今回はXiaomi 15T Proをしばらく使っての本音レビューをしていきます。
発売されるやいなや、その圧倒的なコスパで他のミドルハイクラススマホを一掃してしまった、稀に見る名機です。先に言っておくと完全にポジティブな評価で、ほぼ現役のハイエンドスペックかつ、Leicaとの共同開発のカメラ周り、さらに日本で重要なピースであるFelica対応と、このクオリティをしれっと10万前半で出したXiaomiに本気でありがとうと言いたいぐらいに、素晴らしいスマートフォンです。
まじで今期、Android端末においてこれにコスパで敵うスマホは存在しないと断言してもいいでしょう。あまりにべた褒めで、お前提供品か?!と疑われそうですが、実費による購入になります。
なので、本来自由にけちょんけちょんに言うこともできるんですが、このXiaomi 15T Proにはそういったネガティブな部分がほとんどで無いので、変にこき下ろすとたぶんレビュワーとしての質を疑われてしまいます。それぐらい素晴らしいプロダクトです。
というわけで今回は主にこの超高評価の理由を丁寧に説明していく形になるかと思います。
Xiaomi 15T Pro 本体チェック 質感は良い?
まずは本体を見ていきましょう。本体の品質もハイエンドに劣らないクオリティで、所有感もしっかり満たされる秀逸な筐体です。背面はグラスファイバーが採用されています。最近のスマホの部材はクオリティがどんどん上がっていて正直素材の判別がとても難しいです。
今回のXiaomi 15T Proで思ったのは、昔のフルメタルスマホを思い起こすデザインだなと感じました。ワイヤレス充電の普及で、素材的に使えなくなったフルメタル外装ですが、そういったきらびやかだった世代のスマホにとても良く似ています。品のある高級感が魅力です。
今回購入したのはモカブラウンカラーとなっています。一時期こういったゴールド系のカラーって流行りましたけど、久々に見たように感じますね。実機で見ましたが白黒もともに高級感があって良かったんですが、個人的にはこのモカブラウンカラーが一番高級感があるように見えました。カメラだと若干写りが異なって見えるかもしれませんが、かなり落ち着いた色合いながら、キラキラ感もあるので大人な雰囲気です。
特徴的なのはやはりカメラユニットで、エッジが磨かれたメタル感の強い台座が高級感を醸し出しています。このエッジを磨いているのがナイスな判断だなと思います。
レンズは三眼でメイン、超広角、ペリスコープ望遠となっています。右下はカメラでは無く、センサー類が収まっていますね。15T無印ではここにLEDライトが付きますが、15T Proではカメラユニット外に移動しています。中々の豚鼻デザインで、正直、癖強なデザインだと個人的には思っているんですが、高級感の方が勝っているので実物の印象はとてもよいです。
背面は前述した通り、グラスファイバーとなっています。正直ガラスバックと言われても分からないぐらい質感はサラサラとしていて良いですね。また、グラスファイバーのおかげもあってか、きめ細やかなマット感がメタルバックのようにも見えます。日本版にはFelicaのロゴが入っています。
サイドはフラットですが、角が若干丸められています。公式サイトではもっと光沢があるように見えましたが、実際は渋めのマットに塗装されています。かなり剛性が高そうなアルミが使われており、意外とここは無骨な印象を受けます。
ディスプレイは6.83インチと前作から大分大きくなりました。横幅が特に広く感じます。前作から比べると2mmほど広いです。やや大きめのサイズ感なので、ここはちょっと人を選びそうなポイントですね。
付属のケースはいつものグレーのシリコンケースとなっています。おなじみの文句ですが、本体デザインがカッコいいのでクリアケースが良かったなと思う今日このごろです。
手に持つとやはりそこそこ大きめだなと感じますね。重量も210gという事で重量級になっています。本体の質感の高さは本当にハイエンドモデルとも余裕で張り合うクオリティで、開封時点の時点で大分満足感は高くなると思います。それに加えてスペックも高性能ということで、約束された鉄板スマホなのは間違いないでしょう。
圧倒的なスペックとコスパ
Xiaomi 15T Proのスペックを見ていきましょう。まず、よくこのスペックと装備を10万円で出したな‥と驚かされます。他社だと平気で15〜16万円ぐらいまで行っちゃうだろうなと思う構成で、改めてXiaomiのコスパ恐るべしです。
まず、SOCにはつい最近までフラッグシップだったDimensity 9400+を搭載します。本当につい先日に9500+シリーズが発表されたので、言うならば型落ちにはなるんですが、そんな言葉では片付けられないぐらいにスペックが高いです。
メモリは共通して12GBで、ストレージは256GB/512GB/1TBか並びます。ストレージ容量別に1万円価格が上がっていきますが、1TBモデルでも12.9万円とかなり良心的な価格なのは良い点です。
OSは現時点ではHyperOS2.0ですが、10月末にHyperOS3.0の大型アップデートを控えています。
ディスプレイは6.83インチ 144hz対応の有機ELとなっています。また、1.5mmの超狭額縁ベゼルとなっており、より大画面で引き込まれるパネルはピーク輝度3600nitと非常に明るいパネルが使われています。
バッテリーは5500mAhで容量的にはもう少し盛って欲しかったですね。最近のモデルほ6000mAhとか普通になってきたのでやや物足りないです。また、おなじみ急速充電も90Wになっています。十分すぎるスピードですが、こちらも120Wから若干スピードダウンです。
カメラ構成が今回とても豪華で、LightFusion 900を採用したメインレンズは前作とおなじですが、今回光学5倍のペリスコープ望遠が追加になりました。この構成だともうハイエンドと言ってもいいんじゃないか?とすら思います。
また、日本市場でもっとも重要なピースであるFelicaですが、どんだけスペックが良くてもこれが対応していないと買わない!という人も確実にいるでしょう。
そんな方のために15T ProではしっかりとFelicaに対応しています。残念ながら15T無印では非搭載になりましたがFelicaが必須ならば15T Pro一択です。
これら諸々を含めて、価格108,000円〜というのはかなり攻めた価格では無いでしょうか?正直、今年度出たどのスマートフォンよりもコスパが優れており、他のメーカーのスマホを蹂躙する勢いだと思います。
Antutuベンチマーク
みんな大好きAntutuベンチマークを見ていきましょう。ちなみに、すでにAntutu ver.11が出ていますが、やや高めに出てしまうので、いつものVer.10で測定しています。
冒頭にお伝えした通り、SOCはMediatekのハイエンド Dimensity 9400+を搭載します。日本市場のスマホでは中々見ないSOCですが、主に中華圏のハイエンドモデルで搭載された紛れもないフラッグシップSOCです。次世代9500+が控えているので、型落ちになりますが、それでも現役のSnapdragon 8 Eliteに並ぶスペックです。実際のスコアではおおよそ265万点程度を軽く出すスペックで特にGPU周りはとても高い性能を持っています。一方でそこそこ発熱もしますね。連続で回したりするとスロットリングが顕著に出ます。
前作Xiaomi 14T Proが大体190万点ぐらいだったのでかなりスペックが上がっているのが分かりますね。ていうか14T Pro自体もまだまだ現役のミドルハイ性能なんですよね。とりあえずこのスペックが10万円で買えるって本当に幸せな時代だなとしみじみ感じます。
ディスプレイ性能
ディスプレイは6.83インチ 超薄型ベゼルのフラットデザインと1.5K高解像度で美麗なパネルが使われています。正直、もうこの価格帯のディスプレイって触れることがないぐらいに当たり前に綺麗なので、逆にもうわざわざディスプレイ性能云々とかって言う必要あるのかな?とレビューしながら思ったりしています。
もう当たり前に144Hzのリフレッシュレートですし、ベゼルは均一で細いですし、視野角・発色・輝度、すべてにおいて一流です。
難癖をつけるとしたら指紋認証の位置で、コストカットのためか位置はかなり下目についています。画面が大きくなった分、片手だとちょっとキツイかな?という感じがします。
ただ、指紋の認証は爆速ですし、顔認証もめちゃくちゃ早いのであんまり指紋を使う場面は多くありません。
HyperOS 3.0早く!
このレビューをしている現在はHyperOS2.0なんですが、10月末にHyperOS3.0のアップデートを予定されています。結構大きめなアップデートのようなので、このレビューで伝えることが出来ないのが非常に悔やまれます。
先行して搭載しているのはネットワーク圏外でも通話が可能なXiaomi オフライン通信は使う事が出来ます。現時点ではXiaomi 15T シリーズしか対応していないため、かなり限定的ですがユニークな機能です。
目玉なのは、iPhoneを清々しいぐらいにパクったDynamicIslandもとい、Xiaomi HyperIslandは、その名の通り、DynamicIslandを完コピしたような機能となっています。一点優れているのは、iPhoneと違いフロントカメラ周りが物理的に小さいため、より多くの領域をHyperIslandとして使うことが出来ます。
DynamicIslandと違い、切り替えやスワイプダウンなど操作がより細かくできるようになっています。なんかそもそもDynamicIsland自体はiOSのこのブラックホールを逆手にとった機能なんですが、もともとパンチホールが小さい端末でこれを実装するのはなんだか意味がよくわからないんですが、まぁそんな細かいことは気にしない方が幸せでしょうか?
その他、ウィジェットも多数追加になっているとのことですが、現時点でもすでにいくつか利用可能になっています。グラフィカルで見た目が楽しい半面、OS的な統一感がないのでごちゃっとしてしまいがちです。この辺のウィジェットのバラエティ感もiOSを模倣しているように感じます。
iOSを意識しているという点で、HyperOSではXiaomi相互接続がより強化され、MacやiPhoneといったApple製品とのシームレスな連携が可能になります。すでにAirDrop風のファイル共有などが使えますが、さらにMac端末の整体認証でスマホ側のロックを外したり、ミラーリングといった高度な共有がHyperOS3.0では可能なようです。
HyperOS2.0で個人的に許せないのは、グリッドサイズを5×9にすると異様にアイコンが小さくなる点です。さらに5グリッドはこのサイズしか用意されておらず、以前あった5×6といったベストなサイズ感を選べないです。4列を普段使っている人なら気にならないと思うんですが、5列派の私的にはかなり違和感を感じます。MIUIの頃のグリッドサイズと比べると一目瞭然なんですが、かなり小さくなってしまいますよね。
HyperOSのウィジェットも大体がサイズを変えられないのんで、これそもそも4列のことしか考えてないよな…と思ってしまいます。思うにこれってやっぱりiOSを意識してて、こんなことになってるんだろうな…と思うんですよね。中途半端に真似たせいで、使い勝手が悪くなっているんだと思います。なんでもともとあった5×6を削除しているのか?こういった細かい所の不親切さがXiaomiのUIをあまり好きになれないポイントなのかもしれません。
リークでは5×6などのグリッドも復活しているという情報もあるので期待したいと思います。
バッテリー性能
バッテリーは5500mAhを搭載します。5000mAhを超えてるのでいいんですが、ここ最近デュアルセルや新技術などを活用して6000~7000mAhを搭載するスマホをあるのでそれと比べるとやはり見劣りします。Dimensity 9400+自体もそこまで省電力では無く、ゲームやカメラを使ってるとゴリゴリと減っていくため、あまり電池持ちが良いとはいえないでしょう。
一方で、90Wの急速充電に対応し、ちゃんとチャージャーも付属します。前作はソフトバング版のみ付属していたかと思います。昨今チャージャーが付かないのが一般的になっている中で、律儀に付属し続けてくれているXiaomiはありがたい存在です。一方で何故か120Wから90Wにダウンしているのは気になるんですが、正直、120Wや90Wでずっと充電しているわけでは無いので、実際の使い勝手に関してはどちらもあんまり差はないのかな?とも思ったりします。公称値は36分で満充電としており、十分高速だと言えます。
もちろんワイヤレスチャージャーにも対応しており、日本では買えませんが、最大50Wの無線充電にも実は対応します。後ほどゲームの項目でもお話しますが、充電分離には残念ながら非対応です。
ゲーム性能 フレーム補間は非対応
XiaomiおなじみのWildBoostには非対応です。ただ、非対応であってもフレーム補間と画質エンハンサーのメニューは表示されています。ではWildBoost対応との違いは何でしょうか?
まず、あくまで確証がなく、個人的な体感なんですがこれはフレーム補間が効いていないのでは?と思っています。ゲームターボモードでスマートフレームレートというメニューがあり、90fpsが出ているように見えますが、これはおそらくゲームターボメニューのFPSで、ゲーム自体のFPSが上がっているわけではないと思います。ゲームターボメニューのフレームレートグラフは、メニューを呼び出したときだけ、フレームレートが上がっているだけのように見えます。
FPS計測アプリで、フレーム補間を確認出来ませんでした。
普段であればしっかりFPSが通常の60fpsを超えてカウントされるんですが、どうも原神ではそれが動きませんでした。おなじDimensity 9400+を搭載し、WildBoostに対応した中国版REDMI K Padでは120fpsが出ていたんんですが、WildBoostがないXiaomi 15T Proでは60fpsのままでした。
結論としてはスマートフレームレートは、フレーム補間では無く、60fpsを上限とした安定性を向上させる機能なのではないか?と考えます。この辺がWildBoost対応機種との違いということでしょうか。
スペック的にはREDMI K Padよりも潤沢なメモリーなどもあるため余裕でWildBoostに対応できると思うんですが、その辺はPOCO F7 Ultraなどのゲーミングモデルとの差別化でしょうか?
ベースとなるスペックがあまりにも高いため60fpsレベルのゲームや、ネイティブに120fpsに対応しているタイトルなど、そもそものゲームプレイフィールは高めといえます。やや本体温度が上がりやすい気もしますが、十分ゲームプレイにも使っていけると思います。
ただ、Xiaomiおなじみのみスロットリング機能により45度前後から発動します。これが発動しているときに本来はWildBoostでの補間が欲しくなってくるんですよね。温度高めのときに最新のワールドに行くと顕著にレートが落ちました。
スペックから考えると異様に下がるなという印象です。ただ行き慣れていないワールドだったというのも原因としてはあると思います。
また一部でゲームメニュー時の「低速充電」がバイパス充電なのではないか?という憶測が飛んでいますが、おそらくこれも違います。実際に低速充電をつけたまま、画面輝度を下げゲームを放置しましたが、普通に充電されています。
確かに充電速度は見るからに落ちていて、本体温度も熱くならないようになっていますが、それでもやはり完全なバイパス充電ではありません。というか、そもそも「バイパス充電」という「低速充電」と表記が違うんだから素直にそうなんだろうと思いますが、どうでしょうか。
まぁバイパス充電の意図としては、バッテリーが熱くなりパフォーマンスが低下するのを防ぐという意味合いが強いので、であればこの低速充電でも用途としては近しいのかな?と思います。めちゃくちゃ神経質にバッテリーが気になる!という人はバイパス充電非対応なのは注意しましょう。
あくまで、確証がない情報なので、参考程度に見てほしい所ではありますが、ゴリゴリのゲーミング機能はそもそもついていないのは注意点です。
カメラ性能
カメラ性能を見ていきましょう。カメラは三眼で50MP 広角/50MP 5倍ペリスコープ / 12MP 超広角という構成です。おなじみLeicaとの共同開発ですべてのレンズがライカSummilux光学レンズを搭載します。
メインセンサーは前作から引き続きLightFusion900を搭載しています。メインストリームフラッグシップにも採用されるセンサーです。また、今回のカメラ周りでのポイントは光学5倍のペリスコープ望遠を搭載した点で、ズーム性能が強化されています。さらにどちらのレンズもOISに対応しています。
これまでのTシリーズはメインレンズのみ強めのセンサーを搭載し、その他のカメラはオマケというような構成が多かったんですが、Xiaomi 15T Proでは、ミドルハイを越えるレベルのカメラが搭載されています。
日中
まずは日中です。おなじみDimensityみの強い黄色がかった色合いですね。超広角はあんまり触れていませんが、これだけ明るければ比較的キレイに撮れます。
メインのみ彩度が強調される傾向があります。見るからにメインだけ違うカメラという印象を受けますね。黄色みが強めですが、青色が強めに補正されているように見えます。
一点、かなり明るい日中でしたがフレアが入りやすいなと感じました。これは後の夜景や動画でも起きてしまいます。
5倍光学ズーム
5倍望遠に関してはXiaomi 15T Proも遜色ないレベルで張り合ってると思います。
10倍ではXiaomi 15T Proではインセンサーズームが働き光学相当と表現されます。
30倍はスムージングされており滑らかです。
おなじみ100倍ズームではAIウルトラズームが使えますが看板の文字がぐちゃぐちゃになりますね。Pixel 10のアラビア変換よりはまだ読める範囲にありますが、そもそも100倍ズームなんて使う場面ないので正直どうでもよいです。
寄りづらい5倍望遠
光学望遠ペリスコープという事で、テレマクロ撮影が気になるポイントですが、残念ながらあまり寄る事が出来ず、ある程度離れないとピントを合わせづらいです。大体30cm以上余裕を持って離さないとピントが合わなかったです。寄るという場面においては、やや物足りないと感じます。
夜景
お次は夜景です。夜景だと余計にフレアとゴーストが起きやすいと感じました。いつも撮る場所なんですが、なんか明らかに映り込む頻度や角度が多くてちょっと気になりますね。
フレアとゴーストを除けばかなり高いレベルの撮影が可能です。
周りに明かりが無く、かなり暗い場面での撮影です。プレビューではほとんど何も写っていませんが、メインカメラではくっきりと映し出してくれます。ノイズも少なくしっかり取れます。
さすがに超広角はセンサーサイズが小さすぎて上手くとれていませんね。
カメラのまとめとしては、基本的なスペックはとても高く、これまでのTシリーズ史上、もっともハイエンドに近いカメラ周りだと思います。一方で、やはりTシリーズだなと感じるポイントもあります。とても高い次元での話になりますが、カメラフラッグシップというカテゴリには収まらず
やはりコスパが先行すると思います。多くの人にとっては、Leicaカメラによる高い性能が手軽に楽しめる、超コスパなカメラまわりと言えるでしょう。
Xiaomi 15T Pro 良い点、気になる点まとめ
最後にXiaomi 15T Proの良い点、気になる点でまとめたいと思います。といってもここに至るまでに散々褒めちぎってきたので、気になる点なんか本当は無いんですが、なんとかひねり出したいと思います。
良い点
- ほぼハイエンドのスペック
- 10万は普通に安い
まず良い点としては、スペックがとにかく高い事で、すべての動作において余裕を感じる事が出来ます。ベースとなるDimensity 9400+自体がハイエンドSOCなので当たり前なんですが、同じ時期に出た同じクラスのスマホをぶっちぎる性能をしています。
そして何よりも一番言いたいのはこれだけのスペックと装備が10万という価格はやはりコスパがぶっ壊れているという事ですね。Felicaという高いハードルを超えつつ、このスペックと価格にまとめたというのが、Xiaomiじゃないと出来ないラインだなと強く感じます。
気になる点
- やはりハイエンドモデルでは無い
何とかひねり出す気になるポイントですが、これだけ整った機能性とスペックですが、やはりハイエンドモデルという表現は違うなという印象です。いや、そんなん分かってるわ!って感じで難癖なのは分かっています。
たとえばゲーム性能においては、絶対に上位のフレーム補間などに対応できるスペックなのに、意図的に対応されていないですし、カメラもテレマクロに弱かったりと、ハイエンド帯で当たり前な機能に関してはやはり弱いです。
深く触ると、それなりにこれまでのTシリーズを踏襲している部分もあるというのが見えてくるんじゃないですかね?というわけで気になる点はマジで、難癖以外のなにものでもなくで、正直、神コスパのここ数年稀に見る名機と言っていいでしょう。







































