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ガジェットレビュー

Xiaomi Smart Band 9 Pro レビュー 今年のベストスマートウォッチ候補 9,280円で圧倒的なクオリティ

Xiaomi Smart Band 9 Pro レビュー

今回はXiaomi Smart Band 9 Proをレビューしていきます。まず、今年出たスマートウォッチの中でも、ベスト候補になるぐらいのクオリティです。これを9,280円で出すのはさすがXiaomiだなと唸るクオリティです。

鉄板スマートバンドなのは間違い無いんですが、一方で前作Xiaomi Smart Band 8 Proと差が分かりづらい部分があるのも事実です。かなりマイナーアップデートに近く、前作から買い替えるほどかと言うとこれまた疑問です。

今回はしばらく使ってみてわかった細かい部分も含めて詳細なレビューをしていきたいと思います。

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前作 Xiaomi Smart Band 8 Proのレビューはこちら

参考:Xiaomi 公式サイト

 

Xiaomi Smart Band 9 Pro 本体チェック

Xiaomi Smart Band 9 Pro 本体チェック

まずは本体を見ていきましょう。今年の大きなポイントは本体に使われているマテリアルがアルミニウムになった点でしょう。

アルミフレーム

前作Band 8 Proはポリッシュに塗装されたプラスチックでしたが、アルミニウムになったことで質感とデザイン性がアップしました。マットな質感ですが、キワが磨かれておりデザインが素晴らしいです。Xiaomi Smart Band 9無印と同じデザインテイストに合わせてきましたね。

本体カラーはホワイトはシャンパンゴールドになっています。かなりシルバーに近いですが、今回はやや黄色みが強めです。

それに伴いわずかに重量が増えてストラップを抜いて24.5gとなりました。まぁ質感が上がったと肯定的に受け取れます。

デザインでもう一つ大きな違いは、前作がフラットなガラスだったのに対して、2.5Dのカーブガラスに変更になりました。かとがツルンとした見た目に変更になった事で、より艷やかさが増しています。

8Proと比べて

本体サイズは前作よりもスリム化されており、縦幅43.7mm、横幅32.49mmと小さくなっています。そのかわりに厚みが本当に僅かですが10.8mmと1mmほど厚くなっています。

ストラップはこれまで同様にグリップ感のあるシリコンストラップです。前作と比べてわずかにサラサラ感がアップしており、着脱がしやすくなっています。一点、遊環がベルトをつけるときに毎回邪魔です。

ストラップを外す際は、背面のボタンを押しながら引き抜けば簡単に外す事が出来ます。前作やRedmi Watch4 とベルトの互換性があるので、昨年勝ったベルトが無駄にならないのは良いですね。

レザーストラップ

レザーストラップにすればクラシックな装いになります。

ミラネーゼループ

ミラネーゼループもすごく似合っています。

実際に着用した感じとしては、前作よりもコンパクトになっており、より腕への収まりがよいです。また、やはり見栄えがすごくいいですね。アルミとカーブディスプレイで高級感があります。

ディスプレイ

ディスプレイ

ディスプレイは1.74インチ 横336 × 縦480ピクセルの有機ELディスプレイを搭載します。ピーク輝度が1200nitに強化され、明るく、発色も良いパネルが使われています。

カーブディスプレイ

また、前作とくらべでガラスが2.5Dのカーブディスプレイになったことで、ツルンと艷やかになりより高級感があるようになりました。地味にベゼルも前作からより狭くなっており、ブラッシュアップがされています。もちろんAOD、自動調光にもしっかり対応します。

ウォッチフェイス

ウォッチフェイスは100種類以上から選択することが出来ます。デザイン性も高いものが多いですね。ただ、フェイスのデザインのほとんどが過去のシリーズでみたものがほとんどで、新規デザインはすごく少ないようです。

AOD

AODは時刻設定とスマート設定が可能です。スマート設定では、未着用時と就寝時はAODがオフになるのでより省電力にAODを使うことが出来ます。

またAOD時に、振り上げ時にウォッチフェイス点灯がAODをそのまま点灯させるかも選択出来ます。ちょっとここの説明が長ったらしくてわかりにくいです。

AODを使いながら日中使っていたんですが、正直暗すぎて昼間だとほとんど見えないですね。腕を振り上げてもマジで見えないので、個人的には普通に点灯させる使い方をしていました。もうすこしAODで点灯が強ければよかったのになと思います。

ヌルヌルな動作

動作間に関しては60FPSのヌルヌル描画で吸い付くような動作間が素晴らしいです。じつはこの辺の動作間に関しては正直Band 8 Proから変わっていないと思います。進化がないというよりは、もう進化する必要も無いぐらいに軽快でヌルヌルとしています。

今現在、Band 9 / Pro / Activeと全てのグレードがそろいましたが、いずれもが60FPSの快適な動作でスマートバンドとは思えないです。

UI周り

 

UIを見ていきましょう。といってもこれもBand 8 Proとほぼ同じです。左右のスワイプはループタイプになっています。これ、Activeだとループじゃないんですよね…。これ新しい生産体制になってからの問題点で、バンド・スマートウォッチが機種ごとに上下左右のスワイプ割当などが違ったりします。微妙に違うのでややこしいんですよね。

上スワイプで通知画面です。通知は文字が潰れることなくしっかり見れます。一点、いつになったらメッセージの返信機能は実装するんだろうかと思います。上位モデルにも頑なに搭載されないです。HuaweiやAmazfitは当たり前に対応しているのでそろそろ対応してほしいです。

下スワイプでメニューです。メニューはリストかグリッドかを選べます。グリッドにするとアイコンだけになり、判別がしにくいので個人的にはリスト一択です。

左スワイプでショートカットメニューです。比較的小さい画面ではありますが、アイコン一つ一つが大きいので操作はしやすいと思います。このメニュー内の編集は残念ながら非対応です。

右スワイプでウィジェットカードが並びます。最大で4枚まで設置が出来ます。カードレイアウトはアプリから編集することができます。個別のウィジェットや、複数のカードを並べるレイアウトなど自由度が高いです。

バイブレーションが強化

バイブが強力

バイブレーションがリニアモーターになったことで振動がより強くなりました。

強くなったというとちょっと語弊があって、実際に着用せず机の上において振動させると、過去作のモーターのほうが、不快な音を出すと思います。なのでその状態だと今回のモーターは静かになったように感じますが、実際に着用してみるとその差が歴然です。

バイブが強力

これまでのバイブレーションの場合、肌に着用するとその振動が弱くなったしまうんですが、リニアモーターの場合、むしろその状態の方が、体感的に強く振動を感じれると思います。歩いてる最中などでも、この振動であれば気付く事が出来ると思います。

わりと高いスマートウォッチだと当たり前に搭載してるんですが、1万以下のスマートウォッチで対応してくるのがXiaomiらしいですね。

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ヘルスケア機能

ヘルスケアはセンサーのモニタリング精度が向上したとうたいます。Xiaomiのヘルスケアは他社製と比べてだいぶシンプルです。余計な機能が無いんですが、最近のスマートウォッチは色々な観点から健康指標をだしてくれるので、そういった点ではやや寂しいと思います。

一応、睡眠ログについては、睡眠データの解説と、睡眠タイプを動物に例えてくれる機能もあります。これは七日間の睡眠データが必要なようです。睡眠解析についてはそれっぽいことが書かれてるとは思いますが、まだまだHuaweiなどと比べると、浅いなと感じますね。

かくいう私は最近睡眠障害なのがわかったので、こういったデータに敏感なんですが、ややXiaomiのデータは不十分だなと感じます。もう少しブラッシュアップし、多角的な目線からの改善提供があれば良いなと感じます。

ワークアウト

ワークアウトは150種類、自動検出は6種類です。スマートバンドながらGPSを搭載しているのが特徴で、時計単体でルート取得が可能になっています。

トレーニングの中でランニング専用の別メニューになっています。

また5ATMなので水泳にも使うことが出来ます。

その他細かい機能

カレンダーはスマホ側のカレンダーに登録した7日間のイベントを同期してくれます。一点、この機能はXiaomi機かiPhoneのみの機能だと思います。

アラームは繰り返し設定が豊富です。毎日や特定曜日のみといった設定が出来ます。毎日を選択した場合のみ、スマート起床が選択できます。説明がありませんが、これは設定したアラーム時間から10分前で、目が冷めたのを検知し鳴らす機能です。

タスクリマインダーは、アプリから登録することができます。

ストップウォッチとタイマーはバックグラウンド動作が出来ないタイプになっています。

先にスマホカメラを起動しておけば、時計側でシャッターを押すことが出来ます。

今回コンパスが追加になっています。まぁ過去に一度もコンパスを使ったことはありませんが、スマートバンドでは珍しいです。

集中は一時的に一定期間DNDにするモードです。文字通り集中したいときに使う機能でしょう。

バッテリー持ちについて

Xiaomi Smart Band 9 Proの進化点としては、バッテリー持ちが21日と強化された点です。前作の14日から1週間近くプラスされまたした。

バッテリー容量が物理的に増えており、289mAhから350mAhとスマートバンドとしては異様に容量が大きいです。バッテリー容量が上がりつつもサイズがコンパクト化してるのは素晴らしい努力です。

実際にバッテリー持ちを21日にするにはヘルスケア機能などをやや削らないといけないと思います。今回私はヘルスケアは全てONにし、睡眠ログも取得したながら利用していたため、ヘビーユースに近いです。

この状態でおおよそ7日ぐらいは持つようです。睡眠ログやAODもつかいながらこの消費ならばかなりロングバッテリーでしょう。

 

前作 Xiaomi Smart Band 8 Pro とBand 9 Proは何が違うのか?買い替える必要があるか?

前作Xiaomi Smart Band 8 Proはかなり人気が高かったと記憶しています。というわけでBand 8 Proユーザーがかなり多い中で、Band 9 Proとはいったい何が違うのかは気になるユーザーも多いはずです。

端的にまとめると、Band 9 Proの進化点は2つです。バッテリー持ちの向上と、本体のマテリアルの進化。この2つが主な進化点です。逆に言うと、この2つしか変わった点が無く、わざわざ8 Pro から乗り換えるほどの材料は無いと個人的には感じています。

本体の質感は明確にクオリティが上がったと感じます。8 Proとはまた違ったデザイン性でどちらもクオリティが高いですが、より落ち着いた雰囲気になりました。

また、バッテリー持ちの向上は嬉しい進化点と言えます。前作が最大14日間のバッテリー持ちだったのに対して、Band 9 Proは21日間と1週間長く持つことになります。もともとロングバッテリーではありますが、さらに長く使い続けられるのがポイントが高いです。

大きくこの2つが進化点ではありますが、さすがに前作から乗り換えるほどの要素ではないかなと個人的には感じますね。前作が圧倒的にクオリティが上がった結果、今作はあまり進化ができなかったという感じです。

もうここまで来ると差別化が難しいんですが、7 Proあたりから買い替えるとその動作感の進化っぷりにたぶんビビると思うので、その世代の方はぜひとも購入してみてください。

Xiaomi Smart Band 9 Pro まとめ

最後にまとめると、このクオリティが9,280円は相変わらずコスパが突き抜けていますね。2024年最強スマートウォッチの一角だと思います。買って間違いないクオリティでまさに太鼓判です。一方、8proとの差が分かりづらいのも正直な意見ですね。

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ZAKI LABO(ザキラボ)

ZAKI LABO(ザキラボ)ではスマートウォッチ、スマートフォン・タブレットなどの最新ガジェット機器をレビューしています。実際に使用・検証を行い精度の高いレビューをお届けします。

Youtubeでも活動をしています。 現在チャンネル登録者数 16,000人(2023年10月現在) 月間再生数 30万再生を突破

Xiaomi / Huawei / Amazfit などのガジェットブランドに強くレビュー実績多数あります。スマートウォッチは年間20本近くレビューしており、機能性・デザイン・価格などをトータル目線で評価するスペシャリストです。

スマートフォンに関してはメインがGalaxy推しで、本サイトとYoutubeは全てGalaxy端末で撮影を行っています。

Androidタブレットとスタイラスを用いたドローイングなどの特殊なレビューも実績があります。

本業はWEBデザイナー・エンジニアとしても活動しています。 全体的に手広く・ディープに伝える事をモットーにしています!

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