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消費者庁:景品表示法の新運用基準について

ガジェットレビュー

BlackShark3(ブラックシャーク3/黒鮫) 基本的な部分がしっかりしてるゲーミングスマホ

今回はBlackShark3(ブラックシャーク3)を購入し、しばらく使ってみてのレビューです。スペックがモリモリがゲーミングスマホの特徴ですが、このBlackShark3は基本的な部分もしっかりしており、普段遣いも全然行ける優秀なスマホでした。最新SoCを積んでいて5万半ばで購入できるのはなかなかに破格です。実際に使ってみた良き点と悪い点等をレビューしていこうかと思います。

ちなみに自分が買ったのはEtorenのAmazonストアから。

知ってる人も多いですが、このBlackShark3は正式に日本の代理店を通しての購入も現在可能です(予約受付中)その場合価格が10,000円ほど高いです。正規代理店で今予約すると別売りのゲームパッドがもらえるようです。

[blogcard url="https://glimpse.jp/ec/products/detail.php?product_id=10083"]

Etorenでの購入は日本での買い物と何ら変わりないぐらい迅速に届くんですが、保証が初期不良30日のみというデメリットがあります。

また、海外ECサイトではglobal版の他に、Tencent版(使いづらいCN版)やCN版にglobal版ROMを焼いたモノ等のパターンがあり、購入前にしっかりと問い合わせてから購入する方が良いかと思います。先にリンクしたAmazonリンクも、複数のショップのリンクなので購入したいショップへ直接問い合わせ、しっかりとバンド19に対応したglobal版かを聞く事をおすすめします。安さを取るか、ある程度買いやすい国内正規代理店で買うか…という感じですね。

外観等 高級感はさすが

メタルとガラスのコンビ素材の背面です。特徴的なのはカメラモジュールを含めたシンメトリーなデザイン。X字にアンテナを配し、ゲーミング中でも通信に影響が出ないようにという配慮のようです。ゲーミングスマホというカテゴリなんで、やはりそれなりに厳つい見た目ですが、オニキスブラックがシックで高級感ある感じに見えます。背面の「S」マークがかっこいい。そして光る。ゲーミングというだけあってライティングはすごく重要。これもソフトウェアで制御可。

完全にブラックではなく、光の具合によってはわずかに青っぽくも見えるのがより高級感を感じる。

カメラユニット。トライ上に配されたカメラ。

下側は別売りの背面充電用ケーブルの端子。その下には「5G」の文字がうっすらと入っている。光が当たるとキラっと光る。

イヤホンジャック

上部はイヤホンジャック。中心よりちょとずれて配されている。

Type-c

下部はType-C端子とマイク。

側面

右側面は電源ボタンとすぐゲーミングモードに入れる切り替えスイッチ

左側面は音量調節のボタンとSIMスロット


表面。6.6インチのディスプレイでカメラはパンチホールでもノッチでもなくスタンダードな感じに。割と四隅のアールの角度はキツめで結構目立つ。Pixel4みたいな感じ。


かなり大柄な部類のS20 Ultraとほとんど高さは同じぐらい。ディスプレイ上下のマージンが結構大きのでその分かさんでると思われる。なかなかのサイズ感。

すごく滑りやすいサイド材質

全体的に高級感ある作りですが、やはりデカイ重い。S20Ultraとまさか同じぐらいの大きさとは思ってなかった。ただシンメトリーなデザインなので持った時のバランス感は良い感じ。ただ一つどうしても気になるのが、サイドのちょうど手でグリップするあたりがメタル素材なんですが、これが本当にびっくりするぐらい滑る!

サイドが滑りやすい

サラッとした表面のメタル素材ですが、それのせいで本当に滑ります。端末の重みもあり、軽く握ったぐらいでは手から滑り落ちていきます。裸での運用は絶対に絶対にNGだと思います。これはマジに。

ボタン配置が微妙かも

ボタン配置

電源ボタンの位置がその他のスマホと比べて若干上気味に配されていてちょっと押しづらい印象。また、ボリュームが反対側にあり、画面をつけようとして、電源+ボリュームで間違ってスクショを撮ってしまう事が結構あります。

90Hzのハイリフレッシュレートディスプレイ

今期以降のマストな仕様となりそうなのがハイリフレッシュレートへの対応です。フラッグシップモデルならば対応している事が必須となってきそうです。実際にS20で96Hz~120Hzを体験しましたが、スクロールの追従性の向上は、SoCの性能が上がる以上のものだと感じました。

120Hz以上がもちろんよりスムーズに感じると思いますが、それ以上にバッテリーを消費する事になります。個人的には90Hzでも十分スムーズさを感じるレベルにはなると思うのでバッテリーライフとのバランスの良い90Hzは良い選択肢なのかなと感じます。

また、本機はリフレッシュレートを自動調整します。設定等の画面では60Hz、Webブラウジングや、ゲーム中、動画再生中等は90Hzというように、OS側で自動で切り替えを行ってくれます。これの良い所は、バッテリー消費が抑えられるという点です。

S20Ultraはリフレッシュレートが固定で、5,000mAhという大容量に関わらず電池もちはいまいちです。それぐらいハイリフレッシュレートとSnapdragon865の電池食いSoCというコンビはよろしくないです。

リフレッシュレートの自動調整の弊害

バッテリーライフは自動調整機能のおかげでSD865+ハイリフレッシュレートという構成でも本機はそこそこ電池もちは良いです。ただし、この自動調整機能は良い事だけではありません。というのも、60Hz⇔90Hzという切り替えを頻繁に行うため、目がなれず60Hzになった時のガク付きが体感として目立つようになる事です。

60Hzから90Hzに向上する分にはなんとなく滑らかになったかなー?という感じなんです
90Hzから60Hzに戻る際は数値以上に処理が低下しているように感じるんです。

60Hzである程度の期間見てればまた目がなれるんですが、本機のように頻繁に変わる場合目がなれずに違和感が目立ちやすくなります。

2020年9月現在 対応してるゲーム少ない

普段遣いはさておき、では肝心のゲームの方はどうなんだ?と思ってハイリフレッシュレート対応のゲームをやってみよう!と思った所、これが以外と無いという。自分がそこそこやってるCoDやPUBGなんかはとっくに対応してるもんだと思いこんでいたんですが、実はまだ未実装だそうで。CoDに関しては今年の秋には対応するし、PUBGもOnePlus系列の端末を先にハイリフレッシュレート対応をテストしているようです。

それ以外で高駆動のゲームを探してみたんですが、どれもやったことが無いやつで比較がしづらい…

普段遣いに関しては抜群に安定してる JOYUIはほぼMIUI

ゲーミングスマホという事と厳つい見た目で、尖った印象を持ちますが、使ってみると以外なほどに使いやすいスマートフォンです。というのも基礎となるUIが独自のJOYUIというものですが、ほとんどMIUIそのものです。MIUIは使い心地という点ではすごく定評があるUIだと思います。実際に使っていて長年コミュニティと成長してきたUIなんですごく使いやすいです。

なんでゲーミング用途もですが、普段使いで最新のSoCを積んだハイスペックで使いやすいUIのスマホが5万半ばっていうのは個人的にめちゃくちゃ安く思えるのですがいかがでしょう?

ゲーミングという付加価値

普段使いという意味で個人的には高く評価しましたが、肝心のゲーミングスマホという点ではどうでしょうか。

JOYUIゲーミング部分

JOYUI独自なのはゲーミングに関しての部分でしょうか。端末側面のボタンから切り替わる独自ゲームランチャーのSharkSpace。まぁこういったゲーム補助機能はゲーミングスマホを名乗るならば当たり前ですかね。以前使っていたiQOOでも同様のものがありました。

SharkSpaceの画面

SharkSpaceの画面

ゲーム中の着信拒否だったり、独自ゲームアクセサリーの接続等。

SharkSpaceゲーム中の画面

画面端からスワイプで呼び出せるゲーミングユーティリティー機能。

ゲーミングといえば光る!ライティングエフェクト

ライティングエフェクト

ゲーミングといえば光る事も非常にです。昨今はRGBライトがついてれば何でもゲーミングを名乗ってしまうような状態ですが…w

やはり"光る"というギミックは心が踊るものです。嫌がる人もいますけどね。Macだってリンゴマークが光ったりするじゃんか!と正当化してみたり。というわけで、このBlackShark3はLEDのライティング機能もしっかり対応しています。そしてPC向けゲーミングギアに迫るほど、無駄に凝っています。

光る設定ができるのは、端末裏側の「S」のマークと、カメラと端子部分の3箇所。前述したMacのリンゴマークではないですが、ロゴが光るっていうのはやはりめちゃくちゃかっこいい。おそらくスマホのスペック云々より、満足感を得ているのは私が中二病だからでしょう。

設定項目

ライティング条件も非常に細かいです。通話や着信はもちろん、画面のON/OFF時等も設定可能で、やろうと思えば、これみよがしにつねに光らせている事もできます。何の意味もありませんが!もちろん電池持ちにも若干なり影響すると思いますが、ローバッテリーになったら自動で光らないようにしてくれます。

ライティングパターン
ライティングパターンも非常に細かい。単色、3箇所別々、グラデ等、流れるように設定したり、そのスピードを変更したりと本当にPCゲーミングギアの設定ソフトそのままです。
ただし、なぜか白が選べない…

バッテリー持ちはまずまず

バッテリーは4700mAhという事で大容量と言えます。最上位のスナドラ865+ハイリフレッシュレートという構成でも悪くはないなと思いました。まぁ正直もう少し使い込まないといけないなとは思いますが、少なくともS20 Ultraよりかは良いです。今期のスマホは充電の速さでカバーしようとしているようにも感じます。
ただスタミナ自慢のRedmi Note9Sなどと比べるとまったく比較になりません。

指紋認証と顔認証が早い!

これもS20Ultraとの比較なんで余計に早く感じます。この速度で不満に感じる人はほとんどいないんじゃないかなーという印象。顔認証も2D認証ではありますが、すごく早いです。持ち上げると同時にアンロックされるような感じで大型のスマホですがストレスなく使えると思います。非常に使い勝手が良く、スピードの早かったHUAWEIのMate20Proと比較しても全然おとりません。

電源ボタン位置が押しにくい所にあるので、これらの生体認証がストレスなく行えるのは良い点だと思います。

カメラは正直うーん…

カメラの画質について言うと、うーんまぁまぁかなーという印象。というかこれまで買ってきたスマホが意識はしてなかったけど、カメラ特化のスマホだったんで余計にそう感じます。S20Ultraってやっぱキレイなんだなーって改めて思いました。

一番アカン!と思ったのは夜景モードでの撮影です。

夜景モード

結構無理くりな感じがそもそもありますが、それ以前に、動くものがあるとグーグルのストリートビューのモザイクのようになってしまいます。ちょっとこれは使いにくい…比較としてS20の夜景モード↓

普通に室内でのモノ撮りだったり、明るい時間帯での撮影であればまずまず使えるかなーとは思えますが、やはりS20と比べるのは酷。

S20Ultra撮影↓

S20Ultra撮影

BlackShark3撮影↓

BS3 64MP撮影

動画に関しては思ったより撮れるなって印象です。4K60FPSにも対応していますし。手ブレ補正も自然な感じで動画撮影のサブとして欲しかったんでちょうど良い感じ。

最後にまとめ

動画撮影補助用のサブスマホという事で、当初は割となんでも良かった感じだったんですが、やっぱ買うとなるとこだわって少しでもいいモノが良い…!ってなってしまいますね。んで結局ゲーミングスマホというよくわからん選択肢になったんですが(汗)でも、このBlackShark3に関してはベースがMIUIという事で本当に普段使いがしやすいのがよいです。ハイスペなのに5万半ば!もうちょっと話題になってもよくね??とか思ったり。

ASUS、Nubia、POCOと今期はゲーミングスマホがたくさんリリースされてますが、その中でも一番使いやすくて値段も中間ぐらいという、良く言えば「丁度いい」悪く言えば「半端」なBlackShark3…でも、そもそもゲーミングスマホっていうカテゴリ自体が過剰な性能とも言えるんで「丁度いいゲーミングスマホ」が適切な表現かなーと個人的に思っています。

Xiaomi Black Shark 3 5G 128GB 8GB RAM International Version - Lightning Black

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ZAKI LABO(ザキラボ)

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Xiaomi / Huawei / Amazfit などのガジェットブランドに強くレビュー実績多数あります。スマートウォッチは年間20本近くレビューしており、機能性・デザイン・価格などをトータル目線で評価するスペシャリストです。

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本業はWEBデザイナー・エンジニアとしても活動しています。 全体的に手広く・ディープに伝える事をモットーにしています!

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