シャオミエコチェーンに注目してみる
動画やブログでガジェットを紹介しているザキラボですが、そのネタ探しというのは結構悩みどころです。
「まだあまり知られていないけど品質が良いモノ」を紹介する事が、私のような人種一番の「目的」だと思います。
そういったモノに「出会う」事も結構難しいのですが、そのヒントとしてシャオミエコチェーン Xiaomi Ecochainというキーワードに注目したいと思います。
Amazonなどで聞き慣れないけど、妙にクオリティの高いプロダクトやブランドってありますよね。
最近自分が買ったものの中では「Baseus」というブランドの急速充電器があります。充電器といえばAnkerやLAVPowerなどが確固たる人気を持っていますがそれらに紛れて最近見るようになったのがBaseusです。
コンパクトでPPS対応でありながら、マルチポート急速充電に対応していたりと、本当に高品質なチャージャーです。
過去にブログでも記事にしていますが、あまりに使い勝手が良いので3つ持ってます。またUSBケーブルも無駄に綺麗に光るので気に入っています。もちろん急速充電対応。
そしてこのBaseusというブランドを調べて行くと「シャオミエコチェーン Xiaomi EcoChain」という枠組みに属している事を知ります。
シャオミエコチェーン(Xiaomi EcoChain)とは何なのか?
シャオミエコチェーン Xiaomi EcoChainとは?と調べるとXiaomiが投資をした独立した企業群という扱いのようです。
Xiaomiは基本的にこれら企業を管理する事は無いようですが、思想や品質といった基準だったり、逆に販売や管理、マーケティングといった深い部分で管理するブランドもあるようです。
企業側の利点としては
- Xiaomiの販売チャンネルを使う事が出来る
- 製品の品質管理やプロダクトといったものの基準をXiaomi基準に出来る
- 非支配的な投資方針
という点があるようです。
※品質が高いからXiaomi EcoChainというモノに属する事が出来るっていう感じ
シャオミエコチェーン(Xiaomi EcoChain)のヒエラルキー
シャオミエコチェーン Xiaomi EcoChainには様々なプロダクトが集まっています。一番わかりやすいのはスマートフォン向けモバイルバッテリーだったり
IoTの分野だったり、そして以外なモノ(生活用品)もシャオミエコチェーンに属しています。
調べれば調べるほど、多種多様なモノがシャオミエコチェーンに属しています。(約200社ほどらしい)
Xiaomiがスマートフォンのメーカーでは無く、もっと巨大なモノになろうとしている、もしくはすでになっている事にスケールの大きさを感じます。
本当に多種多様なモノがあります。モバイルバッテリーだったり、電動歯ブラシまで。
※ガンダムで例えると「アナハイム・エレクトロニクス」ぐらいのスケールの大きさ
そのエコチェーンにも一種のレイヤー階層のようなものがあるそうです。
1.携帯電話周辺機器
2.スマートハードウェア
3.生活用品
Xiaomiとエコチェーン企業とのつながりは、メインであるスマートフォンに近いほど濃くなっていくという事のようです。
Xiaomiの看板を使う事で大躍進を遂げたエコチェーンブランド
EcoChainに初期から参加しているブランドにZMIというブランドがあります。モバイルバッテリー関連で有名だと思いますが
その成り立ちはXiaomiと深いつながりがあるようです。ZMIというブランドの販路やマーケティングにおいてXiaomiは大きく関与していたようです。
またたくまにシェアを確固たるものにしたZMIはシャオミエコチェーンの成功の見本みたいなもので、MiBandを作るHuamiなどもこういったエコチェーンの成功例に見習って成功を収めた企業のようです。
近年は「Xiaomi」ブランドを使う事が難しくなっている
一方で、近年参加したブランドに関してはMijiaブランドのスタートや、その後のブランド方針転換などからそれまでの「エコチェーン企業」が「Xiaomi」のブランドを使う事が難しくなっているようです。しかもエコチェーン企業内でも同業種は存在し、それらと食い合いという状況も生み出しているようです。
シャオミ Xiaomiに依存しないために独立を求めだす
今回、エコチェーンの背景を調べたいと思ったきっかけにMi BandのHuamiとMi Watchを担当する70maiというブランド間の食い合いを見たからです。
XiaomiのウェアラブルといえばHuamiというぐらいMiBandは大成功し、その確固たる地位は前述した「エコチェーンでの成功」の見本の一つだと思います。
しかし、昨今発売されたXiaomiの新しいスマートウォッチ Mi Watchに関してはHuamiは製造を行っていません。
これまで車載カメラなどを製造していた70Maiというブランドが急遽スマートウォッチの作成に携わったのです。自分はこの動きが不思議でなりませんでした。
HuamiとXiaomiの関係がこじれているのか?等と勘ぐったりしていました。
車載カメラ等を作っていた70Maiがまさかのスマートウォッチ
実際にはシャオミエコチェーンXiaomi EcoChainに属し、その看板を使うという事は「Xiaomiのルール」にそってプロダクトを展開する必要があり
つまり、その分の粗利が下がるという事です。なので企業としてはシャオミXiaomiという看板や販路はほしいけれども、その分目減りしてしまう利益を何とかしたいというすごくアンニュイな立場に置かれる事だと、参考記事では書かれています。
参考 : https://baijiahao.baidu.com/s?id=1685754871408800663
なので、参加する企業する企業はエコチェーンでの成功とともに「独立」を強く意識する事になるのかな?と自分は解釈しました。事実HuamiはAmazfitというブランドで米国で上場を果たしています。MiBand頼みだった売上が、Amazfitというブランドで独立をしたという事でしょう。
以前Zeppスマートウォッチを提供してもらったさいは、XiaomiとAmazfitというブランドと比較せず紹介をしてほしいと注意を受けました。
これに関しても不思議だったんですが、おそらくこれもAmazfit = Xiaomi = Huamiというブランドイメージを払拭したいという強い思いからZeppというブランドが生まれたのかな?と自分の中で合点がいきました。
独立したいHuamiと確立したい70Mai
シャオミエコチェーンという枠組みの中で「成功」を果たしたHuamiは依存しないブランド作りへ
一方で、これまで車載カメラ等を作ってきた70Maiからすれば、Xiaomiの冠を持ったスマートウォッチの製造を担当するというのはエコチェーン内で確固たる地位を得るためのこれ以上に無い大仕事だと言えます。そして、その結果はMi Watchという完璧とも言えるレベルのプロダクトを生み出しています。
ほぼほぼ中身が同じ、70Mai独自で発売したSaphir Watchも、低価格ながらサファイアガラスを使用した優れた品質で一気にブランドイメージを向上する事に成功したように思います。
シャオミエコチェーンXiaomi EcoChain = 高品質なプロダクト
色々と書いて来たんですが、消費者からすれば単純な話シャオミエコチェーンXiaomi EcoChainに属している企業のプロダクトは品質が確かという事に変わりなく、今回のMi Watchのように、これまでマイナーだったメーカーが素晴らしいプロダクトを出しているという事実から
シャオミエコチェーンに属している企業の動向を追う事は、ガジェット好きとしては一番分かりやすく良い情報を手に入れる方法かなと個人的に思いました。
アマゾンに良く見るメーカー名も、一緒くたに「令和最新www」と切り捨てるのでは無く、「もしかしてシャオミエコチェーン??」と調べる事で
良いプロダクトを見逃さなくて良いかも。事実、これまで令和最新だと思ってたメーカーがよくよく調べたらシャオミエコチェーン企業で、中国本土ではかなり評判が良いという事も分かりました。検索するときは、ググるんでは無く、バイドゥやWeiboといった中華系のソースにて検索するのがおすすめです。
というわけで、シャオミエコチェーン Xiaomi EcoChainについて自分なりにまとめてみました。参考にしたのは下記エントリーです。
機械翻訳で読んだから違う所もあるかもしれません。