今回はvivo Watch 2を入手したのでレビューしたいと思います。日本はおろか、スマートウォッチに関してはグローバル展開もしておらず
完全に中国国内向けのプロダクトではありますが、アプリ側はローカライズが行われ、本体もUIは英語ですが通知は日本語に対応していたりと
日本国内においても結構使えてしまいます。またフルステンの高級感ある質感ながら価格は22,000円程度とかなりお得感の強いモデルです。
かなりマニアックなスマートウォッチではありますが、実際に使用してみて感じた良い点悪い点をお伝えしたいと思います。
動画でもレビューしています!
vivo Watch 2のデザインをチェック 高級感の塊
まず、手にとった瞬間に「これは見た目と質感にステ振りMAXのやつだ!」とわかるぐらいに高級感にあふれています。
本体はバックケース含めてサージカルステンレスが使われており、シルバーよりもワントーン落ち着いた鈍色(にびいろ)という感じです。
ケースの仕上げが本当に見事で、ポリッシュとヘアラインがとても高い精度で処理されています。ボタンもエッジが磨きが入っており
全体的に重厚なメタルカラーの中に、エッジの輝きがワンポイントになっていて本当に高級感があります。
前作の初代vivo watchはわりとガッチリとベゼルのあるクラシックデザインでしたが今回は一体型のディスプレイ面はフラットなガラスになっています。
全面ガラスに覆われていますが、ベゼル部分には細かいドットの飾りが入っており、シンプルですがアクセントになっています。
全体的な質感が良いので一瞬サファイアガラスか?!とも思ったんですが違うみたいですね。
背面はアウターケースとは違うツヤ感の強いステンレスが使われています。もった時の質感の高さはバックケースによるところだと思います。
背面はセンサーと充電端子。さすがに充電は接点方式ですね(無接点ワイヤレスが良かった)
充電器はなぜかかなり大型化しています。最大で10Wの充電速度でスマートウォッチとしては比較的早い部類ではないですかね?結構場所を取るのが難点。
バンドも質感の良いフルオロエラスマーバンドが採用されています。しっとりとしながらもサラりとした独特な質感です。尾錠もユニークなカタチになっておりデザイン性も高いです。全体的な質感の高さはやはりベルトにも力が入っているからでしょうね。レザーバンドモデルもあるようですが、高級感は絶対にフルオロゴムモデルのほうが良いと思われます。
まさにプレミアム路線といった感じで高級感の高さは今期の主要スマートウォッチと比較しても一番だと感じます。初代vivo Watchよりもベルトサイズが上がっているため大きく感じます。厚みもそこそこあり、インパクトは強めです。
実際に着用してみました。全体的なデザインはシンプルめではありますが、やはり質感の高さが溢れていますね。ベルトの着用感も良く、適度なずっしり感が
良いものを使っているなと感じさせてくれます。これ22,000円って信じられます?倍ぐらいの価格であっても納得なクオリティです。
初代vivo Watchと比較すると、同じくクラシックテイストデザインながら、よりスマートな印象になりましたね。ベゼルのありなしが大きいかも。また、前作は46mm径の大型な本体ながら何故かベルトラグが20mmと一般的な時計のサイズ(大体22mm)より小さくてデザインバランスが悪かったんですが、vivo Watch 2では一般的な22mm幅になっています。
また、やはりベルトの品質の差は大きく、初代vivo Watchのレザーベルトは薄く貧相なイメージだったんですが、今作のフルオロエラスマーのバンドは本当に質感が良いです。
ここ最近発売されたクラシックテイストのスマートウォッチと"質感"だけを比較すると以下のような順位だと感じます。フルステンケースと、フルオロゴムバンド自体の重みが加わる事でvivo Watch 2はかなり上質な質感になっています。
- 1位 vivo Watch 2
- 2位 Xaiomi Watch S1
- 3位 Huawei Watch GT3
- 4位 Amazfit GTR 3 Pro
vivo Watch 2の質感の高さは随一と言えると思います!
vivo Watch 2は高精細ディスプレイ
デザインでも触れましたが、質感が良いのでサファイアガラスかと思いました。ディスプレイは466pxのAMOLEDディスプレイで高精細です。
もうこの辺は言わずもがななハイクオリティですね。
サンサンとした太陽を背にして、視認性確認。悪くは無いが良くもない。
屋外の視認性はまずまずといったレベル。写真は完全に太陽を背にして撮影しましたが視認は出来ています。これまでの有機ELディスプレイと比較して視認性は向上していると言えますが、Amazfitのように1000nitを超える輝度のものと比べるとやはり劣ります。悪くは無いが良くも無いという半端な結果に。
ウォッチフェイスは120種類以上 カスタマイズ性が高いフェイスもあり
vivo Watchシリーズの魅力は、純正のウォッチフェイスに力が入っておりバラエティに富んでいる点です。残念ながら独自のカスタムフェイスや、ユーザーマーケットといった機能はありませんが、トータルで120種類以上のウォッチフェイスから選択が可能です。
vivo Watch 2
謎に豊富なカスタマイズが出来るウォッチフェイス(これだけで何十パターンが作れる) pic.twitter.com/xA5YHgUZaP— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) January 13, 2022
今回追加になったウォッチフェイスに、背景やウィジェット、カラーリング、インデックスのデザインなどを細かく設定出来るウォッチフェイスが追加になりました。設定によってはまるっきり違うデザインになるので何十パターンのウォッチフェイスが新規で追加されていると言ってもいいでしょう。色やパターンをカスマイズ出来るウォッチフェイスは他にも複数あります。
vivo Watch 2
新規盤面が少ないと思いきやカラバリが沢山ある。 pic.twitter.com/hA8mSsxYjQ— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) January 13, 2022
個人的に気に入ってるのはアビエイターウォッチ風のデザイン。背景色やインデックスカラーを変更可能でガラッと印象が変わりますね。
また、表示させるウィジェットも変更する事が可能です。
デジタルっぽいデザインも意外に似合う。 pic.twitter.com/LduRdlsKln
— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) January 13, 2022
デジタルタイプのものです。こちらも色を変更できますね。クラシック系の本体デザインですが、ベゼルがフラットなのもあってこういったデジタル表示のウォッチフェイスも似合いますね。
その他いくつか気に入ったものをいくつかご紹介。
AODは固定 12種類
AODもカラバリ合計12種類 pic.twitter.com/YVODVOMuSU
— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) January 13, 2022
AODは残念ながら固定ですが、アナログ2種類・デジタル1種類にそれぞれ4つのカラー。それ意外に独自デザイン7つの合計12種類から設定可能です。そこそこ見栄えも良くいい感じです。
初代vivo Watchのデザインも多い。もう少し新作が欲しかった。
ウォッチフェイスの大半は初代vivo Watchにも収録されていたものでした。先に紹介したカスタマイズウォッチフェイスのパターン数も入れると数十パターンは
追加になった事にはなりますが、もう少しvivo Watch 2 独自のウォッチフェイスを追加してほしかったなと感じます。特にせっかくアニメーション効果に対応しているのに、数が少ないのはせっかくのスペックが勿体ないなとも思います。
vivo Watch 2の動作感。同世代と比較して
今期スマートウォッチは独自OSのアップデートなどで操作感を劇的に向上させました。HUAWEIのHarmonyOSや、AmazfitのZeppOS等が
ライバルになりますね。それら独自OS系スマートウォッチと比較してvivo Watch 2の操作感はどうでしょうか?
vivo Watch 2 流石に初代とはかなり差がある動作感。 pic.twitter.com/qRjkFJN5By
— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) January 13, 2022
まず前作と比較して動作感は上がっていますね。描画レートも上がっているので昨今のスマートウォッチと比較しても見劣りしない動作感を実現しています。
vivo Watch 2 と Huawei Watch GT3の比較。
見た感じはどちらも軽くいい感じだが、実際はHuaweiのほうが操作感は良さげ。 pic.twitter.com/CVQqHNVDlu— ZAKI LABOガジェットレビュー (@ozakizaki1) January 13, 2022
一方で、HarmonyOSのWATCH GT3とZeppOSのGTR3と比較するとこれら2つのメーカーが劇的な進化という表現とするならばvivo Watch2のものは"ブラッシュアップ"に留まっているようにも感じます。
もちろん、まったく不満は感じませんよ?もっというと、AmazfitのZeppOSは感度が高すぎて逆に操作がしづらい場面もあったりするので。
vivo Watch 2ぐらいマイルドなほうが小さな画面のスマートウォッチではちょうどいい塩梅なんじゃないかな?とも思います。
vivo Watch 2は日本語通知に対応
vivo Watch 2自体のUIは英語と中国語オンリーですが、通知は日本語にしっかり対応しています。一応スマートウォッチとして最大の機能は使えますね。
ただ、絵文字は非対応で□(いわゆる豆腐文字)になって表示されます。アプリ毎のアイコンも無く共通のベルマークです。
vivo Watch 2最大のアップデートはeSIMに対応した事!だが実質中国限定
今回のvivo Watch 2最大のアップデートは22,000円という価格ながらeSIMに対応した事でしょう。
現状eSIMに対応したスマートウォッチはGalaxyWatch4やHUAWEI WATCH3、AppleWatchいった高級グレードのスマートウォッチに限られており
22,000円というミドル帯のスマートウォッチで搭載してきた事が最大のアピールポイントと言えます。
ただし中国国内限定…
ただし、対応しているのは中国国内のChina Mobile/Unicom/Telecomの主要3社のみです。まぁ中国版買ってるから当たり前なんですけどね…。
後述しますが、アップデートの核となる部分がeSIMなんで今回その変がお伝えできないのが悔しいところです。
vivo Watch 2は単体での通話機能に対応
eSIMが使えれば、本当に時計だけで通話などの通信も可能なんですが、一応、スマホを母艦とした通話発信も対応しています。
スマホ側のアドレスと同期しているので時計から選んで発信が可能です。
また、ダイヤルパッドもあります。以外とアドレス帳機能とダイヤルパッドは非搭載なスマートウォッチ多いです。
vivo Watch 2は転倒検知・緊急通報にも対応。万が一に備えて設定しておこう
これは初代から搭載されていましたが、特定操作で予め設定した番号に対して緊急SMSを送信する事ができます。
また、転倒を検知し、一定期間反応が無い場合に自動でSMSにてSOSメッセージを送る事が可能です。私もまだ若いとは言え、もし家や人のいない場所で倒れてしまったらどうなるのだろう??と考えるとちょっと怖くなりませんか?スマートウォッチによるエマージェンシーコールがあったら助かったのに…なんて場面が万が一にもあるかもしれません。人生わからないですからね!
SMSは(日本国内では)アバウトな現在地とメッセージのみ
自動で送信されるSMSは、現在地のざっくりした位置と、メッセージが添えられて送られます。現在地は私が試した感じ市区レベルまでですね…。これは日本国内だからなのか…。おそらく、vivo Healthアプリに内蔵されているマップが中国限定のマップなのが原因だと思われます。これは後述するGPSの項目でも影響があるんですが、vivo Watchシリーズの最大の難点はマップ周りの仕様です。
また、メッセージの内容も編集はできませんね。予め送信者には緊急通報機能を伝えておくのが良いかも。
エマージェンシーコール(通話)は110と119に対応している?(未検証)
本体下ボタンを長押しでエマージェンシーモードに入れますが、そこから110と119に発信が可能です。ただ、この機能を実際に試す事ができないので
未検証です。番号自体が中国国内の救急車番号120が入っているので、中国国内向けの発信になるかもしれません。どちらにせよ検証できないですね…。この機能を目当てにするならばちゃんと正式に日本で展開しているスマートウォッチを選びましょう。
転倒検知機能(未検証)
こちらも実際には未検証ですが転倒検知SOS機能があります。「重大な落下」を検出した際に、時計は自動でSOSモードに入り、20秒以内にキャンセルをできない場合に、緊急連絡先にSMSを送信します。また、同時に自動的に120番(中国の救急?)にも電話をかけるようですが、これに関しては日本国内では意味がありませんね…。
実際にどの程度倒れたらこのモードになるのかは検証ができないんですが、同価格帯のスマートウォッチでは転倒検知とSOS送信を行えるのはvivo Watch 2のユニークな機能と言えると思います。日本国内で使う場合、キッチリ使う事はできないと思いますので参考までに。
vivo Watch 2最大の難点 マップが中国サービスで使いにくい!
vivo Watchシリーズ最大の難点は、アプリに内包されている地図アプリが、中国国内にほぼ限定された「高徳地図」というサービスを使用している点です。
アリババグループの展開する「高徳地図」ですが、中国国内ではBaidu地図に変わりシェア1位を誇っているようです。
ナビの精度が高いとの事で中国国内では人気のようですが、中国以外にはまったく対応していません。
左が北京付近、右が日本国内です。日本国内では、建物やおろか道すらも非対応です。ズームレベルを下げれば、一応日本という国は存在しますね…。
GPSの精度云々の前に、そもそも日本国内においてワークアウトのルートプロット機能は使えないと言っていいでしょう。一応無地の地図上にルートを出す事は可能ですが、一体何の事かわかりません。もしこの地図がBaidu地図であれば、日本国内でもある程度は使えるのに…と残念でなりません。この仕様は初代vivo Watchと同様ですね。
vivo Watch 2のヘルスケア機能 すべて自動測定に対応
vivo Watch 2のヘルスケア機能は昨今の4点セット、心拍・睡眠・SpO2・ストレスの自動測定に対応しています。それぞれの項目は独自にON/OFFが設定可能です。
後述しますがバッテリー持ちを懸念してか、SpO2のみデフォルトがOFFになっています。
スタンドアップリマインダーはほぼすべてのスマートウォッチが対応していますが、以外とウォーターリマインダーは珍しいです。予め、アプリ側で水分摂取アラーム時間を設定する事ができます。個人的に私はあまり水分を取らないようで、よくお腹まわりの体調で影響が出ますね。以外と水分リマインダー大事です。
エネルギー機能に対応
擬似的に残り大量を表示してくれるエネルギー機能にも対応しています。これ結構需要が高い機能ですよね。
睡眠ログについて
このサイズと重さの時計を着用しながら寝ようとは普段は思わないんですが、一応睡眠ログも試してみました。睡眠は午後6時から翌日の午後6時までの24時間で追跡をするようです(試していませんが、昼寝も短い睡眠として計測すると思います)
結果としてはまぁよくある睡眠ログかな?と感じます。睡眠レベルのグラフ化とスコア、および総評の提示といった内容です。
その他メーカーが、SpO2のデータや、イビキの解析などユニークな機能を提供している一方で、かなりオーソドックスな睡眠ログという印象です。
vivo Watch 2は音楽ストレージ対応 単体の音楽再生可能
vivo Watch 2は音楽ストレージにも対応しており、アプリから音楽ファイルの転送が可能です。スピーカーを搭載しているので時計だけで音楽を流す事もできます。また、Bluetoothイヤホンにも対応しており本体のみでワークアウト中の音楽を楽しむ事ができます。
また、再生画面では音楽ソースを、本体、スマホ、ネットイースアプリから選択する事ができます。ネットイースミュージックは中国国内では大手の音楽ストリーミングサービスですが、eSIMが前提なんで日本国内ではほとんど使えない機能ですね。
Ximalaya(音声プラットフォーム)
こちらも同じくeSIM限定なんで日本非対応なんですが、Ximalaya(シマラヤ)という音声プラットフォームのアプリもプリインされています。日本で言うところのVoicyなどのサービスですね。中国サービスではかなり賑わっているようです。一応Ximalayaは日本法人もあるみたいなんで遠くない未来に対応してくれたりしないかなと(妄想です)
vivo Watch 2 日本で使えない機能まとめ
vivo Watch 2についてハッキリ言うと、今回の新機能のほとんどがeSIMや中国サービスを前提としているため日本国内で使う場合はそれらの恩恵をほとんど使えません。なので、正直言って機能的にはめちゃくちゃ平凡なスマートウォッチとなんら変わらないのが悲しい点です。
ただし、中国国内であったらば機能を詰め込みまくった高性能なスマートウォッチが20,000円という超価格バグってるスマートウォッチなんですよね…。その辺の悔しい気持ちも込めて日本で使えない機能もざっとまとめます…w
SMS返信機能(eSIM)
eSIMが設定されていれば、時計からSMSを返信する事も可能なようです。SMS返信自体は他のスマートウォッチでも出来るんですがeSIM時限定のようです。
なので、スマートフォンに届いたSMSへの返信機能はありません。残念。
NFC機能(交通)
交通カードとして利用できますが日本ではまったく意味は無いですね。
一方で、アクセスカードはもしかしたら使えるのかも?カードキーの情報を時計にコピー出来るんですが、試しに会社ので試してみたらコピー自体はできました。
ただし、暗号化されてるという事で、会社の環境ではドアロックの管理側にて時計の情報を許可する必要があるっぽい。まぁ簡単にコピー出来たら困りますからね…。アクセスカード自体はちゃんと設定などを行えばスマートウォッチで使えるかもしれません。
オンラインミュージック(ネットイース・Ximalaya)
音楽の項目でも紹介しましたが、XimalayaはeSIM限定ですし、ネットイースミュージックはほぼ中国国内限定サービスです。
ネットイースミュージックに関してはXiaomi等のスマートウォッチでも採用されており、IT先進国の中国的にはほぼデファクトスタンダードと言って良いサービスなんでしょう。ただ最近の中華スマートウォッチではこのネットイースミュージックを基本とする動きがあり、日本や中国外で使う場合にはほぼ死に機能になってしまいます。
進化したポイントのほとんどが中国国内オンリーというのが悲しいところ!
vivo Watch 2のバッテリー持ちについて 通常14日/eSIM7日
vivo Watch 2は最大で14日間のバッテリー持ちを実現しています。また、本来はeSIMを有効にした状態で7日間持つ事が最大のアピールポイントなんでしょうが、そこに関しては検証ができないのが悔しい限り。ちなみに14日間というバッテリー持ちは初代vivo Watchと同等で、SpO2の自動測定を使用するとバッテリー消費が上がるのも同じです。
SpO2をONにした状態で1日過ごした結果
以下の設定で日中使用した結果です。
- 着用時間7時~23時
- 心拍数・ストレス・SpO2すべてON
- AOD無し
SpO2の測定をONにする事以外はすべてデフォルトの設定です。この状態で日中の約16時間で12%程消費しました。思ったよりもSpO2の消費が大きいんですよね。
SpO2をOFFにした状態で過ごした結果
次はSpO2のみ自動測定をOFFにした状態で1日過ごした結果です。
- 着用時間7時~23時
- 心拍数・ストレスをON
- SpO2の自動測定をOFF
- AOD無し
- 日中ワークアウト15分一回
他の検証も含めて15分のワークアウトを1回行いましたが、この状態で約6%の消費です。やはりSpO2の消費が大きい事がわかりますね。
SpO2(血中酸素濃度)の自動測定に関しては、他メーカーのスマートウォッチも常時測定の場合かなりバッテリーを喰います。なので、安静時のみだったり就寝時のみといった省電力に対する取り組みを各メーカー行っているわけですね。
SpO2の測定間隔に関して調整が無く動作するあたり、vivo Watch2の使用が前作シリーズとあまり大きく変わらない残念なポイントですね。バッテリー持ちを重視する場合はSpO2の自動測定をOFFにする必要がありそうです。
まとめ 質感とデザイン性は素晴らしいが機能性がマニアック
vivo Watch 2の良い点としてはやはり、質感とデザイン性の高さでしょう。今期は様々なメーカーがクラシックテイストのスマートウォッチをリリースしましたがその中でもフルステンの本体は一際高級感があります。質感においては同時期に発売されサファイアガラスを採用したXiaomi Watch S1と悩ましいところですが、背面がフルステンな点と、質感と重量感のある高品質なフルオロエラスマーバンドを採用するvivo Watch S1に軍配が上がると思います。
質感をXiaomi Watch S1と比較 vivo Watch 2のほうが質感は良い
一方で、進化したポイントの核となるのがeSIMを中心としている事で、日本国内はおろか中国以外での使用に関しては、進化点の恩恵を何ひとつ得られず、機能的にとても平凡なスマートウォッチになってしまう点がネガティブな点でしょう。完全に中国国内でしか正式に展開していないスマートウォッチに対してそういった不満をぶつけるのは間違っていますけどね。
中国国内であったらば、eSIMを中心とした革新的な機能と、デザイン性と質感の高い高性能スマートウォッチが20,000円台で手にする事が出来るのは価格破壊と言えるでしょう。レビューとしてこのvivo Watch 2を人におすすめは決して出来ませんが、高いデザイン性は私個人はとても気に入っております。
Oppo、realmeとBBK参加の企業が日本に進出している今、そろそろvivoも日本に目を向けてもいい頃合いでは無いでしょうか?っていうか昨年あたりにvivo Japan自体は設立されていたと思いますが。是非ともvivoも日本に参入してほしいところです。