今回はXiaomiより、安すぎて笑うことしか出来ないスマートバンド Xiaomi Smart Band 9 Activeをレビューします。
なんと価格は2,980円と、有名メーカー製のスマートバンドとしては恐らく最安です。レビューする側としても2,980円のスマートバンドってなんだよ!と思わず突っ込みたくなります。
そんな安かったらゴミみたいな製品なんじゃないのか?とも思う人もいると思いますが、そのクオリティがどう考えても2,980円では無いところがXiaomiの圧倒的なコスパといえます。みんなアマゾンか楽天で買い物するときについでにカートに放り込んで、ぜひとも触ってみてほしいです。
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Xiaomi Smart Band 9 Active 本体チェック
まずはデザインを見てきましょう。前作と比べてガラッと雰囲気が変わったなと思いました。どちらかというと過去のRedmi Watch など初期の方のプロダクトのようなデザインに戻りましたね。
特徴的なのは、ポリカーボネートのアウターケースです。前作はラバーストラップに本体モジュールが挟まってる感じでしたが、今回はPCなので硬く、バチッとハマる感じです。
外す場合は画面側から押し出せば簡単に外れます。反対側から押しても外れないようになっており簡単に外れるようなことはなさそうです。
本体サイズは長さ・幅ともに僅かに大きくなっています。せっかく小さくなってたのに、ポリカーボネートのケースのせいで大きくなってるようにも思いますね。
画面はフラットになっています。ここも前作はカーブディスプレイでツルンとしていたのに対して、面積が大きく感じますね。
ベルトはいつものグリップ感の強いサラサラとしたシリコンです。ベルトはピンタイプになっています。
着用するとやはりちょっと大きくなったのを実感しますね。ディスプレイサイズ自体は変わっていないので、やはりケースと画面のフラット化でそう見えるんだと思います。
とりあえず、とても軽いですし、取り回しは非常によいです。スマートバンドは手軽さが一番だと思っています。
ディスプレイ性能
ディスプレイは横172 × 縦320ピクセル 1.47インチの液晶です。ポイントは60Hzのリフレッシュレートに対応している点です。これは後ほど動作感で見てきます。
文字もキレイに表示され、文字がジャギっているということも無く視認性は良いです。
一点、やはり液晶のため、輝度が低めなのと、最大輝度まで上げると黒い部分がグレーがかって見えます。この辺は液晶では致し方ないでしょう。バックライトのためかベゼルも結構な太さがありますね。
また、発色ついても同様で、やや色褪せた感じに見えてしまいます。有機ELなんか採用したら絶対2980円で出せなくなりますし、別にこの価格帯でディスプレイの美麗さを求めるような人もいないと思うので、これはこれで正解です。
ウォッチフェイスは100種類から
ウォッチフェイスは100種類ほど配信されています。過去のデザインをそのままっていうのがほとんど、新作のフェイスは数えるほどしかないでしょう。デザインのクオリティもそこまで高くは無く、こういったところにコストカットが見られます。
60Hzでヌルヌルな動作
今回のXiaomi Smart Band 9 Activeの最大のポイントは、60FPSの描画に対応し、ヌルヌルとした動作感なところでしょう。前作はアニメーション効果がぎこちなく、スムーズとは言い難い動作感でしたが、普通に上位グレードのスマートバンドと並ぶような動作感をしています。
左右のスワイプの軽快さは実際に触ってみて感動します。よく2980円のスマートバンドでこんなヌルヌル動作を、この小さい筐体で実現してるなと思います。
前作は左右スワイプ時に、擬似的なアニメーションが入り誤魔化していましたが、今作ではしっかり指に追従するアニメーションが入っていることで、体感的に圧倒的に進化してるなと感じることができます。普通にMi band 9と遜色ないスルスル感でとても使いやすいと思います。
UI周り
UIを見ていきましょう。左スワイプでショートカットメニューです。ショートカットメニューの追加編集はできないようです。
上スワイプで通知が表示されます。細かいディスプレイですが解像度が高いので文字の潰れも無く見やすいです。
下スワイプは各種メニューが並びます。
右側にスワイプするとそれぞれカードが表示されます。左右のスワイプは貫通ループはしないようです。スマートバンドでボタンが無い場合は貫通ループのほうが良いと思うんですがどうでしょうか?わざわざ戻るための動作が変わってしまうのが個人的にはあまり好ましくないです。
右側に表示するカードはアプリから追加と非表示が出来ますが、たくさん設置すると、その分ホームに戻るのが非常の億劫です。もうこのサイズにしてしまったのならばサイドボタンがあったほうがいいんじゃないかな?と個人的には思います。
バイブレーションがめっちゃ弱い
スマートウォッチで以外と重要なのはバイブレーションについてです。バイブレーションはON/OFFしか設定出来ず、強さの変更は出来ません。
バイブレーションの強さは正直かなり弱いというか浅い振動をするなと感じます。たぶん歩きながらとかだと、振動に気づかないこともありそうなぐらい、バイブレーションが弱いです。
私は結構バイブレーションに敏感に反応するのと、普段の生活環境が比較的静かなのでこれでも気付けると思うんですが、外仕事が多い人などは、ちょっと分かりづらいんじゃないかな?と思いました。
アラームなどで、かなり勢いよく振動しないと起きる自信が無い人は、ちょっと使いづらいと思います。
機能一覧
オーソドックスで必要最低限な機能製は搭載されています。ざっと見ていきましょう。
イベントはスマホ側のカレンダーから7日間を同期しています。おそらくこの機能はiOSとXiaomiスマホのみだったと思います。
音楽は端末側の操作になります。
スマホ側のカメラを先に起動すると、リモートシャッターで時計からシャッターを押すことができます。
アラームは最大10個まで設定できます。繰り返し設定は毎日や曜日ごとなど細かく設定出来ます。スマート起床も搭載しています。設定した時間の10分前から、自動で眠りの浅いタイミングでアラートを出すようです。
ストップウォッチはラップ機能がありますが、バックグランド計測は出来ません。
タイマーは1分~30分の他、独自の時間も設定出来ます。機能性に関しては、数年まえのスマートウォッチと同等でシンプルな構成です。
ヘルスケア周り
ヘルスケアについては、心拍、睡眠、SPO2が自動測定に対応します。残念ながらストレスの自動測定は非対応なのと、上位グレードにはある「活力スコア」もオミットされています。
ヘルスケアセンサーが進化しているということなんですが、それを判断できるようなものも特にありませn。たぶん進化してるんだろうという感じです。
ヘルスケア機能に関しては、善悪Band 8 Activeから大きく変わっている点は無いと思います。
ワークアウト
ワークアウトは50種類と最近としてはわりとシンプルめです。一時期、ワークアウト種目の数をアピールしていたりしましたが、そのうち実際に使うのはどれだけなんだろうと思ったりします。
Xiaomi Smart band 9 Active はGPSを非搭載なので、ルートを使う場合はスマホが必要ですね。
バッテリー持ちについて
今回短い検証期間なので正確なデータではないんですが、今回バッテリー持ちが14日から18日にパワーアップしています。一時期、スマートウォッチのバッテリー持ちは多機能化したことで短くなっていましたが、最近はそこから更に省電力性が進み、バッテリー持ちが伸びてきています。
バッテリーの減り方についてはヘルスケアなどの利用状況によるところがあります。全てフルでONにしている場合は日/10%ほど消費するため21日はだいぶ機能を抑える必要があります。
また、バッテリーの減り方は一定的ではなく、ざっくばらんに減っていくのでバッテリーの持ちが読みづらいですね。
Xiaomi Smart Band 9 Active まとめ
最後にXiaomi Smart band 9 Activeをまとめると、流石に2980円でこれを出せるのはXiaomiだけだなと改めてかんじました。スマートウォッチとして最低限必要な機能性はすべて網羅した上でなので、半端に無名のゴミみたいなスマートウォッチを買うぐらいならば、絶対にこっちを買いましょう。
ただ前作8 Activeから乗り換えるほどの進化は無いと思いますので、前作のユーザーはあと1年乗り換えは必要なさそうです。