今回はiPhone 17 Pro Maxをレビューしていきたいと思います。毎年何も変えないで有名なiPhoneですが、今年はかなり大胆に、そして迷惑なくらいに大幅な変更を加えての登場です。
久方ぶりの大幅デザインアップデートも行われ、いい意味でも、悪い意味でも変化の大きい世代となります。実費購入組としてしっかりと良い点悪い点を余すこと無くお伝えしていきたいと思います。
iPhone 17 Pro Max本体チェック
本体を見ていきましょう。すでにこの奇抜すぎるスタイルは擦られまくってるので、今更感がありますが、じっくり見ていきます。
iPhone 11 Proから頑なにタピオカカメラを守り続けたAppleですが、今回6年ぶりにデザインの大幅アップデートが入りました。利益追求のためなのか、何も変えてこなかったあのアップル様がついに変わる事を選択したのです。
変えるとなると迷惑なぐらいに色々変えてくるApple様で、その中でも今回のiPhone 17 Proシリーズのデザインは賛否を巻き起こしています。基本的には否定の意見が多いと感じますが、個人的には否定よりの意見です。
私個人的な意見としては、デザインうんぬんよりも高級感が欠如してしまったことが今回のアップデートに対してネガティブな意見を持っている主な要因です。どんなへんちくりんなデザインであろうと高級感さえちゃんとしてれば受け入れられるんですが、そういったプレシャス感を失ってしまったのが悲しいです。
今回もっとも大きなアップデートだったのはカメラユニット周りでこれまでのタピオカユニットをそのまま引き伸ばした形になりました。リーク時ではまさかこんなデザインをAppleが採用するはずはないと思っていましたが、普通にそのまんま採用されてきました。今回のこのデザインも賛否がありますが、実は個人的にこのバカでかカメラユニットは肯定的に見ていて、なんならAndroidスマホであれば別に珍しくないデザインで、ハイエンドであることをこれ見よがしにアピールする要素だと感じています。ちなみに公式では「プラトー」と呼ばれています。
このバカでかプラトーユニットになった事で、カメラセンサーが大きくなったり、バッテリーがより大容量化したり、ベイパーチャンバーが搭載されるなどなどユーザーにとってはプラスとなる要素が多く追加されています。
本体は全体的にアルミニウムが使われています。強度をウリにしていたチタンはたった2世代で終焉を迎えました。今回アルミニウムに回帰した理由としては、チタンの放熱性の悪さが主だった理由とされています。アルミニウムにすることでそういった課題を解決したという事なんでしょうが、正直、このアルミニウムの仕上げが何とも安っぽいと感じてしまいます。
アルミニウムデザインはiPhone 7まで遡り久々の登場になりますが、雰囲気としてはiphone 6当たりのフルメタルスマホを思い起こす質感です。アルミニウムといえばappleの様々なプロダクトに使われている象徴する素材とも言えますが、正直今回の17 シリーズは古臭さすらも感じます。このネガティブな印象はおそらくこのマットなアルミニウムの華やかさの欠如から来ているんだと思います。個人的にマットなアルミニウムってチープに見えるのであまり好きではありません。
これまではサイドだけ金属でしたが、今回はフレームごとアルミニウムになっており、グルリと一周する形で使われています。角が丸められて滑らかになった事でマイルドな造形になりました。
右サイドはおなじみ電源ボタンとシャッターボタン、左サイドはファンクションボタンと音量ボタンが並びます。いつのまにかスマートフォンの中でも異様にボタンが多くなりました。
ディスプレイは6.9インチでサイズ感は前作とほぼ同じです。ここ最近スマホのディスプレイ性能はもうそこそこ安いスマホでも大分上がっていてあまり触れる事は無く、公式サイトでも特徴がほとんど記載されていないです。当たり前に綺麗ですという完結にお伝えしておきます。
もう一つ大きな要素としては、背面にセラミックシールドが付き、ツートンとなりました。個人的にはこの謎のツートン仕様がすこぶるダサいと感じていて、特にシルバーでは純白の白ブリーフのようです。何でこんな事をしたのか?とシンプルに謎ですが、フルアルミでは無線充電が搭載出来ないため、回避策のためセラミックが使われているということのようです。
全体的にデザインで感じるのは、さまざな要因が折り重なり、妥協を繰り返した軟着陸の結果、高級感が欠如してしまったのではと推察します。融和的なリードデザイナーだったのか、コスト、ブランディング、技術、そういった方々とちゃんと調整をした結果が、このブリーフデザインになったということでしょうか?
一時期チタン素材になったことで軽量化が進んでいましたが、ここに来てアルミニウム回帰によるためかリバウンドをしています。ただ、やはり形状とバランスって大事なんだなと感じるのは、手に持った時のバランス感や体感的な重さは17 Pro Maxは優れています。プラトーによる均一なバランスと、丸みの強くなったサイドフレームで手への収まりは良いと感じます。
個人的に一番思っているのはプレミアム感が欠如しているという点で、正直このプラトーやブリーフといった要素はすぐに見慣れてしまうと思いますが、質感に関してはどうも受け入れがたいものがあります。せめてアルミのエッジを削り出しにして磨くとか、中途半端に丸みを出さずにもっと無骨に仕上げるとか、所有感を上げる事は出来たと思います。使い込んだアルミニウムの傷も美しいといったジョブズの言葉もありますが、我々はジョブズじゃないのでそんな言葉を声高らかに言うのも滑稽です。普通に綺麗に使いたいんです。
今回のプラトーユニットはそのままで、サイドはチタン、背面は完全にガラスバックとなっていれば良かったのになと感じます。ぶっちゃけ、発売前に出回っていた予想モックの方がカッコいいです。
というわけで大分けちょんけちょんに言いましたが、そこは流石のappleマジックで、2〜3日使ってるとこのデザインにも慣れてきます。プラトーユニットが横長でバランスが良いのか、これはこれで有りだなと感じさせてきます。まぁ、慣れてきただけというところが大きいですが。
スペック詳細
まずはスペックのおさらいです。これだけ外見が変わりつつも毎度iPhoneシリーズのスペック紹介ほど間違い探しになります。大きくポイントは4つです。
A19 Pro チップによるおなじみ最高峰のスペックで、ベイパーチャンバーを初搭載したことで高い放熱性を持ち安定した動作が可能となっています。
今回カメラがすべて48MPとなり特に望遠では光学8倍相当のズームが可能となりました。
内部構造の変化によりバッテリー容量が物理的に上がり5088mAhと向上しています。
最後にスペックといつか注意点として日本版は物理SIMを廃してeSIMオンリーになった事で、地味に敷居が上がっている点が注意点です。
毎年変化に乏しいiPhoneシリーズなんでネガティブに聞こえるかもしれませんが、そもそものスペックとクオリティが最高峰という前提があります。
価格は256GBで194,800円となっており、高いは高いんですが、ここ最近のAndroidハイエンドはこれを余裕で超えてきたりするんでなんか感覚がバグって来ますね。性能は約束されていると考えればまぁ妥当なのかな?とも思ったりします。
| SOC | Apple A19 Pro |
| メモリ/ストレージ | メモリ12GB :ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB |
| OS | iOS 26 |
| ディスプレイ | 6.9インチ Super Retina XDRディスプレイ Super Retina XDRディスプレイ / 120Hz / 3000nit |
| バッテリー | 5,088mAh / 40W / Qi2 |
| カメラ | 48MP Pro Fusionカメラシステム メイン:ƒ/1.78 OIS 超広角:F2.2 FOV120° 望遠 :テトラプリズム光学4倍(インセンサーズーム8倍) |
| その他 | eSIM Only |
A19 Pro チップは相変わらず最高峰
一方で、毎年の恒例ですがすでに進化の袋小路に入っており何がどう進化してるのか?というのは体感的には一切分かりません。正直16 Pro Maxとの違いがあるのかすら分かりません。
実際公式サイトの比較ではiPhone13 〜 15 シリーズからの性能比較となっており、その差は毎年刻むようになってきています。15 Pro Maxと比べるとCPUは20%、GPUは50%のスペックアップとしています。
Geekbench 6
GeekBench 6でそれぞれ16 Pro Max / 17 Pro Maxで比較してみました。CPUは16 Pro MaxがSingle 3455 / Multi 8622なのに対して、17 Pro Max ではSingle 3827 / Multi 9794という結果になりました。CPUに関しては微増ということで約10%ほどスコアが上がっています。
一方GPUに関しては16 Pro Maxが32258 で17 Pro Maxは45623となり約40%ほどの大幅強化となりました。
| iPhone 16 Pro Max | iPhone 17 Pro Max | |
| CPU | SIngle:3455 / Multi:8622 | SIngle:3827 / Multi:9794 |
| GPU | 32558 | 45623 |
Antutu比較
Antutuでも一応見ていきましょう。スコアは238万点という結果になりました。Antutuスコアで見るとどこぞから「AndoidとiPhoneをAntutuで比較するな高校」の人が飛んでくるので、あくまでもこのOSの違いをAntutuで比較は絶対に出来ないということは前提です。Androidとは比較出来ませんが、同じiPhoneならば意味があるでしょう。前作iPhone 16 Pro Maxでのスコアは200万点となっており、40万点のスコアアップとなっています。
過去のiPhoneのように飛躍的なスペックアップはもう難しいでしょう。ただ、毎年ちゃんと進化してその世代においてのトップクラススペックをちゃんと維持するだけでもappleは素晴らしいです。どこぞのPixelはAI性能というよく分からない指標でごまかし、周回遅れのスペックをiPhone 17シリーズと同価格帯でぶつけている状況です。そんなものと比べればやはりiPhoneは毎年ちゃんとしてるんです。ここ最近はAndroidハイエンドもべらぼうに高いので、正直、一週回ってiPhoneのがコスパ良い説すらあります。
iOS26 リキッドグラスはもう慣れた?
今回最新のiOS26になっています。すでに過去のiPhoneにも展開されているので、私もiPhone 16 に入れて使っていました。なので、今回17 Proを触っても何の変化も感じないわけですね。今回新たなデザイン 、リキッドグラスがUIデザインの要になりました。名前の通り、ガラスのような輝きと透明効果が特徴で、オーバーレイした要素の透過がまるで本物のガラスを通しているかのようなデザインとしています。
まぁ、正直、見やすいかと言われるとまったくそんなことは無いです。透過しているので、レイヤーが重なった時のUIとしての情報量の多さは、思った以上です。なんというか、とてもゴチャゴチャとして感じるデザインだなと思います。
Android端末などでテーマアプリがあるとこういったブリンブリンとしたテーマは良く見ますよね。サムネイルだと良さげに見えるんですが、実際適応すると、そのダサさに萎えて速攻初期テーマに戻す感じです。テーマだったら戻せば良いんですが、iOS26の場合はずっとこのUIと向き合わないといけないです。
- 透明ON
- 透明OFF
気になる人は透明効果を外せば、このリキッドグラス効果は消えより見やすくなります。ただ、この効果を消しても、アイコンの縁に入るハイライトが消えないのがダサいです。今回のリキッドグラスはガラスに綺麗に反射するというだけのUIで、何かしらユーザーインターフェースとしての利点がこのリキッドグラスには無いと思います。
eSIMは緊張した
今回apple様の迷惑なアップデートで、物理SIMが廃止され、アメリカと同じeSIMオンリーとなりました。この事が結構賛否を巻き起こしたポイントです。実際eSIMオンリーな事自体は先駆けとして良いんですが、問題なのは日本のキャリアのサービスがeSIMの手軽さの足を引っ張っている状態です。
私は今回ahamoの物理SIMをeSIM化して使用しています。ドコモなど対応していれば物理SIM→eSIM化ま端末側で完結出来て便利です。結果としては何ら問題なく、とても簡単に移行が出来ました。
新しい端末を起動後はほぼ画面通りにポチポチとしていくだけで、その中にeSIMの移行手順もあります。こちらもほぼ画面通りなんですが、もしこの画面で万が一失敗してしまうと、古い方の端末からeSIMが削除されてしまう状況になってしまうので、その後再発行のためのSMSが受信出来ず詰みます。
この場合、ほとんどのキャリアではわざわざショップに出向き有料サポートを受けなければ復帰が出来ないとの事でした。今回大問題になったのはこれが原因で、運悪くdocomoでは発売日当日にこのeSIM周りのシステムに不具合が起きて、多くの端末で開通ができなくなったという問題が起きました。さらに当初はその対応費用も請求するという極悪ぶりで、流石にこの費用は後日返金となったそうです。
流石にこのシステムはeSIMの利点を完全に阻害しているなと感じます。再発行手続きをWebベースで行うか、eSIMの消去を、新しい端末を起点として行えないようにするなど、システム的なフェールセーフが必要なんじゃないかと感じました。
さらに言うと、ahamoもdアカウントを使いますが、そもそもこのdアカウント自体がかなり曲者です。NTTはこのdアカウントを横展開していますが、正直、ある程度リテラシーがあると自負している自分でも、dアカウントの紐づけは難解かつ、特殊でまず、ログインがややこしいという最大のクソポイントがあります。
これ世間一般のいわゆる普通の人って、ショップのサポート無しにiPhone 17シリーズに移行するのってかなり難しくないでしょうか?自分たちでショップに来るユーザーへの負担を減らすため予約制、有料化をしたのに、そのせいで余計な混乱を産んでいると思います。
今回のiPhone17は現状アーリーアダプター層が多く購入したと思うので、まだこの程度で済んでいますが、今後eSIMが一般的になった場合に、現状のキャリアのシステムでは余計にコストがかかるような気がしてなりません。
AIはもう諦めたのか?
Appleの泣き所はAI技術に完全に出遅れた点でしょう。昨年Apple Intelligenceとして大々的にプッシュされましたが、その中身はというとまだまだ発展途上のものでした。言語対応の遅さも問題で、日本語に成績に対応したのは2025年4月とかなり時間を要したのも物議を醸した要素です。このAIという点に関してだけ言えばGoogleのPixelシリーズに差をつけられてしまいました。
Apple社内でもAI関連の技術者がメタ社に流れるなど、大分オワコンな状態のようです。そんな状況を打破するべくapple社が取ったのは、すでに先行しているOpenAI社のChatGPTを組み込むという選択をしました。
ぶっちゃけそれで良かったんじゃね?と思ったりします。変に足掻いてユーザー体験が下がるよりは大分マシです。アップルほどの企業でもAI分野には太刀打ちできなかったのが驚きです。
前置きは置いておいて、正直Apple Inteligenceで、我々の生活に何かプラスとなるような変化がもたらされるかと言えば答えは明確にNOです。基本的には他社製AIが出来ることの二番煎じです。文章の要約や音声認識、生成AIでの画像作成などなど。これ!と言った特徴がありません。
改善したとすればChatGPTとの連携がしやすくなったことで、AppleInteligenceが凄い訳ではありません。個人的に一番の進化だと思うのは画面スクショからダイレクトにAIに問いかける事が出来るようになった事です。ビジュアルインテリジェンスと呼ばれる機能で、そんなん当たり前じゃね?と思うかもしれませんが、以前はコレすら出来なかったんです。
さらにビジュアルインテリジェンスも強化されて、AIキー長押しでカメラを通して写っているものをChatGPTに認識させ質問が出来ます。あくまでchatGPTはのでappleは何も凄く無いですし、たとえばGoogleレンズのようなオーバーレイ翻訳とか出来ないので使いにくいです。
AIを諦めChatGPTに頼った事は別に全然いいので、そのAPIをしっかりもっとiOSに組み込むなどしてAI機能周りの利便性はもっとちゃんと向き合うべきだと思います。
バッテリー性能 持ちの良さは流石
バッテリーは5088mAhと前作の4676mAhからかなり強化されています。プラトーユニットの大型化で内部構造に余裕が出たのか、バッテリー時代のサイズか大きくなっているようです。
Androidではすでに新技術バッテリーで6000〜7000などの大容量化も進んでいますが、そもそものOS的なバッテリー持ちもあり、今回の17 Pro Maxは数値以上に良いと感じます。
体感的にふだん使っているAndroidハイエンド帯と比べて2〜3割持ちが良いですね。朝から何かしらYoutubeを垂れ流しで、正午の時点で90%残っているのはとても頼もしいです。その後普通に生活しつつ、夜就寝前にチャージャーに置く時点で50%ほど残っています。
前述した大容量化したAndroid端末と遜色ないレベルで使えるのがiPhoneの強みでしょう。
ゲーム性能
ゲーム性能もいつも通り約束されています。原神などの有名タイトルで、真っ先に最適解対応がされるのがiPhoneで、ネイティブな120fps対応など、Android端末と比べで優遇されています。それだけユーザー数が多く、デベロッパーからしても最優先事項ということでしょうか。
Androidと違いフレームレート計測がやりづらいため、体感的なレビューとなり申し訳ないんですが、例えば原神で120fps動作に設定すると、あまりのスムーズさに驚きます。一度この動作感に目が慣れてしまうと、60fps動作すら気になってたしまうかもしれません。ゲームを動かすという点においては、絶対にAndroidハイエンドでもiPhoneフラッグシップには勝てないと言い切ってしまってよいと思います。
カメラ性能
カメラ性能を見ていきましょう。すべてのカメラが48MPになりました。特にテトラプリズム望遠は前作の5倍から4倍になりましたが、画素数が12MPから48MPになっており、これを利用したインセンサーズームで光学8倍相当のズームが使えるようになりました。
発売当初、この光学8倍相当という表現が、日本公式のみ外れており物議を醸しましたが、とりあえず、ズーム性能が強化されたというのが一番のポイントでしょう。
日中
- 1倍
- 2倍
- 4倍
- 8倍
まずは明るい日中です。最近のAI補正ゴリゴリのAndroidとは別ベクトルにある、シンプルですっきりとした絵面になります。明るい日中であればだいたいのスマホはある程度キレイに撮れるでしょう。
あんまりおぉ!という感動は無くて、見たまんまを撮影するという感じだと思います。
ディティール感もよく、明るくぱきっとした撮影が得意なようです。
照明もない、薄暗い室内ですが、こういった場面はしっかりと明るく補正をしてくれます。夜景にも言えることですが、ホワイトバランスは高めに補正するようです。
ズーム性能
ズーム性能です。発売前にインセンサーズームでの光学8倍相当を「光学8倍」と完全に言い切った誤植をしてしまったせいでちょっと炎上しましたが、実際にはどうでしょうか?
- 等倍
- 2倍
4倍はさすがにキレイに撮影が可能です。
寄りづらいポートレート
寄って撮影に関しては相変わらず不得意で、大分離さないと撮影が難しいです。望遠レンズでは寄っても微妙ですし、8倍でクロップズームをしても微妙です。テレマクロ的な使い方はかなり厳しいなと思います。
ある程度離れて撮影するのは背景のボケ方も自然ですね。人物撮影などではめちゃくちゃハマりそうです。
夜景性能
- 0.5
- 等倍
- 4倍
- 8倍
暗所性能に関しては正直こんなものか?と感じますね。普通に綺麗ですが、昨今の流行りであるAI補正などはそこまで入らず、シンプルな補正です。
白飛びの抑えは大分微妙で、完全に飛んでしまっています。まぁきれいだけど…。まぁねぇ…?みたいな煮え切らない感じが今回しました。
カメラまとめ
カメラのまとめとしては、いつも通り高い基準で、最高峰レベルのカメラ周りだと思います。変態的な進化をしているAndroidとは違いあくまでスタンダードなカメラ周りとなっています。
一方で今回の目玉だった4倍光学については、正直、その性能をすげーー!と思う場面は無くて、特に感動は無いのが正直な意見です。具体的に凄いんじゃなくて、カメラの特性の中でしっかりと仕上げでいるという感じでしょうか?
iPhone 17 Pro シリーズだから出来ることでは無く、別に他のスマホでもこういったカメラはすでに存在するので、何が凄いとかっていうのはマジで感じませんでした。普通に綺麗だけどそれだけじゃない?っていう印象です。
iPhone 17 Pro Max まとめ
最後にiPhone 17 Pro Maxについてまとめていきたいと思います。まずざっと感想を言うならば、デザインの大幅変更はありながらも、その中身はほとんど変わっていない。いい意味でも悪い意味でも普遍の存在ということでしょうか?
あれだけ変わったデザインも当初は本当にこの世の終わりのデザインぐらいにダサいと感じていましたが、結局ケース付けるし、見慣れてきたらコレはコレで有りだなと感じてしまっています。高級感が無くなってしまったのは気になる点で、普通にステンレスやガラスを使って綺羅びやかな印象にしてくれれば良かったのになと思います。性能面はお墨付きで、もう逆に触れる事はすら無いレベルで安定しています。
カメラも大きな変更点でしたが、実際使ってみればなんてこと無く、5倍が4倍になって、8倍も綺麗になったよ程度のものでした。ただ、eSIMオンリーなのはさすがにちょっと時期尚早というか、これはAppleが悪いんじゃなくて日本のキャリアが悪いなと感じますね。eSIM周りの手続きがオンラインで完結しないというのが逆行してる点で、ここが整ってるんであればeSIMオンリーでも全然良いです。
キャリアを動かせるのって日本国内の力じゃ無理な気がするので、そこんとこ日本市場が大きいApple様が直々に大鉈をふるい、日本のキャリアを動かしてくれないですかね。
総評としては、毎年恒例の買って満足だが、感動は無いというのがいつもの評価となります。古いiPhone14とかから乗り換えるのならば凄く感動が大きいんじゃないかなると思います。それ以降のType-C搭載以降であれば乗り換える必要はありません。








































