタップについては分かりやすく「トントンっ!」とする必要がありますね。タップはダブルタップと、トリプルタップに対応しています。タップ時の挙動はもちろんHuawei Healthアプリから変更することが出来ます。再生の一時停止/曲送り/音声アシストの起動の3種類から選択出来ます。
トリプルタップはノイキャン専用のジェスチャーです。ノイキャンのON/OFF、外音取り込みを設定出来ます。また、この3つのどれを割り当てるかを選択する事も出来ます。
たとえば、ノイキャンのONと外音取り込みの2つだけを切り替えるといった設定が可能です。
ソフトウェア側がめちゃくちゃ作り込まれていますね。
イヤホンを鳴らして探す機能も
この小さな本体ですが、もし部屋の中で無くしてしまった場合も、スマホからイヤホン本体側から音を出し探す事が出来ます。スマートウォッチであれば、本体を鳴らす事はほぼ標準装備ですが、まさかこの4gの小さい本体にアラート用のスピーカーが付いているなんて想像が出来るでしょうか。ちなみに、耳に付けたままでこの機能を使うのは、危険なのでやめましょう。
HarmonyOS3搭載 動作感はさくさく
UIを細かく見ていきましょう。OSは最新のHarmonyOS3系列を採用しています。
補足として、ウェアラブルのHarmonyOSは実は2種類あり、AndroidをベースとしたWatch無印シリーズに採用されているものと、GTシリーズなどで採用されているLiteOSをベースにしたものがあります。
今回のHuawei Watch Budsは、軽量なLiteOSをベースとしたHarmonyOSを採用しているようです。HarmonyOSの特徴としては、開発側のカスタマイズがし易いことが特徴のようで、今回のイヤホン内蔵というユニークな機構をOSレベルで対応しており
ポイント
スマートウォッチ+TWSイヤホンというそれぞれ別の機能のものが、OSを通じてシームレスで一体感のあるプロダクトとして完成しています。
これまでも、イヤホン内蔵というスマートウォッチはありましたが、結局はスマートウォッチとイヤホンがそれぞれ独立していました。Huawei Watch Budsがそういった有象無象のプロダクトと大きく異なる点で、ソフトウェア側の完成度が圧倒的に違います。
上からスワイプで現れるメニューは、Huaweiウェアラブルと共通するものですが、その下に見慣れないイヤホン側の情報が表示されています。それぞれ左右のバッテリー残量と、本体の残量がわかりやすく表示されています。
また、ノイキャンのON/OFFと外音取り込みもこの画面から切り替えが可能です。その他、イヤホンの探索などもメニューから可能です。
こういった一体感が今回のHuawei Watch Budsの完成度の高さと言えます。動作感はサクサクとしており、おおよそHuawei Watch GT3と同等のクオリティにあると思います。
ヘルスケア周りも充実
Huwei Watch Budsはイヤホンだけでなく、ヘルスケア周りも充実しています。
睡眠データの解析に強いHuawei TruSleepは最新のVer3を採用し、心拍、ストレス、SpO2と全て自動でトラッキングをしてくれます。ヘルスケア周りの手軽さが、Huawei ウェアラブルの真骨頂でしょう。日々を健康に過ごす基準HealthyLivingも使うことが出来ます。
バッテリー持ちはおおよそ3日
Huawei Watch Budsのバッテリーはおおよそ3日と、GTシリーズの電池持ちと比較すると結構差がありますね。イヤホンのバッテリーも賄う必要があるためこの辺は仕方がないかなと思います。逆に、イヤホンも入っているスマートウォッチで3日も持つことにフォーカスすべきでしょうか。
実際に、日常生活において、通常外部のイヤホンを使う場面を、Huawei Watch Budsに置き換えて生活をしてみました。私は基本的にデスクワークが主なので、日常の8時間のうち、3〜4時間はイヤホンを使用しながら生活をします。その時間のうち、およそ9割は片耳で使っています。
イヤホン本体はノイキャンONで3時間、OFFで4時間とされています。
ポイント
こういった生活の中で朝7時から、帰宅時の夜7時の12時間の中でおおよそ30%程消費をしていきます。
ほぼ、公称値通りの消費で、やはり通常のGTシリーズと比較するとイヤホンの分消費が早いようです。
イヤホンをつかなければ劇的に伸びる
一方、イヤホンを使わない場合は、ほぼGTシリーズと同様のバッテリー持ちとなり
1日あたり10%以下の消費まで下がります。イヤホンの使用の有無でここまで差が出るとは思いませんでした。
ワイヤレスチャージャー対応
もちろんワイヤレスチャージャーに対応しています。社外のものやスマホ用のものでも充電可能です。地味に付属の純正チャージャーは、熱拡散率を高めたセラミック製のクレードルとなっており妙に高級感がありますね。
注意点 本体が防水認定では無い
Huawei Watch Budsの注意点としては、本体に防水等級を設定されていないことです。昨今の有名メーカーのスマートウォッチでは5ATMなど防水性能が確保されていますが、Huawei Watch Budsではその機構からか防水は難しかったのでしょう。使う場合は気をつけたいです。
ちなみに、イヤホン自体にはIP54の防塵防水等級が設定されています。4等級の防水性能は飛沫による影響が無いというレベルなため、水中などは使わない方が良いでしょう。実際Huawei Watch Budsのワークアウトに水泳はありません。
日本最安 クラウドファウンディングで展開 目標を速攻で達成
今回のHuawei Watch Budsでユニークだったのは、クラウドファウンディングで展開を行ったことでしょう。本国の中国では昨年末に発表されましたが、そのユニークさから私は絶対に日本で展開はありえないと思いこんでいたんですが、まさかクラファンで展開をしてくれるとは思いませんでしたね。
Huaweiとしても、ユニークである点で日本市場での反応を見るという目的と、コアなウェアラブルファンへのアンサーとして、今回のクラウドファウンディングはとても良かったと思います。結果として目標値の160%達成という数値が出ています。
今回のクラウドファウンディングは実は、世界的に見てももっとも安くHuawei Watch Budsを入手する機会でした。通常価格71,000円のところ、57,000円という圧倒的なディスカウントを受けることができました。
もし、Huawei Watch Budsを個人で輸入する場合、送料等もふくめて、中国版が6万5千円、ユーロ圏が7万5千円となります。なので、今回の日本でのクラファンはどのエリアよりも安く入手する機会だったわけですね。
もちろん、57,000円という価格はスマートウォッチとしてはかなり高額なランクに入りますが、TWSイヤホンがついた、超ハイテクガジェットと考えれば納得も出来ます。
日本という難しすぎる市場において、今回のクラファン形式はかなり有効的だと個人的に感じます。今回のクラファン成功という実績で、今後もコアなプロダクトが日本でも展開されやすくなれば良いと思います。ウェアラブルに関して言えば、もう一つのユニークプロダクトHuawei Watch GT Cyberも控えていますよね。こちらも期待をしたいところです。