動画ネタにでもしようかなっと思い、Amazonで安いスマートウォッチを買ってみた。
最近Amazonとかでちょこちょこ見るようになった「LEMFO」というメーカーのスマートウォッチ。
さくらっぽい高評価レビューと、★1のレビューのボロカスっぷりの差が非常に興味深い。
★1レビューのほとんどが「接続が出来ない!」というような内容だった訳で、それって端末側の問題じゃないか?って思える部分もあったわけで
それら検証するためにポチってみました。
■見た目はそれっぽい円形スマートウォッチ LF26 (360)
とりあえず2020年最新版!と商品説明にあったのをチョイス。令和最強とかそういった類だろうか。
画像で見る限りはわりとありなんじゃないか…?っていう感じ。Amazfit GTRに非常に似ている。(ていうか金型一緒では?)
LEFMOのパッケージ。
こんな感じで届きました。Amazonのダンボールにはしっかり入っていたけど、肝心のこの箱の中が結構音がする。しっかり固定されずに入ってるのが手にもった瞬間で分かる。
開封。
んでこんな感じに入ってた。一回開封しちゃってるから再現だけど、正直「えぇ…」って感じの入り方。
100歩譲って時計本体は良いとして、その下に入ってるマニュアル、充電器はかなり雑に入ってた。
■本体は思ったよりまとも。
メタルボティはそこそこのクオリティ
手に持った率直な意見は「思ったよりまともだ!」という驚き。もっとゴミみたいなレベルを想像していたけどある程度重みもあり
何よりデザインがそこそこカッコいい。ベゼルに金属が使われているので、ある程度のクオリティがある感じ。
ポリッシュとブラッシュドの切り替えがあり「キラッ」っていう感じも良い感じ。ブラッシュドメタルの部分は、まぁよくある中華っぽいクオリティと言われればそんな感じする。
合皮とラバーのコンビベルト
ベルトは表が合皮で裏がラバー。別に高級感は無いが、安っぽくも無い。というかつけ心地は良く個人的には好きな感じ。
■起動してみた。
起動が早い、異様に早い。
サイドのボタン長押しで起動する。そして起動がめっちゃ早い。良いことじゃないかって思うかもしれないけど
なんて表現したらいいかわからないんだけど、例えばAndroidのスマートウォッチとかを起動する際は、ロード、スタンバイをした後システムが起動するっていうような
感じだと思うんだけど、このLEFMOのスマートウォッチは、そういったソフトウェアが立ち上がるっていう感覚では無い。何ていうか、すっごい簡易的なOSが走ってるんだろうなっていう感じ。
液晶は思ったよりキレイ。
公式サイトの説明にはAMOLEDと謳っていたりIPSと書いていたりと結構カオスな感じ。まぁこの価格(6000円ぐらい)で、AMOLEDのディスプレイとは考えられない。
おそらくIPS液晶が正解だと思われる。ただ、思ったより液晶はキレイ。有機ELに比べればそりゃ白っぽい感じはちょっとするけど、十分に使えるレベルかなと思う。
日本語にしっかり対応
この価格なんで期待していなかったけど、選べるのは中国語/英語/日本語で、日本語にしっかり対応している。UIもだし通知も日本語に対応している。
ただしフォントは中華フォント?だろうか。明朝体のフォントなんで余計にそう感じる。こういうので明朝体フォントって珍しいよね。
UIがサイケデリック
UIがなんて表現したらいいか…サイケデリック??現代アートのような感じもするアイコンが新鮮な感じではある。
たぶん明朝体フォントなのもそう感じる要因かもしれない。心拍数の測定画面。心臓に管がつながって脈打ってるみたいでちょっと気持ち悪い。
■使ってみた。
接続は問題無し。Android端末でしっかり認識と同期が可能。
Amazonのレビューで「接続が出来ない!」と★1を付けてる人のを見て思ったのは、それはたぶん最近の端末特有の
問答無用でアプリを落とす設定と、権限の関連じゃなかろうか?っていう事。
めちゃくちゃしっかりした商品だと、その変の端末側の設定も、気にせず使えたりする事もあるけど
大体のスマートウォッチは、母艦となる端末にインストールするアプリに
- 自動起動許可
- 権限関連の許可
- タスク一覧でのクリア動作での例外
- バッテリ管理での例外登録
この4つをするのが基本だと思う。とりあえず自分の端末ではこの変を設定すれば通知もしっかりと同期してくれた。
通知出来るアプリが限られている。
これは結構大きい要素かもしれないけど、通知出来るアプリが限らえれている。
電話、メール、メッセージという基本となるものは大丈夫だが、それ以外はWechatやQQ等、日本では馴染みの薄いアプリが並んでいる。
それ以外はFacebook等。ここに無いアプリからの通知は受け取れなさそう。救いなのは、Lineがある事。
とりあえず、Lineがあれば通知は個人的には問題無い。
ウォッチフェイスが22種類。クオリティは…うん…まぁ…。
一応ウォッチフェイスの変更にも対応している。本体に初期で3つ。1枠はアプリから選べる自由枠。これはAmazfit GTRとも同じ作りだ。
アプリ側で用意されているウォッチフェイスは22種類。見た感じ外部からの追加等は出来なそう。
クオリティはそんなに高くないかな…っていう印象。さすがにこのデザインは…っていうのもいくつかある。実用的なのは5~6個ぐらい?
割とウォッチフェイスのデザインに関しては本職なので厳し目に判定している。
実際の動作感。
動作の感じはそこそこ使えるけど、ちょっとガクガクしてる感じもする。抽象的で申し訳ないけど、これが3~4万のスマートウォッチであれば
「おぃおぃどうなってんだあーーーん!」となりそうな感じだけど、こいつは6,000円である。
まぁ6,000円だったら頑張ってる方かなー??って感じ。正直自分はもっと酷いのを想像してたんで、これはいい意味で裏切られたと思える。
感覚的には第一世代のAndroidウェアOS搭載のスマートウォッチ(Moto360とか?)より、ちょっとだけマシっていうレベル。
フィットネス関連は割と充実している。
フィットネストラッカーとしてランニング等の運動はトラッキングしてくれるらしい。自分は使ってないからなんとも言えないけど。
「水泳」っていう項目があるけど、防水性があるかはちょっと懐疑的ではある。これを着けて水中に入る勇気はちょっと無い。ので検証出来ない。
ちなみにやっぱりデザインはかなりサイケデリックでアーティスティック。あと、使ってないからわからないけど、Googleのフィットネスアプリと連携も出来るらしい。
バイブはかなり強め。
スマートウォッチはバイブの強さも結構重要。振動が弱すぎて通知に気づかないスマートウォッチも結構ある。
その点こいつは問題なく、っていうかちょっとうるさいレベルで振動が強い。スマホのバイブぐらい音がするんじゃないだろうか。
静かな社内とかだと「ンッビィイイイイイイ!!」っと結構な音がする。一応ご丁寧に振動強度も調節出来るんだが、弱にしても結構な音はする。
まぁこれに関しては個人的には良い事として捉えている。
電池もちが思ったより良いかもしれない。
電池もちが思ったよりよいかもしれない。レビューでは4~5日持ったと書かれていたりしたが、それぐらいは持ちそうな感じではある。
なんでこんなにアバウトかというと、バッテリーを%で表してくれないから。具体的に何%という事はわからないんで、UIに出ているアイコンでしか判断が出来ない。
だから予想でしか無いんだが、思ったより減りが遅く、ロングバッテリーかもしれない(表示に偽りが無ければ)
独自のOSで、出来る事が限られているから省電力なのかもしれない。
■まとめ 思ったよりしっかり使えて、結構まともだった。
6,000円で不自然な★数とかでかなり構えていたんだけど、正直思ったより使える。通知の対応アプリが少ないっていう点はちょっと気になるけど
個人的にはLineがあればまぁ実用には困らない。電池もちも良い。端末側の設定をしっかり行えれば基本動作もしっかりしている。
もっとネタ的に「なんじゃこりぁあああ!!」っていうのを期待してたんだけどな…
という訳で、LEMFOのスマートウォッチは以外と使えるという事がわかりました。それ以外にも面白いデザインの安ウォッチを沢山出しているみたいだから他にも買ってみようかな。