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スマホ・タブレット

Pixel 8a 本音でレビュー GoogleのAI機能をフル搭載 過去イチのクオリティだけど価格が高くてコスパは微妙?カメラは夜景が微妙かも 大人気スマホのほんとの所

今回はGoogleから大人気のミドルスマホ Pixel 8aをレビューします。

Pixel 8aをレビュー

Pixelと言えばAI技術で一歩抜きん出ており、スペックだけでは測れない使い心地が魅力です。そして、毎年廉価版として発売されるのがaシリーズで

フラグシップであるPixel 8無印シリーズと同じSOC Google Tensor G3を搭載しながらもコストを抑えたコスパあふれるモデルです。

Google Tensor G3を搭載しながらもコストを抑えたコスパあふれるモデル

毎年Pixelはaシリーズが本命と言われるほどコスパで人気ですが、今年は円安の影響がモロにくらい、ドルでは499ドルと据え置きですが、日本円では72600円と、1万円近く値上がりしている状態です。

Pixelであれば無条件に褒め称えられる事が多い中で、実際の所はどうなのか?今年は買う価値が本当にあるのか?を辛口でお伝えしたいと思います!

ちなみに、後発レビューなのでDisってやろうかと思ったんですが、思った以上に今年は出来が良かったので毒素はあまり薄いです。忖度無しの自腹レビューをどうぞ!

Google Pixel 8a 公式ストアはこちら

おすすめのガラスフィルム(Spigen)

本体チェック

まずは本体を見ていきましょう。

Pixel 8a 本体デザイン

角のアールがぐっと深くなったことでデザインが全体的に丸っこくなりよりポップな印象になったと思います。Pixel 8 無印により近いデザインだと思います。過去のPixel aシリーズはなんだか野暮ったかったんですが、今回のデザインは個人的にかなり良いです。

ガラスにしか見えない強化プラスチック

背面はおなじみのガラスにしか見えない強化プラスチックになっており、たぶん多くの人がコレ本当にプラスチック?と思うぐらい質感は良いと思います。フロスト処理がされておりサラサラとしていて指紋も目立たなく最高です。

カメラ周り

カメラ周りは8シリーズに似ていますね。アルミのバーが一直線に入ります。

サイドフレームはアルミニウムでこれまた質感が良いです。右側面は相変わらず位置が独特な電源ボタンと音量ボタンが並びます。これはやっぱりなれないですよね。日本人の手のサイズ的に丁度音量ボタンの位置に指が来ると思うんですよね。まじでなんでコレ逆なんでしょうか…。これを貫いている意味がよくわかりません。そこはオリジナリティを求めてないです。左サイドにSIMトレイがあります。

本体上部

本体上部はマイク穴と、アンテナラインが入ります。なんか独特な入り方をしますね…。

本体スピーカー

本体下部はスピーカー穴が2つ並んでるようにみえますが 、一つはスピーカーでは無くおそらくマイクとか諸々です。ちなみに、受話口側のスピーカーでステレオスピーカーになっています。

ディスプレイは6.1インチ

ディスプレイは6.1インチで最近の基準でいうとコンパクトといえますね。大きすぎないのも人気の理由といえます。

また今回すごく気になったのはベゼル。7aよりもベゼルは太いと思います。aシリーズがいまいち見た目がしまらないのはベゼルの分厚さの影響が大きく、ずんぐりむっくりとした見た目になってしまいます。もう少しベゼルが詰められていればデザインが格段によくなるのにと思います。

重量は188g

重量は188g とこのサイズ感からするとちょっと重めだなと感じます。実際に手に持ってもズシッとしています。まぁ重いというよりは、高級感があると肯定的に感じれると思います。

Pixel 8a 本体

全体的に丸っこくなったことで過去イチのデザインだなと感じます。

Pixel 8a スペック詳細

Pixel 8a スペック詳細

前述したように、aシリーズは無印版と基本スペックは変わらず、ところどころでコストカットをしたモデルです。

要であるSOCは上位と同じくGoogle Tensor G3を採用しています。AIに特化したSOCでグーグルのAI機能と合わさって真価を発揮します。

一方スペックは同世代のSOCと比べると控えめな性能で、正直上位モデルのPixel 8 Proではこんな性能を16万で出すのか?!と別の意味で驚きましたが、aシリーズであればある程度納得出来るスペックで、ミドルグレードの中で見ればかなり性能は良い方です。


Pixel 8 Proと同等のSOCを搭載していることがaシリーズが人気な理由でしょう。逆に言うと、去年買ったPixel 8 Proはカメラ性能を除いたら買う意味あったんかな…とも思ってしまいます。

ディスプレイはサイズは同じく6.1インチで、コンパクト重要に合致するサイズ感は引き続きです。また、今回リフレッシュレートが120hzに強化されました。前作は90Hzと半端でしたが、スペックがあがったことでより安定した動作感です。画面内指紋認証にも対応し、ディスプレイ周りは廉価グレードと呼べないクオリティです。

ストレージは128GBのみ

メモリとストレージはそれぞれ8G/128GBとなっています。メモリも昨今の基準だと少なめなんですが、ストレージが128GBはだいぶ心もとないですね。写真はGoogleフォトのオンラインストレージを使ってくれって事だと思いますが…。最近はゲームが数十GBなんてザラなんでかなり容量はカツカツになりそうです。

対応バンドは全キャリアバッチリ対応しており、引き続きdocomoのN79も対応します。またeSIMを含めたデュアルSIMに対応しています。対応バンドとSIM関連が充実しているため様々な環境で使いやすいのも人気の一つだと思います。

バッテリーは4,492 mAh

バッテリーは4,492 mAhで、若干の容量アップをしています。充電スピードは最大18Wと若干遅めですが、しっかりワイヤレス充電にも対応しているのが大きいです。同価格帯のコスパスマホではワイヤレス充電は削られがちなのでポイントです。

毎度のことながらカメラスペックは詳しく書かれていませんが、64MPの広角カメラと13MPの超広角を採用し、さらにAI機能によるユニークなエディット機能も搭載しています。

Felica搭載

その他IP67の防水防塵かつ、Felica搭載も大きくおサイフケータイに対応しています。

またアップデート保証もこれまので5年から7年になり2年延長になりました。実際にハード側がそれまで生きてるとは思えないんですが、まぁ最近は端末寿命も伸びてきているので、長いにこしたことはありません。

全体的に求められるすべてが詰まったような構成になっており、程よいサイズ感も相まって全人類が「これでいいじゃん!」と思えるようなベストスマホと言っていいでしょう。

気になるのはお値段で、昨今の地獄のような円安の結果、ドルでは499ドルと据え置きながら、価格は72600円とコスパスマホとは手放しで喜べない価格に突入しています。前作7aは62700円だったため、実際1万円ほど高くなっています。

恐るべし円安ということですが、一応日本向けの価格調整は入っているようで、ドル/円のレートは若干安くなっています。

7万を超えるとちょっとコスパスマホという見方が変わってくるな…というのが正直な感想で、多くの消費者は高いな…と思ってしまうのでは?とも感じますね。実際に7.2万円の価値があるのかをこの後じっくりみていきましょう。

SOCGoogle Tensor G3
メモリ/ストレージ8GB / 128GB
ディスプレイ6.1 インチ (1080 x 2400) 有機EL
120Hz 最大輝度 1,400 ニト(HDR 輝度)、2,000 ニト(ピーク輝度)
バッテリー4,492 mAh / 18W / ワイヤレス充電対応
カメラメイン:64 メガピクセル 絞り値 ƒ/1.89 1/1.73 インチ
超広角:13 メガピクセル 絞り値 ƒ/2.2 画角 120°
その他Felica おサイフケータイ
IP67
デュアル SIM(nanoSIM x 1 と eSIM)/ Wi-Fi 6E

価格:72,600円

ディスプレイ性能

ディスプレイは6.1 インチ 縦2400px 横1080px

ディスプレイは6.1 インチ 縦2400px 横1080pxです。最大輝度は1400nitでピーク輝度は2000nitと非常に明るいディスプレイが使われています。

リフレッシュレートが120Hz

また、今回ディスプレイ周りで大きな変更点はリフレッシュレートが120Hzになったことでしょう。前作7aは90Hz止まりだったので、120Hzになったことで上位グレード同等の滑らかさです。

90Hzと120Hzってぱっと大きく差は無いように思いますが、120Hz以上が一般的になってきている昨今においては90Hzはなんだか違和感を感じると思います。人間の目の慣れですね。

画面内指紋認証

前作同様に画面内指紋認証にも対応しています。反応もすごく良いです。自分はガラスフィルムを貼り付けているんですが、それでも指紋はしっかりと認証してくれます。指紋の位置も画面よりやや上になっており指が自然に行くところだと思います。

ベゼルが太い

iPhone 15 Pro Maxと並べて
ベゼルの太さがとにかく気になります。どうやら7aよりも太くなっているという情報もあります。また、太さが均一では無く画面下部のみさらに太いため余計にダサく感じます。

ディスプレイの基本的な部分はもう廉価グレードといえないレベルなんですが、このごんぶとベゼルはなんとかならなかったですかね…。もう少しベゼルが細ければ一気に見栄えが良くなるのに…と残念ポイントです。

動作感

OSは最新のAndroid14

OSは最新のAndroid14を搭載しています。Androidのリファ機的側面もあり、ピュアアンドロイドです。

シンプルすぎるUI周りがとっつきにくいと感じ

個人的にPixelが万人向けじゃないと思うのはこの部分で、シンプルすぎるUI周りがとっつきにくいと感じます。Pixel aシリーズはキャリアや安売りの力もあって日本ではかなりシェアが高いようですが、あまり詳しく無いユーザー層はこのシンプルすぎるUIについていけるのか?が個人的には疑問点です。

Pixelのシンプルさは使いやすいシンプルさでは無いと思うんですよね…。あくまで個人的な意見ですが。

話がそれましたがUI周りはとにかくシンプルです。無駄なものは一切入っていない潔さがあります。

動作感は素晴らしく、特に120Hz駆動になったのは良い点です。さすがにもう目が慣れてしまっているため、90Hz駆動でも違和感を感じるようになってきました。

さすがにAntutu100万点台はあるので120Hzでも余裕の動作感です。ホーム画面など一般的な操作では何の不満も感じないでしょう。

Antutu性能

Antutuベンチマークの結果としては一応V10で100万点にギリギリ届く感じですね。100万点と聞くとだいぶ過ごそうに思いますが、実際はミドル帯よりもちょっと良いぐらいのもんですね。
ちなみに大体40度前後でスロットリングが入り、その場合60万点台まで大幅にスコアが下がります。

Pixel 8a は廉価グレードなのでこれで良いとして、Pixel 8 Proは16万するくせにこの性能でしたからね…。

AI機能について

AI機能を見ていきましょう。スマホを単純にスペックだけで語れなくしたのはまさにAI技術でしょう。Googleその点において新しい可能性を広げています。いくつか機能を見ていきます。

囲って検索

まず、囲って検索はUIのどの画面からもGoogleの画像検索を呼び出す機能です。特定のエリアを指で囲うとそのエリアを画像検索してくれます。これGalaxyが初搭載でしたよね?

これが色々と便利で、画像内に文字が含まれていれば翻訳もかけられます。Googleレンズをより簡単に扱えるようにしたのがこの囲って検索です。翻訳が効かないアプリ、たとえば中国のECアプリなんかでちょっとした翻訳で使ったりしますね。情報の新しい扱い方という感じがします。

電話のスクリーニング

電話のスクリーニング

AIの機能でふるい分け(スクリーニング)が出来ます。かかってきた電話に対してAI音声が要件を伺い、その内容を元に不要であれば出ないといった選択肢を取る事が出来ます。

電話のスクリーニング

着信中にスクリーニングボタンを押すとGoogleアシスタントが相手に対して要件を伺うアナウンスを流します。相手は機械音声が流れそれにそって要件を伝えます。相手の声はリアルタイムで書き起こしもされるためそれを見てから、出る・出ないを判断することができます。

ちなみに純正のダイアラーじゃないと使えない機能なので楽天リンクなどでは動作しないのは注意点です。

また、ダイアラーアプリをしっかり更新しないとスクリーニング設定が出てこないのも注意点です。

音声書き出し・リアルタイム翻訳

音声書き出し・リアルタイム翻訳

リアルタイムで音声を文字に書き起こしてくれる機能も便利です。ちなみにこれAndroid12以降の機能で、他のメーカーのスマホにも搭載されてたりするんですが、Pixelは認識がダントツでよくほぼ別物といっていいです。精度が圧倒的に高いので会議議事録作成など、そういった場面で活躍してくれそうです。

また、AIを用いたリアルタイムでの翻訳は、さながらドラえもんのほんやくコンニャクです。こないだ飲食店で海外のお客さんが何かしら困ってて、店員にPixelの翻訳を使っているのを目撃しました。あ、リアルにそのレベルで使えるんだ…!とちょっと感動しましたね。

マジック編集ツール

Pixelといえば消しゴムマジックイメージする人がほとんどでしょう。AI処理を使って特定のオブジェクトを消去したり移動するAI消しゴム機能です。フォトアプリから使うことができます。

また、Pixel 8 Proから搭載されたマジック編集ツールも使えます。こちらは対象物を動かしたりすることもできます。ちなみにTensorが非力なのかわかりませんが、処理時間はなかなか長いです。

いくつかの写真から全員がベストな状態になるように合成するベストテイクモードも面白いです。

AI機能に関しては8シリーズで追加になったものがすべて使えます。aシリーズになったことでより手軽にAIスマホを体験できるようになりましたね。

スピーカー性能

スピーカー性能

スピーカーについてPixelシリーズはこれまでかなり微妙だったんですが、今回のPixel 8a は劇的に改善してきました。普通にPixel 8 proより全然音が良いのがびっくりしました。

かなり迫力がある音質で音量もバッチリです。低音がかなり強くずんずんとパワフルさを感じるスピーカーです。若干こもり気味な部分も引き継いでいますが、クリアーさもだいぶ改善されています。

スピーカーに関してはかなり頑張っていると思います。

バッテリー持ちは微妙

バッテリーについては4492はmAhですが正直バッテリー持ちは微妙だと感じます。思った以上にゴリゴリと減っていきます。Pixel8 Proもそんなにバッテリー持ちは、良くなかったと思いますが、Teesor G3の特徴なんでしょうか?最新のスナドラ世代に慣れていると余計に目立ちますね。

また、ワイヤレス充電にも対応しているのが地味にポイントで、他のミドルクラススマホと差別化できるポイントです。

ワイヤレスいるいらないは個人差がありますかね?私的には絶対欲しいんですが…最近だと有線充電器が速いのも出てきて、そっちの需要も大きそうです。ちなみに、有線接続は18Wとやや控えめです。

消費も早いためもうすこし充電速度が速ければ補えるのに残念です。

ゲーム性能 原神でチェック

ゲーム性能を原神で見ていきましょう。先に言ってしまうと、Google Tensorは全然最適化されておらず、かなり動作感は微妙です。

Pixelの動画で原神がー!っていうと結構批判されるんですよね…。原神なんかやらねぇから!そんなんで良し悪しを決めるな!的な結構過激なことを言われたりします。なんで先に断っておくと、ゲーム性能を見るのは原神が一定の評価がわかりやすいからであって、かつ、原神をやりたいと思ってる人もいるはずなので、やっぱり原神で見ていきます。

Antuu100万とはいえ、グラフィック周りはかなり弱いのがPixelというのはもう誰しもが知るところでしょう。というかTensor自体にゲーム側の最適化がされていないということなんでしょうか?やはりiPhoneやスナドラ機の対応が最優先でしょうが、いうてPixelもそこそこシェアがありますからね…。

ゲームパブリッシャー側もそろそろTensorへの最適化に目を向けてほしいところです。

実際の動作感としては最高設定60fpsで平均で35fpsということでやはりゲームの動作感はかなり悪いといえますね。非戦闘時でもカメラを振っただけで40fps前後になったりしますし、激しいエフェクトが入ったりするとガクガクとします。この辺はPixel 8 Proとまったく同じですね。

ただ、Pixel 8a はあくまで廉価グレードのコスパモデルなわけで、ハイエンドと比べるのはお門違いでしょうか?Pixel 8 Proは16万のくせにゲームがまともにできねぇ!という不満が出やすいですが、あくまでミドル機ですから…。これぐらい動作すれば御の字でしょう…?ぐらいの心持ちでいましょう。

カメラ性能

カメラ周り

カメラ性能を見ていきましょう。まずスペックのおさらいですが

  • メインは64MP / f1.89 / センサーサイズ 1/1.73 インチ
  • 超広角は13MP / f2.2 / fov 120°

となっています。実はカメラ周りは7a とほぼ同じと言われていますね。カメラスペックから見るとやはり廉価帯らしいハード周りだと思いますが、Googleには優秀はAI機能による補正があります。

廉価グレードながらどこまで撮れるでしょうか?実際に作例で見ていきます。

日中

明るい日中の撮影です。とりあえず毎回aシリーズで感じるのは、別にカメラ特化じゃないなかで、大体の人はこれで大満足するであろう一定のクオリティがあるということでしょうか?

とはいえ、今回の8aはより補正が効くようになったと感じますね。かなり彩度が盛られる傾向があります。

等倍に関しては明るくクッキリと撮れていますがややコントラストが強めにも感じますね。細かいデティールで見ると結構もやっとしており、画像補正で何とかしてる感じもありますね。過去より、GCAMの補正は強めです。

なんか新築のマンションのイメージ図のような合成感も感じなくも無いです。

完全に逆光で撮った場合です。肉眼ではほぼ見えない暗い部分もしっかりとディテールを保持して撮影しています。

明るく彩度が高くこってりした感じで、パット見はすごく綺麗に撮れていると満足できるクオリティです。

ズーム

ズームは最大デジタル8倍で、スマホの画面で見るとそれなりに見えますが、実際にPCなどに持ってくるとかなりモヤっとしているのがわかります。

ポートレート

ポートレートは1.7倍と2倍です。他メーカーほど背景をソフトウェアで強制的にぼかす感じでは無く、被写体の方をシャープさとコントラストを調整しくっきり処理するような印象を受けます。

夜景が微妙すぎる

Pixel 7aとハード面は変わってないということで、夜景が心配でしたが、案の定残念な性能でした。やっぱハイエンド帯とは差が顕著に出る感じがします。

一応夜景モードで撮影をしていますが、超広角は白飛びも駄目で一昔まえの写真のようになってしまいました。

等倍は比較的まともですが、それでも光源からのノイズだったりがひどいです。

2倍はもう壊滅的な絵面ですね。

夜景に関してはまじできついなというのが正直な感想です。ちなみに、AI補正でなんとかここまでしており、プレビュー時の画質はまじで汚いのでなんだかなぁという感じです。

動画性能 強力な手ブレ補正

 

 

 

驚いたのは動画性能で、めちゃくちゃ手ブレ補正が強力です。メインカメラにひOISが付いていますが、まじでiPhoneやGalaxyのハイエンド並みにスムーズです。

また電子手ブレ補正も強く、むしろ超広角の方がスムーズです。

二倍ズーム中もバシッと動きません。撮影中に驚きましたね。

カメラまとめ

Felica搭載

カメラのまとめとしては、ハード的な部分はPixel 7aと変わっていないのにも関わらず、ソフトウェア補正でここまでクオリティを上げるのかと驚きました。日中の撮影に関しては普通に同価格帯から頭一つ抜けているように感じますね。

過去のaシリーズは、様々なところで称賛されていましたが、正直「そうか?」と思うことが多かったです。しかし今回の8aに関してはAI補正がずば抜けてうまく、カメラのハードスペック以上に高品質な写真が簡単に撮れます。

一方、夜景は前作というからほとんど変わってない印象で、ここまで落差が大きいのは珍しいです。個人的に今回のPixel 8a のカメラは昼間と動画に関してはかなり高得点・夜景に関しては全然駄目という評価に落ち着きました。

群雄割拠のミドルスマホ帯の中でPixel 8aは?

今年7万以下のスマホは群雄割拠とも言える状態でそこそこの性能を持ちつつ、Felica搭載で、価格もお手頃という日本人好みのモデルがリリースされています。

ライバルになるスマホ 現時点では以下の通り。Pixel 8a 以外はすべてDimensityのミドルハイSOCを採用しているのが特徴で、それぞれ世代は違いますがだいたいAntutuで70万点前後を出すスペックです。

共通しているのはFelicaを搭載し、おサイフケータイに対応している点です。日本ではとにかくFelica搭載をしているかどうかが言われるようですね。正直田舎の民で、決済を使わないのでマジで個人的にFelicaはどうでも良いです。とはいえ、世の中的には重要な項目なので見るしかありません。

これら4機種はそんな日本のおサイフケータイ登龍門をくぐったスマホ達です。

その他ディスプレイの仕様も数値は異なるながらハイリフレッシュレートに対応し、画面内指紋認証も対応しています。

バッテリー周りで差があり、無線充電対応の有無は気になる人もおおいでしょう。カメラ性能はそれぞれミドルクラスのため特段抜けているものも無いです。

こういった状況の中で、Pixel 8aはもっともSOCの性能が高いですが、実際の普段使いにいおいては大きく差は無いなとも思います。

肝であるAI機能も日常において欠かせないというレベルにはまだ達していないので普段遣いでアドバンテージになることもないです。

そして、やはり価格が今年は高い事です。円安の影響ですが、去年から1万円のアップはさすがに大きくさらにその価格差ほどの違いは消費者には分かりづらい点でしょう。

正直これらの中で見れば特段コスパが良いわけではないんですが、それ以外がほぼ中華スマホみたいなものなので、ブランド志向の日本人は安心のGoogleを選ぶでしょうか?

 Pixel 8aXiaomi Redmi Note 13 Pro+ 5GNothing Phone 2aMotorola edge 40 Neo
SOCGoogle Tensor G3Dimensity 7200 UltraDimensity 7200 ProDimensity 7030
メモリ/ストレージ8/128 GB

8 / 256 GB

12 / 512 GB

8 / 128 GB

12 / 256 GB

8 / 256 GB
ディスプレイ6.1インチ 120Hz6.67インチ 120Hz6.7インチ 120Hz6.55インチ 144Hz
バッテリー

4,492 mAh

無線充電✕

5000 mAh

無線充電✕

5,000 mAh

無線充電✕

4,400mAh

無線充電◯

その他Felica ◯Felica ◯Felica ◯Felica ◯

下取りが熱い?

image.png

ここ最近Pixelシリーズは下取りを行うことを前提としているようにも感じます。例えば前作Pixel 7aを下取りに出せば、32800円で下取りをしてくれます。実質8aを40,000円で乗り換えることが可能です。その他6a、5aも25000円ほど値引かれます。

その他、バラマキで買った人も多いであろうiPhone SE3でも3万円ほど値引かれます。他にも様々なスマホで下取りを行ってくれます。ちなみに、当初何らかのバグでXperia XZシリーズでも3万下取りというお祭り状態でしたが、現在は修正されて3000円になっています。ネットの情報を鵜呑みにしてメルカリでXperiaを買い漁るようなことはやめましょう。

また、結構下取りは状態をシビアに見られるという情報もあります。あまりにも本体がボロいと下取り不可となるようなので気をつけましょう。

Pixel 8a まとめ 過去イチのクオリティ でも高い…

最後にまとめるとPixel 8aはこれまでの6a/7aと比べて一番全体的なクオリティが高いと感じました。一方、ややコスパ感に劣るとも感じました。多くのターゲットユーザーは「この性能でかつ安心のGoogleが安い!」という衝動でaシリーズを買うと思うんですが

正直皆さんは初見の感想は「ちょっと高くなったんだ…」という感じでは無かったですか?もちろん安く買う方法は沢山用意されており、下取りを使えば大幅に安くなりますし

さらに言うと去年Pixel商品を買った人は何かしらのクーポンが残っていると思います。私も1万円のクーポンを使って購入しています。

最近はブランドとしての囲い込みを行っており、Pixelを選び続ける人は安く購入出来るという仕組みが出来上がっています。キャリアでの取り扱いもあるでしょうから、国民普及機的な位置づけは今作も変わらないのかな?と思います。

とりあえず、Pixel 7aよりもSOCもAI機能もアップグレードしており、既存のユーザーが乗り換える意味も多く存在します。

aシリーズ史上では一番出来が良いとも正直感じました。後発レビューなので、Disってやろうとか考えていましたが、使っていて本当に良く出来ているなと感じたので、これをDisったらただのへそ曲がりでしか無いのでやめました。

一方で、ほかメーカーからも多くの選択肢が出ている中で、Pixel一択!という感じでも無いのは正直な意見で、他のブランドに目を向けてもいいんじゃないかな?とも思います。今季で言うならRedmi Note 13 Pro+5Gなどが対抗馬として熱いなと感じました。

円安がとにかく痛く、その中でもGoogleは頑張った値付けだと思いますが、7万円を超えてきたのは手放しでPixej 8aをオススメしづらい理由です。でも過去のaシリーズの中では一番完成度が高く、納得が行く出来でもありました。

もし前作と同じ値段だったらば、文句なしの太鼓判を押したのにと感じますね。

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