今回は10月13日に発売された待望のGoogle謹製スマートウォッチPixel Watchを入手したのでレビューしたいと思います。
長らく噂をされながらもついにベールを脱いだスマートウォッチで、前情報としてSUICAに対応していることが最大のアピールポイントです。また、同時期にWearOS向けのGooglePayも解禁されたことも重なり、電子マネー関連の敷居がぐっと低くなり多くの方が、Googleという圧倒的なブランドの放つ最新スマートウォッチに関心が高いのでは無いでしょうか。
今回は実際に1周間ほど使って感じた良い点だけでは無く、悪い点にもしっかりとフォーカスしレビューしていきたいと思います。
年間を通して多くのスマートウォッチに触れてきた私ZAKILABOの目線からしっかりと見定めていきたいと思います。
動画でもレビューしています!
Pixel Watch デザインチェック
Pixel Watchのデザインを見ていきましょう。Googleのプロダクトらしく、ポップな印象がとても強いデザインだと思います。何と言っても特徴はツルンとしたフロントデザインで、ドーム状の3Dガラスが印象的です。
本体サイズはこれまたかなり小ぶりで直径41mm スマートウォッチとしてはかなりコンパクトなモデルとなっています。
ワンポイントでデジタルクラウンが搭載されており、もちろん回転操作にも対応しています。本体ケースは全体的にステンレスが使われており、小ぶりなモデルながらなかなか質感は高いです。目立たないですが、右上にボタンが存在します。
直径は小さめですが、厚みは12.3mmとなかなか厚みがあります。背面は全面的にセンサーがついており、裏側もドーム状になっています。
ベルトは質感の良いフルオロエラストマーバンドが採用されています。しっとりとしながらもサラサラとしており、厚みあるため質感はかなり高いです。ベルトは内側に巻き込むタイプのベルトになっており、尾錠の変わりにスナップタイプの金具がついています。先にそちらで止めてから余ったベルトを内側に入れ込む特殊なタイプですね。でもすごく付けやすいです。
個人的に純正のバンドかなり高い評価をしていますが、ベルトは取り付けラグが独自のものでスライドして取り付けます。長さの異なるベルトも予備で付属します。今後、純正でメタルストラップなども予定されているようです。Googleブランドなのでサードパーティーベルトも期待ができそうです。
実際に着用した感じ。手首周り16cmで男性としては割りと細めの腕だと思いますが腕が太い人とかはちょっとかわいい感じになってしまうかもしれませんね。
思った以上につけ心地がよく、というか41mmという小ぶりなスマートウォッチもいいなと考えが変わりました。45mm以上が多いスマートウォッチですが、結局仕事中は邪魔で外したりするもんですが
あまりにもサイズ感がコンパクトでつけ心地も良いので一日中しっかりと付けていられました。また、マテリアルが上質なこともあってか結構見栄えが良いんです。
正直なことをぶっちゃけて言うと、購入前はPixel Watchのデザイン すごくダサいと思ってたんですが、実際に付けてみて、ファッションとしてかなりいいなと大分手のひら返しをしています。デカくて邪魔なのは嫌だし、かといってアップルウォッチみたいなのも嫌だし…というような、ファッションとしても重視している人にも受け入れられる品の良さだと思います。
Pixel Watch 動作感
Pixel Watch 動作感
Exnos 9110って事でどうなん?って感じだったけど、メモリが潤沢なおかげか動作感は良い pic.twitter.com/O5y6PtdTv1— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) October 19, 2022
Pixel WatchはSoCにSAMSUNG Exynos 9110を採用しています。実はこのSoCは型落ちで、Galaxy Watch 5に採用されているExnos W920より一つ前の世代となっています。
発売前よりこの情報は出回ったため、最新スマートウォッチが型落ちSoCを採用!という事で別の意味で話題になりました。不安な要素ではあったんですが、実際に動作感を見てみると全然軽快な動作をしてくれています。
Snapdragon Wear 4100シリーズのものより明確に軽快ですし、最新のGalaxy Watch5と比較してもまったく遜色ありませんね。PixelWatchは他のスマートウォッチよりも潤沢な2GBメモリを採用している恩恵かもしれませんね。
圧倒的に寂しいウォッチフェイス
純正のウォッチフェイスは全18種類とかなり寂しいです。一応、カラー設定や、ウィジェット設定が豊富でそれも含めるならばバージョンは多いんですが全体的に、Pixelシリーズらしくマテリアルデザインを基調としてシンプルで抽象的なデザインがほとんどです。
かなり好みが分かれるポイントで、超肯定的に言うならばポップでかわいいと言えますがはっきり言って寂しいといったほうが正しいと思いますね。
まず、ディスプレイをベゼルレスに見せるためにすべてのウォッチフェイスが背景が黒です。黒以外にすると鬼のようなベゼルが目立ってしまうからですね。
デザインに対してこだわりというかコストをまったく感じないデザインです。マテリアルデザインと言えば聞こえがいいかもしれませんが、気に入ったウォッチフェイスが1つも無かったというのは私はスマートウォッチで初めてかもしれません。
もちろんWearOSなんでPlayストアからフリー有料問わず多くのフェイスがダウンロード出来ますがGoogleブランドで、かつ価格も安くは無いフラグシップモデルでこのクオリティは大分寂しいと感じますね。
WearOSではいつもフリーのこのウォッチフェイスを使っています。これ動画や記事に出すとよく質問されるのでリンクの方は貼っておきます。これぐらいデザイン性があればよかったのになぁと思います。
希少なSUICA対応 スマートウォッチ ただし定期など非対応
Pixel Watchの最大のポイントはなんと言ってもSUICAに対応した事でしょう。SUICA対応となると国内のスマートウォッチの選択肢はギュッとせまくなるので、多くの方はこのSUICA対応に期待をされているかと思います。
ただ、実際にはPixelWatchのSUICAは チャージとコンビニなどでの支払いに限定されて、需要の高い定期券には非対応のようです。定期券利用としてはまだAppleWatch一択ということで、そこに期待していたユーザーは注意が必要です。
ちなみになんですが、私の住んでいるエリアではSUICAでの交通インフラ利用があまり一般的では無いため、そもそもあまり恩恵がありません。なので実はそんなにSUICA対応は実はそんなにピンと来ていません。
とはいえ、一応最大の売りなのでSUICAの設定をしてみました。PixelWatchでのSUICAの設定はやや特殊で、すでに発行済みの場合は、発行したスマートフォンの方で移行手続きをしている必要があるようです。
この手はずをふまないままで登録を行おうとするとエラーになります。
新規作成の場合は問題ありませんが、SUICAを使いたい人が今回のPixel Watchを買っていると思うので、このエラーは多くの人がぶち当たるのでは無いでしょうか。
とりあえず、AppleWatchのような使い方と感覚でPixel Watchを考えていると大分差があるんだろうなと。この辺は多くのネット情報で続々出てきているので、SUICAメインで購入検討している人は気をつけましょう。
Google Pay対応
もう一点、これはWearOSについてですがGooglePayが日本でも解禁になりました。SUICA以外にも各種クレジットカードのタッチ決済が使いやすくなりましたね。ただ、このクレジットカード決済も実際は使えるカードが限られていたりします。具体的には三井住友のVisaカードは非対応です。GooglePay周りは結構カード独自の制約が多いため、自分の使いたいカードが対応しているかどうかはしっかり調べる必要があります。
WearOSの利点
WearOSの利点はやはりAndroid端末との連動性とカスタマイズ性でしょう。
LINEが便利
WearOSであればぜひ入れたいのはLINEの公式アプリでしょう。WearOSは通常通知からの返信には対応していますが、こちらからの送信には対応していません。公式アプリであれば、スマホ版同様にトークルームが表示されるのでそこから送信が可能です。キーボードから音声入力を行えば返信もしやすいでしょう。
音声アシスト
Googleアシスタントを上手く使うことでWearOSはもっと便利に使いこなせると思います。特にマップとの連動性が便利で、ルート案内等を音声で指示出来るのは便利だと思います。
バッテリー持ちが酷い
Google Pixel Watchでもっとも伝えなければいけない点はバッテリー持ちに関してでしょう。正直この点についてはかなり辛辣な意見になると思います。
まずGoogle Pixel Watchのバッテリー容量は294mAhと昨今のウェアラブルとしては大分心もとない容量となっています。バッテリー容量だけが電池持ちに直結しているわけではありませせんが、昨今さまざまなスマートウォッチの容量と電池持ちをざっと見てみましょう。
Google Pixel Watch | 294mAh (24H) |
Apple Watch 8 (45m) | 308mAh(18H) |
Galaxy Watch 5 | 410mAh (約2日) |
HUAWEI Watch GT3 Pro | 530mAh (約10日) |
OSの種類や機能性がそもそも違うので、比較として偏りはありますが、電池持ちがネックとされているApple Watchが308mAhで18H程度、同じくWearOSのGlaxyWatch 5が410mAhで約2日、バッテリー持ちが優秀な独自OS Huawei Watchは530mAhで10日以上のバッテリー持ちとなっています。
そして、肝心のPixelWatchはと言うと、もっとも容量が少ない294mAhで、バッテリー持ちは最大で24H時間となっています。
まず、そもそもOSと機能性のことなる独自OSのHUAWEI Watchと比較するのはナンセンスなのは分かっていますが、そういった独自OS系のスマートウォッチしか体験したこと無い方は、WearOSなどの高機能OSウォッチのバッテリー持ちに驚嘆するのでは無いでしょうか。
そして、同じくWearOSでほぼ同時期に発売されているGalaxyWatchと比較しても1日近いバッテリー持ちの差があります。WearOSとしてGalaxyWatch5無印自体が「バッテリー持ちはいまいちだなぁ」という評価の中で、それに輪をかけてPixelWatchはバッテリー持ちが悪いわけです。
そして最後に、AppleWatchは「バッテリー持ちが悪い!」という非アップルユーザーからもっともマウントされる部分においてもPixel Watchはどっこいどっこいという結果になっています。
あくまでスペック値での話ではありますが、発売前から大分Pixel Watchのバッテリー持ちについてはかなり不安だったわけです。
そして実際に使用してみた結果、その不安はもろに的中しました。
まず、思った以上にゴリゴリとバッテリーを消費していきます。ある程度覚悟をしていたとは言え、昨今独自OS系のバッテリー持ちに慣れていた身からすると、このバッテリー消費の速さは、第一世代のWearOS スマートウォッチのそれとかなり近い感覚だと感じました。具体的には、今となっては懐かしいMoto360のあの感じにとても近いと思います。
特に設定はいじらず、あくまで初期設定のまま使った場合に1時間あたり5%程度消費して行きます。数時間経ってから、ふとバッテリー残量を見ると「ギョッ」とすると思います。
試しに、夜の19時に満充電にし、そこから睡眠ログなども使って使用した結果、翌日の18時時点で残量15%程度となっていました。
注意ポイント
おそらくAODや音楽再生といったヘビーな使い方をした場合、1日持つかも怪しいと思います。
使いにくい充電サイクル
WearOSについては、バッテリー消費が非常に高いためいくら省電力の設定を行ったとて多くの人が満足するようなバッテリー持ちは難しいでしょう。
各メーカーはバッテリーの大容量化といった方法で少しでもバッテリー持ちを改善しようとしてきましたが、昨今WearOSにおいて最も大事なのは急速充電に対応しているかどうか?ということだと私は思います。
急速充電に対応していれば、もし就寝時の充電を行わなかったとしても、翌朝の支度時間にチャージすればその一日を過ごすことができます。
Galaxy Watch5はその点がもっとも大きな改善点といっても過言では無く、連続使用が2日と比較的心もとないですが、急速充電のお陰で実質的にはバッテリー持ちを気にする必要が無いと私は感じました。
しかし、今回のPixel Watchについては、急速充電をサポートしていません。その上、バッテリー容量はより心もとない290mAh / 24Hとなっています。
前述したように、バッテリー持ちは本当に悪く、睡眠ログで着用したまま寝た場合はおおよそ夜間で20%ほどは消費をします。
例えば、1日の中で朝の7時から使用を始めたとして、睡眠ログまでを使う場合は一体どのタイミングで充電をすれば良いのでしょうか?夕方の帰宅後に、わざわざ外して夕食や風呂に入っている間に充電をするのでしょうか?
個人的にこのサイクルは、ヘルスケアトラッカーとして本格的に使う場合は非常にナンセンスに感じるのですがいかがでしょうか?
注意ポイント
わざわざ睡眠ログを持たせるために途中で充電を挟む必要があるというのは、とても煩わしい使い方だと思います。
せめて急速充電があれば、この少ない容量であってもなんとかやり繰りが出来るのに。Googleは本当にライフトラッカーとしての使い方を考えたのかが疑問です。
実際に睡眠ログまで使う場合の充電サイクルとしては
- 帰ってきた後、寝る前までの満充電
- 起き抜けの支度時間に充電
の2回の充電が必要かなとこの一週間を通じて感じました。正直、このバッテリーサイクルはスマートとは言えないです。
現状純正ワイヤレスチャージャーしか使えない
もう一つ、バッテリー周りで非常にお粗末だと感じたのは、現時点で付属の純正チャージャーでしか充電をすることが出来ません。これは公式でもヘルプに追記がされたようですが
一見、サードパーティーのワイヤレスチャージャーに設置すると、充電アニメーションが走るので対応しているのかと思いきや、実際にはチャージされていません。
スマホ用のワイヤレスチャージャー、スマートフォンのリバースチャージ、さらには、同じWearOSであるGalaxy Watch5の充電器など諸々試して見ましたがいずれもチャージアニメは入りますが、充電は進みませんでした。
Pixel Watch 付属の充電器しか使えない説は本当だった。充電中表示にはなるけど実際はチャージしてない。添付はGalaxy Watch5のチャージャー。その他ワイヤレスチャージャー手持ちは全部だめだった。わざわざチャージャー持ち歩けってかい。
控えめにいって大分お粗末だと思うな。 pic.twitter.com/bJTdAyROAa— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) October 16, 2022
前述したようにバッテリー持ちは良くないため、職場などで充電出来ることが望ましいですが、そのためにわざわざ充電ケーブルを持ち歩くようなことをしないといけないんでしょうか。どうやらPixel Watch純正充電ケーブルも後々取り扱われるような感じですが、それでしか充電出来ないというのは、Lightningケーブルうんぬんよりもお粗末だと感じてしまいます。
これに関しては、ハード的な問題なのか、それともソフトウェア的な問題なのかがまだ分かりません。願わくばソフトウェア側の未調整ということでアップデート対応されれば良いのですが、そうで無い場合はかなり残念な結果だと思います。
ヘルスケア機能がいまいち?
ヘルスケア周りの仕様が割と特殊でちょっと取っつきにくいと感じますね。というか、最近のスマートウォッチとしては提供される機能性がかなりシンプルだと感じます。昨今、どのメーカーも他社とは差別化を図るためにあの手この手で付加価値をつけているわけですが、PixelWatchに関してはそういった「特徴的なモノ」が無いです。
あえて探すなら、fitbitプレミアムというサブスクサービスにてより高度なヘルスケアマネジメントを提供する事をうたっていますが、月額650円です。
とりあえず無料期間で試す事ができますが内容としては
メモ
- 毎日のエネルギー機能
- 睡眠ログのさらに高度な情報
- 特殊なアクティビティチャレンジ
- 音声データとともに、何か改善出来るマインドフルネス
- PDFでトータルレポートを出力
などの機能が使えるようですね。
fitbit プレミアに入らなくても基本的な事は抑えていますが、無課金の場合の基本的な項目としては少し寂しいなと感じますね。
注意ポイント
月額650円という価格は適正なんでしょうか?正直、その価格を出すに値するか?と言われれば微妙な気がしてなりません。
サブスク型フィットネストラッカーと言えば、Amazonなんかも出していたと思いますが、これまでのfitbitユーザー的にはこれは受け入れられていた事なんでしょうか?
少なくとも今回新規にPixelWatchを購入するような層には正直高いなって思うんじゃないですかね。
心電図非対応、血中酸素(SpO2)は限定的
Pixel Watchは海外版では心電図に対応しているようですね。ただ、これは日本国内では諸々制約が厳しいらしく、他のメーカーのもの同様にオミットされています。
その他、スペック表を見ると、センサーに血中酸素の表記があります。良くあるSpO2測定かと思いきや、Pixel Watchには単体でSpO2を図る機能はありません。このセンサーは、睡眠時の呼吸スコアなどで使われるようです。
正直、SpO2の常時測定なんか必要無いと思ってるんですが、手動測定すら無いのは何か思い切ってるなとも感じますね。
睡眠ログは精度良く優秀
睡眠ログについてはこれまで見てきたスマートウォッチと比較しても精度良く優秀だと思います。入眠と起床時間がとても正確です。
またこれはfitbitプレミアの機能になりますが諸々睡眠についての解析の詳細とアドバイスをしてくれます。睡眠ログ自体は優秀でぜひとも使ってもらいたい機能ではありますがいかんせんバッテリーの消費が大きく、満充電で入眠しても起床の際には20%近く消費をしています。
Pixel Watch 良い点と悪い点 まとめ
Pixel Watchの良い点と悪い点をまとめると以下のようになります。正直、悪い点のほうが数が多く目立ちますね。
良い点
・オシャレで質感が良い
・Suica対応
悪い点
・電池持ちの悪さ
・充電器が限られている
・Suica対応が半端
良い点としては、Pixelらしいポップでカジュアルなデザインで、かつ質感が良い点。コンパクトなボディでつけ心地も良いので一日中つけていても不快にならず、使い続けたいなと感じる点です。また、一番はやはりSuica対応。初期セットアップでもSuicaの設定を挟むのでGoogleとしても推している点でしょう。
悪い点としては、なんと言ってもバッテリー持ちの悪さ。いかに高機能であろうとバッテリーが持たないウェアラブルはそれだけで評価が下がります。せめて1日半、もしくは急速充電に対応してくれていればもっと評価は変わったのに…と感じますね。
また、そんなバッテリー持ちの悪さの癖に充電器が純正以外非対応というのがさらに追い打ちです。Androidのリバースチャージは何故使えないのか?何で充電アニメーションだけは動いて紛らわしいのか?
そういったパッテリー周りの不満がとにかくこのPixelWatchの評価を下げまくっています。また、地味にSuicaも期待値の割には使いにくく、定期利用が出来ないのであればまだまだAppleWatchには追いつけないのかなと。せっかくWearOSでのSuica対応だったのに残念でなりません。
まとめ 次に期待 少なくともPixel Watchはオススメできない。
最後にまとめると、Pixel Watchまったくオススメが出来ません。スマートウォッチ黎明期のようなバッテリー持ちではいくら進化してようと、まったく便利に使う事は出来ないからです。
せっかくウェアラブル界隈がメーカーの努力と進化によって見直されていた昨今において、WearOSを開発してきた、Google自体がこんなプロダクトを出した事が残念でなりません。Googleブランドという事で今回初めてスマートウォッチを体験する人も多かったはず。
また、スマートウォッチ黎明期に見切りをつけていたユーザーも「あれからどんだけ進化してるんだろう?」と興味を持ったユーザーも多かったはず。それら両方の期待を見事に裏切ったPixel Watchはかなり罪深い存在だなぁと感じますね。
すごく辛めの評価ですが、もしSuica目当てならば他のFelica対応のスマートウォッチもありますし、WearOSであればGalaxyWatch5のほうが完成度は高いでしょう。
甘々に見て、Google初のスマートウォッチだからさ!っていう意見もありますが、WearOS作ってるのGoogleじゃん…という。
今回の評価で、GoogleがWearOSの省電力性に目を向けるきっかけになれば良いなと思いますね。




