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ガジェットレビュー

Xiaomi 15 Ultra レビュー 異次元のカメラ体験を簡単に手軽に楽しめる新しいカメラスマホ爆誕

今回はXiaomi渾身のフラッグシップ Xiaomi 15 Ultraをレビューしていきます。昨年Xiaomi 14 Ultraの日本投入で世間を騒がせたXiaomiですが今年はグローバル版とほぼ同時期にXiaomi 15 Ultraを投入し、日本市場がXiaomiとして需要なリージョンになった事は間違いありません。

今回のXiaomi 15 Ultraに関しては、マジで誇張抜きでカメラ体験が過去一番と言える仕上がりで、ハード性能とソフトウェア性能が高いレベルで溶け合い、そして圧倒的に簡単にその瞬間を切り取る、究極のスマホカメラに進化しました。この表現は大げさでは無く、実際にシャッターを押すたびに驚きを提供してくれます。今回の日本展開にあたってはだいぶ気合が入っており、超ハイエンドながら日本市場が価格は調整され、チャレンジングな価格を実現しています。

今回はXiaomi 15 Ultraを使ってみて実際に体験したカメラ性能、そしてスマホとしての良い点悪い点を余すことなすお伝えしていきます。

公式サイト Xiaomi 15 Ultra

最新のPOCO F7 Pro / F7 Ultraもレビューしています!参考にどうぞ

Xiaomi 15 Ultra 本体チェック

Xiaomi 15 Ultra 本体チェック

本体を見ていきましょう。毎度事ながらカメラユニットがこれでもかというぐらいに主張してきます。今回はメインカラーのクロームカラーを選択しました。このカラーのみ背面がレザーの切り替えになっていてまさにオールドカメラのような見た目になっています。当初、このカラーが発表された時はいやこのデザインはさすがにどうなんだ?!と思っていたんですがまんまと目新しさにつられて選んでしまいましたね。

とりあえず、当初の憂いは実機を見て触る事で晴れました。非常に高品質かつ丁寧に作られた高級感ある作りです。

カメラユニット

カメラユニットはこれまで同様に大きなサークルの中にカメリユニットが詰め込まれた独特のデザインです。

カメラユニット

かなり特殊なデザインで、わざわざサークル状にする必要あるのか?と疑問ですが、やはりLeicaブランドスマホとしてはオールドカメラ感も大事でしょうか。なぜこんな特殊な配置かというと、今回新たに追加になった新型ペリスコープユニットがバカでかく、上段横いっぱいに収まってるからですね。

その他に1インチセンサーのメインや、望遠、超広角をギッチギチに詰め込んでいるのでこんなレイアウトになっています。圧倒的な印象を一発で与えてくれます。

背面

カメラユニットはカラー事に若干違いがあって、ブラックでは赤色のリング、ホワイトではシルバーの差し色パーツが入ります。メインのクロームカラーのみ、カメラユニットの縁取りが入っており、よりカメラっぽいデザインになっています。このカメラユニットがカッコいい事がクロームカラーを選んだ理由です。背面はクロームカラーのみレザーとポリカーボネートのバイカラーになっています。まさにオールドカメラっぽいデザインです。レザー風のパーツはやや硬めのレザーテクスチャになっています。これまでのXiaomi Ultraシリーズのレザーバックとは違い、やや硬めの印象です。

上半分はポリカーボネートになっており、誇らしげなUltraエンプレムが鎮座しています。当初このクロームカラーが発表された時にめちゃくちゃナンセンスだなと思ったんですが、実機を見るとその考えが変わるんですよね。

サイドはアルミニウム

サイドフレームはおなじみのアルミニウムです。前作はややサイドフレームが太く厳つかったんですが、一般的なアルミフレームっぽい感じになりました。マットな感じで塗装も前作よりもきめ細やかな感じになりましたね。独特なひんやり感が高級感を感じます。

手に持ってみるとやはり変態スマホなので重たいです。カメラユニットも巨大で実際にもつぶぶんが少ないのはこれまで同様です。ただ、左右のバランスはたぶん過去一番で良いと思います。アンバランスになりがちな変態カメラスマホですが左右への重量分配がしっかりしているためか安定感はあります。

全体的に質感は高く、フラッグシップらしいデザインです。発売前のリーク時などは個人的にあまりXiaomi 15 Ultraはカッコいいとは思ってなかったんですが、やっぱ実機になると違いますね。高級感も高く、所有感が満ちる感覚があります。

フォトグラファーキット

フォトグラファーキット

今回初回発売記念としておなじみのカメラグリップ フォトグラファーキットが付属しました。残念ながら記念キャンペーンはすでに終了しています。後ほどカメラ機能でも見ていきますが、ざっとこちらも外観などチェックします。

同梱物

フォトグラファーキット自体の箱がそもそもめちゃくちゃデカいです。入っているのは、専用のケース、リングベゼル2種類、グリップパーツ、サムグリップ、レリーズボタン2種類、ストラップとなっています。豪華なセットはまさにultraにふさわしいです。

まずはケースですが、賛否両論のある真っ赤な差し色が特徴的です。正直個人的にはこの赤はちょっと恥ずかしいかな…と感じます。サイドは普通に黒とかにしてほしかった…!

ベゼルリングが赤なのは良いんです。これはカッコいいからいいんですが、サイドは黒でいいんじゃん…!なんで赤なん…!と個人的には思っています。またサイドはツルツルとしたポリカーボネートになっているのも個人的にはマイナスです。乾燥指にこの素材は辛いです。15万オーバーの超ハイエンドを落としそうになるのでこの材質はまじでナンセンスだと思っています。グリップパターンを付けるか、もしくはすべらないラバーコートなどしてほしいなと強く感じます。

ベゼル交換

前作同様、ベゼルリングはボタンを押して回せば交換可能です。黒のベゼルリングと、フィルターなどを装着するためのアタッチメントリングが付属します。

グリップは別パーツでUSB-Cで接続します。グリップにはサムグリップもボタンをそれぞれ付ける事が出来ます。サムグリップはあるとないとでは撮影のしやすさが全然違うので装着推奨です。シャッターボタンはくるくると回して取り付けます。ちなみにこのボタンは企画的に市販品でも互換があるとのことでした。

ロックをすれば本体と接続完了です。実際の使い心地はカメラ性能で見ていきます。

一点、なんでか分かりませんが、ケースと本体側のUltraのマーキングがズレておりなんか不格好です。前作はここもきっちりしてたんですが、これってケースの型を流用してるからですかね?別にグリップをつければ見えませんが、こーいった細かいところもちゃんとしてほしかったです。

Xiaomi 15 Ultra スペック詳細

Xiaomi 15 Ultraのスペックを見ていきましょう。カメラ性能がXiaomi 15 Ultraの本体とも言えるでしょう。前作に引き続き4眼構成でLeicaと共同開発した高性能なカメラがポイントです。1インチの大型メインセンサーは前作から引き続き、今回は何と2億画素の超高画素センサーを採用した望遠ペリスコープを搭載し、さらに50MPの望遠、超広角カメラと全てのカメラが最強とも言える構成になっています。

前作では搭載していた可変絞り機構がオミットされ、そのかわりに望遠をベースにした協力なポートレートカメラへと進化しました。

先に言っておくと、カメラ性能は当たり前ですが過去一の出来上がりとなっており、特にハード性能とソフトウェア性能が高度に混ざり合い、スマホカメラというカテゴリにおいてこれまでにない体験をさせてくれる圧倒的な性能です。これに関してはまじで誇張抜きです。

それらを支えるSOCは最新のSnapdrgon 8 Eliteを搭載します。現時点においてはもっともスペックの高いSOCで多彩なカメラ性能は十分なスペックがあればこそ成り立ちます。Antutuスコアは軽々と260万点を叩き出し、カメラもゲームも全ての動作が最高のスペックのもとで動きます。

最低容量は16GB/512GBからとなっており、たくさんの写真を取っても余裕があるでしょう。

ディスプレイは6.73インチ WQHD+ 3200nitを誇る高精細ディスプレイを採用しコチラも美麗なカメラ体験を支える要素です。

バッテリーは大容量 5410mAhを搭載し、90Wの急速充電、ワイヤレス充電にも対応します。細かいところでは超音波式の指紋認証を搭載し、さらにIP68の防水性能ももっています。

そして価格は179,800円となっており、グローバル版の価格と比べてもかなり頑張っている価格を実現しています。前作がギリギリ19万円だったので、20万コースも覚悟しましたが。まさか2万円値下げしてくるとは思いもしませんでしたね。

もちろん安いわけでなくコアなファン向けではありますが、その価格に見合うだけの素晴らしい体験をもたらしてくれます。

SOCSnapdragon 8 Elite
メモリ/ストレージ

16GB + 512GB|16GB + 1TB

RAM:LPDDR5X :UFS 4.1

ディスプレイ

6.73インチWQHD+ 3200nits 解像度:3200×1440

リフレッシュレート:1~120 Hz

バッテリー

5410mAh 90Wハイパーチャージ

ワイヤレス充電対応

カメラ

ライカSummilux光学レンズ

  • 50MP メインカメラ LYT-900 1インチセンサー F値1.63OIS
  • 2億画素ウルトラ望遠 F値2.6OIS100mm
  • 50MP フローティング望遠 OIS
  • 50MP 超広角
その他

Xiaomi 3Dデュアルチャネルアイスループシステム

超音波画面内指紋センサー

IP68

ディスプレイ性能

ディスプレイ性能

ディスプレイは6.73インチ 縦3200px 横1440px リフレッシュレート最低1Hz 最高120Hzで動作をする有機ELパネルです。

オールラウンドリキッドディスプレイ

ガラスは4辺がなだらかにカーブしており、持ち心地も良いですね。

美麗なディスプレイ

今回のXiaomi 15 Ultraはカメラ性能に眼が行ってしまいがちですが、ディスプレイがめちゃくちゃ美麗なため本体で表示すると、写真映えが盛られます。もちろん写真自体も凄いんですが。それぐらいくっきり美麗なディスプレイが使われています。

超音波式指紋認証センサー

また、超音波式の指紋認証もとても精度が良く、サッと認証が通るのも気持ちが良いです。

HyperOS 2.0搭載

HyperOS 2.0

OSはHyperOS2.0となっています。すでに最新のHyperOS 2.2も出ていますがもちろん15 Ultraも対象で今後数ヶ月でグローバルにもやってくるでしょう。HyperOSについては癖強な面があり、正直人を選ぶと思います。細かい部分の不満点は可能のXiaomi端末のレビューでずっと嘆いていますのでよければ見てください。

コントロールパネル

やはり一番はコントロールパネルかなと思いますね。iOS模倣した結果、Androidの良いところを捨て、iOSのだめな所を採用しちゃったという感じがあります。それでもHyperOS2.0でだいぶマシになりましたけどね。

また、細かい点で言うと、ホーム画面のアプリのグリッドを5ラインに変えるとアイコンがめちゃくちゃ小さくなります。明らかにこれまでと違い小さくなるので違和感がりますね。

他の細かいところで言うなら毎度毎度セキュリティの関係で5〜10秒謎に待たされたりといったMIUIの頃から不評だった部分をしっかりと受け継いでいます。

HyperAI

一応Xiaomi HyperAIというのが新機能の目玉っぽいですが正直別に他のAndroidと変わりませんし、ぶっちゃけ使いません。

 

PC連携 Apple製品との連携が強化

Windowsリンク

一方で、HyperOS2では連携性が強化されています。Xiaomi 接続性では同じXiaomi アカウントでログインしている端末との画面共有やアプリのシームレスな連携、クリップボード連携などの便利な機能が使えます。Xiaomi Pad 7 シリーズ等と使うと便利さが分かるかもしれません。

HyperOS 2.0ではいつのまにかWindowsのスマートフォン連携で画面ミラーリングが使えるようになっています。これはサムスンやOnePlusといった限られたブランドで使える機能でしたがXiaomiも対応した事で連携が強化されました。

iPhoneとの連携強化

また、Windowsだけで無く、AppleのMacやiPhoneとの連携も強化されました。MacやiPhoneにXiaomi相互接続サービスをインストールした上で、Xiaomi端末上でXiaomi ShareをONにするとエアドロップのように簡単に写真などのやり取りができます。さらにMacPCではミラーリング機能も使えるそうです。

これまでPCとの連携がXiaomiの課題だったんですがここに来ていきなりやれることが増えました。

実は過去にはMIUIプラスという機能がありましたがこれって中国圏限定の機能だったんですよね。それから数年してようやくグローバル版でもまともな連携が可能になったという事ですね。

スピーカー

スピーカー

スピーカーはDolbyAtmosに対応したステレオスピーカーです。正直、ハーマン・カードンコラボスピーカー以来、Xiaomiのスマホでスピーカー性能が良いのはあまり無いなという印象です。今回のXiaomi 15 Ultraも正直、価格からすると微妙だなという感じだったですが、ネット上ではDolbyAtmosサウンドをオフにすれば音質が上がるというのを見て実際に試してみました。

サウンド設定

すると確かに音のクリアーさがぐっと上がりシンプルながら音質は上がります。さらにイマーシブサウンドをONにすると今度はぐっと音の深みが上がりました。

こっちのほうが普通に音良いじゃんって事で、なんでドルビーアトモスが初期値でONなってるんでしょうね?

バッテリー性能

バッテリー持ち

バッテリーに関して、カメラを楽しんでいるといつのまにがごっそり減ってと言うことが良くあります。思ったよりも減っており、ちょっとビックリしますよね。大体1時間しっかりカメラを使ってると30%以上減っている感じです。

充電自体は90WのXiaomi Hyperチャージに対応しているため、スピーディーに充電が可能です。屋外の場合は以前話題になったXiaomi 165 Wモバイルバッテリーの出番でしょうか?

Xiaomi Surge G2 / P3チップによるインテリジェントな充電管理ももちろんしっかりしています。複数の充電オプションで細かく設定出来ます・

ゲーム性能

ゲーム性能をみていきましょう。まず、Xiaomiスマホで気になるのは本体熱が上がるとJOYOSEというシステムプロセスが影響してフレームレートが下がるという厄介な仕様です。

これあまり多くは語られていないんですが、実際にXiaomi Joyoseなどで検索をすると海外の検証動画とかたくさん出てきます。具体的にはおおよそ本体温度が45℃を超えるタイミングでこれまで60fpsで安定していたフレームレートが強制的に45fps程度まで下げられてしまうという仕様です。

これに関しては、ここ最近私が検証したXiaomiスマホでも実際に見られた症状です。これが発動するとスペック的にまだまだ余裕がありそうなのにも関わらず強制的にフレームレートが下げられるのでヤキモキする機能です。

わりとハイエンドなSOCでも発熱がうまくいかないと問答無用でフレームレートを下げられるので、かなり冷却機構がしっかりしていないとXiaomi機はゲームプレイに向いていません。

今回のXiaomi 15 Ultraは3DデュアルチャネルIceLoopシステムという長ったらしいベイパーチャンバーの独自機構が備わっているようですが、ゲームプレイに耐えるでしょうか?実際に原神で見ていきましょう。

原神

実際に原神を最高設定 60fpsでプレイしてみました。独自の3DデュアルチャネルIceLoopシステムのおかげか、本体温度の上昇がとても抑えられているようで動作間は非常に良好です。実際におおよそ30分ほどプレイをしてみましたがじわじわと温度はあがっていきますが 、ラインとなる45度を超える状態にはなりませんでした。

フレームレートもとても安定しており、レートの下落幅もとても小さく、一瞬で60fpsまで戻ってくれます。もちろん最新のナタ地方でも十分なスペックを発揮します。

トータルの情報としては約30分のプレイでアベレージは58.1FPS でしたが、これは何かしらのローディングなどで強制的に30fpsになるシーンがはいっており、プレイ中はほぼ60fpsベタつきといっていい状態でした。

ゲームプレイに関してはさすがに8Eliteを搭載している事もあり十分すぎる性能があります。冷却性能も高くWildBoostシステムを余すことなく発揮できるゲーミングスマホといえるでしょう。

カメラ性能

カメラ性能を見ていきましょう。また今回は望遠周りが強化されており大型のペリスコープレンズにはサムスンの2億画素センサー ISOCELL HP9を搭載しています。Samsung Galaxyでも搭載していないHP9で、本来ならばこれがメインになっても可笑しくないレベルながら、Xiaomi 15 Ultraは付加価値の一つとして取り入れています。

一点、デグレードとも言えるのは可変絞り機構が無くなった点でしょうか?ただ可変絞りってめちゃくちゃ使うか?と言われると、そういやXiaomi 14 Ultraでも最初だけ使ってその後はほとんど使って無かったなと思いました。

今回のXiaomi 15 Ultraのカメラに関しては、複雑さが薄れ、よりオート撮影での手軽さ、そしてエモさが簡単に出せる事に比重が大きいように感じます。

望遠とAI技術もフルに活用することで、これまで届かなった距離感で素晴らしい撮影体験が可能になっています。

ライカ23mmメインカメラ5000万画素 LYT-9001インチセンサー / F値1.63 / OIS
ライカ2億画素ウルトラ望遠

2億画素 / F値2.6 / OIS / 100mm(4.3倍)

ISOCELL HP9

ライカ70mmフローティング望遠5000万画素 / F値1.8 / OIS / 70mm (3倍)
ライカ超広角カメラ5000万画素 / F値2.2 / FOV 115°

望遠を活かした撮影

まずは個人的に今回のXiaomi 15 Ultraで素晴らしいなと思ったのは望遠です。近距離で使い安い3倍望遠、これまで届かなかった距離感を2億画素ペリスコでといった感じでしょうか。

さらにこれにフィルターを組み合わせると、本当にこれオートで撮ってるのか?と不思議になってきます。

個人的に推したいのはブラックアンドゴールドフィルターで昼でも夜でも雰囲気のある絵に簡単にしてくれます。

これにLeicaフィルターも付ければそれっぽい感じに簡単になってくれます。

一番に紹介したのはこのフィルターと望遠、そしてAI的な処理などなど、今回のXiaomi 15で出来てしまう合せ技的な感じで、こういった使い方がスマホカメラの到着点なのかな?とすら感じたからです。

日中

明るい日中であれば、もうミドル機レベルでもある程度取れてしまう昨今ですが、全てのカメラが強いのはやはりハイエンドの特権でしょうか?

Leicaビブラントが基本的にベースになるかな?ということでそちらを選択しています。彩度はこってり、コントラストは深めにくっきりです。

通常撮影でもこれだけクッキリ撮れます。フィルターやポートレートといった機能を使わずとも印象的な撮影にも対応できる幅の広さがあります。

私のようにレビュー記事とかも書いてると室内のポートレートでの物体の撮影も重視するんですが、簡単に印象的になってくれるのがいいですね。

ズーム性能

ズーム性能はどちらかというとポートレート的な部分での使い道かなと思うですが、思った以上に10倍〜30倍といった距離感での撮影が強いです。

よくこの距離でこれだけの情報量が再現できるな?!と驚きますね。30倍はさすがにちょっと処理しました感が感じれますが、それでも普通に写真として十分見れるレベルに強力な補正が素晴らしいです。

この距離感ってイベントとかそういった時にめちゃくちゃ重宝するじゃないかと思いました。例えば子供の運動会とか、動物園とか、ちょっとした屋外でのイベントなどなど。5倍程度だとちょっと足りない!って距離感にXiaomi 15 Ultraのズーム性能は凄くハマると思いました。

夜景

ここ最近のスマホカメラは明るい日中であれば、ミドルクラスでもある程度撮れてしまいます。どちらかというと夜景などのシーンで、本当の価値が出ると思います。

そしてXiaomi 15 Ultraはもちろん夜景でもそのスペックを全力で使ってくれます。

基本的にかなり色味は濃く、コントラスト深めでくっきりとしますね。映える調整で個人的には凄く好きです。かなり暗い場面でも、オートでここまで見れるようになります。これはメインセンサーの大きさの恩恵でしょうか。

また、望遠性能は夜景でも活躍してくれます。これまではメイン以外は夜景が弱かったというのはXiaomiが発表会でも言っていた通りで、そこが強化されたのは本当に強いです。

さらに夜景にフィルターをつけたらもうエモさが素晴らしいです。こんな撮影がマジでオートで出来てしまうのは凄いなと思いますね。

動画性能

明るい日中の動画性能です。これだけ明るければたぶんある程度のスマホであれば撮れると思いますが、Xiaomi 15 Ultraは全てのレンズでくっきり、スムーズなのが良いですね。これだけ撮れれば日中に不満はまったくありません。

一方、夜間の動画性能です。超広角はやはりちょっと全体的に暗くなりますが、スムーズな映像ではあります。

メインレンズになるとステップノイズがちょっと強く出てしまいますね。静止画の感動とはちょっと違い動画性能はiPhone、Galaxyといったスムーズさにちょっと届いてない感じがします。

フォトグラファーキットでの撮影

最後にフォトグラファーキットでの撮影についてです。フォトグラファーキット自体のカスタマイズも可能です。

シャッターボタンはシングルシャッター、バーストを選択可能です。

ズームレバーは段階ズームか無段階ズームかを選べます。焦点距離を切り替えるという設定もあるんですが、普通に段階ズームをしているだけのように見えるんですが、何が違うんでしょうか?

回転ダイヤルはEV、ホワイトバランス、フォーカスといった撮影に関するパラーメターのいずれかを割りあえてることができます。

最後に赤いビデオボタンも細かく設定を変えることができます。ファストショットモードでは実際のLeicaっぽいUIで撮影が楽しめるおもしろい機能です。

まとめ

カメラをまとめると、過去作のような可変絞りが無くなったため、シンプルなカメラになりましたね。

とにかく、難しい事は抜きでフィルターとかポートレートを使ってエモくしてくださいというような使い方を推奨されているかのようです。

もちろん、プロモードを使えばあれこれ設定を組み合わせてよりディープな使い方も出来る奥深さもあります。

インスタとかをめちゃくちゃやってる人には特に使って見てほしいですね。本当に簡単にエモくなってくれます。マジでめちゃくちゃ盛る事が出来ます。

現時点で、日本で展開されていて、ここまでエモさに全振りしたようなカメラを搭載しているのは今のところこのXiaomi 15 Ultraぐらいかな?とも思います。カメラ性能を聞きつけてる方はまじでその感動を味わってほしいですね。

カメラ体験はまじで現時点で過去一だったと言えます。

Xiaomi 15 Ultra 総評

Xiaomi 15 Ultraをまとめると個人的に歴代Xiaomi Ultraシリーズの中でもっともカメラ、性能全てにおいて満足度が高かったと感じています。特にカメラ体験においてはここ最近のハイエンドスマートフォンの中でも特出して楽しかったなと思います。

Xiaomi 15 Ultraを持ってとにかくどこか映えるところにいたい!映える写真をたくさん撮りたい!という衝動に駆られます。

もちろん17万円という価格が安いわけでは無いんですが、むしろここまで仕上がったハイエンドとして見ればむしろ安いです。ターゲットとしてはコアなファンになりがちですが、むしろライト層にこのカメラ体験を知って欲しいなと思いますね。

今年のXiaomiはマーケティングが抜群に上手かったのもあって、多くの人が注目していると思いますが、その期待値をさらに上を行く感動がXiaomi 15 Ultraにはあると感じました。

もし気にってる人がいれば、絶対に損をしない素晴らしい体験が得られるのでぜひとも手にとって欲しいと思います。

 

発売後速攻でセールは無しじゃね?

最後の最後にちょっと個人的な苦言というか勝手な提言みたいになっちゃうんで、気になる人はこの時点でグッドボタンを押してチャンネル登録までしたうえでそっとじしてほしいんですが

何と現在実施中のAmazonセールにてXiaomi 15 Ultraがセール対象になっていたようです。何とフォトグラフィーキットもついて16万3千円と非常にお得になっていたようです。

現在はもうセール対象がはずれていますが 、まだフォトグラファーキットの同時購入割引が生きているため、たぶん初回よりも安いです。普段であればこれは神!!!と言いたいところなんですが、流石に発売からまだ1週間しか経っていないハイエンドでこれをやるのはどうなんだ?と思います。

ここまで緻密なファンマーケティングを仕掛け、順調にユーザーの評価を得てきていたのに、まさかコレをやってしまうと初回で買ったコアなファンの心情はいささか穏やかではありません。

そもそもハイエンドの安売りはまじでブランドイメージの低下にしか繋がりません。半年~1年でそれをやるならわかります。MVNOと組んでるとかもわかります。でも普通に売るのでそれを初っ端からやってしまうのは悪手だと思いました。

もちろん、この素晴らしいスマホが安く買えることじたいはハッピーなことなんですが、初回購入組の意見としてはややネガティブに写った事例です。

こういった過去例でいうと、ジャンルは違いますがEAが発売したBFVというゲームがあり、これもフルプライス価格が発売一ヶ月で500円セールになるという鬼のようなことをして大炎上したんですよね。定価で買ったのはなんだったんだ!!!とかなり燃えました。
他にもこういった例はあると思いますが、すべからくネガティブだったと思うので、こういうのはもう少し時間あけてからじゃないですか?というクソどうでもよい提言で締めくくります。

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ZAKI LABO(ザキラボ)

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