今回はAmazfit GTRをレビューしたいと思います。
もう散々レビューは出尽くしてる感があってなんで今更って感じなんですが
最近、AmazonでこのGTRにクーポンがついてる事に気が付きました。もともと2万円しないぐらいの価格だったんですが
それにプラスして3000~5000円ぐらいのクーポンがついています。
そうなってくると1万4~5千円で買えてしまいます。この価格って以前だったらギアベストとかで買う価格だったと思うんですがその価格でAmazonで買えるようになったのが非常に大きいと思います。
ちなみに、G-SHOCK風のデザインのAmazfit T-rexも同様にクーポンが付いておりかなり安価に購入する事が出来ます。もともと、このGTRのコスパとクオリティがめちゃくちゃ高いんで初めてのスマートウォッチとしてもめちゃくちゃオススメです。
とにかく電池持ちが良い事と、液晶がキレイで外装もスマートなんで広い世代の方におすすめ出来ます。
※クーポンはある時と無い時があるみたいですね。
■外観レビュー
幅 | 47.2mm |
厚さ | 10.75 mm |
重さ | ステンレス鋼:約48g ※ケースのみ |
47mmと、時計としては大きめと感じられるサイズ感ですがあ、厚みが10mmほどしかなく
平べったい印象です。なんで、数字よりも小さく感じます。
カラー展開は、ステンレス、アルミ、チタンの3種類。Amazonで買えるのはステンレスとアルミのモデルだと思います。人それぞれだと思いますが、ステンレスモデルの方が質感や見た目などから人気は高いと思います。
アルミモデルはつや消しグレーのように見えるので、ちょっと金属ベルトなどを使う時はカラーを選びそうな気がします。重さはステンレスモデルの本体のみで約48gと、軽い部類。でも、ステンレスの質感などで安っぽさを感じる事は無いと思います。
裏側はプラスチック素材。心拍を図るLEDと充電端子。
ベルトは標準で合皮と、シリコンのコンビ素材のものが付いています。
写真で見た場合もっと安っぽく感じるかな?と思っていたんですが
裏側がシリコンになってる事でつけ心地がよく、質感も上がっているように思います。
ただ、合皮なんで耐久性はちょっと低い感じがします。
まぁ、他のスマートウォッチ同様、ベルトがクリップ式になっているので22mmのラグ幅のものであれば市販のベルトと交換は簡単です。
実際に腕につけるとこんな感じ。これは思った異常に質感とフィット感がよく
第一印象は買ってよかったなとストレートに思える質感です。
画面も大きく、しかもくっきりとした印象でウォッチフェイスもおしゃれです。
■良い点
液晶がめちゃくちゃ綺麗
アモレッドAMOLED液晶がめちゃくちゃ綺麗です。これだけ解像度が高く発色の良い液晶を積んでいるのに、バッテリーライフが驚異的に長いというのが信じられないぐらい。
圧倒的なバッテリー性能
これはまだ使い込んで無いんで体感はしていないんですが、色々な方のレビューを観る限り24日持つというバッテリー性能は誇張では無いという事です。液晶が綺麗なんで
バッテリー食いな印象があるんですが、深夜24時に充電を終え、翌日昼の12時時点で1%しか減ってないというマジにオーバーテクノロジーじゃね??と頭をひねるぐらいの消費でした。
最近のWearOSやアップルウォッチがどの程度か、詳細はわかりませんがおそらく3~5日ぐらいなんじゃないかと思うわけです。
ある程度機能を絞って実現している省電力性ではあると思うんですがそれでも通知などの一般的な機能は絞らず、この持ちは「異常」といえるレベル。本当にどうやって実現してるんでしょうか?
ちなみに、自分の手持ちのスマートウォッチと比較すると
Honor Band3 | 14日ぐらい |
Amazfit Storatos | 常時表示機能 1週間ぐらい |
SAMSUNG Gear S3 | 5日ぐらい |
ていう感じです。GearS3とかと比べるならまだしも、モノクロ液晶のHonorBandと比較してもバッテリー性能が上っていうのはにわかには信じられない感じですね。でもそれが誇張では無いというのがすごいところだなと思います。
常時表示も出来る
バッテリー持ち24日というスコアは、常時表示を使用していない場合の日数です。このGTRもStoratos同様に常時表示に対応しています。
Storatosでわかったんですが、スマートウォッチの常時表示ってすごく便利なんですよ。チラっと見たい時に時間がわかるっていうのが、日常生活上は結構重要なんだなって思いました。
GTRで常時表示をする場合は、簡素化された文字盤になります。
この常時表示を使うと約7日ぐらいまでバッテリー持ちが悪くなるようです。でも、約7日でも十分すぎる駆動時間だと思います。
ウォッチフェイスのセンスが良い
デフォルトで入っているウォッチフェイスの種類が100種類ほど用意されています。専用アプリから同期をする必要がありますが、それぞれのウォッチフェイスのデザインクオリティが
めちゃくちゃ高いと思います。解像度の高い液晶なんで、デザイン上の絶妙なグラデーションや細かなディテールが綺麗に表示されて、ウォッチフェイスひとつひとつが丁寧に作られているのがよくわかります。どちらかというと写実的な印象のウォッチフェイスが多いと思います。
ちなみに、AmazfitStoratosでは、ファンユーザーが作ったウォッチフェイスをインストールするのが若干面倒だったんですが、このGTRにはそちらのアプリもあるんで、それらファンユーザーが作ったウォッチフェイスも楽しみやすいと思います。現物を模倣したものなどが人気あったりしますね。
ベルトとウォッチフェイスで見た目が自由自在
■イマイチな点
HUAWEI機限定? Bluetoothでペアリンクしていると不具合
これはHUAWEI機限定かもしれませんが、Bluetoothのペアリンクの設定をアプリではなく、スマホ本体から行っていると接続にエラーが発生します。
基本的にアプリだけで接続設定が完結するんで、それに加えてスマホ本体のブルートゥースで接続を設定してしまっていると
- スマートウォッチから携帯を探す機能が動かない
- 音楽の操作が出来ない
- アプリのバッテリー表記が更新されない
などの不具合がありました。なんで、HUAWEI機で使う際は、BlueTooth接続設定に気をつけましょう。
画面ロック解除が出来ない端末がある
これもHUAWEI機限定かもしれませんが、時計を使ったスマートロック解除が使えません。これはHUAWEIのEMUI上でAndroid標準のスマートロックが潰されているからだと思います。一応アプリから設定項目に飛ぶことは出来るんですが、画面が遷移しても肝心のスマートロックの項目は塞がれているので設定が出来ません。
また、この時に前述した本体でのBluetoothペアリンクが設定されてしまうので合わせて動作不具合が出てしまうので気をつけた方がよいですね。メーカーのカスタマイズOSを積んだアンドロイドではスマートロックは塞いでいるメーカーもあると思うので、使えない機種が他にもあると思われます。
本体にウォッチフェイスを1つしか記憶出来ない。
スマートウォッチといったウォッチフェイス。ただ、このAmazfit GTRは本体に1つしかウォッチフェイスを残しておけません。変更する度、アプリ側からスマートウォッチ本体と同期をする必要があり、それが結構時間がかかる(1~2分)
スマートウォッチのいいところの一つで、その日によってフェイスを変えて気分転換が出来るところが個人的に好きなんですがそこにちょっと時間がかかるっていうのはストレスではあります。
■総じて。
久々に良いプロダクトを安く買えたなーと感じました。いくつかスマートウォッチを使ってきましたが一番大事なのってバッテリーライフなんですよね。充電が煩わしいスマートウォッチって結局使わなくなるので。ロングバッテリー・液晶キレイ・見た目もスマート・動作も申し分なし。こんな完璧なプロダクトが1万円半ばで買えるってすごい事だと思います。