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POCO X7 Pro レビュー 低価格でハイスペック 4.9万円は流石に安すぎる Antutu 160万オーバー

今回はXiaomi POCO X7 Proをレビューします。

POCO X7 Pro レビュー

コスパ溢れるPOCOの中でもX Proシリーズは要所を抑えた素晴らしいスペックと、圧倒的なコスパを備えた人気のシリーズです。POCO X7 Proは日本として公式展開される初めてのXシリーズで待望の登場です。

そんなPOCO X7 Proですが、やはりそのコスパは異常で、4.9万円という価格帯の基準を一気に引き上げるばかりか、Xiaomiブランドの中でもこのスペックは異常事態で同じ価格帯であるXiaomi 14Tを越えてしまうスペックは、相変わらずXiaomi尖ってると言わんばかりです。とりあえずこの価格帯でFelicaが不要なユーザーからすればベストとも言える構成になっています。

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POCO X7 Pro (Xiaomi 公式サイト)

POCO X7 Pro 本体チェック

POCO X7 Pro 本体チェック

まずは本体を見ていきます。今回購入したのはPOCOおなじみのイエロー×ブラックのバイカラーです。このイエローカラーのみ背面がレザー調になっており、ブラックとグリーンはツヤ感のある質感になっています。

今回のPOCO X7 Proは、比較的シックなカラーとデザインが用意されているのも個人的には良いなと思う点です。いくらスペックが良くてもゴリンゴリンのゲーミングデザインだったら選び辛いですからね。

派手なイエロー

と良言いながらも撮影の際に絶対に反射するも思ったんで、イエローにしました。イエローだと一気に派手になります。

背面はレザー調

イエローの背面はそれぞれ違うパターンのレザー調で切り替えられており、黒部分はシボ感のあるテクスチャで黄色部分は、縦にストライプ型押しのテクスチャとなっており凝っています。正直、過去作と比べても質感はだいぶ良くなっています。

イエローのみリングに差し色

イエローカラーのみ、カメラまわりに金の差し色が入ります。下品っちゃ下品なんですが、イエローカラーを選ぶような人間にはこれぐらいインパクトが無いと刺激が足りないでしょう。

サイドフレーム

サイドフレームは同じみの金属っぽい感じのするプラスチックになっています。最近サイドフレームが金属かどうかはアンテナラインの有無で判断が出来ますね。数世代前のプラスチックと比べると本当に進化していますね。サイドはフラットになっています。右側に電源と音量ボタン。イエローのみボタンがイエローゴールドに塗装されておりこれもワンポイントです。左側には何もなく、上下はおなじみスピーカーとIRブラスターが並びます。

ディスプレイ

ディスプレイは6.67インチです。ベゼルも細く今風ですが、よく見ると下顎だけちょっと長いですね。

グレーのシリコンケース

グレーシリコンのケースが付属します。まぁいつものやつですね。もうクリアーケースうんぬんは言いません。これをつけると派手派手な背面が一気に地味になってくれます。まぁ恥ずかしがるやつがイエローなんか買わないんですけどね。

POCO X7 Pro

デザイン的に、やはりイエローはめっちゃ派手ですが、ブラックとグリーンだったらばシックな感じで多くの人が手に取りやすいと思います。質感もチープではなくしっかりしていますし、いくらコスパが高くてもいかついゲーミングデザインだと選びにくいですからね。自己主張したい人はイエローを選びましょう。

縦幅160.75mm
横幅75.24mm
厚み8.29mm(プラスチック)/8.43mm(PU)
重さ195g(プラスチック)/198g(PU)

POCO X7 Pro スペック

Dimensity 8400 Ultra搭載

POCO X7 Proのスペックを見ていきましょう。搭載するSOCは今回が初登場となるDimensity 8400-Ultraを搭載します。後ほどベンチマークで見ていきますが、Antutu期待値としては150万〜170万点が見込める優秀なSOCです。公称値は170万点とのことですが実際はどうでしょうか?この辺は後ほど見ていきます。

ライバルとなるXiaomi 14Tと違うのがこの部分で、14Tは8300-Ultraでそれよりもスペックが高いです。比較するうえで重要はポイントです。メモリとストレージは8GB/256GB 12GB/512GBがラインナップされています。

LPDDR5X、UFS-4.0と規格もしっかりしています。安い端末だとココが古い規格だったりもよくあるんですが、そのへんは抜かりありません。

ディスプレイは6.67インチ

ディスプレイは6.67インチ 120Hz駆動に対応した有機ELパネルを採用します。

バッテリーは6000mAhとかなり大容量です。ココ最近は中華スマホのバッテリー技術がぐんと上がっておりこういった大容量が実現できています。その中でもXiaomiはインテリジェントなバッテリー管理を得意としており、90Wの急速充電もあいまってバッテリー周りは満足度が高いでしょう。

カメラはメインが50MP IMX882を搭載

カメラはメインが50MP IMX882を搭載、超広角は8MPです。この価格帯なのでカメラはおまけかと思いきやメインカメラはそこそこなミドルセンサーを搭載し期待値が高いです。また地味にIP68の防水等級もしっかり取得しています。これらのスペックを持ちながら価格は8GBが4.9万円、12GB版が5.9万円からとコスパは相変わらず最高です。

SOCDimensity 8400-Ultra
メモリ/ストレージ8GB+256GB、12GB+512GB
ディスプレイ

6.67インチCrystalRes AMOLEDディスプレイ

解像度:2712 × 1220(1.5K解像度)リフレッシュレート:最大120Hz

輝度:700nits(標準値)、1400nits(HBM輝度)、3200nits(ピーク輝度)

バッテリー

6000mAh / 90Wハイパーチャージ

カメラ

メインカメラ 50MP / IMX882 / F値1.5 / OIS

超広角 8MP

その他

IP68

SDカード非対応 ✕

おサイフケータイ非対応 ✕

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POCO X7 Pro ディスプレイ性能

ディスプレイ

ディスプレイ性能を見ていきましょう。6.67インチ 縦2712 × 横1220(1.5K)有機ELディスプレイを搭載します。ゲーミングらしく120Hzのハイリフレッシュレートで、限定的ながら最大2560Hzのタッチサンプリングレートとスペックが高いです。

輝度に関してはピーク輝度3200nitを誇りますがこちらもあくまで限定的な条件での数値で、基準は700nits(標準値)、1400nits(HBM輝度)が通常利用での範囲となります。それでも高輝度なディスプレイです。

地味にコーニング社のGorilla Glass 7iが使われています。ちょっと前なら低価格帯で画面内指紋認証な事もポイントでしたが、今やもう当たり前になってきていますね。精度速度ともに十分です。

POCO X7 Pro Antutuベンチマーク性能

POCO X7 Proベンチマーク

POCO X7 ProのAntutuベンチマークを見ていきましょう。日本公式サイトとしては珍しくAntutuのベンチマークスコアを大々的にプッシュしてます。日本向けのスマホでAntutuを基準にすることってほとんど無いんですが、今回のターゲット層はスペックと価格を重視するユーザーだと思うので、そういった層にわかりやすく刺さるのはやっぱりAntutuスコアでしょう。

搭載するSOCはMediaTekの最新のミドルハイ Dimensity 8400-Ultraとなっています。今回搭載するのが初となります。

Antutuで高得点を出すには条件があります。まずはメモリ拡張はONにする事。もう一つはWildBoostをONにする事です。WildBoostはゲーム中のサイドスワイプで出るゲームブースターメニューからONにできるんですが、そもそもゲームブースターを有効にするアプリを追加する必要があります。

ゲームブースター

ゲームブースターへの入り方がややこしいんですが、セキュリティアプリの中に何故かゲームブースターがあります。なんでセキュリティアプリなんだよ!って突っ込みたくなります。

Antutu

実際にWildBoostをONにした状態だと165万点ぐらいは普通に出てくれますね。近い数字としてはスナドラ 8 Gen2や8s Gen3といったハイエンド帯にならぶスコアとなります。改めていいますが4.9万円から購入できるスマホでこのスペックは驚異的です。

グローバルや中国版のスマホであればこういったコスパを実現することも珍しくありませんが、日本で公式に展開しているスマホとしては初と言ってもいいぐらいスペックとコストのパフォーマンスが突き抜けています。

一方、公称値である170万点オーバーを出すのがなかなか難しいです。冷却やメモリ増設を外すなどなど、あれこれやってみたんですが、ついぞ170万点を出すことは出来ませんでした。というか色々条件を変えるたびにぐっとスコアが下がったりするんで、結局初期状態とワイルドブーストで回すのが一番良い結果になりましたね。

ゲーミング性能

ゲーミング性能

ゲーム性能を見ていきましょう。Xiaomi独自のWildBoost 3.0はゲームプレイにおいて安定したフレームレートやバッテリー性能の最適化などゲーミングにおいてのプレイフィールをアップさせる独自機能です。さらにLiquidCool Technology 4.0は大型のベイパーチャンバー機構となっており、温度パフォーマンスも優れていると謳います。

これまでのXiaomiハイエンド帯で培われた技術が、POCOブランドにも活かされており、廉価版というような括りには出来ないです。ただ、ゲーム中に起動できるゲームターボメニューでは以外と出来る事は少ないです。前述したWildBoostモードの切り替えと、パフォーマンス設定がおおまかな機能です。パフォーマンスモードは明度彩度をくっきりさせるなどのエンハンサー機能です。直接給電やその他ゲーミングプレイに関しての機能はほとんどありません。この辺は他メーカーのゲーミングスマホと比べるとちょっと寂しいですね。

ほとんどゲーミングスマホといって差し支えないスペックですが、実際のゲームプレイはどうでしょか?

原神

原神ではバッテリーパフォーマンスを上げてWildBoostをONにした状態でプレイしました。プレイ開始から60FPSにほぼ張り付く動作感で、非常に快適にプレイが出来ます。

一方で、だいたい20分ぐらいプレイをしていると、途中でわかりやすくスロットリングが発生します。急に45FPS前後に落ちるようになります。そこからフレームレートが上がる事なくプレイが続きました。

試しに、背面にペルチェ素子のゲーミングクーラーで本体を冷却してみたところ、ある一定の時間冷却した後は、同じフィールドでも60fpsが出るようになりました。その状態で、クーラーを外ししばらくプレイをするとまたフレームレートの下落が始まります。

おそらく一定の温度で強制的に下げているようですね。体感的な温度としてはまだまだいけそうな感じがあるんですが、スロットリングの設定がちょっときついような気がします。

鳴潮

 

さらに重い鳴潮ではどうでしょうか。こちらも最初のプレイ時は60fpsに近いフレームレートがしっかりと出ます。しかし、原神よりも早く本体の温度が上がってしまい、プレイ10分以内には前述した45FPSの状態に入ってしまいました。

そうなると原神よりもフレームレートの落ち幅が大きく30fpsまで入ってしまう事もありました。

冷却クーラーを追加してプレイしてみましたが、私の手持ちのクーラーでは追いつかずなかなか特定の温度まで下がりません。しばらく放置してやっと60fpsまで戻りますが、そこからまたちょとプレイすれば45fpsに戻ります。

JOYOSEがゲームプレイの弊害?

JOYOSEで45FPS制限

Twitterで教えてもらったんですが、Xiaomiには過去からJOYOSEという制御用のアプリが動いているらしく、これのせいでフレームレートの制限が発生してしまうんだとか。そういえば過去のXiaomi 14T Proでも同じ現象あったなと思い当たる部分があります。

ネット上でもこのJOYOSEを強制的に終了させる事でゲームプレイが快適になるというTipsがあるようですが、このアプリ自体はHyperOSの基幹に近いソフトウェアのようでこれを無効にすると、スマホとしての通信周りだったりに影響があるようで、euromのコミュニティでも無効にするべきでは無いとされていました。

なんかコレがあると、ハイエンド以外のXiaomiスマホで快適にプレイするためには外部クーラーなどが必須という事になってしまいますかね?

過去に行ってきたXiaomiスマホでここまで顕著に現れてたかな?とちょっと思い返してみてもなかなか疑問です。ちょうどDimensity 8400-Ultraのスペックがハイエンドとミドルハイの中間にあって、余計にJOYOSEのスロットリングがわかりやすかったって事でしょうか?

まとめると、当初はゲーミングスマホとして最適解かなと思いましたが、超快適という感じでもないなというのが正直な意見です。原神などは45fpsも出れば全然余裕ですし、鳴潮もプレイに耐えないというわけではありません。

SOCのスペックうんぬんの話ではなく、HyperOS側の謎のソフトウェアで発生しているためなんかコレ公式にちゃんと届かないですかね?

HyperOS 2.0搭載 

HyperOS 2.0搭載

OSはAndroid15をベースにしたHyperOS2.0を搭載します。2.0では細かい所がブラッシュアップされて、使いやすくなっています。

特にコントロールセンターまわりの挙動が改善されているのが個人的にポイントです。というか、HyperOS1.0のコントロールセンターはまじでちゃんとUI設計したのかよ?!と言いたくなるほどにまったくもってユーザーフレンドリーでは無かったので、そこが改善されたのはデカいです。

通知パネル

通知を消す時に左右のスワイプで消せるようになりました!コンパネと通知を切り替える時にアニメーションが付きました!といったようなのが細かい改善点なんですが、知らん人が聞くと「何言ってるんだ?」と疑問になるでしょう。そう。そういった部分が初代は不完全だったんです。

マジで古いタイプのコントロールパネルを復活させて欲しいです。内部的にはそれが残ってるというのがさらに歯がゆいです。

コントロールパネル

とりあえず、そもそもHyperOSの基本的な設計は不親切なままなのでやはりここは人を選ぶなも思いますね。Xiaomiがどうやらコスパが良いらしい!と聞きつけた新規勢を逃がしかねないと思うんですよね。

スピーカー性能

スピーカー性能

スピーカーに関しては、どうせこの価格帯ならば適当だろうと思っていましたが、思ったよりも解像度感が高くクリアーな音質です。低音の迫力はやや弱いですが、それ以上にすっきりとした音質が好印象です。

普通この価格帯ならSOCに全振りで絶対にスピーカーが犠牲になりそうなもんですが、かなり頑張っています。

バッテリー性能

バッテリー性能

バッテリーは6000mAhの大容量です。デュアルセル構成で実現しているようです。

POCOの発表会では「業界は長らく5000mAhに甘んじている」という挑発的なプレゼンをしたりとなかなかチャレンジングです。実際、中国ではEV産業などのおかげでバッテリー技術の向上が目覚ましく、半固体電池などはすでに実用化されてきています。なので最近の中華スマホは5000mAhを超え6000~7000と超大容量化が進んでいます。こういった大容量化はApple、Google、サムスンもブランドにあぐらをかいてないで積極的に取り入れてほしいです。POCO X7 Proも6000mAhと国内展開されているスマホの中では非常に大容量となっています。

90W充電

実際の電池持ちはというと、やはり物理的な容量分長持ちだと感じます。検証のためAntutuを何度も回したり、ゲームをしたりとガシガシ使っていますが、体感8300世代のスマホと比べて1~2割良いと感じます。

また90Wの急速充電にも対応します。しっかりと日本向けの90Wチャージャーも付属します。先日大人気になったXiaomiのモバイルバッテリーとの相性ももちろバッチリです。

大容量で物理的に長持ちかつ、90Wの高速充電でほとんどバッテリーを気にする場面は無いでしょう。また安全性に関してもXiaomiの独自充電管理チップを搭載しています。80%での充電ストップ機能など機能的にはシンプルですが、安全に動作するようあれこれ制御してくれます。

カメラ性能

カメラ性能

カメラ性能を見てきましょう。カメラは二眼で、メインはIMX882でこれはおそらくPOCO F5のLYT-600と同等のセンサーです。というわけで価格なりのコストカットはカメラにあらわれているかな?と思いますが、実はF1.5とかなり大口径になっています。

超広角は8MPという事でマジでおまけだと思いますが、メインの方は単純な廉価版という感じでもなさそうです。実際の作例で見ていきましょう。

日中

まずは日中です。やや曇り気味な日でした。先に言っておくと8MPの広角はマジでおまけなんで触れないです。

メインレンズに関しては、あっさりめではあるものの、明るくクッキリとした撮影が可能です。やはりF1.5の部分が大きいでしょうか。自然な色味なので変に癖がなくてよいです。

スッキリとした印象のカメラで、この価格帯ならばもっとひどくなるのを予想していましたが、結構カメラも使い勝手が良いです。

夜景

夜景についてもF1.5のおかげかクッキリと撮影が出来ます。

全体的に白くなりがちですが、光量が足りない暗所でもソフトウェア補正が効き、価格以上の処理がされるようです。

ちょっとブレやすい感じもあります。撮影中はしっかり構えて撮る事を意識する必要があります。

まとめ

カメラをまとめると、4.9万円から買えるスマホの中ではかなりしっかりしている方だと思います。カメラ目的で買うスマホではありませんが、思ったより撮れるじゃん!となりました。

ターゲット層的にも、これだけ撮れるカメラであればまったく不満は出ないんじゃないかな?と感じました。

Felicaいるいらない論争

POCO X7 Pro Felicaはいる?

今回のPOCO X7 Proに関しては圧倒的なスペックとコスパでかなり注目度が高かく多くの意見が上がっています。その中でもやはりFelica対応についての論争がかなり物議をかもしています。謎にXのトレンドに「Felica」が上がるなどやはり注目度がいろんな意味で高いなと思いますね。

この「Felicaが載ってたら買ってたな!」というコメントに関して、今回はちょっと個人的にかなり尖った意見を言ってみたいと思います。マジで超尖った意見だと思うのであんまり怒らないで聞いて下さいね。

こういった論争を巻き起こすネット上の声として大きなものはこれらのコメントです。

買い替えない勢のコメント

  1. Felicaが載ってたら買ってた
  2. SDカードが載ってたら買ってた
  3. もう少しスペックが高かったら買ってた
  4. もう少し安かったら買ってた
  5. 中国じゃなければ買ってた
  6. 韓国じゃなければ買ってた

この辺のコメントはスマホレビューを行っていると本当によく見るコメントです。こういったコメントはまぁ確かにそうだよねって思う一方で、おそらく、こういったコメントを書いている方たちのスマホの買い替えスパンは非常に長いと思います。
たぶん3~5年ぐらいは買い替えないと思います。というかそれが 普通なんです。この辺のユーザー層はiPhoneSE/Pixel aシリーズ/ギリエクスペリアの3つに偏ってるんじゃないかな?と思います。

長いスパンを経ていよいよ変えないといけない。そういった場面でこれまで当たり前だった基準を満たしてくれるもの、ブランド力があるものはもうこの3つしか存在しないんだと思います。エクスペリアが入ってるのはマジでギリギリです。

こういった主張を行うネット上のユーザーはおそらくですが、他社メーカーのスマホを見てはみるものの、結局iPhone / Pixel a / Xeperiaを今後も買い続けます。Felicaがうんぬんとかっていう事ではないと、レビューをする立場の肌感で感じます。

今回のPOCO X7 ProもおそらくFelicaが載っていたならばもっと注目度が上がったでしょう。しかし、その場合はもちろん1~2万価格が上がるので、先程のコメントの中の「もう少し安かったら買ってた」が今度は引っかかります。

もうたぶんメーカー側もこういった事に気がついているんですよね。あのOPPOすらFind X8でFelicaを外しましたし。本当にFelicaやSDカードが載ってる事が日本展開にとって重要なのだろうか?という海外メーカーの方針がここ最近感じれます。

というかXiaomiに至ってはお安く程よい14Tや、スペックも抜かり無い14T ProといったFelicaいる勢に対してもアンサーを出しているわけで、じゃあそっちでいいじゃんっていう事なんだと思います。

話が脱線しましたが、結局のところもしPOCO X7 ProにFelicaが載ったとしても価格が7~8万円とかになってしまう。だったら絶対Felicaを外して価格を抑えて、すぐに日本市場に展開したほうが良い。というのが今回のPOCO X7 Proかなと思います。

POCO X7 Pro まとめ

POCO X7 Pro まとめ

POCO X7 Proをまとめると、恐らく現時点でFelicaが不要な場合、もっともスペックが高くコスパが高いのはPOCO X7 Proでしょう。

ライバルは同じくXiaomi 14Tがかなり近いんですが、あちらはLeicaブランドのカメラとFelicaという強みを持っており、めちゃくちゃ悩ましいんですが、やはりSOCの性能差が思ったよりも大きくスペックを求めるならばPOCO X7 Proに軍配が上がるかな?と感じますね。

当初はこの2つがブランド内でのカニバリを起こしてると思ったんですが、想像以上にターゲットが別物でした。一方で、ゲーミング的なプッシュをしているのにもかかわらず、内部ソフトウェアのせいでそれを活かせていないのは若干残念でした。搭載しているSOC Dimensity 8400がちょうど何も気にしないハイエンドと、調整が必要なミドルハイとの狭間にいるような感じでしょうか?

改めて今回のPOCO X7 Proは良く日本で出したなと驚きます。これまでスマホを追いかけてきたファンならば、こんな超絶コスパのスマホは中国版かグローバル版しか絶対に出ないと思い込んでいましたが

まさか日本市場でこんなスマホが展開されるとは思いもしませんでした。そのへんはXiaomiと日本法人のパッションで実現してるんだろうなと思いますね。

ここまで来たら絶対にF7シリーズも出すしか無いですよねw

まとめると、4.9万円で買えるスマホとしてはマジで最適解だと思います。悩んでる方は絶対に満足出来ると太鼓判がおせるスマートフォンでした。

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Xiaomi / Huawei / Amazfit などのガジェットブランドに強くレビュー実績多数あります。スマートウォッチは年間20本近くレビューしており、機能性・デザイン・価格などをトータル目線で評価するスペシャリストです。

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本業はWEBデザイナー・エンジニアとしても活動しています。 全体的に手広く・ディープに伝える事をモットーにしています!

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