今回はAlldocubeよりSnapdragon 6Gen1を搭載した8インチタブレット iPlay 60 mini Turboをレビューします!
まず、最初の一言で多くのガジェットファンが「そうそう!そういうのを待ってたんだよ!」という歓喜の声が聞こえてきそうです。長らくHelio G99が溢れかえっていたAndroidタブレット界隈にて、いち早く多くの人が納得行くスナドラSOCを選定しました。そして、何よりも大人気の8インチという事。マジで期待値が高いでしょう!さすがは低価格8インチ帯を牽引したAlldocubeといえるでしょう。
Helio G99の性能でも満足はできる。でもスナドラ6Gen1ならば大満足になる!モアスペックプリーズという言葉にしっかりと答えた鉄板タブレットです。というわけで約束されたタブレット感がありますが実際に実機で見てみないとわからない中華タブ界隈でもありますので、今回は実際のクオリティをしっかりとお伝えしていきます。先に言っておくと、6Gen1搭載で非常に安定した性能なんですが、やや調整不足感のまま発売されているような部分もあります。そのへんを忌憚なくご紹介していきます。
発売記念セールで2.4万円は激アツ!
ポイント
今回発売記念として10月15日より定価3.3万円が2.4万円になる激アツなセールを開催します。おそらく先着在庫のみだと思います。
前作Pro版も開始早々に速攻売り切れていたので、気になる方はAmazon、楽天でカートに入れてチェックしておきましょう!
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Alldocube iPlay 60 mini Turbo 本体チェック
本体を見ていきましょう。縦横厚み、全て前作iPlay 60 mini Proと同じです。見た目もほとんど同じですね。重量のみ前作よりも若干ながら重くなっています。
前作同様にアルミニウムが使われており、背面はサラサラとしています。
サイドはフラットになっており縦に持って右に電源と音量が並びます。
左サイドにはSDカードスロットが並びます。最近では貴重なSDカードスロットですが、メディア用途の多い8インチでは結構優先度は高めの要素だと思います。
ディスプレイも前作と同じ8.4インチです。前作はハーフグレアでしたが今回は光沢タイプのフィルムが貼ってあります。
8インチ帯はマジで貴重な存在ですね。今回のiPlay 60 Mini Turboは、このサイズとスペックを両立したさらに貴重な存在と言えます。
Alldocube iPlay 60 mini Turbo スペック確認
スペックを見ていきましょう。まず中国版で先行して6Gen1搭載タブレットを出しましたが、グローバル版はiPlay 70になるんじゃないかと言われていましたが、以外な事にiPlay 60シリーズでさらにTurboという名称でおどろきました 。
まずオープニングでも伝えた通り、Snapdragon 6 Gen 1を搭載した事が何よりも驚きポイントです。とにかくHelio G99が溢れかえっていた中華タブレット界隈ですが、やっと多くの人が納得が行く顔で頷くタブレットでは無いでしょうか?
そしてとにかく大人気な8インチタブレットで「6Gen1」という言葉を聞くだけで多くのガジェットファンは反応してしまうのではないでしょうか?メモリは16GB、ストレージは128GBと若干容量が少ないですが、しっかりSDカードに対応しています。
ディスプレイはFHDで液晶を採用します。残念ながらリフレッシュレートは60Hz据え置きのようです。このスペックであれば120Hzも全然いけたんじゃないですかね?
60 mini Proともう1点大きく違う部分があるんですが、ProはSIMフリーの4Gタブレットなのに対して、TurboはWifi専用機です。え、Wifiなの…?!とちょっと意外でした。6Gen1なのでてっきり5Gかと…。4Gですら無いなんて…。まぁAlldocubeのっ展開だと普通に5G版を後出ししそうな気もします。
その他細かい部分だとWideVine L1に対応します。アマプラとネットフリックスでL1なのを確認しています。
通常価格は33,999円と、思ったよりも頑張った価格で驚きました。6Gen1搭載タブレットとしてはかなり安いと思います。そして何よりもセール価格で2.4万円はかなり激アツです。初回セールは絶対に逃したくないです。
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SOC | Snapdragon 6 Gen1 |
メモリ/ストレージ | 8GB/128GB SDカード対応 |
ディスプレイ | FHD (1920✕1200px) IPS液晶 |
バッテリー | 5500mAh / 18W充電 |
その他 | ジャイロセンサー対応 デュアルスピーカー WideVine L1対応 |
スナドラ 6Gen1のAntutu性能
目玉であるSnapdragon 6 Gen 1をベンチマークで見ていきましょう。
ここ最近のAndroidタブレットはやっとUnisocを卒業したかと思えば、今度はHelio G99をどのメーカーも右にならえと採用し、正直「またG99か…」となっていました。G99自体もすごく好バランスなSOCではあるんですが、さすがにスペックが横並びすぎて中華タブレット界隈は飽和状態でした。
そんな状況だったので、いち早くHelioG99をやめたメーカーが覇権になる!と個人的に思っていたんですですがまさかAlldocubeが6Gen1を引っ提げでくるとは思いませんでした。正直、せめてDimensityだろと思っていましたが、明確に8インチ帯を取りに来ましたね。
実際にAntutuベンチマークでは53点という事で、最近のハイエンド帯のスコアと比べるともちろんエントリー帯ではあるんですが、それでもやはりスナドラという事で安定感が違うでしょう。
まさか中堅のブランドがこのSOCを選定できるとは驚きです。まじでXiaomiはG85とか何をしているんですか?っていう感じですね。
今回のiPlay 60 mini Turboのほぼ8割はこのSOC性能の良さが魅力だなとも感じます。SOCに全振りしているおかげで、ややおやっと?思う部分もあるんですが、細かく見ていきましょう。
UIと動作感
OSはAndroid14ですが、何故がAlldocubeOSではありませんでした。60 mini ProやPad Proでは独自のUIの完成度が高かったんですが、何故かほぼ素のAndroidに戻ってしまいました。ちょっとここは残念ですね。
変なカスタムUIなら素のAndroidを好む人もいるとは思うんですが、AlldocubeOS3.0は比較的キレイにまとまったUIだったので普通に使いやすかったんですよね。ココ最近の中華格安ブランドは独自UIに力を入れていたんですが、その中で戻ってしまうのはなんとも言えません。
さらに今回はスナドラ搭載機とかなり優等生感が強かったので、UIがちゃんとAlldocubeOSだったら評価はぐんと上がったのになぁという印象です。
細かい配慮があったAlldocubeOSから、ドシンプルなAndroidになった事はなんとも言えないですね。
顔認証に非対応
動作感で気になるのは顔認証に非対応な点です。Pro版の方にはあるのになんで上位モデルにないねん…!っていう。前作では顔認証対応が大々的にプッシュされたのにかなり残念です。
一方、画面タップでONがこれまでと比べてめちゃくちゃクイッキーに動作するようになりました。持ち上げの反応も良いので、余計に顔認証が無いのが煩わしいです。なんだかこういった細かいところが気になってしまいます。
高精細でコンテスト感の良いディスプレイ ただし60hz
ディスプレイは8.4インチのFHD液晶です。液晶ではあるんですが、コントラスト高くクッキリとした印象的を受けます。
よくある安っぽい緑な液晶とは違い発色も良く、液晶の中ではかなり良いパネルを使っていると思います。おそらくディスプレイ性能は前作から据え置きだと思います。前作の時点で液晶としてはかなり良い部類でしたね。また、自動調光にも今回しっかりと対応しています。
一転、スナドラ6Gen1という余裕のあるスペックながらリフレッシュレートは60Hzのままでした。Helio G99ですら120hz駆動をこなしていたので6Gen1でこなせないわけが無いんです。Turboという名称ならリフレッシュレートもインパクトは欲しかった感じはしますね。せめて90Hzだったらおぉ進化してるね!と素直に喜べたのに。
とはいえ、最近の基準で言えばスペックはローエンドなので無理にハイリフレッシュレートをするよりも、60Hzで安定しているほうが需要はあるかもしれません。
バッテリー容量が減ってる…?!
バッテリーは5500mAh / 18W充電と、前作の6050mAhから450mAhほど容量が少なくなっています。えなんで?って感じなんですが…。前作は6050mAhになった事で持ちが明確に良くなったんですが、物理的にへってしまうのはなんだかなという感じです。この辺もSOCの仕様によるところでもあるんでしょうか?
バッテリー持ちはすこぶる悪いわけではないですが、やはり8.4インチだと心細い容量かもしれませんね。
思ったよりもゲームが動く 原神チェック
ゲーム性能を見ていきましょう。スナドラだからといってグラフィック性能はそこまで高い訳ではないんですが、やはり安定性は違うでしょう。
原神での動作感は60fpsは流石に無理ですが画質を下げて45fps〜30fpsぐらいまで落とせばプレイできる範疇にあります。満足感のある動作感ではありませんが、エントリー帯の底上げ感は感じますね。
Alldocube iPlay 60 Turbo まとめ
Alldocube iPlay 60 Turboを一言でまとめるとマジでめちゃくちゃ惜しいなと感じました。というのもソフトウェア周りが寂しいのでせっかくのSnapdragon 6 Gen1を活かしきれていないように感じます。独自UIが嫌いな人からすれば素のAndroidで良いとは思うんですが、さびしいUI周りや顔認証に非対応だったりとなんだかせっかくAlldocubeとしてのブランディングが出来ていたのになぁという印象です。
iPlay 60 mini Proの仕様のまんまスナドラ6Gen1になってくれていればマジで8インチ帯の超神タブレットとして君臨出来たのになという感じですね。もちろん、6Gen1搭載のシンプルなタブレットという点で評価は出来ます。あくまで個人的な意見としてですね。
おそらく市場としてはかなり好意的に取られるタブレットで人気が出るとは思います。シンプルに8インチ帯としては欠点も少なくシンプルにおすすめ出来るタブレットなのは間違いありません。